【注意】女トレーナー・名前なしオリ主、二次オリです。苦手な方はご注意下さい。
何か問題があれば削除します。
1番を取ることを諦めたトレーナーとダイワスカーレットとの出会いの話です。

勢いで書いておりますのでなんでも大丈夫な方のみお進み下さい…

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共に目指す1番

「トレセン学園…、わ、私、これからあのトレセン学園でウマ娘達を担当できるんだ…!!」

 

──八月。

うるさく鳴き喚く蝉の声から逃げるようにイヤホンを耳につけて、電車から降りた。

そうか、就活か。そんなことを思いながら、蒸し暑く太陽の光を照り返すアスファルトを履き古したスニーカーで歩む。

 

リクルートスーツを着たその子は向かいのホームで、スマホを耳に付けて歓喜に溢れた表情をしていた。浮腫んだ足を包むストッキングから見える絆創膏が目に入った。

職業柄、足にはよく目がいく。ヒトでもウマでも。絆創膏で痛みを隠しているあの子はいろんな就活戦争に勝ち抜いて、トレセン学園でトレーナーとしてこれから働くのだ。それを夢見て来て、それが叶った。

 

私はそれを見て、眩しいなと思った。それはホームにやってくる電車に照り返した太陽の光だったのかもしれないし、内定に喜ぶ彼女だったかもしれない。

いつからだろうか。ヒトでもウマでも、何かに向かって頑張ろうとする姿が眩しく感じ始めたのは。目が開けられないぐらい、下を向いていないといられないぐらい、私はずいぶんと目が悪くなってしまった。

 

妙な思案に耽りながら、こんなことを考えるのは暑さのせいだと何かのせいにして改札を出る。

私の薄っぺらいトートバッグに入っているのは辞表届だけだ。これを提出したら、実家のある九州に帰ろうと思っている。実家の、蹄鉄整備工でも継ごうかな。そんな甘い言葉を寡黙な父は何も言わず許してくれた。

 

私はいま一番、“ウマ”と名のつくものから逃げたかった。だから八月。学園内のウマ娘達は皆帰省しているか、あるいは合宿中で出払っているので、私は今しかないと思ったのだ。

しかしトレセンから去る私を迎えてくれるのは、結局ウマ娘達に関わるもの。でも私からウマ娘達を引いたら何が残るだろう。

 

うだうだとまとまらない思考のまま、行き慣れたトレセン学園の校門前にまでいつの間にか着いていた。この門を跨ぐのも今日で最後だなぁ。私は意外とあっさりとした感情に襲われた。

私はこっそりと門の隅から入って、緑の服の彼女がいないか周りを見渡した。

 

「…トレーナーさん?」

「ひぃっ」

 

居ないと思ったら、後ろに居た。

駿川たづなさん。このトレセン学園に初めて来た時、私を優しくフォローしてくれた頼りになる人。

たづなさんは夏場の休校中だというのに、いつも通り変わらずビシッと緑の制服に身を包んでいた。それに反して私は、トレセン仕様のトートバッグとアイロン掛けしていないシャツ、デビュー戦以来履いていなかった黒のスラックスだ。どうして今までお世話になったところに別れを告げる時ですら、こんな格好なんだろう。私は自分が情けなく感じた。

 

「お久しぶりです」

「…お…久しぶりです」

 

たづなさんは私と初めて会った時と変わらない笑顔で挨拶をすると、何も言わずに黙っていた。

何か私の言葉を待っているように見えて、たづなさんに「熱いですね」と社交辞令のような拙い言葉を差し出した。

 

「熱いですねぇ…理事長もクーラーの効いた部屋からなかなか出て来なかったりして大変なんですよ」

 

困った口調だがどこか楽しげに語るたづなさんですら、私はついに目を逸らしてしまった。ウマ娘達の異常にいち早く気がつく彼女は、私たちトレーナーの異変にもすぐ気がつく人だ。

 

「どうかしましたか?理事長にご用ですか?」

 

彼女は私の異変に気が付いている。

私は白状することにした。

 

 

 

 

「そう、ですか」

 

たづなさんは珍しく小さな声でそう言うと、真っ直ぐと前を見据えて黙ってしまった。

トレセンを辞める。これは前々から、二年前から決めていたことだ。

二年前、私はある一人のウマ娘を担当していた。

私は新人だった。初めて担当したウマ娘もトレーナーをつけるのは初めて。私達は手探りながら毎日トレーニングを続けていた。

 

運が良かった。そして彼女自体の素質が良かった。私達は無名ながらも初めてG Iの舞台にまで上り詰めた。

『皐月賞』最も早いウマ娘が頂点に立つレース。同時期をデビューしたウマ娘達は良血とも言われるエリート出の子で、もちろん彼女達も出場していた。私達は全く見向きもされなかった。

13番人気、かつ外枠。私達は舞台に乗っているはずなのにまるで蚊帳の外のようだった。

 

それでも若さか。私は絶対にこの子を勝たせたいと言う気持ちが強くて、そして彼女も絶対に勝って三冠の一つを手に入れるという強い意志があった。

出来るだけの努力を当日までし続け、そして私達は──挑んだ。結果は4着。掲示板に入ったことすら奇跡に近いものだった。

世間の評価は概ねそうだった。無名の私達がエリート血統のウマ娘達に混じって掲示板に入れたことは奇跡。

 

『トレーナー!次は絶対、1番を取ります!』

 

そんな評価をものともせず、彼女は強くそう言い切った。私も皐月賞の結果があるなら、ダービーの参加も夢じゃない。彼女の背を後押しした。

 

東京優駿日本ダービー。皐月賞を勝ち抜いたウマ娘達も軒並み参加していた。周りに圧されるな、絶対に自分の走りを貫け!と私は彼女の背中を叩いた。

結果は、8着。せめて掲示板入りはする、当時の私の甘い予想を簡単に打ち砕いた現実だった。ダービーは甘くないことは分かっていた。それでも、前走の皐月賞の結果があれば叶うかもしれない、と若い私達はそう信じて疑わなかったのだ。

 

ゴール板を通り過ぎた彼女は、決して俯かないまま戻ってくると、『トレーナー、…次は、1番、取りますから!』と笑っていた。前の娘が走っていた泥の跳ね返りが目に入ったから洗ってくる、と私の前を立ち去っていった。私は、泣いてはいけなかった。控室で目を洗って戻ってくるであろう彼女を待っていた。

 

菊花賞。クラシック三冠、最後の一冠。

私はダービーに敗れたその日から菊花賞について入念に研究し続けた。脚質や芝の状況、皐月とダービーでの彼女の走りを毎日何度も見直したり調べ直したりした。

 

今思えば私は彼女にどうなって欲しかったのだろう。どれか一冠をとって欲しかったのだろうか。一着をとって欲しかったのだろうか。

違う。私は彼女にそうなって欲しかったのではなく、自分がそうでありたかったのだ。

“なんでも1番を取れるトレーナー”になりたかったのだ。昔から、1番を取ることに拘っていたから。

 

デビュー戦も初戦は5着。未勝利戦でどうにか1着を取った。皐月賞に参加できたことは本当に奇跡に近い。ダービーでも8着に入れたことはとてもすごいことだ。

彼女の努力を体感する一方で、どうして1番になれないのかと私は日々悩んでいた。これはトレーナーである私の問題だ、そう思うようになった。

 

私は焦っていた。父の反対を押し切って上京した私は、“ダービーウマ娘を出せるようなトレーナーになってやる”そう啖呵をきって飛び出した。父は私に“できなかったら実家を継げ。一度でも失敗したら帰れ”とだけ返した。私はトレーナーとして活躍したかったから、父の要望には応えたくなかった。私の身勝手な見栄だ。

 

その焦りと見栄が彼女に伝わっていたのかもしれない。彼女はいつも、『次は1番をとってみせる』としか言わなかった。彼女自身がどうしたいかを、結局、現役時代の彼女から一言も聞くことはなかった。

 

そんな私に天罰が下った。菊花賞前の夏合宿で、彼女が靭帯を痛めたのだ。

 

『菊花賞の参加は諦めてください。…ひどいことを言うようですが、レースそのものから、退くべきです。まともに歩行できるかできないか、その瀬戸際です。彼女の足はもう限界です。あなたがトレーナーなら、もっと早くに気付いてほしかった』

 

医者の非情な一言は、今まで彼女を顧みなかった私に戒めのように突き刺さった。

 

手術を乗り越え、入院する彼女の元へ立ち寄ろうとしたが、彼女から来ないでくれ、会いたくないと病院の受付を介して言われた。

 

そして二ヶ月後、彼女から一通の便箋が届いた。

中身は、淡々とした文しか書いていなかった。一度も顔を合わせることなく別れを告げるのは礼儀がなっていないが許して欲しいと書かれていた。この足ではもう走れない。ならばこの学園にいる意味がない、だから退学するという旨。

そして最後に、

 

『私は、貴方というトレーナーと巡り合ってしまったことに後悔しています。

貴方はいつも、私の結果が振るわなかった時、自分のトレーニングのせいだと思っていましたよね。

私なら絶対に1着が取れるはずなのに、私には聞こえないと思ったんだろうけど、聞こえていました。口癖のようにいつも言われていましたから。

 

私はそれが、自分の才能の無さ、努力の足らなさだと思ったんです。思ってしまった。

最初は自分がダメなんだと思っていたけど、そのうち私は一体誰のために走っているんだろうと思うようになりました。

貴方は私が着外の時も隠してくれていたけど、“1着だけが欲しい”という気持ちがずっと私には見えていました。

 

疲れたんです。走ることも、走れなくなったことも、走っているのを見ることすらも、疲れました。』

 

どうかお元気で。と締め括られたその手紙で私はようやく気付いたのだ。自分はトレーナーという仕事が向いていないのだと。

 

それから二年後の今日までの間、別の娘を担当するも脚質や適正すら見抜けずに最下位ばかり取るようになって、担当を外されたりした。

その後は中堅トレーナーの手伝いやら見習いをし続けて来たが、向いていないと確信した仕事をやり続けることは苦痛だった。

そして半年の休暇をいただき…現在に至る。

 

「それで、辞められるんですね」

 

このトレセンを。

たづなさんは咎めるわけでもなく、惜しむわけでもなく、事実をただ述べていた。

 

「はい。私には、向いていない仕事でした。

ただの数字の世界じゃない。夢を一緒に見て、追いかけて、お互いの背中を支えるという、トレーナーとして当然のことが、私にはできませんでした」

 

私は地面を見つめてそう返した。

蝉が私の声を掻き消そうとせんばかりに鳴いている。

 

「では、理事長の元に向かう前に、少し見て行きませんか?」

「見て行く?」

「はい!新入生のウマ娘達を!」

 

たづなさんはふふ、と楽しそうに笑うと行きましょう!と私の腕を掴んで引いて行く。

たづなさんは想像以上に力も強いし足も速いので、ちょっと待ってと止める間もなくグラウンドに連れて行かれてしまう。

 

「中等部の生徒達です」

「…多い、ですね」

「はい!今年度も多くのウマ娘達が夢を持ってこのトレセンに入学して来たんですよ」

 

たづなさんのその言葉に、ホームにいた内定をもらった彼女の姿が思い浮かぶ。彼女もきっと、去って行く私に変わって夢見てここへ訪れる。

揃えられた芝とダートの匂いが胸いっぱいに入ってくる。

その上を力強く蹴り上げて駆け抜けて行くウマ娘達をグラウンドの上から眺めていた。

 

蹄鉄が地面を抉る音を聞きながら、将来の三冠のタマゴや、名ウマ娘とも言われるシンボリルドルフのように、彼女に続くようなウマ娘達がここの中にもいるのだろうなぁ、と思っていた。

 

「あーー!!もう!なんで“1番”になれないのよー!!」

 

耳をつんざくような大声が聞こえて来て、私はハッとする。その声の主は、ハァハァと荒い息をついて膝に手をついていた。

 

「彼女は“ダイワスカーレット”さんです。この春にトレセン学園に入学して来たんですよ」

 

私が彼女を見ていることに気付いたのか、たづなさんが名前を教えてくれる。

“ダイワスカーレット”。その名前の通り、赤い髪飾りをつけた姿が印象的で、彼女に釘付けになった。

さらに見た目だけではない。彼女の言葉が、私には突き刺さったのだ。

 

「“1番”じゃなきゃ…ダメなのにぃ…!」

 

ダイワスカーレットは膝が震えていた。もう何本走ったのだろうか。流石に休まないと、彼女の足が壊れてしまう。

それでもまだ駆けようとする彼女に向かって、私は無意識に声をかけそうになった。

“1番でないとダメ”その言葉が私にはとても響いた。

 

「彼女に声をかけるんですか?」

「…え、」

「トレーナーとして、彼女に声をかけたいんですか?」

 

たづなさんは、真っ直ぐに私を見ていた。

彼女に向かって駆け出そうとする私に、その行動の真意は何かと聞いている。

そうだ、私はもうトレーナーでなくなるのに。彼女に声をかける資格などないのに。

 

「いいえ?トレーナーさんはまだトレーナーです。貴方は、まだトレーナーなんですよ」

 

心の呟きが漏れていたのか、たづなさんは私の思いを、言葉を否定した。

 

「…私、は…まだ、トレーナーでいて…良いんでしょう、か」

「ええ!…貴方がそう思い続ける限り、貴方はウマ娘を支えるトレーナーですよ」

「ゎ、私、…支えられて、ない…」

「いいえ。少なくとも私は──貴方が担当してくれてよかったと言っているウマ娘を知っています」

「そんなの、」

「最初の、貴方が初めに担当した彼女です」

 

私が休暇を取って塞ぎ込んでいる間、彼女がこのトレセンへ一度戻ってきたらしい。たづなさんから私の近況を聞いて、彼女は涙を滲ませてこう言った。

 

『手紙でああ言ってしまったのは、あの時はとても辛かったから。もう走れないことが辛くて、トレーナーさんに当たってしまった。

でも私、本当に最初どのトレーナーさんからも無理だって言われてたんです。オープン戦ですら厳しいって言われてました。

そんな私を、一緒に1番を目指そうと言って、皐月賞やダービーを走らせてくれたのはトレーナーさんなんです。

無名だった私が、エリートだらけの同期に混じって皐月とダービーを走れるなんて、本当に…トレーナーさんのおかげなんです。

…私、とてもひどいことをしてしまったんですね。もう謝れる手段が無いけど…たづなさん。もしトレーナーさんに会ったら、“私を担当してくれてありがとう、私と1番を目指そうとしてくれてありがとう”と言ってくれませんか』

 

彼女がどんな顔をしてその言葉を残してくれたのか、私には想像できない。しかし、彼女が私にありがとうと残した言葉を、私は今から無下にしようとしていたことは分かる。

私は、と声に出して、詰まってしまう。たづなさんはそんな私の肩をくるりと回して、トンと背中を押す。力強かった。

 

「“1番”を目指すトレーナーさんなら、ダイワスカーレットさんにかける言葉が分かるはずです」

 

私はその言葉に押されるように、グラウンドに向かって駆け出した。

ダイワスカーレットは震える膝をどうにか抑えようとして、今にも走り出さんとフォームを整えている。

 

「ちょっ、…と!待って!そこのあなたー!!」

 

私は久しく走ったせいで、肺も膝もひどく脆くなっていた。足がもつれて芝生の上に派手に顔から転けてしまう。

突然現れた変質者に緋色の彼女は怪訝な顔をしてこちらを見る。擦りむいたであろう膝が痛むのを我慢して、真っ正面から彼女を見る。

 

「な…なに!?っていうか、ずっこけて平気なの?」

「あのっ、私……貴方の、トレーナーになりたい…!」

「……はぁ?!」

 

私は何を言ったんだろう。ダイワスカーレットが私を見てその綺麗な緋色の目を丸くする。

私は彼女にこんな言葉をかけるつもりは…あったのだろうか。無意識だった。

 

「い、一緒に、“1番”を目指しませんか!」

 

ビシ!と音がするぐらい、私は右手の人差し指を彼女の前に立てた。そうだ、初めてウマ娘を担当した時も、私はこうやってあの娘を口説いたんだ。

勝たせてあげるとか、1番を取らせてあげるじゃなくて、泥臭くても私も1番を目指したいから、一緒に1番を取ろう、と。

 

「なに、言ってんの?」

「あ…ご、ごめんなさい。突然…」

「…そのバッジ、トレーナーなの?」

「まぁ…あの…一応」

「煮え切らない答えね…」

 

彼女は呆れてきた。中等部の生徒という割に、とても賢そうな、聡明な雰囲気が溢れていた。私より随分と大人びている、そう思ったが彼女の膝には泥がたくさんついていた。何度か転けたのか、絆創膏もたくさんつけてある。

 

「…アンタ、一緒に1番を目指すっていった?」

「言いました…」

「バカね!アタシはいつだって1番を取るって決まってるの!それ以外ありえないんだから!」

 

これは割と強気なお嬢さんだ…と私は感心しながら、さっきの1番じゃなきゃダメは何?と聞き返す。

 

「それは……アイツが、この前走った2000メートルの記録…クラスで1番だったから、悔しくて…」

「アイツ…?」

「〜〜ッ、名前言わせないでよ!ウオッカよウオッカ!たった2秒差!…アタシはその2秒が許せないの。絶対1番になるんだから。だから今も、」

「その、ウオッカのタイムを越えようと?」

「…だったら何!文句あるわけ!?」

 

彼女はフン!とそっぽを向いてしまう。

たった2秒でも許せない。1番しかありえない。

いままで1番を狙い続けてきたことが仇となった私にとって、彼女の姿勢と言葉と意志は古傷を抉るようだった。

それでも、その痛みよりずっと、彼女の目指す1番に私は惹かれた。私も、共に1番を目指したい。

 

「…アンタ…アタシのこと担当にしようってつもり?」

「えっ、良いの!?」

「まだOKしてないわよ」

「そ、そう…」

「…今度の選抜レース、アタシとウオッカが出るの。私、ウオッカを抜いて1番になってみせるから。そこでもう一回、私の目指す“1番”に一緒になりたいって思うなら…アタシのトレーナーになっても良いわよ」

 

ダイワスカーレットはそう言うと、タオルや水筒を持ってグラウンドを去っていく。

私は、彼女の背を見送りながら思わず泣いていた。

 

 

 

───さぁ、第4コーナーカーブ!勝負は直線で決するのか!先行集団から抜けたのはダイワスカーレットッ!その緋色を追うように中団から抜けたのはウオッカ!残り400メートル、ダイワスカーレットかウオッカ、両者どちらも譲らないまま残り200メートル!1着を取るのは───!

 

 

その日私は、今までで1番綺麗なスーツを着て、ダイワスカーレットの元に行った。

 

「あ!アンタ、ちゃんと見てたでしょうね?アタシの走り!」

「見てたよ、本当に綺麗な走りだった。だから──」

「えぇ。分かってるわよ。その様子じゃ、アタシの“1番”についてくる気はあるみたいね」

「もちろん!…ダイワスカーレット、あなたを…」

「いいえ、アタシ達は一緒に“1番”を取るわよ」

「───うん!」

 



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