『風立ちぬ』にSF要素を全面に出しつつ別のSFモノのオマージュも詰め込みました

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シンヤクカゼタチヌ

西暦2021年

国連が掲げる「SDGs」は達成不可能で遭った…

歴史家も、

「持続可能な開発目標?www」

抱腹絶倒で有った。

ならばどうすれば達成出来るか?そう問われた際。

こう返答された、

「昔のアニメの様な『地球連邦政府』の様に地球の国々が1つに成れば可能かも知れないんじゃ無い?」

西暦20XX年

日本政府は少子高齢社会の抜本的最終手段として『人間のクローニングの罰則の撤廃』脚の不自由な議員が数日間欠席の後。

自身の脚を義肢化、

サイボーグの生理的嫌悪の払拭等、

『ライフ3R法』の制定。

その法律に世界は、

『まるで昔のアニメや特撮の様だ』

其れから数年後、

困難とされた持続開発目標は各国が宇宙開発にシフトした、

その最大の課題は宇宙用の作業機器の開発中だ。

土地開拓や開発に土木技術が進んだが、其れはあくまで地球でのモノ、無重力空間では役に立たないからだ。コレは軍事兵器も同様。

喫緊の課題は宇宙空間での活動に特化した作業機器の開発。

「物資の積み込み完了しました出航の許可を」

『了解良い航海を』

日本の宇宙ステーション『さくら』から『宇宙開発研究船、ノア』がスラスターを点火して出発した。

機密の塊と言える宇宙開発の機密保持の為に考え出されたのは其れ自体を移動出来れば良いと考案されたのだ、

その研究者の1人アントゥース=アキヒデはうたた寝をしていた、

幼い頃見た。リバイバル上映の映画『アポロ13』実際の其れを元にした映画とされてその映画を見た彼は将来の夢は宇宙飛行士に成ろうとしていたが。試験に失敗した。

当時の試験に誰かが提案した『レゴの仕分け』の試験で全員不合格に成った。中には自ら進んで押すとリタイアに成るボタンを押した者もいた、

それで酷く落ち込んだ時。NASAのスタッフの1人が『ノア』の存在と其処の研究員の誘いが来た。

内容は宇宙開発機器の開発、

其れしか無いと想った彼は躊躇う事無く引き受けた。

夢の内容はアメリカ人宇宙飛行士と楽しく話をしている夢。かの宇宙飛行士もYou Tube何か知らないのでそれはいいものだなとおもった…

誰かが後ろから肩を左右に揺らされて起きた。

「あっ…ジョシュア」

「あっ、じゃないわよ。其処で寝たら風邪引くでしょ風邪引いたら大変何だからね」

「すまんすまん」

「同じ言葉は2度言わない!」

2人は研究室に向かった。

多くの研究員が多くのコンソールの画像を相手にしていた、

場所も時間も物資も限られてる現代においては失敗は天敵と言って良い。その為彼等は先ず3Dシミュレーションを行い。そのデータの中から最も上出来なものを見つけて、実験を行いその成果に拠って合否が決まると言うもの、

アキヒデは同僚のコンソールを見て想像して指摘した、

4本脚の作業機器の試作機。

地球と同じ重力の環境下では歩行が当然だが、

月と同じ重力下だと…4本の内2本で立てれる事に気づいた、

「その設計ですと理論上は月の様に重力の低い所なら「本当か?俺は4足歩行で行くぞ、誰の指図を受けんからな」

設計を担当したマックスは前に騙されそうに成った事が遭った、

「…そうですか、なら僕はコックピット周りの設計と改良を繰り返しますよ」

「おうっ期待してるぞ」

アキヒデの提案した宇宙開発機器のコックピットは頭部にコックピットを設けて、万が一其処を想定してモジュール式脱出装置にする為に設計したのだ。

数ヶ月後、

試作機が完成してのテストが開始された。

4足歩行に2本のアームで操作してコックピットは高い位置に置かれた事で視界も良好だったが、

4tの物体を持ち上げるテストの時。

安定性が優れた筈なのにバランスを崩して転倒した、

がテストパイロットは咄嗟に脱出装置を起動して脱出出来たが機体は壊れた、

ただこの失敗で数万の金がパァと言うまでも無いのは無理も無い、

数日後ノアはオーバーホールの為クルー全員が地球へと送られた、

アントゥース=アキヒデはジョシュア=オブライエンの両親の所へ挨拶に来た、

彼女の両親は日米ハーフのアキヒデを暖かく迎え入れた、

オーバーホールを終えて翌日、

アントゥースとジョシュアの2人が愛でたく結婚した事をクルーに報告した、彼女はそこで寿退職をした。

アキヒデはオーバーホールを終えたノアに戻り其処で度々妻と連絡をしていた。

食堂に備え付けられたテレビに映った艦載機を見て有る案を思い付いた。

アキヒデはコンソールを見ながら計算と入力を繰り返していた、

「…何、計算しているんだ?」

同僚のジェームスに問われた。

「脚の膝関節にあたる部分を2重関節にして其れを活かして小さく畳んで全高を小さくまとまるするんです」

「だが其れだと。強度に問題があるんじゃないか?」

「其れを補う為に大型化にするんです」

「ソレなら補えられそうだな」

数ヶ月後。

完成した試作機は完全な人型だが、足首にあたる部分がゴムローラーに成ってて、通常は爪先や踵にあたる部分は格納している。立ったまま静止する際展開して固定される様に成る、格納時には正座に似た姿勢で脚を畳んで全高を小さく出来る、

背中にメインジュネレータを搭載しているが、コレは直ぐに交換出来る様に成っている様に成ってる。コックピットはアキヒデが考案した位置。頭に位置している。

脚をゴムローラーにしたのは宇宙ステーションを傷付けない様に配慮して有った、

試作機のテストは思った以上に良好だった。

試作機は採用されて其れに伴い、

試作機から名称をDepaworks(ディーパワークス)と由来は未知の領域を…“深く”働く事からその名が付けらてたが…

同僚の1人がランドセルの様に背負ったエンジン両足のローラー、トップヘビーと言える姿から。

「風吹いたら倒れてそうだな」

からWinddown(ウインドダウン)と仲間内でそう言われた。

D.wは宇宙開発を加速するには十分過ぎた、

宇宙開発はとうとうスペースコロニーの開発に成功した、今までの宇宙作業機器では一基に付き約50年以上はかかるのを5年で完成したのだ。D.wがソレを成したのだ。

宇宙開発研究船、ノアのクルー達はそのコロニーの一部区間で研究と生活が始まった、

アキヒデは数ヶ月ぶりに妻と再開して観光旅行に出かけた。

その途中見知らぬ男性に道を尋ねられたが知らないとしか言えず、男性は謝罪の後こんな言葉を言った。

「幸せの為の筈が不幸をもたらす」

そう言って去ろうとした際、アキヒデは名前を問われた際。男性は「レシャップ」と返事をした。

数日後、

アフリカ超高高度衛星軌道上で展開中のアメリカの宇宙艦隊が全滅した、

テロリスト達はD.wに爆弾と簡単な鈍器で次々と宇宙戦艦を破壊したのだ、

戦艦よりも小回りの効く艦載機も結局宇宙戦艦を小さくしただけのモノなので何方も格好の餌食なのだ。

その後D.wのセキュリティの強化を勤しんだが…購入した人達がどう使うか解らない。

作業機器として使うのが本来の使われ方だが。中には改造して、バーニア、センサー、装甲の増設、武装の追加等で軍事用2転用される事があった、彼に取って其れだけは目を反らしたかった、

各国がD.wを使ったテロ行為に後手に成る中。PMCは独自に贅沢な金で武装化したD.wを運用していた

その間にも宇宙開発は地球周辺を大きく超えて火星のテラフォーミングが開始されたが。その間、地球の環境は更に荒んだものに成った、異常気象を普通に感じる世代が増え始めた、

ただ火星では別の問題が表面化した。

各国が火星のテラフォーミングを共同で行う訳が無く火星の色んな所で各国の領土を主張し始めた地球の国境線を火星に持ち込んで来たのだ。

約3ヶ月後、

スペースコロニー内の土地の1つ。

其処に有る家の1つ、

アキヒデは妻とスペースコロニーで生活を初めて3ヶ月、

ここでの生活も慣れた時。

ニュース映像に彼は絶望した、

その事に妻は貴方は悪く無いと慰めた、

火星では火星独立を謳った『火星連合政府』が突如設立して地球各国に宣戦布告したのだ、

地球人類の揉め事はいい加減にしてもらいたいと戦争を始めたのだ、

火星連合政府はW.dを軍事兵器に改造してせめてもの来た、其れに対して地球側は地球で当たり前に使った兵器を多少の改良をした程度だった。

瞬く間に制圧されたのは言うまでも無い、

数ヶ月後、

ノアの時に居た元同僚から連絡が来た。

アメリカのある軍事基地、

元同僚が今は試作機時代の時の同僚の一言から取って、

『ウインドダウン』の名前で言われる様に成った事。

もう1つ。

元同僚に案内されたのは暗い倉庫の真ん中に見知らぬ人型兵器が仁王立ちしていた、

「ヘルシンカー07が考える次世代兵器構想」

同僚は淡々と説明をした、

「超硬スチール合金に代わる素材としてチタン系複合セラミックス合金を採用、VR及びARを駆使したヘッドマウントディスプレイ、自己学習AIを搭載した非侵襲式ブレインマシンインターフェース、其れと専用に最適化された各種専用オプション。単機の性能ならば間違い無く最強のウインドダウンね」

「その様なモノを作って一体何に成る?」

「…勿論少数じゃ勝ち目は無いけど…

陸軍の石頭共はジャパニーズギークの夢物語と笑うだろうけど。私に言わせれば戦争の形は変わる、それも劇的によ」

後に分かった事だがアメリカだけで無くロシアや中国も軍事用W.d…つまりウインドダウンを開発していた言葉が判明した、

後日、地球と火星の戦争は地球側の利害の一致は叶わず火星に負けた、各国は火星から撤退を開始した。

アントゥースアキヒデは後悔をした、

ただ皆の幸せの為の筈が不幸を招いてしまったのだ、だが老いた身で何が出来るのだと。

夢を見た、

宇宙の彼方から…

霧でぼやけてハッキリはしない何かが無数に現れた。

その何がコロニーの1つを落としたのだ、

最後に小さな光が一瞬だけ光って消えた。



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