【注意】あつまれ!転生者の溜まり場【魔境】   作:ぬすっとK(リハビリ開始)

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【ヒーローズベース】

 ヒーローズベース。それはボーン・キューブ事変の影響を奇跡的に受けず、今も外宇宙に浮かぶロストヒーロー達の本拠地。ヒーロー達はここからキューブへと出動、調査を行っているらしい。

 

「ここがヒーローズベース……今の俺達の拠点か。ウルトラマンと……カルデアの施設を応用したのか?」

「はい。宇宙警備隊とカルデアの基地をベースに、様々な世界の要素が混ざっています。幸いなことに、そのどれもが僕達にとって有益なものでした」

 

 影斗の後に続きヒーローズベースを歩く。施設内部には避難民と思われる人々がたくさんいる。その表情はどれも暗く、落ち込んでしまっている。

 

 しかし、何故こんなにも避難民がいるのだろうか。キューブ内部にも居住区はあったように見えたが……

 

「つきました。ここが指令室です……指令、ユーリさんをお連れしました」

『ーー入ってくれ』

 

 扉が開くと、中にはモニターが広がり多数の研究員らしき人々がキューブの解析をしていた。そして、それを見る指令らしき男性。彼はこちらに振り向き、微笑んだ。

 

「こうして会うのは初めてだな。橘 一也、仮面ライダーギャレンだ」

「そして私、ご主人様の秘書兼良妻狐の橘 玉藻でございます♡」

「ダディャーナザン!? 結局コヤスカ(光闇両方)にも気に入られて実質一夫五妻になったダディャーナザンじゃないか!?」

「言ったな自分のことを兄のように慕ってくれていた女の子の目の前で封印の鍵になって消えたSANチェック野郎」

「仲間内で互いの精神削り合わないでくれます? 今そんな場合じゃないってわかってますよね」

「「ごめんなさい」」

「や~ん♡ 子供っぽいご主人様もス・テ・キ♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少しじゃれていたら影斗に怒られてしまったので気を取り直して指令となった一也にこちらの事情を説明し、キューブに関する話を聞くことにした。

 

「そうか、闇の王の……と言うことは、ますますあのキューブの危険度が上がってしまった訳か」

「一也、あのキューブはなんだ? 俺の知っているモノとは何処か違うように見えるぞ」

 

 ヒーローズベースのモニターを見るとキューブが()()()()()()、他に見当たらない。本来キューブは複数出現する筈だ。

 

「俺達はあのキューブを【ペイン・キューブ】と呼んでいる。ペイン・キューブは従来のキューブと違い、たった一つでより多くの世界を取り込んでいる」

「それほど強力と言うことか?」

 

 俺の質問に重々しく頷く一也。玉藻前が注いだ茶で口を潤し、モニターを自分の手元に引き寄せてから彼は口を開いた。

 

「ペイン・キューブは主に四つのエリアに分割される」

 

 服従した人々を管理し、自分達の戦力とする植民地(コロニーエリア)

 

 反抗勢力を捕らえた後、拷問してその情報を絞り出す監獄(ロックエリア)

 

 他世界の戦力を研究、解析して新たな戦力を生み出す研究所(プラントエリア)

 

 敵の本拠地であり、闇のエネルギーを発し続けている魔境(デスエリア)

 

 

「当面の目的はコロニー、ロックエリアの解放。プラントエリア攻略法の模索だ。今回の君の情報から、プラントエリア攻略法の確率が急務となったな」

 

 ただでさえ広いキューブ内に四つのエリアか……攻略にはかなりの時間がかかりそうだ。しかし目的がハッキリしている分、行動がしやすい。

 

「プラントエリアの攻略法とはどう言うことだ?」

「プラントエリアには高出力のバリアフィールドと、自動迎撃プログラムが存在している。それを打ち破る手だてが今の俺達には存在していないんだ」

「それは面倒だな……闇の王の力は研究解析が出来ると言うプラントエリアに回収されただろう。手が出せないとなると厄介極まりない」

「最悪の事態を防ぐためにもこちらも解析に力を注ぐ。君には影斗と共にコロニーエリアの攻略を頼みたい。返答は……聞くだけ野暮と言うものか」

 

 一也は苦笑しながらこちらを見る。当たり前だろう。俺は世界を守る剣だぞ?

 

「だが、今日は少し休むと良い。影斗のホーリーウィングバイスタンプの修理もあるしな。使うなとあれ程言ったのに」

「す、すいません指令……」

「責めてる訳じゃないさ。無事で本当に良かった……ありがとうユーリ。君のお陰でまた失うことはなかった」

「……彼等の事か」

 

 ジオウニキ、イーヴィルニキ、フェネクスニキを含む突入部隊のメンバーは今だ見つかっておらず、生死不明であると言う。

 

 しかし、悔やむ必要なんてない。何故ならば……

 

「一也、彼等が死んでいると思うか?」

「……生きていると信じてるさ」

「俺もだ。彼等がそう簡単に死ぬものか」

 

 その通りだ。あの殺しても殺されなさそうな人達が死んでいるものか。俺にはわかる……あの人達は必ず生きている。

 

「彼等を迎えるためにも、攻略を進めるぞ! これより仮面ライダーライブ、仮面ライダー最光の二名でコロニーエリアへ出撃、調査を行ってくれ! オペレーター陣は全力でそれをバックアップせよ!!」

 

『了解!!』

 

 ここからは逆転の時だ!




無理やりひねり出したので短い

【質問】フーマニキとゆきかぜの関係は?

  • フーマ→ゆきかぜの師弟関係
  • フーマ←ゆきかぜの師弟?関係
  • フーマ←ゆきかぜの片思い
  • フーマ→ゆきかぜの片思い?
  • フーマ→←ゆきかぜの両片思い
  • フーマ←ゆきかぜのライバル関係

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