FAIRYTAIL king of monster buster   作:青眼究極竜

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お久しぶりです。
テスト期間が終わり轟天号をGETして今かなりテンションが高いです。
情報提供ありがとうございました‼︎
実際3千円ぐらいで手にはいりましたよ



第11話

評議院フィオーレ支部

 

 

そこにエルザとレギュラスは連れて来られていた。

長い廊下を歩く中、柱の後ろに人影が見える。

『っ⁈お前はっ‼︎』

その人影を見た途端セレンと変わったレギュラスは手錠を破壊し飛び出す。

『ジェラァァァルゥゥゥっ‼︎』

レギュラスの手は真っ赤に燃え上がり突きを放つ

「まっまて!セレン!そいつは‼︎」

エルザの制止も間に合わずその人影にレギュラスの突きが直撃する。

「じっジークレイン様っ!」

先のカエルが血相を変える

『ジークレイン?違うな……こいつはジェラール、ジェラール・フィルナンデスだろう?』

「ふっ、違うな………レギュラス・ブラック、いやセレン・ブラックと言うべきか?」

『お前何故っ⁈』

その時、セレンが放った突きを貫通していた人影にノイズが走る

『何っ⁈』

「残念だが俺は思念体だよ。本体はERAにある。ちなみに俺はジークレイン、ジェラールとは違う。あの向こうのジジイども思念体さ、こんな事一つに出向いていたらきりがないからな」

「そうか、この茶番は貴様かっ⁈」

「心外だな。俺はお前達を弁護した側だぞ。強いて言うなら本当の狙いは………」

ジークレインはレギュラスを指差す

「君だよ。ブラック姉弟。向こう側にいるジジイどもは君達の髪の毛一本でも寄ってたかって欲しがるだろうな」

『変態野郎が………殺す………』

「まあまあ落ち着けって。まあそんなのは冗談にして。このラクリマに君達の魔力を込めろってさ。ちなみに君に拒否権はない……もし断れば………今ここでそこにいるエルザの首を刎ねる」

完全に評議院が化けの皮を脱ぎ、真っ向から脅しをしてくる。

『ほう、だからどうした?なら私はそこのエルザ・スカーレットの頭と体が離れて独立する前に…………ここで核爆発を起こしてやろう。そうだな………ここから爆発を起こせばフィオーレは愚か貴様らのいるERAにも高濃度放射線が降り注ぐんじゃないか?さて、私は別に構わんぞ?何せゴジラの娘だからな……』

「馬鹿!セレン‼︎赤の他人まで巻き込むのかっ⁈」

『外野は黙っていろ。どっちみち私達の魔力を渡した時点でこのアースランド全土の民達は評議院の人質だ。どうせ兵器転用にでも使うんだろう?愚かな評議院は…………』

「おい!さっきから聞いていれば‼︎ジークレイン様に失礼だぞ‼︎」

『黙れカエル、なんなら今すぐにお前の生涯に終止符をうってやる』

「もっ申し訳ございませんでした……………」

『さあ、どうする?』

セレンにはレギュラスが残っていれば構わない。それは人の暖かさに触れても同じ。理不尽にはとことん理不尽でやり返す。

そしてジークレインはセレンの言葉に苦い顔をする。

「くっ……………評議院が愚かだと?」

『そうだな。愚かで馬鹿で人間としてはゴミ以下クズ、このアースランドで最も劣った生物だろうな。いやちがうな蛆虫以下だろう。よくよく考えてみればいい。元々何故お前達は私達の魔力を必要とするのか?』

「それは、ゼレフの手下であるゴジラを『ふざけるな!誰がそんなことをいった?お義父さんがゼレフの手下?あんな下等生物にお義父さんが屈するなんてないだろう?しかしお義父さんが誕生した理由はもっと他にある…………………それを理解していないのなら過ちも繰り返すわけだ』

一瞬怒りを見せ評議院をあざ笑う

「だがゴジラを倒すために『必要ない………そんな物必要ない』くっ………どうやらゴジラよりも君達のほうが危険度の優先順位が高そうだな………さてと、ではエルザまたな………」

「っまて‼︎」

レギュラス達の危険度を改めたジークレインの思念体は消えた

『チッ!………すまない……もう体を返すぞ』

セレンもレギュラスに主導権を返す

「さて、行こうか?」

唖然とした二人をおいてレギュラスは扉に向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これより魔導裁判を開廷する。今裁判は特例によりレギュラス・ブラック並びにエルザ・スカーレットの両2名の裁判を同時に行う」

 

裁判の開廷の合図がかかる。

 

レギュラスとエルザは証言台に並び裁判長を見上げる。

「ん?」

突然レギュラスが首を傾げ急に濃い殺気のオーラが放たれる。

その禍々しいまでの殺気は法廷全てを包み込み。ありとあらゆるものに恐怖感を与える

「おい!レギュラス・ブラック‼︎殺気を抑えろっ‼︎」

裁判官がレギュラスに命令するもギロリとその裁判官はレギュラスに睨みつけられ泡を吹いて失神してしまった

「なっ!おい、レギュラス一体どうしたって言うんだ?」

エルザは裁判官が気絶したことに驚きながらも小声でレギュラスに殺気の理由を聞くが、レギュラスは黙ったまま一人の議員を睨む。その人を目の力だけで呪い殺すような視線に睨まれた議員の周りは後ずさる。その中ヤジマだけは何かあるとレギュラスではなくその睨まれた議員を見ていた。

「レギュラス君、殺気を抑えてくれないかな?先に進めないんだが」

そこで口を開いたのはジークレインだった。

レギュラスはジークレインを一目みると何事もなかったように殺気を引っ込めた。

「続けろ…………」

「議長……大丈夫ですか?さて、裁判長続けてください」

ジークレインに進めろと言われる裁判長だが少々怯え気味な声で裁判を進める。

エルザの罪状が告げられる中突然後ろの壁が吹き飛ぶ

「なっ⁈」

「……………」

「俺が鎧の魔導士だぁぁぁ‼︎捕まえられるもんなら捕まえてみやがれぇぇぇ‼︎」

自分がエルザだと名乗り出てくるナツが破壊された壁からやって来た。

「やりすぎだよ………」

さっきまで殺気を放っていたレギュラスもこのナツの行動で気が抜けていた。

「…………はぁ………3人とも牢へ……疲れた……」

裁判長はナツの行動に呆れ法廷から出ていってしまった。

「なんというか…………」

「これがナツ・ドラグニルという男だ」

エルザの言葉にレギュラスは納得するしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く…お前があんな気を起こさなければ今日中には帰れたのだ。レギュラスは知らないがな」

「まあ、俺もエルザとは別件だけど用が済み次第帰れたんだけど………」

「えっ?」

「だからさ、これは儀式だったんだよ」

「儀式?意味わかんね〜」

「まあ、秩序を守る評議院の姿勢を見せるためのな。有罪だが罰はない。本当に形式だけだったのだ……なのにお前は…」

「すまねぇ………」

「まあ、嬉しかったぞ」

エルザの笑顔がレギュラスにチラッと見えた。

「普通に笑えるようになったんだね…………」

レギュラスは一人楽園の塔で過ごしたあまり笑わなく思いつめた表情をよくしていたエルザを思い出し自身の心層世界へと潜り込んだ。

 

『それにしても、アイツ………』

「うん……あの議長の席に座っていた奴だね」

『確かにあの時の臭いはアドノア島で嗅いだ事のある臭いだ』

「その他にもあの闇ギルドの連中の臭いと同じ臭いも感じた………」

『まさかとは思うが、議長が闇ギルドの一員の可能性があるっていうことか………そうなると評議院は誰も信じられないな………』

「いや、一人だけ信じてもいい人間がいた。左側に座っていたコック帽をかぶっていた老人。あの時周りは俺を見ていたがアイツだけあの議長を睨みつけていた。」

『相当なキレものか、おそらくは奴らのグルかどっちかだな……』

「どちらにせよ、俺たちの敵なら排除するだけだ」

 

この時レギュラス達の評議院への警戒はさらに高まるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ!シャバの空気はうめぇっ!」

大きく欠伸するナツを横目でみるレギュラスとエルザ、三人は評議院から解放されギルドへの帰路を辿っていた。

「………なあ、エルザ」

「なんだ?」

「あのコック帽をかぶった老人は知り合いか?」

「ああ、ヤジマさんの事か、あの人は昔からフェアリーテイルの弁護をしてくれている」

「そっか………」

「ヤジマさんがどうかしたのか?」

「いや、何でもない」

 

『これで、奴が闇ギルドと繋がる線は薄れたな。まあ、少しは信用出来るだろう』

「そうだね………」

 

暫く歩き市場に入ると

「あっ!レギュラス!エルザ!それにナツも‼︎」

「ミラ⁈」

バスケットに色々と買いだめをしているミラと出くわした。

「ミラは何をしているんだ?」

「ああ、ゴタゴタが続いてレギュラスの歓迎会やってないじゃない?その歓迎会の準備の食材と、あとは普通の時に使う調味料の調達かな」

もうすでにパンなどかなりバスケットの中には詰まっていた。

「ミラ、持とう……」

「えっ?いいのに、レギュラス本人の歓迎会なのに準備までレギュラスに手伝わせる訳には行かないわよ」

「いや、マスターも言っていた。ギルドメンバーは家族同然だって、だから俺がミラを助けるのにダメなことがあるのか?」

そこまで言われてしまうと逆にミラは困ってしまい、エルザに助けを求めるが首を振られ仕方なく

「じゃあこのバスケットとこのお肉を持ってね。あと、バスケットの中には卵が入っているから割らないでね」

「あ、ああ……意外と重いな………」

それからレギュラスはエルザ達を先に帰らせてミラの買い物に付き合ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ミラとの絡みが…………

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