バイバイの実の倍加人間 作:さい
「zzzz....」
「おい、ボルサリーノ!起きとかないと教官にぶっ飛ばされるぞ?」
「そうじゃボルサリーノ!!起きろ!!」
「そうなのか?ボルサリーノ.....寝てんのか?テメェ...」
「ふぁ.......ん?い、嫌な予感...」
「座学中に寝るのは何回目だボルサリーノ!!!」
「っ!八咫鏡《やたのかがみ》」
「ちっ、お前の能力は便利だなぁ...」
「危ない危ない.....」
ちなみにこのボルサリーノの反応速度0.1秒、それからの教官の攻撃開始1秒、最後にボルサリーノの八咫鏡0.1秒
計1.2秒の出来事である。
「やっぱはえェなァボルサリーノの能力は!」
「とはいえおんしも目で追えてたじゃろうリンスケ。」
「目では追いついても反応して行動するのは無理だと思うけどね〜」
やっぱり自然系《ロギア》は便利な能力だなぁ...
「はぁ...もう座学を始めて2時間たっていたか。じゃあ今日の座学はこれで終わりだ。」
「「「ありがとうございました」」」
「ふぅ。少尉になってもう1週間か」
「意外と早かったのぉ」
「そうだねぇ〜」
「次は訓練か。移動するか。ところで2人はゼファー教官を知っているか?」
「知らないねぇ〜」
「わしも知らんのぉ。」
「すげぇ強くてさ、しごきがえげつないんだ。このブレスレットもゼファー教官が毎日つけろって言ったものだし...」
「さぞかしすごい人なんだねぇ〜」
「そんなひとに戦いを教えてもらってよかったじゃないかリンスケ。」
ゼファー教官、まだ本部で誰かをしごいているのかな...ゾッ!!
「〈ガチャ〉失礼します」
「おお、久しぶりだな、リンスケ。」
「き、教官...」
「この人が教官なのかい?」
「ああ。俺がゼファーだ。今日からお前たちの訓練の教官を務める。」
「ま、マジか...」
「なんだ、俺じゃ不満か?」
「いや、ゼファー教官のしごき、強すぎるんですよ...」
「それはお前の体力不足だ。」
「でも海楼石の腕輪もつけていたし...」
「なにか言ったか?」
「い、いえ、何も...」
「じゃあ、早速訓練を始める。訓練の内容は、お前たち3人と俺との”3対1”の組手だ。基本、能力は禁止、六式、覇気は有りとしよう。制限時間は今日は30分にしてやろう。終わる条件は俺がくたばるか、時間が30分経つかだ。お前らがくたばっても、終わりはせんぞ。誰かが倒れた時点で、タイマーストップ、3人共が戦える状態になったらまたタイマーを進める。」
「なんじゃその鬼畜ルール」
思わず本心を口に出してしまった。
「文句を言うな!!5分延長だ。」
「く、すみませんでした。」
「分かればいい。では1分後開始とする!準備しろ!」
「はい!」
けっこう時間があったから投稿できた。