俺は、どうしてこの世界で生きているんだ?
何故、戦っている?
その理由を知っている奴は、いるのか?
そして、俺は、守るために、、、
これで、解放されるのか
少年「はぁ、はぁ、はぁ、、、」
2つのデータとGNソードを持ち、研究所から抜け出し、少年は途方もなく歩いていた
少年「こんな、ところに、生きても、俺は」
と、言いかけた時、ヒュージが目の前に現れた
少年「っ!、、、ぐっ、エクシア、起動!」
そう言うと、少年の体にエクシアが纏わられた
少年「ぐあああ!!!!あああ、、、うっ、、、!!」
また苦しみが出たが、すぐに収まりGNソードでヒュージを攻撃した
少年「はあああ!!!!」
そのまま当たり、倒したが、まだ大量のヒュージがいた
少年「この数、今の俺じゃ倒せない、、、なら、死ぬまで、俺と戦え、ヒュージ!!」
ブーストをかけ、ヒュージの中に入っていった
少年「うおおお!!!!」
一体、また一体、倒していくが
少年「はあ!!ぐあっ!?」
コックピットを斬られ、中から少年が出てきた
エクシアの中に戻る体力も、なかった
少年「、、、は、はは、、、」
少年「俺を殺せ、、、そうすれば、俺は解放される、、、」
目を閉じ、ヒュージによって命を落とそうとした
が、それはある1人のリリィによって防がれた
?「ふっ!!」
1人だけなのに、たくさんいたヒュージを全て倒した
少年「はっ、、、ああ、、、」
?「大丈夫かい、君?傷が、ここは百合ヶ丘に連れていくしかー」
少年「な、、、んで、、、」
?「ん?」
少年「なんで、、、俺を、たす、、け、、、た、、、」
そこで意識を失ってしまった
少年「うっ、、、ぐっ、は、、、あ」
目が覚めると、何処かの治療室だと察した
少年「、、、お、俺の、、エクシア、、、」
?「それなら、今百合ヶ丘の地下に置いてあるよ」
少年「!?」
?「やぁ、よく寝ていたね。目が覚めて良かったよ」
少年「だ、誰だ、お前、は、、、」
?「口が悪いね、まぁ名前は言うけど」
美鈴「僕は川添美鈴、君を助けたリリィさ」
現在ー
百由「、、、、、」
刹那がいないのに、百由は地下にいた
理由はないが、何故か来てしまったのだった
百由「はぁ、、、ん?」
すると、いつも刹那が使っていたモニターの横に手紙が置いてあった
百由「これ、刹那が書いたもの?」
内容を読んでみると
百由「、、、辛かったのね、まだあの時のことを、、、あなたはよく頑張ったわよ、刹那」
全て読み、しまおうとすると、中からボタンが出てきた
百由「え?な、なにこれ?」
そのボタンと一緒に、また新しい紙が出た
百由「っ!?こ、これって、、、!」
美鈴「やぁ、今日も来たよ」
少年「、、、何故、毎日俺のところに来る」
美鈴「君の経歴を調べようとしたんだが、何故かそのデータが無いんだ」
少年「それなら、、、ゲヘナの連中が消した、はずだ」
美鈴「ゲヘナ、、、」
少年「誰にも言わないなら、俺が受けたことを話す」
美鈴は頷き、話を聞いた
全て話し終えると
美鈴「そうか、それであそこに」
少年「助けなんてなければ、俺は、あそこで、、、」
美鈴「死なれた、と言いたいのかい?」
少年「、、、、、」
すると、美鈴は少年の頭を優しく撫でた
少年「、、、?」
美鈴「自分から死ぬなんて、そんなのは良くないさ。人は誰しも、そんなことを思う人なんて思わないよ」
少年「、、、、、」
美鈴「だからー」
少年「だったら、、、俺のこの苦しみは!お前には分かると言うのか!!」
大声で美鈴の腕を掴み、顔を近づかせた
少年「何が分かるというんだ!!俺みたいに苦しみを受けた人間だっている!!お前にはそんなのを受けたことがないから言えるだろ!!」
美鈴「、、、、、」
少年「俺は、、、俺は、、、!こんなことを、、、!、、、ぐ、うぅ、やりたくは、、、なかったんだ、、、!」
涙を流し、そう言った
美鈴「、、、そうだね、よく、言ったね」
少年「っ!!」
美鈴は、少年を優しく抱きついた
美鈴「よく、頑張って耐えたね、その苦しみを」
少年「、、、ひぐっ、うぅ、うああああああああ!!!!!!!」
泣き止むまで、美鈴はずっと抱きついていたのだった
それから何日か経ったー
高松「君は、リリィとしてここ百合ヶ丘に編入することとなった」
少年「リリィとして?俺は男だ。リリィのようなものを」
高松「ずっと治療室にいた時、君の体について調べていたんじゃ。その結果がこれじゃ」
資料を読んでみると
少年「俺の体内に、マギがあるだと?しかも、CHARMを扱えるギリギリだが、、、」
高松「さらには、ガンダム、というものじゃったかな、になるための武装にCHARMと同じ原理があったという報告が工廠化から報告を受けている」
少年「そうか、そのために、俺の体にマギを入れさせ、ガンダムを纏わさせ、戦わせる気だったのか」
高松「リリィとして、認められたが、君が嫌なら、ヒュージとの戦闘は極力させないように考えている」
少年「な、何故だ?」
理事長代行は説明をした
高松「1つは、なるべく戦わせたくないんじゃ。また傷付くのは、嫌じゃろう」
少年「、、、、、」
高松「もう1つは、奴らに君のことを知られたくない、というのもある」
少年「ゲヘナ、俺を見つけたら、連れてかせようとするからか」
高松「そういうことじゃ、だからー」
戦わせないように説得するが
少年「俺は、戦う。ガンダムとして」
高松「し、しかし」
少年「あいつらのやってきたことは、最悪なことだ。だが、この力が、逆に人々を救うことが出来る。それが、俺にこの力がある意味だと、分かりたい」
高松「、、、、、」
少し考え、理事長代行は言った
高松「分かった、君がやりたいのなら、じゃが、自分の命は大切にするようにな、刹那」
少年「刹那?」
高松「経歴のデータはないが、名前は残っていたんじゃ。名前は、刹那じゃ」
刹那「刹那、、、俺は、刹那」
まだ、ここに来るべき場所じゃないよ、刹那
刹那「、、、、、」