紅と白の交響曲   作:Daphne( ᐛ )

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紅羽君にとって燐子は実質もう嫁


第7曲 秋川家上陸作戦

週末、1泊2日のお泊まり会が開催された。

参加者はりんちゃんは勿論のこと、

リサとひまり、彩と千聖だった。

 

?????

 

「おい猫ギャル! 彩と千聖が来るなんて聞いてないぞ!」

 

「言ってたはずだけどにゃ〜?」

 

「お邪魔しますね、紅羽君」

 

「アイドルなら自分の立場考えろっての!」

 

「お邪魔しまーす!」

 

「何なんだこの子達は……」

 

何で1番分かってそうな千聖が

こんな自分の家のように入ってるんだ……?

この人ホントにアイドル兼女優なのか……?

もう僕は知らないからね!(諦め)

 

 

「ひまり、あんまりくっつかれると困るんだけど」

 

「酷いですよー!」

 

「いや、りんちゃんがね」

 

やば、すっげー睨まれてるんだが……

……というよりかはジト目な気がしてきた。

 

りんちゃんに後ろから抱きつかれる。

ある部分で両挟みされてます。助けて。

 

「わぁ……すごいね千聖ちゃん……」

 

「そうね……」

 

「わーお……」

 

おいリサ、何言ってんだ。

ていうか助けてくださいよ……

めっちゃ胸を押し付けられてるから

気が気じゃないんだけど……

 

「この泥棒猫……!」

 

「何をー!?」

 

「紅羽君は私のです……!」

 

「この体勢だったらいつでも

紅羽さんにチュー出来るんですからね!」

 

「しまった……!」

 

「あの〜……」

 

「どうしたの……?(どうしました?)」

 

「そろそろ……離れてもらえると」

 

「私はいや……!」

 

「私も!!!」

 

「リサ! ヘルプ!」

 

「らじゃー!」

 

リサにより、ひまりは引き剥がされた。

彼女というかほぼ嫁である

りんちゃんが離れてくれないという。

 

「りんちゃん……?」

 

「うぅ……うぇぇぇ……!!!」

 

「り、りんちゃん!?」

 

今回は大変なお泊まり会になりそうです_(›´ω`‹ 」∠)_

 

 

「ぎゅー……」

 

あれからずっと抱きつかれてます。

とても嬉しいのですが、ちょっと動きにくいです。

 

「ぐぬぬ……!」

 

「ひまり、諦めた方が良いよ。

紅羽達は好きの度合いが桁違いだよ」

 

「リサ先輩!?」

 

「アタックしたら生きて帰れないレベルだよあれは」

 

「彩先輩まで!?」

 

「そうね。難攻不落ってレベルじゃないわよホントに」

 

「千聖先輩まで……」

 

「みんなスマ〇ラやるー?」

 

「やるー! 今回は紅羽を倒すぞ〜!」

 

「お泊まり会、楽しみましょ? ひまりちゃん」

 

「はーい……」

 

ファル〇ン・パンチ!(幻聴)

 

 

就寝する時、誰がどの布団で寝るかとなった。

まぁ僕とりんちゃんが一緒なのは確定だったけど。

3人は仲良くリビングに布団を敷いて寝てもらいました。

 

 

時間は夜中の1時を回っていた。

実は目が冴えて、ずっと寝れなかった。

 

「んん……」

 

「おはよ。 起きちゃったの?」

 

「うん……」

 

「そっか」

 

「紅羽君は……?」

 

「何か寝れなくてさ。起きてた」

 

「そうなんだ……。チュー……して欲しいな」

 

「いいよ。……んっ」

 

口づけを交わす。優しい甘さで、何回もしたくなるような味。

 

「えへへ……。んんっ!」

 

指を絡め、少し強引にキスをしてみる。

 

「紅羽君……大好き……!」

 

「僕もだよ……!」

 

今はりんちゃんの事以外を考える事は出来なかった。

そうなるほど、りんちゃんの事が好きだということ。




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次回
重なり、砕ける音

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