いやある時に買えばいいやんってなるんですけどそん時は金欠で買えんかったんよ...
まあ今度見に行った時にあったら即買い出来るようにしよ...
本編どぞ。
あとUA10000越えサンクス。
―NO side―
飛電インテリジェンスがイメージアップの為に始めたドラマ制作プロジェクト。
しかし滅亡迅雷.netの襲撃や、大御所俳優・大和田伸也の拘りで計画は難航していた。
そこに更なる追撃が来るのだった...
監督「大和田さんが!ドラマの降板を訴えています!!!」
或人「え...ええええええ!!!!!!!」
一方デイブレイクタウンでは暗殺ちゃんの新個体にバックアップデータが移行されていた。
大和田によって暗殺ちゃんのラーニングは完了間近となった。
滅は迅よりも成長が早いと煽る。
それに乗って暗殺ちゃんも迅を煽るような顔をする。
それを受けて迅は滅の言うことを聞かないと言って拗ねてしまった。
そんな迅を放って滅は次の標的を告げる。
その標的は暗殺ちゃんの師匠でもある大和田だった。
暗殺「大和田伸也...師匠...」
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ドラマの撮影スタジオは暗いムードで包まれていた。
大和田が降板を訴えたことにより、スタッフ達の間にお蔵入りするのではないかという考えが走る。
それによって空気が暗くなっていた。
そんな中或人は一人大和田を説得しようと試みる。
大和田「貴方方はこのスペシャルドラマで会社のイメージアップを図りたいんだろ?」
或人「それもあります。ですが...」
大和田「そこが、私とはズレてんだ。」
或人「え...?」
大和田「私はね、見た人が本当に楽しめるドラマが演りたいんだ。社長さん...あんた、エンジの芝居に人間の厚みを感じられますか?」
或人「人間の、厚みですか?」
大和田「芝居ってのはね、こう人間と人間のぶつかり合いなんだ。所詮ヒューマギアは機械だろ?それらしい演技を小手先でされてもそれは芝居じゃない。芝居ってのは、人間の厚みが出るもんだ。」
それを聞いた或人は黙り込む。
そしてそれは楽屋の外に居た滅の耳にも届いていた。
滅「やはり我々ヒューマギアは虐げられる『物』なのか...」
滅はそう呟くと廊下を歩く。
或人「...確かに、ヒューマギアは機械です。ただ、接する人によって変わっていきます。」
大和田「どういうことだ?」
或人「心を込めて向き合えば、ヒューマギアはそれに応えてくれます。ですが、いい加減に扱うといい関係は作れません。それって、人と人とのぶつかり合いと一緒じゃないですか?」
或人の言葉に大和田は考え込む。
或人「もちろん会社のイメージも大事です。ですが、僕はそれ以上に皆さんにヒューマギアの可能性を知って欲しいと思ってます。」
或人は更に大和田に訴えかける。
或人「大和田さん。もう一度松田エンジを、ヒューマギアの可能性を信じてもらえませんか?...それに、僕は昔ヒューマギアに救われたんです。」
大和田「...救われた?」
或人が大和田にそう言う中、エンジは一人楽屋で台本を見る。
エンジ「なんで、僕がダメなんだろう...」
エンジはそう呟き、台本を見つめる。
その背後に滅が居ることに気付かずに...
...
..
.
すっかり意気消沈してしまっているスタジオ。
そこにエンジが現れるが様子がおかしい。
するとエンジは台本を捨てる。
エンジ「人間を絶望させる。」
『ARSINO!』
するとエンジはゼツメライズキーをゼツメライザーにセットしボタンを押し込む。
そしてエンジは巨大な二本の角を持ち、青い鎧を纏ったアルシノマギアへと変貌した。
マギアが現れたことによりスタッフが逃げ惑う中、唯阿はライトニングホーネットへと変身しアルシノと交戦する。
アルシノは突進していくがバルキリーはそれを避ける。
そしてミサイルでアルシノに攻撃するが硬い装甲がガードする。
二人の戦いの余波は楽屋で話している或人と大和田の耳にも届いていた。
そして或人はイズからエンジがマギアに変貌したことを告げられ、大和田に礼をしてからアルシノの下へと向かう。
戦いをスタジオの外に移した二人。
バルキリーが空中からミサイルを乱射することで一方的な戦いと化していた。
そこに現れたゼロワンも加勢しようとする。
だがそこで滅の声が聞こえた。
滅「聖戦は続いている...滅亡迅雷.netの意志のままに。」
そう言って現れた滅はアタッシュアローを展開する。
ゼロワンもアタッシュカリバーを展開して攻撃する。
だが滅には一撃も入れることができないでいた。
するとバルキリーはアルシノにトドメを刺す。
アルシノにエネルギー弾を撃ち込んでいき、トドメに巨大なハチ型のエネルギー弾がアルシノを貫き爆破した。
そしてバルキリーは爆発から出てきたアルシノゼツメライズキーを回収し飛び去って行った。
それを見た滅は何も言わずに去って行く。
変身を解除した或人はスタジオに戻る。
スタジオの中は荒れていた。
創り上げたセットやカメラなどの機材が全て破壊されていた。
その光景を見た或人は顔を俯かせる。
その様子を大和田がじっと見つめていた。
一方ZAIAの社長室では唯阿が回収したゼツメライズキーを男に渡していた。
???「よく取って来てくれた。お疲れさま。」
唯阿「...一つ質問です。ゼツメライズキーが使われると何故お分かりだったんでしょう?」
???「このシナリオ、もっと劇的にしよう。」
唯阿はその言葉に疑問を浮かべるのだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
会議室に集まった或人と福添達。
福添はドラマプロジェクトを中止するよう提言する。
大和田の降板にエンジが破壊されたことにより撮影を続行できる状態じゃない。
それによって更なる会社への損害を未然に防ぐ為に中止するように言うのだ。
福添からの言葉に悩む或人。
だがそこで予想外の人物が現れる。
「その決定は早すぎるんじゃないか?」
或人「っ!大和田さん...」
イズと一緒に大和田が現れたのだ。
大和田は或人に笑いかけながら近寄る。
大和田「社長さん、さっき言ってたよね?」
大和田が指しているのは或人が言ったヒューマギアに救われたということ。
大和田「私も同じだ。私は昔、芝居に救われたんだ。何の取り柄もない私は、芝居をやることで、芝居を信じることでここまで来たんだ。だからまた信じてみたい。ヒューマギアの可能性を。俳優ヒューマギア、松田エンジを。」
大和田の言葉に笑顔になる或人。
だがエンジは破壊されてしまったのだ。
新しい個体にしても以前のエンジの芝居は出来ない。
大和田「いいじゃないか。また一からやれば。ビシビシ演技指導してやるよ...『お前を救えるのは俺だけだ』。」
或人「それは...鼠さんの台詞!」
大和田「ハハハ。続けよう!このドラマ、『義理人情
或人「...はい!」
或人はやる気を出す。
だがそこで福添が中止をなお訴えるが、イズが或人の意思決定は絶対だと言って捻じ伏せる。
そんなこんなでドラマプロジェクトは再会された。
新個体のエンジの指導を楽しみにしている大和田の表情は明るい。
またスタッフ達も活気を取り戻し、撮影は熱が入って行く。
そんな撮影現場であるビル周辺を諫達A.I.M.S.が警護しているのだった。
諫は撮影再会に乗り気ではないが、仕方ないと任務を遂行する。
一方或人は現場の様子を見て零す。
とそこに唯阿がやって来る。
或人と一緒にとある場所に来てもらいたいと言うのだ。
或人と唯阿を乗せた車が向かったのはZAIAエンタープライズ日本支社だった。
或人自身は以前ヒューマギア運用プロジェクトを共同開発していたということは知っていた。
だがそこで何故唯阿がZAIAにと思った或人。
唯阿は元々ZAIAに勤めている人間なのだ。
今はA.I.M.S.に技術顧問として出向している。
そのことに驚きながらも或人は唯阿の後をついて行く。
そして辿り着いたのが社長室だった。
???「ようこそZAIAへ、飛電或人代表取締役社長。」
或人「どうも...」
或人を迎えた男はそう言うと腕に着けているデバイスを操作する。
すると社長室がホログラムによって豪邸の様な場所に変わる。
それに驚く或人に男は冷静に近づく。
垓「私、ZAIAエンタープライズジャパン代表取締役社長・天津 垓です。」
垓はそう言って或人に名刺を渡す。
或人も名刺を渡そうとしたが紙の物は持ってきておらず、ライズフォンから電子の物を転送する。
それを受け取った垓は或人に座るよう促す。
或人が座るのを確認した垓は紅茶を淹れながら話し出す。
垓「飛電或人さん、折り入ってご相談があります。」
或人「...はい。」
垓「飛電インテリジェンスをお売り頂きたい。」
或人「...はぁ!?」
垓の突然の言葉に思わず声を出してしまう或人。
何故自分が引き継いだ会社を今になって売却しろと言ってきたのか。
或人はそう聞くが、垓は早く決断をした方が良いと言う。
それに悩む或人。
一方撮影現場では迫真の演技が繰り広げられていた。
大和田演じる鼠が裏切り者の刑事に撃たれるシーン。
大和田のリアルな反応に監督はカットを掛け笑顔で大和田に近寄る。
だが大和田はいつまで経っても起きて来ない。
それに不信がるスタッフ達。
裏切り者役をした演者は咄嗟に後ろを見る。
そこには銃を構え、変装した暗殺ちゃんが居た。
暗殺「標的、師匠を暗殺...ラーニング完了。」
暗殺ちゃんはそう言うと変装を解く。
一見暴走している様には見えない暗殺ちゃんを見たスタッフ達はヒューマギアが殺人を犯したと認識してしまう。
そして一斉に大和田に近寄り、無事を確認する。
スタッフ達の声に異変を感じた諫は急いで屋上に向かって行く。
その途中で暗殺ちゃんを見た諫は犯人が暗殺ちゃんだと直ぐに悟る。
諫「何度ぶっ壊されれば気が済む!」
暗殺ちゃんは諫を認識するとゼツメライズキーを取り出す。
それを見た諫もプログライズキーを取り出す。
そして二人はそれぞれ変身する。
だがドードーマギアはラーニングが完了したこともあってか、以前とは違い胸部と肩に厚い装甲が装着されている。
そして二人は交戦する。
一方屋上に駆け付けた或人は急いで現場に向かう。
そして倒れている大和田と周りに居るスタッフを見つける。
或人「大和田さん!」
監督「社長!ヒューマギアが人を撃った!」
或人「...え?」
監督「ヒューマギアは殺人マシンだ!」
監督の真剣な表情を見て或人は動揺する。
まさかヒューマギアがそんなことをするはずない。
するとそこに滅が現れる。
滅「そう、人類を絶望させるのが我々の使命。これは新たな革命だ。ヒューマギアが人間に手を掛けた。」
或人「滅亡迅雷...!!!」
滅「ヒューマギアは人類から離反する存在だ。」
或人「ふざけるな...!絶対に許さない!!!」
拳を握りしめる或人はそう言うとドライバーを装着する。
それを見た滅もフォースライザーを装着する。
そして二人は変身した。
二人はそれぞれ武器を展開する。
そしてゼロワンが滅に斬りかかった。
...
..
.
一方ドードーと戦っているバルカンは苦戦していた。
以前とは違い攻撃が通らないのだ。
バルカンはショットガンをチャージしてゼロ距離で撃つ。
だがドードーは全く気にする素振りはせず、胸部の装甲から弾丸を発射する。
至近距離から受けたバルカンは吹っ飛ばされてしまう。
それでもバルカンは諦めず、パワーが強いパンチングコングキーをショットガンに装填してチャージする。
そしてトリガーを引き、ゴリラの腕型のエネルギー弾がドードーを襲う。
だがドードーは剣をクロスさせてガードした。
ショットガンの反動で吹っ飛ばされたバルカンは直ぐに立ち上がりドードーの攻撃を避ける。
だがショットガンが弾き飛ばされ、なす術もない状況になってしまった。
するとドードーは肩のアーマーに搭載されているグレネードを放出し、それを剣で弾き飛ばす。
グレネードは全てバルカンに降り注ぎ、大ダメージを与えた。
バルカンは許容オーバーのダメージを受けたことにより変身が解除してしまった。
ドードー「任務完了...」
ドードーはそう言うと堂々と帰って行った。
その後ろ姿を見て諫は必死に追撃しようとするがダメージが大きすぎて立ち上がれないでいた。
一方ゼロワンは滅に苦戦していた。
ゼロワンは攻撃を繰り出すが悉くを避けられていた。
そんな中滅はゼロワンの攻撃を正面から受け止める。
そしてアタッシュカリバーを奪取して斬り伏せる。
更に追い打ちにアタッシュアローで撃ち抜く。
ゼロワン「グッ...負けるかァ!!!」
ゼロワンはそう言うとマンモスキーを取り出しスキャンする。
するとゼロワンの上空に転送されたユニットが飛行し、滅を銃撃する。
そしてゼロワンはキーを装填してブレイキングマンモスへと変身する。
変身したゼロワンはそのままキーを押し込む。
『ブレイキングインパクト!』
ゼロワンは跳びあがり、盾を射出する。
巨大化する盾にキックし、一気に滅に突撃する。
滅は何とか防ごうとするが吹っ飛ばされてしまう。
辺りに煙が立ち込め、ゼロワンはやったと思った。
だが煙の中から出てきたのはサソリ型のライダモデルに守られた滅の姿だった。
滅「革命は続く。人類は、恐怖に陥れる。」
滅はそう言うとアローで矢を一斉に放つ。
立ち込める煙の中去って行った。
ゼロワンはその跡をただ見つめるだけだった...
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『俳優の大和田伸也さんを狙撃したのは、飛電インテリジェンス製の人工知能搭載人型ロボ・ヒューマギアでした。以前投稿された映像と同様に、人型のまま凶行に至りました。』
翌朝、大和田がヒューマギアに狙撃されたというニュースが一斉に報道された。
これによって世間はヒューマギアをより危険視する流れになっている。
また警視庁が飛電インテリジェンスに強制捜査することも決定した。
それによって朝から何台もの車両が飛電インテリジェンスの下に現れる。
中から大勢の捜査官が出て、飛電に突入する。
その中にはA.I.M.S.の姿もあった。
そんな中或人は一人社長室で考えていた。
それは昨日垓に飛電を売却しろと言われた時のこと。
或人『それはどういう意味ですか?』
垓『お早い決断をされた方が、今後の御社の為にもよろしいかと思われます。』
垓の言葉に悩む或人。
そこで垓はあることを提案する。
垓『悩まれるくらいなら、撮影現場に戻られては如何ですか?御社に非常事態が起きるはずです。』
その言葉を聞いて撮影現場に向かった或人は倒れた大和田を発見したのだ。
或人は昨日の垓の言葉の意味を考えていた。
今後、飛電はどうなっていくのか...
そんな中、社長室に併設されているラボにある多次元プリンター『ザット』はゼアから命令を受信する。
そしてとあるプログライズキーの構築に移行するのだった...
...
..
.
零「これはZAIAにやられたな...」
アズ「でも暗殺ちゃんのラーニングは完了したよ?」
零「俺らにとっての利点がそれしかない。それ以外は全てZAIAの計画通りだ。」
亡「でしょうね。天津垓の狙いは飛電の崩壊。ならばヒューマギアのイメージを徹底的に下げればいいのですから。」
アズ「...ムカつく。ちょっと滅ぼしてきていい?」
零「辞めとけ。今俺らが動いたところでまたヒューマギアが暴走したとか言って勝手に決めつけられるのがオチだ。」
アズ「...だっていくらなんでも我慢できないよ。アズ達が何をしたって言うの?ただ私達は生きてるだけじゃん!それを否定されたらどうすればいいか分かんないよ...」
いくらアークによって作られたヒューマギアとはいえ悪意をここまで受けたことはないアズは耐えきれなくなっていた。
確かに自分達はヒューマギアをマギアに変貌させ暴走させているが、だからといって全てのヒューマギアが悪いという訳ではない。
実際マギアとなったヒューマギア達は全員被害者なのだ。
もちろん暗殺ちゃんの様に加害者としての立場の者もいるが、全員が頭ごなしに否定されていい気分な訳がない。
その気持ちを過敏に受け取ったアズはどんどん沈んでいった。
そんなアズを零が慰める。
零「...あんだけの悪意を向けられたら我慢できなくなるわな。でももう少しだけ待て。お前の分も全てぶつけてやる。お前達を蔑ろにしてきた人類に、復讐してやる...」
アズ「零サマ...」
零「お前にこれをやるよ。」
零はそう言うと変わった形状のプログライズキーをアズに渡す。
アズがそれを受け取ると突然プログライズキーが変化した。
それは零が持つプログライズキーにそっくりだった。
違うのは白と黒のカラーリングが赤と白に変わっていることだった。
零「ハハハ!どんだけ俺のこと好きなんだよ。」
アズ「なっ//別に意識してやったわけじゃないから!」
零「分かってるっての。いつかお前用のドライバーを作ってやる。つっても多分アークドライバーかゼロワンドライバーのどっちかだろうけどな?そん時は一緒に戦おう。」
アズ「っ!...うん!」
零の言葉に笑顔になるアズ。
アズの笑顔を見た零は自身も嬉しくなり、思わず抱きしめて頭を撫でる。
その様子を見ていた亡はこう零したのだった。
亡「これがてぇてぇですか...いいですね。」
to be continued...
正直に言おう。
亡はオチに使いやすいんじゃ笑
いや亡って堅そうなイメージじゃないですか?
だからこういう俗物文化をラーニングしていく姿って面白うだな~って思っちゃうんですよ~。
なので亡はこれからもどんどん深みにハマって行きます。
何ならその道のプロになるぐらいは。
中古でアークワンプログライズキーだけってのは無いのかな...
めっちゃ欲しい...
次回も見てね。