なんとなく思いついたネタ集   作:両津

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わてりVSウィンディ(VIPRPG ウィンディ襲来 より)

ウィンディ(風魔法具現化:ウィンドI)

「わてりちゃあああああああああああああああああああん!!!!!!あっそぼおおおおおおおおお!!!!!!!」

 

わてり(水魔法具現化:ウォーターI)

「来なよ、ウィンディちゃん!遊んであげる!」

 

事の発端は、わてりが病弱な、親友の風魔法具現化のウィンディのためにプレゼントを買いに行ったところ

 

闇魔法具現化ダークネスI:(愛称:やみっち)の店で売られていたデスソースをやみっちの話術…

「このデスソースは病人に飲ませると一気に回復する代物」と騙されて買ってしまい。

そのデスソースによるあまりの辛さからの現実逃避とプラシーボ効果によりそうなっているのだ。

 

そんなウィンディは身の丈を遥かに超える剣----

ベルセルクのドラゴン殺しをほうふつとさせる大剣を持っていたのだ。

 

「それじゃあ、いくよ!わてりちゃあああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!」

 

ウィンディの大剣がわてりを襲う。

ウィンディは病衣を身に付けた少女。それも魔法具現化の病弱な少女だった。

それを身の丈を遥かに超える剣だというのに、それを軽々と持っているのだ。

身の丈を遥かに超える大剣を振り回しながら斬撃を食らわせてくるウィンディ。

 

だが、わてりは躱していく。

 

「ウィンディちゃん?そんなんじゃ私に当たらないよ?(とても生きた心地がしないよ…。一度でもウィンディちゃんの攻撃にあたると……殺られる!!)」

 

「うるさああああああい!わてりちゃあああん!!当たれえええええええええええええ!!!」

 

わてりの回避行動によりウィンディの怒りゲージが上がる。

そしてまたもや大剣を振るう。

 

「わてりちゃあああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

わてりはそれを紙一重で避ける。

 

「あっそぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「くっ!?」

 

怒り狂ったウィンディの怒濤の連続攻撃を避けていくわてり。

しかし、ウィンディの猛攻は止まらない。

 

「わてりちゃああん!!避けないでよおおお!!!!!!!!!!!!!」

「ほら。それじゃ当たらないよ?」

 

 

「うるさああああああああああああああああああいいいい!!!!!!!」

 

ウィンディはさらに攻撃を加速させていく。

 

「ちょ!?ウィンディちゃん!?」

 

もうわてりの声など届いてはいなかった。

それはまるで暴走列車のように。

ウィンディの斬撃はさらに加速していった。

 

「いくよ!わてりちゃあああああああああああああああああああん!!!!!!これで終わりだよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「いいよ!もっと遊んであげる!」

 

「あっそぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

 

そしてウィンディの大剣がついにわてりを捉えた……はずだった。

しかし、そこにわてりの姿はなかった。

なんとかギリギリのタイミング…紙一重でかわしていたのだ。

「ウィンディちゃん。当たらなきゃどうってことはないよ?」

 

 

それから数分後。

「あっはははははは!!!!!!!!わてりちゃああああああん!!!!!!!!」

そこには壊れたように笑いながら大剣を振るっているウィンディがいた。

デスソースにより完全に理性を失ったかのように笑っていた。

「なんであたらないのおおお!?」

「だから言ったでしょウィンディちゃん!当たらなければどうということはないよ!」

そう言うと、わてりはウィンディの斬撃を躱していく。

わてりの作戦は、ウィンディちゃんを疲れさせる作戦なのだ。

普段のウィンディなら絶対に持つことができないだろう。身の丈を遥かに超える大剣を振り回している以上、いつかは疲れが出るはずなのだ。

 

それに気づかずにウィンディはどんどん体力を削っていく。

しかし、わてりにはどれくらいウィンディの体力を削ったかわからない。

「わてりちゃああああああああああああん!!あたれええええええええええ!!」

さらに激しさを増していくウィンディの斬撃。

 

「(このままじゃだめだ…もっとウィンディちゃんを疲れさせないと)」

 

ここでわてりは、あえて挑発してウィンディを更に疲れさせる作戦に出る。

「ウィンディちゃん?こんなもんなの?それじゃ当たらないよ!」

「うるさいうるさいうるさあああああああああい!!これでもくらえええ!!!!!!」

そしてウィンディの大剣がわてりに向かって振り下ろされた。

「かかった……!!」

 

わてりはその大剣をしゃがんで避けた。

そして、そのままダッシュで逃亡。

 

「わてりちゃあああん!?どこいったのおおおおおおおお!?!?」

 

そしてわてりはウィンディから距離を取って挑発。

 

「こっちだよウィンディちゃん。ほら、ここまでおいで!鬼さんこちら、手の鳴る方へ♪」

「うるさああああああああああああああああい!!!!!!!!!!!」

 

そう言ってわてりを追いかけるウィンディ。

そして、わてりとウィンディの壮絶な追いかけっこが始まった。

 

ウィンディは大剣を持っているにも関わず軽々と持っていた。

そして、そのスピードは常人の域を超えていた。

 

「きゃああ!?」

「あっははははははは!!!!!待ってえええええええ!!わてりちゃああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!」

しかし、大剣を持って走っているせいで足は遅い。

 

「あっははは!!わてりちゃああん!!逃げないでよおおおおおおお!!」

「いやいや!?逃げないと死んじゃうよ!?」

 

 

 

そんなウィンディの猛攻は続く。

そしてわてりとウィンディは街中について来た。

「わてりちゃああああああん!追いついたよおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

「ウィンディちゃん!もっと来なよ!!」

そして、ウィンディの大剣がわてりに襲いかかる。

 

「あっそぼおおおおおおおおおおおおおおおおおオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

衆人環視の中でわてりは大剣を避ける。

「くっ!?ウィンディちゃん!?周りの目とか気にしないの!?みんな見てるよ!?」

「わてりちゃああん!!周りなんて関係ないよおおおおおおお!!!!!!!」

「ちょ!?ウィンディちゃん!?まだやれるの!?」

「うるさああああああああああああああいいいいいいい!!!!!!!!!!1!!」

 

そしてまたもや斬撃を繰り出すウィンディ。

それを避けていくわてり。

一撃でも当たれば致命傷は免れない。

だが、紙一重で躱していく。

 

「わてりちゃああん!もっと!もっと!!もっと遊ぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」

「あっそぼおお!!!!!!!」

「くっ……!」

そして、ウィンディの怒りゲージが溜まる。

 

「わてりちゃあああん!!いい加減に避けないで当たってよおおおおおお!!!おおお!!」

しかし、ウィンディの攻撃は止まらない。

 

「うるさいうるさああああああい!!あたれええ!!」

病弱な体とは思えないほどの素早い斬撃を繰り出してくるウィンディ。

 

「わてりちゃああああああん!!!!!!!」

 

「これじゃいつ当たっても…こうなったら…そうだ!!」

するとわてりは自分が通っている魔法具現化小学校に逃げ込むことを考えた。

「あっ!!わてりちゃああああああん!待ってえええええええええええ!!!!!!!」

 

魔法具現化小学校の方へと逃げたわてりに対しすぐウィンディは追跡をしてきた。

 

「逃がさないよおおお!!」

「よし、追ってきた……」

わてりはそのまま、魔法具現化小学校の昇降口へと向かった。

そして、中に入っていく。

「ここで逃げ続ければ……ウィンディちゃんが私を探しているうちに疲れるはず!」

そしてわてりは息を整えた。

「ふぅ……。一先ずウィンディちゃん来るまでに休んでおこう。」

そして、ウィンディが来るまで休むことにした。

少しでも休んで、ウィンディの斬撃を躱す体力を蓄えておくためだ。

しかし、なかなかウィンディは現れない。

「あれ?おかしいな……ウィンディちゃんがそろそろ入ってくるはず…?」

すると、昇降口の外から

 

「わてりちゃああああああああああああああん!!!!!出て来なさあああああああああああああああい!!!!!!」

 

と、声が聞こえてきた。

 

「来た…!!」

身構えるが、中に入ってくる気配はない…

「え?まさか…!私が出てくるのを待っているの!?」

「出てきなさああああああああああああああああああい!!!!!!!!!!!!」

どうやら、わてりが出てくるのを待ち構えているつもりだ。

危険を承知だが、学校の中に入ってくるようにと挑発をした。

「なら…中に入ってくるようにしなきゃ…!」

 

「私ならウィンディちゃん。ほら、捕まえたかったら中までおいで!」

「もっとも、私がどこにいるかわかるかな?」

「わかんないよねえ。だって場所がわからないんだもの♪」

そう言って、わてりはあえてウィンディを大声で挑発。

「うるさあああああああああああああああい!!!!!待っててねわてりちゃああああああああああああああん!!!!!!!!!!!」

 

思惑通り。ウィンディはわてりの居場所を探すために昇降口から内部に突入し校内を探し回った。

 

「(このまま、ウィンディちゃんが疲れるまで待つしかない!)」

ウィンディに見つからないように、わてりは魔法具現化小学校の中を逃げ回る。

 

「わてりちゃああああああああああん!あっそびましょおおおおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

幸いウィンディは大声を出し、身の丈を遥かに超える大剣を振り回しながら探しているため

どこにいるかは明白だった。見つからないようにわてりは逃げ続けた。

 


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