子守り幻想郷   作:梓 弓

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今回ちょっと内容が薄いかもしれません。ネタが珍しく一個も出てこなくてギリギリで絞り出してるので。ご了承ください。


こいしと零は謎の館を探索する

 

「しつれいしま〜す……」

 

「中暗い」

 

「周囲の光が入らないのはあるかもしれないねぇ」

 

 館に入ると内部は電灯が少なくて暗くなってるね。これくらいの明るさならまだギリギリ視認できるけど、周囲の風景とかを鑑みると少しキツイかなぁ。この館の主人の趣味が透けて見えるよね。

 

「見た目以上に広そうだからかたっぱしから見てこうか」

 

「うん」

 

 とは言ってもある程度目星は付けておくべきだよね。となると取り敢えず下方向に進んでみるかな。理由?なんとなく〜。

 

「周囲の色を見ると頭おかしくなりそう」

 

「同感だね。やっぱり赤色ってこんなに多く使うものじゃないよね」

 

 周囲には妖精なのかな?この館で働いてるっぽいのがいるけど、私たちは今絶賛気配を消している最中だからバレてないね。

 まぁ今の意識逸らしは子供騙しみたいなものだから実力者にはバレちゃうけどね〜。じゃあなんで本気出さないのかって?私がそう言うのと戦いたいからに決まってるじゃないかっ!(戦闘狂の鑑)

 

「なんだろこの大きな扉」

 

「怪しい匂いがするよこれは」

 

 そのまま探索をしていると私たちはひときわ大きな扉を見つけた。なんだか他の場所とは一線を画した存在感だよね。これはきっと何かあるに違いないと私の勘が言ってる。

 

「ん、この扉ちょっと重い」

 

「そんな時はお姉ちゃんにお任せあれっ」

 

 これでも妖怪やってるから力には自信あるんだよ。確かにちょっと重かったけど私は難なくその扉を開ける事ができた。これは零ちゃんが力不足なだけかな。そしてそこに広がっていたのは……

 

「うわぁ……」

 

「一面本だらけ」

 

 私たちの目に飛び込んできたのは超巨大な図書館だった。地霊殿にあるのとは規模が違うよ。何冊くらいここにあるのか数えるのが嫌になるほどの本が並んでいる。そんな光景に私たちは一瞬呆然としてしまった。

 

「この屋敷きっとすごい金持ちの家なんだろうね」

 

「気配からして妖怪なのは間違い無いと思うけど……あ、あんな所に隠れた階段があるね」

 

 私が見つけたのはさらに下に降りる階段だった。これなんだろう。明らかに壁の感じからして図書館とは関係がなさそうだけど。ちょっと気になってきちゃうよね。

 

「あ、そうだ。零ちゃん試しに一人でこの先に行ってみない?」

 

「ん?お姉ちゃんも一緒じゃないの?」

 

「私はちょっと気になるものがあるんだぁ。まぁ日頃の特訓の成果をお姉ちゃんに見せるっていう気持ちで、どう?」

 

 零ちゃんは私からそう言われて悩む仕草を見せた。まぁいきなりそんなこと言われたら考えちゃうよね。少し時間を空けて零ちゃんは顔を上げてから首を縦に振った。

 

「わかった。お姉ちゃんは勝手にフラフラしないでね」

 

「分かってるってば!私もそろそろ能力の制御を学びたい所だったし丁度いいよ」

 

「それじゃあ、行ってきますっ」

 

 そう言って零ちゃんはさらに地下に続く階段を降りていった。さて、私もそろそろ目的を果たすとしようかな。

 

「さっきからずっと見てるみたいだけど、バレバレだよ人間」

 

 私は何も無い空間に向けてそう言い放った。すると突然その場所に一人の人間が姿を現した。うんうん、やっぱり予想通りだったね。

 

「まさか勘付かれているとは思いませんでした」

 

「私の実力を甘く見てもらっちゃ困るな。これでも妖怪なんだから」

 

「左様ですか。それでは私の行動の意図もすでにご理解のようですね」

 

 もちろん。さしずめ監視と排除、だろうね。まぁ勝手に屋敷に入り込んでいる時点でそう言う対応を取られるのは分かってたけど、流石に物理的行使に来るとは予想外だったよね。

 

「さて、零ちゃんはもう結構先に行ったみたいだし、これなら遠慮せず戦えるね」

 

「ほう?私に勝てると仰りますか」

 

「当たり前だよ。それに、私の戦い方はちょっと特殊なんだ。零ちゃんに見せるのはまだ早いからね」

 

 その分遠慮せずに戦う事ができるって言う事。見栄を張ったりする事もしない私本来の戦い方、それをするにはこの環境は余りにも整いすぎている。

 

「名前は?」

 

「私、十六夜咲夜と申します」

 

「古明地こいしだよ。お互い全力を出して戦う事だね」

 

 互いに名乗りを上げてからお互いに戦闘態勢をとる。先に動き出したのは向こうだった。ふっと姿が消えて気づくと私のすぐそばにまで接近してきている。でも私はそれを難なくかわす。へぇ、なるほどね。

 

「さしずめ【時を止める程度の能力】ってところかな。厄介極まりないなぁ」

 

「そんなに冷静に分析している暇はありませんよ」

 

 そう言うとメイドさんー咲夜と読んでおこうかなーの姿がまた消えて、私の周囲に大量のナイフが出現する。それもまた難なくかわして今度は私から攻めることにする。

 

「ふふ、じゃあ私からも行っちゃおうかな。表象『夢枕にご先祖総立ち』!」

 

 私は自前で作っているスペルカードを使った。スペルカードって言うのは簡単に言えば必殺技みたいなものだね。名前がカオス?気にしたら負けだよっ。私は無意識を操る妖怪。この状態からさらに色々やっていくよ。

 

「なっ!?いつの間に後ろに!?」

 

「ふふふっ。私の持つ無意識の弾幕、かわせるものならかわしてみてよっ!」

 

 私の能力は戦闘面においても無類の強さを発揮する。私の姿や弾幕を敵の意識から外すことで擬似的な迷彩効果を発揮できるわけ。これは思ったより凶悪で意識外からの弾幕をかわせるものはほとんどいないと言っていいかもね。

 

「あははっ!もっといくよっ!表象『弾幕パラノイア』!」

 

 私が2枚目のスペルカードを使うと、咲夜の周囲に細かい弾幕で形成された壁が生み出された。この壁は天井付近まで伸びてるから脱出なんて出来るわけがない。それにこの弾幕の壁で囲う動作もまた無意識下の出来事だから回避も不能。そして私は袋の鼠を追い詰めるようにその壁に向けて弾幕を発動し続ける。

 

「くっ。実力が、違う」

 

「当たり前だよ。いくら時間を操る能力が強力でも、私はその能力の無意識に入り込める。つまりあなたは無意識のままに敗北に向かっているのさっ」

 

「くっ!メイド秘技『殺人ドール』!」

 

 ふふ、スペルカードだね。その弾幕の壁の中からでも撃てるんだ。私の周囲に大量のナイフ弾が展開されて一斉に私を襲う。でもそのナイフ弾は私の服に触れることすら叶わない。だって私は回避することすらも無意識で出来るんだから。

 私はいつのまにか弾を避けているだけで、適当に弾幕を撃っているだけでいい。汚いけどこれが本当の私の戦い方。面白くも何ともないんだよね。

 

「はぁ、なんか飽きちゃった。これで終わりにしよっか。『嫌われ者のフィロソフィ』」

 

 私がそのスペルカードを宣言すると、私の周囲にバラ状の弾幕が形成される。薔薇は綺麗で素晴らしい花だけど、その実他者を近づけない棘を持っている。このスペルカードは私が私自身を皮肉ったもの。嫌われ者として生まれた私、心を閉じた私を投影したもの。

 薔薇の弾と化した私はそのまま咲夜に向けて特攻する。時を止めて回避してから攻撃しようとするけど、無駄だよ。今の私を傷つけることはできない。そんな事より回避しないと大変なことになっちゃうよ。

 

「がは……っ」

 

 あ〜あ。当たっちゃった。しかもいいところに入っちゃったみたいだね。弾幕を解除して咲夜の元に向かう。どうやら意識を失っちゃったみたい。それじゃ、これで終わりかな。

 

「さてと、早く零ちゃんの所に行かないと」

 

 こう言う時は零ちゃんに甘えるのが1番だよね。私は零ちゃんが降りていった階段を進んでいった。

 

 

 

 

 




うーん。なんだか戦闘描写がしっくりこないんですよね。なんて言うんでしょう、致命的な何かが足りない気がするんですよね。まぁその辺は書いていくうちに慣れるものだと思うのでのんびり上達していきましょうか。

次回はみんなのUNオーエンの登場です(戦うとは言ってない)

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