個人的な分析の元に行われる偏見的な文です。
書きたかったから書いただけです。
この話は陳腐な人間が書いた全然練度の少ないある種の物語論です。
作者『どうも怪獣馬鹿です』
明悟『どうも、この作者が唯一完結まで行くことが出来た作品の主人公の明悟です』
作者『ちょっと、何となく自分の中の論理やらなんやらを整理したくて今から言います』
明悟『そんな事より、さっさと続きを書けよ。アホ』
作者『最近、手が乗らなくてね』
明悟『そんな人間の物語論など役に立つの?』
作者『あくまでも個人的な物だから問題はない。見たくないなら見なければ良い。俺は書いて1回整理がしたいからやってるだけ』
明悟『全く、・・・さて、作者は小説や漫画はあまり知識が無いが映画に関しては多少の知識があるが、作者はそんな状態で何が言える?』
作者『そんなの知ってるよって人が数多いると思うけど物語の基本構造は型があるって事かな?』
明悟『型?』
作者『何々型って明確な呼称は付けてないけど長く続いてる作品には必ずとは云わないけど型がある』
明悟『例えば?』
作者『例えばワンピースと時代劇、西部劇は同じ型だね。主人公一向、もしくは主人公が旅して町に来てその町の問題を解決する。時代劇や西部劇は町だがワンピースはこの旅の舞台を陸上から海にして町を島に置き換えてる。この型が見てる人に伝われば、その町の話では見なくても次では見るかも知れない。勿論、その概要的な型は一緒でも中身は変えないといけないけどね。』
明悟『他には?』
作者『スーパー戦隊はもろに型の作品群だよね?ヒーローがいて悪党がやってきて退治して終わり。勿論、それだとマジンガーZとか色んな作品でもやってるけどね。』
明悟『でもエヴァみたいな作品もあるぞ』
作者『だから必ずとは言ってないでしょ?それにエヴァはエヴァで使徒を悪党と見れば序盤や中盤のある程度は型にハマってるよ。そこからの脱却が凄すぎるけど』
明悟『恋愛ものは?』
作者『ボーイ・ミーツ・ガールなんて言葉がある時点で型の究極系だよ』
明悟『警察物は』
作者『さっきのヒーローの型に似てるね。悪党の犯罪が起きて刑事が解決する』
明悟『ガンダムとかはどうなる?』
作者『あれもあれで独自の型があるよ。本来型ってのは上手く使えば人には好かれるからね。ただエヴァやガンダムのように型から脱却してる作品も当然もう数多あるからそう言う作品は今まで言った型とは違って魅力の型があるんだ』
明悟『魅力の型?』
作者『例えばガンダムはロボットアニメだけどガンダムで見てて面白いのってガンダムらのロボットアクションが面白いのは勿論だけど、人間模様の方が面白いよね?戦争に疲弊して逃亡したりとか・・・』
明悟『まぁ、確かに』
作者『上のはあくまで例えの1例だけどガンダムの魅力はやっぱりそこになるんだよね。重厚な人間模様。善悪なんかじゃなくてそっちが。色物感が強いGガンダムだってそこは絶対に描いていたしね。』
明悟『つまりそれがガンダムの型ってことか?』
作者『そう、だからそこを丁寧に描いていれば題材は些細な問題になる、なぜならそれが魅力だから。0080とかね。ただそれはもう認知されてるよね』
明悟『まぁ、ガンダムって言ったらそうだな。それを目当てに見る人も多いし』
作者『こうなると今度は別の問題が出てくるんだ』
明悟『別の問題?』
作者『飽きが来るんだよ。わざと古典的な型から脱却して別の物を魅力にすると今度はそれに対して鮮度が悪くなってきて後になるに連れて過疎化していくんだ』
明悟『過疎化していく?』
作者『新しい物を魅力にしたので更に新しく新しくと見てる人が貪欲になっていってそれに答えられないと見向きもされなくなる』
明悟『なるほどな』
作者『こういう時にどうするかってなるとそれまでにやってなかった事をやるのが良い』
明悟『例えば?』
作者『Gガンダムみたいにぶっ飛んだ物にする。人気かどうかはこの際重要じゃなく、作風の幅を拡げる為に必要なのでやる。これをスーパー戦隊に置き換えるとジェットマンがそれに値するね』
明悟『なるほど・・・型ねぇ』
作者『型って言い方が悪かったかも知れないけどもっと分かりやすく言えば魅力だね。例えば日常物でゆるキャンが大好きなんだけどあれはもろにキャンプが魅力だよね?』
明悟『そうだな』
作者『他にもウマ娘とかで例えるとあれの魅力は《ウマ娘達が走る》じゃない』
明悟『そうだな』
作者『だから魅力がはっきりしてるとどんどん型になってくるんだ。他にも俺ガイルの魅力は青春における人間模様じゃん』
明悟『うんうん』
作者『だからそれに対するいざこざと解決するにはという葛藤が俺ガイルの型なんだよ。ここまで色んな作品で魅力と型についていったけど。ワンピースと時代劇や西部劇を例にしたように型にはまってる=つまらないじゃない。型になってる=魅力なんだ。また自分でオリジナルをやろうとしたけど後でもう誰かがやってるなんてザラにあるよ』
明悟『確かになぁ』
作者『だからまず感覚を変える事が重要なんだと思う』
明悟『感覚?』
作者『オリジナリティを出すのではなく、型を利用するって考える。つまり自分で自分に制限を掛けるんだ。するとそれに負けじと何かを考えられるようになってくる。例えばゼンカイジャーだとヒーローの型の上にロボットを出さないといけない。その前提だとどう思いつく?』
明悟『スーパー戦隊ってなると団結の為に名乗りでそれをやって等身大の敵を合体武器で倒して・・・』
作者『ゼンカイジャーは違うよ。等身大の敵を合体武器で倒してないし、団結の為に名乗りを使ってない』
明悟『え!?』
作者『名乗りは確かにあるけど団結してるって感じじゃなく結構グダグタしてるのもある。じゃ、何にスーパー戦隊の魅力である団結をどこで描いてるかと云うとロボット戦なんだよ』
明悟『ロボット戦で!?』
作者『ロボット戦で最低でも3人はいないと出来ない。だから3人だけでも団結する。で団結=戦隊の魅力がそこで分かれば良いのであれば等身大戦は自由になるよね?』
明悟『まぁ単純に考えるとそうだな』
作者『で、ゼンカイジャーは等身大戦がやたらとカオスになる。勿論、ロボット戦の尺が短い時は等身大戦で魅力を伝えないといけないからそれだけってわけじゃないけどね』
明悟『つまり型を徹底して分析すればどこを削れば問題ないのか分かるってことか!』
作者『そういうこと!戦隊は45作品続いてるから型の土台がわかりやすいしね』
明悟『てことは、どんな風に型を削ればわかれば良いから、その削り方だけでも他と差異があれば』
作者『オリジナルになるし、その削った分だけ別な要素を盛ればさらにオリジナルになっていく。何が言いたいかって云うと自分の書いた物をオリジナルだとは思わない事が重要なんだ。絶対に自分が見てきた物に影響されてる。それが映画なのか漫画なのか小説なのかまたは別の表現物かそれとも現実にあった事かは分からない。だからまずそこを認めよう。で、次に型を分析するんだ。さっき言ったみたいに型を分析すればオリジナリティを出す事が出来る。』
明悟『なるほどね』
作者『もう既に数え切れないくらいの物語が世に出てオリジナリティを出せないと思ってるかも知れないが分析し実行すれば出せる可能性はまだまだある。数多の作品を枷として狭苦しい倉庫とするかそれとも広い土台として出来た武舞台とするかは本人の意識で決まる』
明悟『で、結論は?』
作者『たくさん、何でも見て何でも読んで武器にして自分だけの型を作っていって、それを知らずにやるのは勿体ないから』
明悟『良い結論だな。でもこんなの知ってる人が多いんじゃねぇの?』
作者『あくまでも自分の意識の整理であってそれ以上の物ではないから別に構わない』
以上を持ちまして終わります。感想はご自由に