とある国の軍人さんは、悩みが尽きない   作:震殿

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ここは、天国だった?行き先は地獄

ここはとある国にある軍隊、この軍隊が出来て100年以上続く伝統ある軍隊の兵士の悩みの話。

 

自分は、この国の軍隊に入って4年目を迎えたが、今だに入隊して良かったと考えた事がない。

 

入隊するまで自分は、相手の冗談を間に受けて、本気で悩んだりする程、素直で馬鹿糞アホ真面目だったが、今は性格が少し歪んでしまった。

 

自分は、何故この軍隊に入ってしまったんだろうと考えながら、入隊した当時を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入隊した当時は、士官に昇任してこの国を守る為に貢献しようと考え、軍隊の教育課程を実施される、故郷から交通手段を使い、移動だけで4時間以上かかる教育施設に向かった。

 

この国では、交通手段は整っており、辺鄙な所で無ければ、500km先の目的地まで最短1時間ちょっとで着く位発展している、また航空便もあり旅行客なども頻繁に使用して海外旅行に行く為に利用する。

 

教育課程では、同期からは馬鹿にされ、班長に悩みを打ち明けても相手にされない中、故郷に居る母や姉に相談しながら、何とか教育課程を終えて部隊配備となったが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『所属する部隊に一緒に行く同期が居ない』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分が、小さくつぶやいた。

 

教育課程で出来た同期は、馬鹿にする奴や、『お前の両親は、お前を産んだのが間違いだ』と言う奴が居るが中には仲の良い同期も居る。

 

周りでは、『またお前と一緒かよ、勘弁してくれ』『俺だって嫌だわ』『抗議して、変えて貰えないかな』や『お前と一緒か、よろしく』『これから、よろしく』『良かった、アイツと一緒じゃあなくて』など聞きながらどうするか、考えて居たら班長が近いて来て一言『お前は、地獄行きだ』 と言われた。

 

自分は、しばらく理解が出来なくて固まってたら周りから『おい、アイツ地獄行きらしいぞ』『良かった、アイツと一緒の部隊じゃあなくて』『アイツ終わったな』『俺掛けても良いぜ、アイツ3ヵ月て辞めるって』自分は、本人が居る目の前で、そんな事言うなと他人事の様に聞きながらツッコミを頭の中で考えて居た。

 

自分の頭が理解してすぐに、班長に理由を聞いた。

 

『班長、自分が地獄行きとは、どういう事でしょうか?』

 

『お前の配属先は、俺も行った事があるが、あそこは今の俺でもキツイから、地獄行きと言った』

 

そう言うと、班長は教官室に帰って行った。

 

自分は、班長から聞いた理由を考え、どうしようと思った。

 

自分が、今後どうするか考えて居る間に同期は、何時の間にか居なくなっていた、自分はその事にきずかない、配属先の事を考える事に精一杯で。

 

配属先の事を考え、その日を終えて、その日の夜自分は、一睡も出来なかった。


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