心に深い傷を抱えしモノのヒーローアカデミア   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



バルタン星人が登場したのは、タグにあるように『特撮ネタ』です。
今回、A組はバルビーを連れて、B組と合同の戦闘訓練を行う。

では、本編へどうぞ


第17話 バルタン星人の『バルビー』と突如現れたライダーモドキ

『バルビー』と名付けられたバルタン星人の赤ちゃんは、A組のクラスメイト達から可愛がられるようになっていた。

 

昼休みも終わり、午後の授業の時間となる。雄英高校の午後の授業は、『ヒーロー基礎学』である。ヒーローについて学んだり、戦闘訓練、災害救助訓練等々…多彩なことを行っているのだ。

 

オールマイト「ヒーローは、戦うことだけが使命ではない。ファンへの対応や救助活動も、立派な使命だ。」

 

主に、オールマイトが学生達にヒーローの心得であったり、そもそもヒーローの存在意義、役割、求められるヒーロー像等を教えている。

 

翔「……。」

 

皆がノートを必死に取るなか、翔はたまにシャーペンをノートに走らせるだけで…主に、黒板に書かれていないことを中心に、メモ感覚でノートを書いている。バルビーは翔の頭の上でオールマイトの話を静かに聞いている。

 

オールマイト「よし、座学はここまで!!続いては、グラウンドβで戦闘訓練を行う!!動きやすい服装に着替えて集合だ!!」

 

 

クラスメイト達は、体操着に着替えると…グラウンドβへと足を運ぶ。翔はバルビーを抱え、グラウンドβへと歩いていく。その道中……

 

一海「よぉ、翔!」

 

一海達と会った。

 

翔「お前らか。」

 

一海「って、えぇっ!?ば、バルタン星人!?」

 

翔「そうだ、名前はバルビー。口田が付けてくれたんだ、良い名前だろ?」

 

一海「へぇ、俺は一海ってんだ。よろしくな、バルビー。」

 

一海が自己紹介すると、それに答えるように笑うバルビー。後に、紫と友香、諒芽もバルビーと対面し、挨拶をかわした。

 

 

 

グラウンドβにて……

 

グラウンド…というよりかは、もはや都会である。もう一度言おう…都会である。ここでは、ヴィランとの実戦を想定した戦闘訓練及び救助訓練をすることがメインである。

 

翔「…おいおい、これ本当にグラウンドか?」汗

 

鋭児郎「お前もそう思うか…俺もそう思う。」汗

 

範太「右に同じく…」汗

 

気が合うと思った翔は、鋭児郎と範太とグータッチをした。

 

一佳「おーい、翔ー…って、えっ!?な、何この子!?」

 

唯「…バルタン、星人?」汗

 

そこに、一佳と唯がやって来たため…事情を説明する翔と鋭児郎と範太。

 

一佳「か、可愛い~♪」

 

唯「…ん。」

 

どうやら、一佳と唯はバルビーを気に入ったようだった。

 

寧人「あれあれぇっ!?君は確か…推薦入試でここに来た『青空 翔』君じゃないかァ!!」

 

そこに、短い金髪が特徴の少年『物間(ものま) 寧人(ねいと)』がやって来る。

 

翔「…ん?お前、見ねぇ顔だな?」

 

寧人「おっと失礼、僕は『物間 寧人』さ。まぁ、よろしk……って、あれれぇ!?何だいその赤ん坊はぁ!?もしかしてペット?ペットなの!?ダメじゃないか、学校にペットを連れてきちゃ」

 

次の瞬間……

 

 

チュドーン!!

 

寧人は爆発に包まれ…

 

寧人「あ……あ、あぁ……」プスプス……

 

真っ黒焦げになりましたとさ☆

 

 

バルビー「キャッ!キャッ!」

 

 

どうやら、バルビーが彼に白色弾を放ったようだった。

 

鋭児郎「バルビーって、誰に対しても容赦しないよな?」汗

 

一佳「はぁ、あれは因果応報だよ…ごめんね、物間の奴が……」

 

翔「後、バルビーはペットじゃねぇぞ?A組の仲間だ。なぁバルビー?」

 

翔がバルビーに語りかけると、コクコクと頷くバルビー。

 

一佳「ねぇ翔?バルビーちゃん、私も抱いて良い?」

 

翔「構わねぇぞ?バルビー。」

 

翔がバルビーに声をかけると、彼は翔の頭からフワリと降りたのだが……

 

翔「お前、空飛べるのか?」

 

バルビーは地面に足を着かず、フワフワと宙に浮いていた。

 

範太「コイツの個性か何かか?爆発する弾も撃てるからなぁ…バルビーって、どんだけ個性持ってんだ?」

 

範太がそう言うと、バルビーは範太の前で3体に分身してみせた。

 

範太「うおっ!?バルビーお前…分身も作り出せるのか!?」

 

翔「バルビー、そろそろあの姉さんのとこに行って来な?」

 

翔がそう言うと、一佳がバルビーを呼ぶ。

 

一佳「バルビーちゃーん♪」

 

一佳に呼ばれ、すぐに彼女の元へ飛んで行くバルビー。そして、彼女に抱き締められる。

 

一佳「うぅっ、可愛い~…!!」

 

すっかりバルビーにメロメロになった一佳。バルビーは一佳に全く警戒することなく、彼女に懐いている。

 

唯「…。」

 

翔「小大…お前も、バルビーを抱いてまるか?」

 

唯「…ん。」コクッ

 

バルビーを抱いてメロメロする一佳を羨ましく思った唯は、バルビーを呼んでみる。

 

唯「…バルビー?」

 

バルビー「…?」

 

一佳「おっ、唯も抱いてみなって!バルビーちゃん、チョー可愛いよ♪」

 

バルビーは一佳から離れると、唯の元へと飛んで来た。飛んで来たバルビーを受け止める形で、唯は抱き締める。

 

バルビー「~♪」

 

唯「…可愛い。」ニコッ

 

実(んぎぎぎ…バルビーの奴、次々と巨乳美女に抱き締められてぇぇええええ!!うらやまけしからん!!)

 

一佳と唯に抱き締められるバルビーを見て、嫉妬の炎を燃やす実。

 

翔「何だよ峰田…お前もバルビーを抱くか?」

 

実「えっ!?あっ、いや…オイラは後でで良いぞぉ~?」汗

 

翔「…そうか。」

翔(なんだかんだで…コイツも面倒見が良い……だから、バルビーも懐く訳だ。)

 

バルビーと実を見ながら思う翔。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男1(見つけたぜ…あのクソガキ…!!)

 

男2(次はこっちの番だぜ!!)

 

ジャキーーーーガチャンッ!

 

 

Raid(レイド) Riser(ライザー)!》

 

 

2人の男は、雄英高校に忍び込み…どこから入手したのか不明な変身ベルトを装着…カードキー型アイテム『プログライズキー』と思わしきアイテムを取り出し、起動させる。

 

 

BLOW(ブロウ)!》

 

WAVE(ウェーブ)!》

 

 

起動させた後、ベルトにキーをセット……

 

男「「実装。」」

 

ベルトの赤いボタンを押す。

 

 

《Raid Rise》

 

 

ベルトから音声が響くと、男達は何やら鎧に包まれていく。

 

 

《Crusing Buffalo!

 

"This charge attack will send you flying."》

 

 

《Splasing Whole!

 

"An aqua current that encompasses everything around it."》

 

 

ライダーに酷似した姿へと変わり果てた男2人は、翔の元へと急ぐ。

 

 

 

オールマイト「では、これより…A組とB組の合同戦闘訓練を行う!2人ペアを組んで貰うぞ!!」

 

翔は出久と組もうと思ったが…

 

お茶子「翔君、ウチとペアにならへん?」

 

三奈「翔、あたしとペア組も!」

 

響香「ウチだって、翔とペアになりたいし…!!」

 

梅雨「わたしも是非、翔ちゃんと組みたいわ。」

 

百「翔さん、よろしければ私とペアになりませんか?武器でも防具でも、何でも造ることができますわ♪」

 

ヒロインズが「そうはさせん!」と言わんばかりの勢いで、翔に迫った。

 

翔「じゃあ緑y」

 

翔が出久と組もうとすると、響香が轟音を出す。

 

響香「えっ?何々、聞こえなかった。」

 

翔「耳郎、お前は却下。」

 

響香「!!」ガーン!

 

翔に却下された響香は落ち込み、その場でしゃがんでしまった。チャンスだと思い、三奈が動く。彼女は翔に思い切り抱き付き、何やら胸を押し当てている。それは意図的にやっていることを見抜いた翔は…

 

翔「…芦戸も却下。」

 

三奈も却下した。

 

三奈「っ!?」ガーン!

 

三奈も落ち込み、響香と同じくしゃがんでしまった。

 

お茶子「えっとね、翔君…デク君とじゃなくて、この3人の中で誰と組みたいん?」

 

翔「麗日…」

 

翔の言葉に、パアッと笑顔を見せるお茶子。だが、その笑顔は瞬時に崩れ行く……

 

 

翔「お前も却下だな。」

 

 

お茶子「ガーン!!」ガーン!

 

翔に却下され、お茶子も落ち込み、その場でしゃがんでしまう。

 

翔(ま、たまには女とも組んでみるか…)

 

そう思った翔は、梅雨と百を交互に見つつ…数分悩む。

 

梅雨「翔ちゃん、ゆっくりで大丈夫よ。」

 

百「まだまだお時間はたくさんありますわ。」

 

梅雨と百は彼を急かすことは決してしなかった。

 

翔「…よし、決めた。」

 

翔が選んだのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「八百万、お前にカリがあったことを思い出した。」

 

翔が選んだのは、百だった。その理由は……数日前、翔は珍しく消しゴムを忘れてしまい、困っていた。その時…

 

百「翔さん、よろしければ私の消しゴム…使ってください♪」

 

百が個性で消しゴムを作ってくれたのだ。

 

翔「蛙吹、次回はお前とペアを組む。今日は悪いな…」

 

梅雨「大丈夫よ、翔ちゃんが決めたことだもの。あなたの意思を尊重するわ♪」

 

梅雨はショックを受けていなかった。次回の戦闘訓練では、自分とペアを組んでいることを約束してくれたことを嬉しく思っている。そういうことで、今日の戦闘訓練は百とペアを組むことになった翔。

 

 

 

グラウンドβに入り、目で周りを見渡す翔。

 

翔「…八百万。」

 

百「はい、どうしました?」

 

翔「…ここ、グラウンドじゃねぇみてぇだな?」

 

百「そうですわね。」

 

翔は百にそう言うと、スラッシュライザーを装着……プログライズキーを起動させる。

 

 

《INFERNO WING!》

 

 

翔「…!?八百万!!」

 

百「えっ!?」

 

翔は何かを感じ取り、百を突き飛ばす。その直後…

 

 

ドゴォッ!!

 

翔「プゥッ…!」ビチャッ…

 

頭部は赤い角を生やしたバッファローを模しており、複眼の下にバッファローの目を思わせる部位が特徴の怪人が翔を踏みつけ、下敷きにする。肩や腕は頑丈なアーマーに覆われ、全体的に力強さを感じさせるフォルムとなっている。もう1体は、クジラのような顔を持ち、両肩にはクジラのヒレを思わせる青いマントをたなびかせているのが特徴の怪人だ。クジラの尾びれを模した扇形の武器『オウギガント』を持っている。バッファローのような怪人に踏みつけられた翔は、吐血してしまう。

 

百「翔さん!!」

 

翔「八百万…に、逃げろ…!!」

 

百「で、ですが…」

 

百が逃げることを躊躇っていると…

 

怪人1「おっ、可愛いお嬢ちゃんじゃねぇか?」

 

怪人2「バカ、俺達はこのクソガキを潰しに来たんだ。アイツには用はねぇよ。という訳で、そらよっ!!」ブゥンッ!

 

クジラのような姿『怪人2』は、持っている武器を振り、突風を起こす。

 

百「ッ!!」

 

クジラの怪人が発生させた突風に、百は吹き飛ばされてしまった。

 

怪人1「あぁ~!?おい、お前何してんだよ!!」

 

怪人2「言ったろ?俺達はコイツを潰しに来たって…オラァッ!!」ドゴッ!

 

翔「ぐぁっ!?」

 

怪人1「…ま、八つ当たりすんには丁度良い…なっ!!」ドゴッ!

 

翔「がはっ!!」

 

2人の怪人は、抵抗できずにいる翔を蹴り…地面を転がしていた。

 

バルビー「!!」ドパパパパッ!!

 

それを見たバルビーは、ハサミから光弾を発射し…空中から怪人を攻撃する。

 

怪人2「邪魔だぁ!!」ブゥンッ!

 

バルビー「ッ!?」パッ…

 

怪人2が突風を起こすと、バルビーは瞬時にその場から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百「……?」パチッ…

 

気が付くと、住宅街を模様したフィールドにいた百。どうやら、クジラ怪人の武器に飛ばされてしまったようだ。

 

百(は、早く…戻らなければ、翔さんが…!!)

 

その時……アパートと思わしき家屋から、1人の用務員と思われる男が出て来て…

 

 

男「お嬢さん、お嬢さん、ケガをしてるじゃないか。ちょっとこっちへ来なさい。」

 

 

…と、百を手招きしている。百は男を不思議がったが…彼を信じ、家屋へと足を運ぶ。




いかがでしたか?今回はここまでです。



『レイダー』と『ライダー』って、何だか響きが似ていますよね?

次回、とあるお笑い芸人が絶賛する程の、あのウルトラ作品のシーンを…『私なりのアレンジ』で再現してみます。

お楽しみに。

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