SCP小説【平行世界?え、収容していない?】   作:カクユキ

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どうもー。
コロナになって、地獄をみたカクユキですー
熱40度はエグかったわ………

皆さんもコロナには気をつけましょう〜





こっちに投げるなぁぁぁ!!

夏休みも中盤。

最初の頃は様々なことがあったが、それ以来何もない。

 

日記も順調であり、平和な日々だ。

 

さて、そんな俺は今は……

 

 

 

 

 

「うーん……バイトどうしよう?」

 

 

 

 

 

 

 

バイトを悩んでいた。

 

 

 

「ダメだ…いい短期バイトが見つからない…」

 

 

1週間で3万円以上なんて条件は流石に贅沢すぎるか……

やっぱり、普通のバイトを探すか……

 

そう思い、求人情報に再び目を通すと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【なら、私のバイトをやりませんか?】

 

 

 

 

 

【ヤツ】が窓から覗いていた。

 

 

「うわあああぁぁぁ!チェンジ!!」

 

【あら、荒々しい。いきなり雑誌を投げるなんて】

 

「うっせい!!いきなり現れたら雑誌も投げるわ!!」

 

 

コイツ!!マジでびっくりしたぞ!?

 

 

「というか、なんでここがわかった?」

 

【ああ、それでしたら、あの後に消えたように見せかけて尾行しました】

 

「うわぁ、ストーカーだ」

 

【失礼ですね。それほど愛があるって言って欲しいですね】

 

「黙らっしゃい。【お前ら】の愛など要らんわ」

 

 

マジで【コイツら】の善意は要らない。

 

特に【コイツら】の

 

【ボランティアさせて!】

【共感して!】

【友達になろうよ!!】

 

等の言葉は聞かない方が身のためである。

 

 

 

 

「で、バイトだっけ?」

 

【あ、そうでした。バイトですよ】

 

「……時給は?」

 

【そうですね……私のじっけ、げぶんげふん。私のバイトですからね……】

 

「おい、今実験って言いかけただろ」

 

【1週間で20万なんてどうですか?】

 

「……20万?」

 

【ええ、20万です】

 

 

 

……20万だと!?

 

普通の高校生では稼げない金額だ。

それこそ、子供達や先生に色々と買ってあげれる金額だ。

 

 

「……はっ!?正気を保て!俺!!逆にそれほど危険って意味だろう!」

 

【まあ、危険ですが……】

 

「ほらな!!やっぱりあぶな…」

 

 

 

【50万でどうですか?】

 

「是非やらせて下さい。お願いします」

 

 

 

 

無理だったよ……パトラッシュ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【では、明日連絡するので……】

 

「俺、携帯持ってないけど……」

 

【仕方ないですね……私達が開発したスマホを渡しますよ】

 

「え、嫌だ」

 

【……50万】

 

「ありがたき幸せ!まさか携帯まで貰えるとは!!」

 

 

絶対GPSとか付いてるじゃん!!

持ちたくねえよ!!

 

【じゃあ、明日メールするのでよろしくね】

 

「……はい」

 

そう言って、【ヤツ】は帰っていった。

 

「ああ、地獄だ……」

 

そんな事を言いながら貰った携帯を見る。

 

見てもわかる最新のスマホである。

様々なアプリも入っているが、使い方が分からん。

 

 

 

ブーブーブー

 

 

「げっ、メールか」

 

メールのアイコンをタッチしメールを見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

宛先:取音 廻(とおと まわり)

 

差出人:有限会社 如月工務店(■■■ ■■さん)

 

件名:明日の予定☆

 

 

 

明日はここに集合だからよろしくね☆

ちなみに集合時間は10時からだから、遅刻したら罰ゲームしようね!!

 

 

 

場所:○○市の× × × 公園前

時間:10時までに

荷物:服やズボン等

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PS:地獄じゃないよ、楽園でしょ?

 

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「ひいっ!?」

 

メールを見た俺は周りを見渡す。

 

俺以外には誰もいない筈だ。

 

「いや、同じなら能力だってあるはずだ…」

 

 

とりあえず、明日の準備をして飯を食おう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー1日目ーーー

 

 

 

 

 

 

 

現在、俺は待ち合わせ場所にいる。

 

ただし、待ち合わせ時間15分前である。

15分前行動は当たり前である。

 

というか、遅れたら後がめっちゃ怖い。

 

【あら、早いですね。待ちましたか?】

 

 

【ヤツ】が来た。

 

普通の女子の格好をしており、周りの男性を魅了している。

 

まあ、俺からしたら地獄の門のような存在だ。

 

「おう、待った」

 

【そこは嘘でも「いや、今来たところ」って言って欲しかったですね……】

 

「いや、だってほんと……」

 

【ああ、ショックの衝動で罰ゲームを……】

 

「いや、今来たところさ!!ハニー!!」

 

【ハニーは要りませんね】

 

「くっ、我慢だ我慢するんだ……」

 

 

【では、行きますよ】

 

「ハイハイ……」

 

 

そう言い、歩き始める。

 

 

「で、どこに行くのか聞いていいか?」

 

【ああ、目的地はすぐそこの空き地ですよ】

 

「空き地?なんでそこに?」

 

【まあ、着いてからお楽しみって事で】

 

 

嫌な予感しかしない……

 

そう思いながらも着いて行くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ここですよ】

 

「うわぁ、広い……」

 

流石は要注意団体、こんな広い土地を持っているとは……

 

 

【では、早速やりますか】

 

そう言い、【ヤツ】はカバンから()()()()()を取り出す。

 

 

「実験って、それか?」

 

【ええ、まあ遊び感覚でいきますよ~】

 

「実験とは……」

 

 

そう言い、【ヤツ】はフリスビーを俺に投げる。

 

すると……

 

フリスビーがいきなり、普通ではでない速度になった。

 

そして、周りの石を切断している。

 

 

「はあ!?」

 

俺は反射的にマトリックス回避をして避ける。

 

 

フリスビーはそのまま、奥に進み…………

 

壁に刺さる。

 

 

 

 

「………おい」

 

【はい】

 

「何が遊び感覚だ!!あれを遊び感覚で取れるか!!」

 

【惜しいですね……あと少しで左腕を……】

 

「お前も狙っているんかい!?」

 

【もう一球、いきますよ~】

 

「なんで、まだ持っているんだよ!?」

 

 

 

 

 

 

ーーー3時間後ーーー

 

 

 

 

 

 

【いや~、楽しかったですね】

 

「逆に俺に向かって言うとは……嫌味か」

 

【はい!!】

 

「初めてだよ、ここまでの殺意……」

 

 

 

あれからフリスビーを投げ尽くしたので終了した。

 

ちなみに、あのフリスビーは一回投げたら異常性は無くなるらしい。

 

が、当分の間はフリスビーはコリゴリだ。

 

 

【では、明日もお願いしますね】

 

「……そうだった」

 

【ではでは、また~】

 

 

 

これがあと6日か……

 

生きて過ごせるのかな………






今回のSCPー388
http://scp-jp.wikidot.com/scp-388


という訳で、ドーンだYO☆

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