週末、1泊2日のお泊まり会が開催された。
参加者はりんちゃんは勿論のこと、
リサとひまり、彩と千聖だった。
?????
「おい猫ギャル! 彩と千聖が来るなんて聞いてないぞ!」
「言ってたはずだけどにゃ〜?」
「お邪魔しますね、紅羽君」
「アイドルなら自分の立場考えろっての!」
「お邪魔しまーす!」
「何なんだこの子達は……」
何で1番分かってそうな千聖が
こんな自分の家のように入ってるんだ……?
この人ホントにアイドル兼女優なのか……?
もう僕は知らないからね!(諦め)
*
「ひまり、あんまりくっつかれると困るんだけど」
「酷いですよー!」
「いや、りんちゃんがね」
やば、すっげー睨まれてるんだが……
……というよりかはジト目な気がしてきた。
りんちゃんに後ろから抱きつかれる。
ある部分で両挟みされてます。助けて。
「わぁ……すごいね千聖ちゃん……」
「そうね……」
「わーお……」
おいリサ、何言ってんだ。
ていうか助けてくださいよ……
めっちゃ胸を押し付けられてるから
気が気じゃないんだけど……
「この泥棒猫……!」
「何をー!?」
「紅羽君は私のです……!」
「この体勢だったらいつでも
紅羽さんにチュー出来るんですからね!」
「しまった……!」
「あの〜……」
「どうしたの……?(どうしました?)」
「そろそろ……離れてもらえると」
「私はいや……!」
「私も!!!」
「リサ! ヘルプ!」
「らじゃー!」
リサにより、ひまりは引き剥がされた。
彼女というかほぼ嫁である
りんちゃんが離れてくれないという。
「りんちゃん……?」
「うぅ……うぇぇぇ……!!!」
「り、りんちゃん!?」
今回は大変なお泊まり会になりそうです_(›´ω`‹ 」∠)_
*
「ぎゅー……」
あれからずっと抱きつかれてます。
とても嬉しいのですが、ちょっと動きにくいです。
「ぐぬぬ……!」
「ひまり、諦めた方が良いよ。
紅羽達は好きの度合いが桁違いだよ」
「リサ先輩!?」
「アタックしたら生きて帰れないレベルだよあれは」
「彩先輩まで!?」
「そうね。難攻不落ってレベルじゃないわよホントに」
「千聖先輩まで……」
「みんなスマ〇ラやるー?」
「やるー! 今回は紅羽を倒すぞ〜!」
「お泊まり会、楽しみましょ? ひまりちゃん」
「はーい……」
ファル〇ン・パンチ!(幻聴)
*
就寝する時、誰がどの布団で寝るかとなった。
まぁ僕とりんちゃんが一緒なのは確定だったけど。
3人は仲良くリビングに布団を敷いて寝てもらいました。
時間は夜中の1時を回っていた。
実は目が冴えて、ずっと寝れなかった。
「んん……」
「おはよ。 起きちゃったの?」
「うん……」
「そっか」
「紅羽君は……?」
「何か寝れなくてさ。起きてた」
「そうなんだ……。チュー……して欲しいな」
「いいよ。……んっ」
口づけを交わす。優しい甘さで、何回もしたくなるような味。
「えへへ……。んんっ!」
指を絡め、少し強引にキスをしてみる。
「紅羽君……大好き……!」
「僕もだよ……!」
今はりんちゃんの事以外を考える事は出来なかった。
そうなるほど、りんちゃんの事が好きだということ。
感想をくれるとモチベが上がります
次回
重なり、砕ける音