ヴァンガードif もう一人の先導者   作:クレイЯ

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第九十話「蒼き絆」

レオンside

 

 

「さあ、始めましょう。勝利をあの方に捧げる...蒼龍レオンをЯさせる...!」

 

「ジリアン...」

 

 

シャーリーンとともに、いつも俺のそばにいてくれたあのジリアンが...

こんなファイト、本当はしたくない...だが、ジリアンを救うため、必ずこのファイトに勝つ!

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「MY」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"ブローバブル・ドラコキッド"。」

 

「"士官候補生エリック"。」

 

 

「あたしのターン、ドロー。"バブルボール・コーパラル"にライド。"ブローバブル"のスキルで1枚ドロー。」

 

「("バブルボール・コーパラル"だと...?ジリアンが"メイルストローム"を使うのか...)」

 

「あたしはこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : バブルボール・コーパラル

 

□■□

□□□

V   : 士官候補生エリック

 

レオン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"蒼波兵長ベラギオス"にライド。"エリック"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"ベラギオス"のスキルで山札から5枚見て、"白波の水将フィロガトス"を手札に加え、手札を1枚...クイックシールドを捨てる。"ベラギオス"でアタック!」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"ラジエート・アサルト"。」

 

「...(やはり"メイルストローム"か。)ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : バブルボール・コーパラル

 

□■□

□□□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

レオン 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"ドリフティング・フローフェンサー"にライド。スキルで山札から7枚見て、このカードを手札に加えるわ。ふふふ...」

 

「なっ...なんだ、そのカードは...!?」

 

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"...!?

 

 

「(見たこともないカード...ハッ..!確か光定も"”Я” ダイユーシャ"とやらを使っていた...まさかユニットに虚無の力が影響を及ぼしているのか!?)」

 

「うふふ...コール、"タイダル・アサルト"、"ティアーナイト ヴァレリア"、"発光信号のペンギン兵"。"ペンギン兵"のスキル発動。レストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「まずは"タイダル"でアタックよ!スキルでSB1し、自身をスタンド!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"。」

 

「ふふ、次は"ドリフティング・フローフェンサー"でアタック!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー9000

 

「"バトルシップ・インテリジェンス"でガード!」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガーよ。1枚ドローし、"ヴァレリア"にパワー+10000。」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー19000(9000+10000)

 

「"タイダル"でもう一度アタック!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"白波の水将フィロガトス"。」

 

「次は"ヴァレリア"でアタック!このターン4回目以降のアタックなのでパワー+10000!」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「くっ、ノーガード...ダメージチェック、"暴威のブレイブ・シューター"。」

 

「うふふ、ノートリガーね。残念。」

 

「くっ...」

 

「"ヴァレリア"のスキル。アタックがヒットしたので相手リアガードを1枚退却。まあ、いないけど。さらに4回目以降のアタックなら1枚ドローよ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□■

■■■

V   : ドリフティング・フローフェンサー

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト ヴァレリア

R右下 : 発光信号のペンギン兵

 

□■□

□□□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

レオン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"暴威のブレイブ・シューター"にライド。」

 

 

ジリアンのリアガードは2枚とも厄介な能力を持っている。

"メイルストローム”Я”"がどんなスキルを持っているかわからないが、"”Я” ダイユーシャ"は強力なユニットだった。

恐らく"メイルストローム”Я”"も強力なスキルを有しているだろう。

 

 

「(ここはリアガードを狙う。)"テリフィックコイル・ドラゴン"、"暴威のブレイブ・シューター"をコール。まずは"テリフィックコイル"で"タイダル・アサルト"にアタック。スキルでSB1し、スタンド。そしてスタンドしたことでスキル発動。パワー+5000だ!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ふっ、ノーガードよ。"タイダル"は退却。」

 

「次はヴァンガードの"ブレイブ・シューター"でヴァンガードにアタック!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(V) : パワー9000

 

「それはガード。"スーパーソニック・セイラー"。」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"スピアレイ・セイラー"。」

 

 

ヴァンガードへのアタックを守るか..."タイダル"は守ると思ったんだがな。

攻撃回数はさほど重要ではないということか?

...わからない以上、厄介なユニットは退却させておく。

 

 

「リアガードの"ブレイブ・シューター"で、"ヴァレリア"にアタック!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(R左) : パワー9000

 

「ノーガード。"ヴァレリア"は退却。」

 

「"テリフィックコイル"でアタック!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"翠緑の宝杖エルピダ"。」

 

「..ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

□■□

V   : ドリフティング・フローフェンサー

R右下 : 発光信号のペンギン兵

 

■■■

□□□

V   : 暴威のブレイブ・シューター

R右  : テリフィックコイル・ドラゴン

R左  : 暴威のブレイブ・シューター

 

レオン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。...闇を縦糸、恐怖を横糸に紡ぎし竜よ、運命を辿りあるべき姿に!」

 

「っ!?」

 

「"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"にライド!」

 

 

これが..."メイルストローム”Я”"...何と禍々しい姿だ...

これはもはや"メイルストローム"では...アクアフォースではない..!

 

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"タイダル・アサルト"、"ティアーナイト ヴァレリア"、"バブルボール・コーパラル"、"蒼嵐水将デスピナ"、"蒼嵐竜メイルストローム"をコール。"ペンギン兵"のスキルでレストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「さあ、蒼龍レオン!あなたにも見せてあげる。これがЯしたあたしの力よ!まずは"タイダル"でアタック!スキルでSB1し、スタンド!」

 

「"スピアレイ・セイラー"でガード!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(V) : パワー19000(9000+10000)

 

「ガードしたわね...」

 

「っ、それがどうした。」

 

「アタックがヒットしなかった!よって、"メイルストローム”Я”"のスキルが発動する!」

 

「何!?」

 

 

アタックがヒットしないことによって発動するスキルだと!?

今までの"メイルストローム"とは違う...!?

 

 

「スタンドしているリアガード..."バブルボール・コーパラル"を呪縛!これにより、"メイルストローム”Я”"のパワー+10000!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「さあ、もう一度"タイダル"でアタックよ!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

 

くっ...ここでガードしたら、また"メイルストローム”Я”"のパワーが上がってしまうか...

 

 

「ここはノーガードだ。ダメージチェック...よし、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー!1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(V) : パワー19000(9000+10000)

 

「ふふ...なら、"メイルストローム"でヴァンガードにアタック。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー17000(12000+5000)

 

「何!?だが、パワーが足りない...っ!」

 

「そう、パワーが足りずアタックは通らない。でも、これにより"メイルストローム”Я”"のスキルが発動する!スタンドしているリアガード、"蒼嵐水将デスピナ"を呪縛!パワー+10000!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「行くわよ!"メイルストローム”Я”"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1することでクリティカル+1、ドライブ+1!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー32000(12000+10000*2)、☆2

 

「くっ、"翠玉の盾パスカリス"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ドリフティング・フローフェンサー"。2枚目、"発光信号のペンギン兵"。3枚目、"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"。残念、これだけ引いてノートリガーだなんて。だ・け・ど...アタックがヒットしなかったことでスキル発動!」

 

「っ...!」

 

 

やはりまだスキルが残っていたか...!

 

 

「あたしの呪縛カードの枚数だけ、レオン...お前はリアガードか手札をドロップしなければならない!あたしの呪縛カードは2枚。よって、リアガードか手札を2枚犠牲にしてもらうわ!」

 

「くっ...リアガードと手札の"テリフィックコイル"をドロップする。」

 

「うふふ、まだ終わってないわよ!"ヴァレリア"でリアガードにアタック!スキルでパワー+10000!」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー19000(9000+10000)

 

「これ以上は通さん!"バトルシップ・インテリジェンス"でガード!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(R左) : パワー24000(9000+15000)

 

「ふん...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■■

■■■■

V   : 蒼嵐業竜メイルストローム"Я"

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト ヴァレリア

R中央 : バブルボール・コーパラル

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : 蒼嵐水将デスピナ

Rア1 : 蒼嵐竜メイルストローム

 

■■□

□□□

V   : 暴威のブレイブ・シューター

R左  : 暴威のブレイブ・シューター

 

レオン 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「レオン様...」

 

「大丈夫だ、シャーリーン。このファイト、必ず勝ってジリアンを正気に戻す。」

 

「ふふ...あたしは正気よ。あたしは生まれ変わったの。」

 

「違う!お前は虚無に支配されているだけだ!目を覚ませ、ジリアン!虚無に飲み込まれてはならん!」

 

「お前がそれを言うのね...全く説得力が無いわよ、レオン。」

 

「くっ...それは...」

 

 

確かに俺はアクアフォース復活のため、虚無に魂を売った。

ロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろう...三つのクランを生贄にした。

償っても償いきれない所業...だが、だからこそ俺にはわかる!

 

 

「俺だからこそ言えることがある!虚無の力は身を滅ぼす!目を覚ましてくれ、ジリアン!」

 

「アハハハハハ!何を言っても無駄!あたしはあの方のためだけに戦う!それがあたしの存在意義!あたしの幸せ!」

 

「くっ...届かないか...」

 

 

俺の声は届いていない...まだ虚無のオーラが強すぎる...!

やはりファイトに勝つしかないか!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。純白なる速風、夜空の流星となり現れよ!ライド、"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"白波の水将フィロガトス"、"蒼波兵長コルベット"、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"をコール。"コルベット"はスキルでパワー+5000。」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー13000(8000+5000)

 

「"テトラドライブ"のスキル発動。CB1し、パワー+2000。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー14000(12000+2000)

 

「行くぞ。まずは"プロパルション・ドラゴン"のブースト、"暴威のブレイブ・シューター"でアタック!」

 

"暴威のブレイブ・シューター" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

 

くっ、最初にトリガーを引かれるとは...

だが負けるわけにはいかない。ジリアンを救って見せる!

 

 

「"暴威のブレイブ・シューター"のスキル。CB1、自身を山札の下に置き、山札から3枚確認。"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"をコール。残りは山札の下へ。そして、ヴァンガードの"テトラドライブ"でアタック!"フィロガトス"はスキルでパワー+5000!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー17000(12000+5000)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー14000(12000+2000)

 

「させないわ。"蒼嵐水将デスピナ"でガード!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"フィロガトス"にパワー+10000。」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「2枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー24000(12000+2000+10000)、☆2

 

「リアガードの"テトラドライブ"で、"タイダル・アサルト"にアタック!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(Rア1) : パワー17000(12000+5000)

 

「"発光信号のペンギン兵"でガード。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

 

「行くぞ、ジリアン。四度目の風は嵐だ!"白波の水将フィロガトス"でヴァンガードにアタック!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"タイダル・アサルト"。」

 

「"テトラドライブ"のリミットブレイク!蒼龍の子が命じる。風の竜よ、風と共に甦れ!手札を2枚捨て、スタンド、ドライブ-1!"コルベット"のブースト、再びアタックだ!」

 

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー37000(12000+2000+10000+13000)、☆2

 

「残念。"翠玉の盾パスカリス"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

「くっ...ドライブチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー47000(12000+2000+10000*2+13000)、☆2

 

「残念。いくらトリガーを引いても無駄よ。」

 

「っ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■■■

V   : 蒼嵐業竜メイルストローム"Я"

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト ヴァレリア

R中央 : バブルボール・コーパラル

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : 蒼嵐水将デスピナ

Rア1 : 蒼嵐竜メイルストローム

 

□■■■

■■□

V   : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R中央 : 蒼波兵長コルベット

R左下 : 蒼波竜プロパルション・ドラゴン

Rア1 : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

 

レオン 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「うふふ...残念だけど、これで終わりね。ファイナルターン!」

 

「っ!」

 

「スタンド&ドロー。ライド、"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"バブルボール・コーパラル"をコール。"ペンギン兵"のスキルでレストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「行くわよ、蒼龍レオン!あたしのアタックに耐えられるかしら!まずは"タイダル"でアタック!スキルでSB1し、スタンド!」

 

 

くっ...できれば"メイルストローム”Я”"はクリティカルが上昇するから、ガードしたい。

だがガードすればリアガードや手札を削られてしまう。

だからリアガードのアタックを極力受けるべきだが...どうすればいい...

 

 

「さあ、どうするの、蒼龍レオン!」

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き...」

 

 

ここでヴァンガードにパワーを与えれば、恐らくジリアンはリアガードのアタックをわざとヴァンガードにして、アタックをヒットさせないだろう。

だがリアガードに与えたところでそれは同じことになるのではないか...ならばヴァンガードに与えた方が良い。

 

 

「パワーはヴァンガードへ。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「へえ、ヴァンガードにパワーを与えるのね。なら"タイダル"でもう一度ヴァンガードにアタック。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「アタックがヒットしなかったので、中央後列の"バブルボール・コーパラル"を呪縛。パワー+10000よ。」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「さらにソウルに"メイルストローム"があるので、"フィロガトス"を退却!」

 

「何!?」

 

 

パワー上昇だけでなく、リアガード退却だと!?

これでは"メイルストローム”Я”"のアタックを防いだ時、手札を削られる可能性が高くなる...!

 

 

「次よ。"メイルストローム"でヴァンガードにアタック。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー17000(12000+5000)

 

「当然、アタックはヒットしない。"デスピナ"を呪縛。パワー+10000、"テトラドライブ"を退却。」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「"バブルボール"でアタック!」

 

"バブルボール・コーパラル" : パワー13000(8000+5000)

 

「このアタックもパワー不足で通らない。でも"ヴァレリア"を呪縛。パワー+10000、"コルベット"を退却。そして"メイルストローム”Я”"でアタック!スキルでCB1支払い、クリティカル+1、ドライブ+1!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー42000(12000+10000*3)、☆2

 

「させん!"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

 

これで手札は2枚...リアガードは1枚でジリアンの呪縛カードは3枚。

つまりこのアタックにより、俺の手札もリアガードもいなくなるということだ。

 

 

「トリプルドライブ、1枚目、"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"。2枚目、"蒼嵐竜メイルストローム"。3枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー...だけど、もうアタックは終わっているから無意味ね。そして、アタックがヒットしなかったのでスキルが続くわ。呪縛カードの枚数分、手札かリアガードをドロップして!」

 

「くっ...手札とリアガードをすべてドロップ。」

 

「アハハハハハ!ファイナルターンは失敗したけど、お前の勝ち目はゼロ!あたしに敗北する運命は変わってない!」

 

「まだだ...まだ風は止んでいない!」

 

「ふふ...直に止むわ。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

_■■■

■■■■■

V   : 蒼嵐業竜メイルストローム"Я"

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト ヴァレリア

R中央 : バブルボール・コーパラル

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : 蒼嵐水将デスピナ

Rア1 : 蒼嵐竜メイルストローム

Rア2 : バブルボール・コーパラル

 

□■□□

□□□

V   : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

 

レオン 手札:0枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

手札もリアガードも0。確かに絶望的な状況だ。

逃げ出したくなる気持ちも、負けを認めてしまう気持ちも良く理解できる。

だが俺は逃げない。負けない。俺はそうやって諦めずに戦い、勝利を掴んだファイターを知っている!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"蒼波兵長コルベット"をコール。スキルでパワー+5000。」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー13000(8000+5000)

 

「"テトラドライブ"のスキル発動。CB1、パワー+2000。それを3回発動。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー18000(12000+2000*3)

 

 

 

「レオン様、そのスキルは1回だけ使えばいいだけじゃ...」

 

「レオン君だってそれはわかっているさ。だけど、このターンに賭けるという気持ちを表したんだよ。」

 

「そっか...レオン様...頑張って...!」

 

 

 

「...行くぞ!"蒼波兵長コルベット"のブースト、"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー31000(12000+2000*3+13000)

 

「っ、"ラジエート・アサルト"、"スーパーソニック・セイラー"でガード!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「さらに"タイダル・アサルト"でインターセプト!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー42000(12000+10000+15000+5000)

 

 

 

 

「手札を3枚残して、最低限のガード!?」

 

「つまりあの手札はガード値の無いグレード3...もしここでレオン君がトリガーを2枚引けば...」

 

「レオン様...!」

 

 

 

「ふっ、ジリアン...それでいいのか?」

 

「っ、うるさい!さっさとトリガーチェックをしなさい!」

 

「そうだな...だがその前にお前に問いたいことがある。お前をリバースさせたのは誰だ。」

 

「っ、それをあたしが答えるとでも!?」

 

 

そうだな...わざわざ答えるわけがないと思っていた。

だが、ジリアンは福原高校に通うようになってから、さらに強くなった。

ジリアンを強くしたのは、奴だった。

 

そして、そんなジリアンをリバースさせられる者など、思い当たる者は少ない。

だが...同時にそんなこと信じたくないという気持ちもある。

 

俺自身、奴のことを信頼している。だからこそ、そうであってほしくないと思ってしまう。

 

 

「だが...おそらくはユウトなんだろう...」

 

「っ...」

 

「俺はお前を倒し、正気に戻す。そして...ユウトに会いに行く。お前をリバースさせた理由を問う。お前を傷付けた理由を問う。そして、俺がそれを許せなかったなら...俺は奴を倒す。必ずだ!」

 

「な、何でそこまで...」

 

「家族だからだ。ジリアン、そしてシャーリーン。お前たちは俺にとって、大切な家族だ。だから俺はお前を救う!」

 

「っ...レオン...様...」

 

 

「行くぞ!ツインドライブ、1枚目、"バトルシップ・インテリジェンス"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー41000(12000+2000*3+13000+10000)、☆2

 

「2枚目..."虹色秘薬の医療士官"!」

 

「っ、そんな!?」

 

「ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、パワー+10000!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー51000(12000+2000*3+13000+10000*2)、☆2

 

「行け、"テトラドライブ・ドラゴン"!俺の大切な家族...ジリアンの目を覚ませ!セイクリッド・ストーム!」

 

 

『ぐあああ!』

 

『うわあああ!』

 

 

"テトラドライブ"の攻撃が、"メイルストローム”Я”"を守るガーディアンたちを薙ぎ払う。

そして、渾身の一撃が"メイルストローム”Я”"へと突き刺さる。

 

 

『ぐぎゃああああああああああああ!』

 

「っ、ダメージチェック、"ティアーナイト ヴァレリア"..."蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"...あたしの、負け...ああああああああああああああああああ!

 

「ジリアン!」

 

レオン...様...!っ、ああああああああああああ!」

 

 

ドサッ

 

 

「「ジリアン!」」

 

 

虚無のオーラが抜け、ジリアンが倒れる。

俺とシャーリーンはすぐさまジリアンの元へと駆け寄った。

 

 

「ジリアン、無事か!?」

 

「っ...レオン...様......あたし、一体...」

 

「大丈夫だ。少し悪い夢を見ていただけだ。」

 

「そっ...か.....レオン様...ありが...と...う...ござい....ます....。」

 

「ジリアン...お休み。もう少しだけ、休んでいてくれ。」

 

 

ジリアンは虚無が体から抜けた影響か、気を失ってしまった。

だが、救うことができて良かった。

 

ジリアンとシャーリーンは俺に残された大切な家族だから。

必ず守る。そう誓ったんだ。

 

 

...待っていろ、ユウト。お前の元に行き、この報いを受けさせる!

 

 

 

.


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