柱間♀が主人公の乙女ゲーム(旧:柱間♀が主人公の乙女ゲーム、マダラの義母になりたくてタジマルートを考えてみた) 作:おためし
スレに投下した文章を手直し+α
・いつもは制作者視点によるゲーム実況・制作日記風味ですが、今回はこのゲームを遊ぶプレイヤー視点による実況動画風味っぽい何かの要素を含みます。
・このゲームに携わる人達は、小説という形式による登場人物達の現実を全く知りませんし、知る手段がありません。
・手遅れな時間軸におけるエンディングである為か、マダラの性格が、とってもアレな仕上がりとなっております。
・ルート及びエンディングの性質上、柱間♀(+α)曇らせと化しています。
・暗い空気に耐え切れずに地の分が振り切れている所がありますが、ご容赦ください。
【IF】原作沿いマダラルート
『あちゃあ、イズナ死亡後のマダラはどの段階で攻略しても里抜けするのね』
『原作と同じ時期に里を設立してからだとマダラがどう足掻いても里抜けする』
『柱間♀がどんなに尽くしても、子供まで作っても、里抜けするんだが』
『原作でもわかっていたが、話が通じない男だな。だから一族からの人望がないんだよ』
『何年か経過したな。子供がだいぶ大きくなって……子供の誕生日に里を強襲するってそんなサプライズはやめろマダラぁ!柱間♀がもぎ取った休暇が台無しだよ!』
『毎年仕事で忙しくて祝えていなかったみたいだな。で、今年、やっと祝えると思ったらマダラが強襲してきたのか』
『やめろォ子供!柱間♀様は嘘吐きじゃないんだ!お前のパパが全部悪いんだ!』
『出撃した柱間♀の顔が凄い怖い…そりゃそうだよね…』
『待って原作と違くない?盛ってない?土埃が舞いまくっててぼかされてるけど、マダラ、九尾以外も従えてない?』
『木ノ葉が他里に配布した尾獣を強奪してきたの!?』
『スチル絵が表示された所で今止めて画面を拡大しているんだけど、二尾を確認。少なくとも雲隠れから奪ってる』
『守鶴!?おい!マダラ!分福さんを!まさか!!!』
『分福さん生まれてる?』
『守鶴の人柱力になったのは、物心ついた頃か生まれた頃だったはずだから、たぶんちっちゃい』
『子供を死なさない為に理想を夢見た男が、人柱力にされた子供を殺しちゃったの?』
『マダラが死なせたくなかったのは子供と言うかイズナだったわけだからな。柱間♀の夢の起点だって、扉間を死なせないって感じだったはず』
『九喇嘛と守鶴の共闘って熱いな(現実逃避)』
『あかん。全部揃ってる』
『十尾にしないのは、知識がないからか。外道魔像は知らないのね。……知らないよな?』
『全ての尾獣を木遁で抑えられてるのは流石だけどさ、これって柱間♀勝てる?』
『まだ慌てる時間じゃない。マダラだって全ての尾獣を洗脳するのは大変な筈だし』
『途中経過を盛ってるだけ……だよね?』
『木ノ葉の抜け忍が、木ノ葉が会談で配った尾獣を全部強奪したのか。この戦いが終わったら卑劣様の胃痛タイムの始まりだな』
『砂隠れの里とは確実に揉め…あかん、他の里とも揉める。あかん、あかん…賠償金ルートか?戦争ルートか?どうなる?』
『賠償金が天文学的な金銭になって木ノ葉が経済的に自壊するか、マダラが里に居た頃にぶち上げた構想(木ノ葉が他里を従える)へと路線をシフトするか』
『……戦争できる?戦争になる?』
『卑劣様の外交力以前に、柱間♀に何かがあったら、他の里による木ノ葉略奪レースが始まりそう。立地に恵まれてるし』
『柱間♀様に何か起こるわけないだろ!!!』
『…………うわ、マダラ』
『マダラ「お前が築いたものを全てを壊す(意訳)」』
『あのさ。もしかしてさ。わざと?他里から尾獣を強奪してきたのって、外交問題に確実に発展させて、木ノ葉を政治的に孤立させる為?』
『このマダラはたぶん現場に木ノ葉の額当てをわざと落としてきたりしてる。他にもわざと証拠残してる』
『マダラって里システムに懐疑的だったけど、だからって壊そうとする事ないだろ!?何がしたいんだよマダラ!!!』
『下手したらナルト世代まで里存続できないんじゃない?』
『卑劣様を信じろ』
『卑劣様「フゥー…………(始終これ)」』
『溜息吐ける余裕あるかな…なさそう…』
『おい…なんで…柱間♀が、マダラに…?』
『そう!そうだよ柱間♀!子供の為にも生きて!来年の誕生日こそは一緒に祝おうよ!……いやマダラも一緒には無理じゃないかな!?』
『柱間♀が許しても他のみんなが許さんやろ』
『え、あ、あっ』
『ここで終わるの!?画面が真っ赤になって、その後の説明もなく、終わったんだが!?』
『待って待って、このゲーム壊れてる。エンディング後にロードできない。ずっと画面が赤いままだ』
『実況者さん困ってる?生放送中にゲームがバグったって焦ってる?大丈夫大丈夫、アンインストールして再インストールしたらまた遊べるよ』
『何だこの演出。くさやみたいなゲームだな。好き嫌いが別れる』
『里抜けするわ柱間♀を〇すわ、マダラァ~せっかく石碑が存在しない平和な世界らしいのに何やってんだ~』
『存在しないってか、二次創作されてない臭いよね。黒ゼツが居ないのかも』
『居るけど相当な穏健派でカグヤの復活を望まないらしいぞ(ソース:制作者のブログ)』
『こういう狂気じみたエンディングや演出は光るものがあるしマダラならではって感じがするけど、なんで…どうして…』
『もしかして原作より悪化してるのか、状況的に』
『木ノ葉の抜け忍が他里の尾獣を全部強奪、恐らく人柱力は全員皆〇しにしてる。そして木ノ葉の最強戦力の柱間♀が死去(まとめ)』
『ぶっちゃけ柱間♀が急死するのってさ、ヤバくない?』
『実際ヤバい』
『卑劣様の二代目火影就任、初っ端から地獄だな』
『木ノ葉壊滅を濃厚にさせたのもアレだが、個人的に子供の誕生日を滅茶苦茶にしたのがマイナス』
『これからどんなに楽しい事があっても、柱間♀の笑顔を思い出しても、「母上の嘘吐き!しんじゃえ!」が最後の言葉なんだって十字架を背負いながら生きていく子供ォ』
『小さい頃って残酷な言葉を簡単に吐くよね。言っちゃったね。もう謝れなくなったね』
『ドラ〇もんのおばあちゃん…』
『ドラ〇えもんのエピソードを参考にして、時を遡れるカメを成人した子供へ渡して柱間♀が死ぬ前にタイムスリップする展開をだな』
『大丈夫?謝って終われる?歴史を変えようとしない?』
『タイムスリップ警察「駄目です」』
『たぶんNARUTOの世界にそういうのはないから、改変はできそう』
『母親が創った里が潰れていく様を間近で見てしまったら、歴史改変する動機ができちゃうねぇ(ゲス顔)』
『卑劣様が柱間♀を穢土転生して尾獣を制御し直して貰い、再配布してどうにか何とかすれば里は残るかも。他里との交友関係が劣悪になっても、柱間♀が存在していれば存続は可能だろう』
『おいタイムスリップ展開を潰すな』
『卑劣様……情勢的に柱間♀を浄土へ還そうにも還せなくて、病みそう……』
『卑劣様はマダラを死体蹴りしても許される』
『子供もだろ』
『みんなだろ』
『一番は柱間♀じゃないかな……いや、でも、そんな真似をする柱間♀は解釈違いだな』
『柱間♀はもう蹴れないと思うよ』
『みんなどうして柱間♀様の生存説を捨ててるの?』
『いやあ、マダラが自分勝手過ぎる結末でしたね』
『原作の無限月読ルートとはまた別の地獄の釜の蓋を開いてくれたな』
『マダラって魅力的だよね、良くも悪くも。悪い方に振り切れると擁護不可能なレベルでやらかすけど』
『マダラのファンだけどオビト及びミナト班関連は擁護できない』
『やめろ!!!柱間♀様が死ぬわけないだろ!!!画面が真っ赤になって生死不明で強制終了になっただけだ、原作で死因不明だった柱間♀様の生命力を信じろ!!!!!』
『死因は不明だけど、それでも亡くなられたじゃないですか』
『やっぱりイズナが亡くなった後は情緒不安定化まっしぐらだな。イズナ生存が鍵過ぎる』
『休戦協定って原作の里設立の10年ぐらい前よね?10年の差でここまで違うのか』
『10年前の時点で同盟を結ぶには、柱間♀とたくさん会話させてマダラを元気にさせてタジマパパと交渉させないといけないんだけど、手間なんだよね。手順がわかれば簡単だけど、単純作業が辛い』
『スキップ機能があるだろう』
『タジマパパを〇してでも同盟を結ぶRTAに優しい展開って実はあったりする?柱間♀の助言次第で誘導できそう?』
『いや、ないっぽい。あそこは一本道で固定』
『VR体験型ゲームだったら介入できただろうが、これってビジュアルノベルだからな』
『説得中に乱入する柱間♀か……』
『なんで自己完結するんだマダラ』
ほ~ん。
【柱間♀が主人公の乙女ゲーム】の実況動画(生放送)を眺めておるのですが、自分が携わったゲームの実況ってこんな雰囲気なんですね。
……作業ゲームみたいって言われて辛いです。いや、ま、こっち側がやる事ってさ、ボタンをぽちぽち押したりタップしたりするだけで、作業感が出るけどさ。
作中の柱間♀達にとっては生きた言葉なので、もうちょっと優しくしてくれ……私、これ頑張って作ったんやで……。
恐らくだが、この結末においても、マダラは柱間♀を愛していると思う。
柱間♀も愛している、と思う。
画面が真っ赤になったのは、柱間♀視点が強制終了されたって事なんだよね。
ハーレムルートの序盤で判明したマダラの心情的に、恐らく、マダラも後追いしようと目論んでいる。
子供も道連れにして三人で心中しよう!ってのが目的だと思われる。
そのついでに柱間♀が築いた里をぶっ壊そうとしている。
ついでの要素でみんなを地獄へと突き落とすのか~!そうか~!マダラァ~!!!!!
なまじ強過ぎるから政治的問題まで発展させられちゃうのね~!尾獣勢揃いのスチル絵は圧巻だけどさぁ~!!!!!
うちは一族の皆さんどころか里のみんなが大変だぞぉ~!!!!!
タジマ殺害からの同盟ルート?????(コメントを見て困惑)
うーん。ステイ、ステイ。
タジマはタカ派だったけどさ、視野が狭い的な意味でのガチタカ派じゃなくってさ、話し合えば何とかなる話が通じる穏健派寄りのタカ派じゃん?
いや、うちは式決闘と称してマダラと死闘を演じたけどさ、殺さなくても何とかなるよ?
実際マダラは途中で刀での斬り合いじゃなくて殴り合いにシフトして、殺さないように頑張ったよ?それでタジマは折れたよ?
それでいいじゃん???
あえて殺す?殺しちゃう…???
そ、その……殺さなくても何とかなるならそれでいいじゃんって思ってたけど、あえて、殺しちゃう……?
タジマはマダラにとって大切なお父さん。お父さんです。親子関係にアレな所があるけど、生存していれば当人同士で折り合いをつけられるんですよ。
表向きは絶交だけど秘密裏にこっそり個人的に連絡しようねって約束を取り付けている時点で破格でしょ、あれ。
マダラから柱間♀をNTR実行する事が可能な人ではあるけど、それはあくまで可能性の一つだし……あのルートでは憎悪で頭が濁ってどうにかなってんだよ……このルートのマダラだって愛憎で頭が濁ってどうにかなってるし……。
このゲームって
この二人の決闘はどうなるんだろうってやってみたら、試走一回目で殺さずに何とかなったんだよ。タジマ生存になったんだよ。
それはね、本当は殺したくないってマダラの思いが反映されたんだよ。
可能性としてあり得たけど、そのあり得た可能性を振り切って、マダラは一回目からタジマ生存を掴み取った訳なのだが。
そこで、あえて?……あえて?殺した可能性を、引っ張ってきちゃう……?
いや、ま、あの決闘時、タジマ的には、殺されるのを想定していたんだろうけどさ。親を殺してでも叶えたいならやってみせろって割と情緒が凄まじい事になっていたんだろうけどさ。
……だからこそ、殺さずに何とかしようとして、刀をへし折ったのに親の首を斬らず殴り合いにシフトしたマダラに衝撃を受けて、折れた訳でさ。
衝撃を受けたって事は、殺されるだろうと少なくともタジマは思っていた訳でね。
アカンこの話題は無限ループになる。
まあ、可能か不可能かで言えば、可能、でしょうね。
そんな所で分岐するなんて面倒臭いって感じで当時は深く掘り下げなかったのですが。
あの辺を検証しまくって可能性を引っ張り出してたら分岐をホイッと足せたと思うよ。
可能性として存在していても、私がそれに気づかなかったら反映されない。可能性が存在していても、あくまでも私の想像力が及ぶ範疇が限度。
いやあ……自分一人だと気づけないもんですね……。
ゲーム実況を俯瞰してコメントを拾ってしまったので、ゲーム制作に携わった者として、こうなるんじゃないかな?ってIFを置いておきます。
何らかの弾みでリメイク版が発売されてこの分岐が実装された時、全く違うだろってなるかも知れませんが、ご了承ください。
このゲーム、
…………こういう事を呟くから、健康食品等の勧誘的な広告が私の使用するPCやスマホによく出ちゃうんですかね。
では、改めまして。
もしも、私がそこを掘り下げて可能かどうかを吟味していたら、どうなっていたのか。
マダラの絶望顔は必須だし、イズナも父親を斬り殺してまで同盟を成そうとするマダラへの感情がグッチャグチャになりそうだけど、可能性としてはあったのか……?
ぶっちゃけていいか。おヤバいですわよ。
うちは一族にはね。命を懸けて殺し合う的なヤベー決闘スタイルがあるんだがね。
細かいニュアンスを無視して『喧嘩』って風に纏められていたりするんだがね。
それってさ、命を懸けるからこそ、本当に緊急事態における手段って言うか……命を懸けるんだからね、うん……。
親が子へ、兄が弟へ物申す場合は、厳格な上下関係に則って子や弟が上位者に従うだけだから、『喧嘩』になりようがないんだがね。
子が親へ、弟が兄へ物申す場合、そりゃ、戦争するしかないでしょって感じでね。
うちは式決闘って、そういう状況で起こり得るものでしてね。
子が親の、弟が兄の、その全てを否定してでも、自らの望みを優先するっていう、そういうヤバい下克上な感じでね?
喧嘩=どちらか片方の全否定でね?
だからこそ、千手側の決闘とのギャップにうちは一家皆さん困惑していたのであってだね……。
すまねぇな、なんか時間稼ぎみたいに文章を打ってて。実際そうなんだわ。心の準備が。精神的に。その。
うちは一族としても千手一族としても、実父を斬り殺してまで統領になって実権を握って同盟を成そうとするマダラに対して、心象がすこぶる悪くなりそう。
柱間♀ですら「なぜそうなったんぞ!?」って感じになるよな。
マダラ的には、決闘で父親を
タジマ殺害からの同盟ルート、少なくとも以下の状況になる。
『同盟は可能』
『求心力のあったタジマを決闘で
『マダラがうちは一族を力で無理矢理に従えている歪な構造と化す』
『マダラとイズナの兄弟仲が破綻する』
『「兄さんをかどわかして父上を殺させたんだろ!」とイズナが柱間♀を逆恨みする』
『うちは一族側がイズナと結託し、イズナが首謀者だと罰されない為にあえて報連相なしで独断で暗殺者を送り込んだりする』
うッうわーッ!!!!!!!!!!!
ふーざーけーるーなー!!!!!!!!!
誰も幸せにならねえええええ!!!!!!
納得される理由の無い下克上って反乱されるんですよ!!!マダラは凄い強いから反乱されても鎮圧できるけどさぁ!!!!!
結婚なんて浮ついた言葉をチャラチャラ使ってる場合じゃねぇーッ!!!!!
仮に可能だとしたらマダラが婿入りする形だけど、千手側も断固拒否するよ!!!!!
気に食わなかったら親族を容赦なく殺すような男が婿に入って来るとか怖いよ!!!!!
気に食わなかったら柱間♀さえ殺すって証明済ませてるじゃん!獅子身中の虫どころの話じゃねーわ!!!!
てか実際この原作沿いルートでマダラは柱間♀を……いやマダラにはマダラの理屈があるんだけど、傍からは違いがわからん!!!!!
そして今気づいた!!!タジマが殺される覚悟を決めてた時、たぶん性格悪い事考えてた!!!はえ~深謀がおありになられた!!!感情がどうであれ下克上が成功してもその先は辛いぞぐらいは思ってた!!!!!
だからこそマダラが殺さず何とかしようとする様子に折れてくれたのかタジマァ!!!!!
既にリリースしてしまった扱いなので、リメイク版が決定しない限りはゲームとしては実装されませんね。想像に留める。
だが闇の性癖をお持ちの方々の心を満たせるかも知れないので、可能性としては存在するよって明記しておきます。
ゲームとしては実装されていませんが、可能性としてはあり得るって事で、こういうのが好きな方々の心の中で好きな感じで妄想していってくださいな。
うん、まあ。
もうちょっと続くんだよね。
『実況者さん、あと10分だけ待って。生存説さんの仰る通り、諦めないでください。続きがありますよ』
『だ、そうですが』
『ほら見ろ!!!柱間♀様は生きているじゃないか!!!!!』
『鬱展開だと浮かれて闇の性癖が疼いて酒瓶を開けていた僕の気持ちはどうなるんですか』
『こういうゲームなのかと思ってアンインストールして再インストールして遊び直していた私とは何だったんですか?』
『アンインストールした人、10分待てなかったの?』
『私はバッドに行き着いたらそのままロードするんじゃなくて、咄嗟にリセットボタンを押してゲームをやり直す派なもので』
『やり直し回数0の実績解除でも狙ってるのかな、その遊び方は』
『まさか子供が現場に駆けつけていて、柱間♀が目の前で刺されたショックで開眼した万華鏡写輪眼を咄嗟に使ってイザナギを発動し、柱間♀が刺された現実をなかった事にしたとは…』
『マダ柱♀の子供のポテンシャルがやばい』
『柱間♀様は生きておられただろうが!!!お前らさっさと諦めやがって!!!』
『生きてたって言うより、死んだ現実をなかった事にしての再戦だったわけだが』
『子供凄ぇよな…イザナミにまで目覚めて、マダラ自身が使用するイザナギを完封したんだからな…卑劣様が連れて行くのを許可しただけはある』
『こんなに強いのに、なんで最後になりかねなかった言葉がアレなの?』
『最後になりかねなかった言葉がアレみたいなメンタルだからこそなのでは』
『子供によるイザナギに気づかず自分はイザナミを発動し損ねて都合の良い現実を取りこぼし、自分のイザナギは子供のイザナミで防がれて我が子や柱間♀から延々と説教されていましたね(早口)』
『決着後のマダラと柱間♀の表情の対比がえげつない』
『マダラは柱間♀を悲しませておいて、どうして笑ってるの?勝ち逃げ?なんで???』
『柱間♀様!!!なんでそいつをまだ愛しているんですか!!!やめましょうよ!!!そいつ柱間♀様も子供も殺そうとしたんですよ!!!!!』
『柱間♀は一回本当に殺されたよね』
『案外妙手か?柱間♀が愛を伝えておけば、マダラが何かの拍子に穢土転生された時の暴走がマイルドになるかも』
『柱間♀様が小賢しい打算で愛を伝えるわけないだろう!!!!!』
『生存説さん、あなたは誰の味方なのか』
『柱間♀に愛されながら逝ったとして、穢土転生されたマダラが大人しくなるビジョン見える人いる?』
『将来的に穢土転生されるとは決まってないから…』
『それはそれ、これはこれではなかろうか』
『良かったね、謝れたね』
『子供…柱間♀の出撃後の空気で自分が呑気にも八つ当たりしていたと気づいた時のスチル絵、顔面蒼白ですね』
『マダラと超そっくりの美顔がぐしゃぐしゃの泣き顔に……ふう……』
『柱間♀「聞く前から、お前の気持ちはちゃんとわかっておるんぞ」』
『柱間♀様!!!おぎゃあ!おぎゃあ!!!あやされたい!!!!!』
『柱間♀の生存を唱えていた君は凄いと褒めてあげるから落ち着こうか』
『所で、この後外交的にどうなるの?』
『マダラに全ておっ被せるしかないっつか、全部マダラがやった事だって説明せにゃな…』
『柱間♀が卑劣様にめっちゃ怒ってる』
『そら(安全の為に置いてきた筈の子供を連れてきたんだから)そうよ』
『卑劣様「マダラ討伐に参加させねば《マダラの子》と謗られよう。《姉者の子》と認めて貰う為に必要だった(意訳)」』
『子供、マダラに激似だもんな……』
『卑劣様の同行者の中にカガミが混じってるのもそれか?』
『うちは一族、今後間違いなくマダラの件で肩身が狭くなるからな』
『マダラの遺体を処理しようとする前に、柱間♀がマダラの懐から何か取ったよね。あれなんだろう』
『マダラが……巾着袋……だと……』
『卑劣様が中身チェックして特に問題なかったから、呪物的な何かではない』
『木ノ葉の里は存続できるようですね』
『マダラが全部やらかしたで本当に何とかなるとは』
『賠償金ルート、思ったよか良心的な値段で済んだな。色んな里に迷惑かけたのに』
『天文学的過ぎる賠償金を吹っ掛けると、その損失を埋め合わせるべく戦争が始まったりするから……どうやら各里に有識者が居たようですね(ソース:史実)』
『柱間♀様、これからミト(男)殿と結婚するのか。意外と晩婚だな』
『マダラ討伐から半年、これは早いのか遅いのか』
『マダラが勝手に里抜けしたせいで離婚が成立していなくて、先延ばしにされていただけでは?』
『柱間♀様がうちは名義だったおかげで、うちは一族の処遇がマシになった説ある?』
『離婚が成立したら千手に戻るし、戻ったあとのうちはなんて知らんでいけるし、どうだろう』
『死別を理由に離婚成立したんかな。誰も柱間♀のフルネームを呼ばないからわからない』
『卑劣様も子供も再婚をめっちゃ勧めてる』
『卑劣様&子供「マダラを忘れろ(意訳)」』
『おお、月見してる柱間♀……そろそろエンディングに入りそうな、いい感じのBGM……』
『ミト(男)殿との結婚を控えているのに、マダラのこと忘れられてないわ』
『これが未亡人の背中かァ……』
『柱間♀様はどうすれば幸せになれるんですか』
『マダラが里抜けせず耐えていれば良かったんだけどね』
『やっぱりイズナ生存が鍵だよ鍵』
高速化が進むこの時代、10分って長かったかな。でもすぐに画面切り替わってもつまらない気がしたもので。
ちなみにマダラが所持していた巾着袋の中に入っていたのはね、冥銭だよ。副葬品のアレ。
自分と柱間♀と子供の3人分。
柱間♀と子供を殺した後、自分も死んで、持って行く予定だったよ。
盛大な心中でございますね。
個人的に推せるのは、柱間♀を殺せた(なお子供のイザナギでなかった事にされる)と確信した時の、噎せ返るような返り血で顔を汚しながら、その顔に慈愛を煮詰めたうっとりと微笑んだ表情ですね。
そしてそこから全てを引っ繰り返されて、子供によるイザナミループにハメられても諦めない姿勢も凄かったね。まるでジャンプ漫画みたいな努力する姿勢だったね。
努力の方向性がなぜそっちへ向かうんだ……。
柱間♀「(自分ではなく子供を標的にされている状態でのイザナミ。あの子は、マダラの殺意にいつまで耐えられるか……!)」
マダラ「親に説教とは、〇〇〇────うちはの流儀に則り、殺すしかあるまい(プレイヤーの名前=子供の名前になる演出)」
子供「最初から殺すつもりだった癖に何様だ!」
マダラ「もうやめろ。父様はお前の事も、そして母様の事だって愛している。だから諦めろ。殺してやるから」
子供「(全く話が通じず困惑するし、何度イザナミやってもまっすぐ自分を殺そうとするし、何なの、この人。ちょっとぐらい迷ってよ。ねえ。これが、自分の、父親だと……?)」
柱間♀「……もっと早くに、折ってやるべきだったの。抜き身の如しお前を折るべきだった。
共に死んでやれぬ故、そうしておくべきだった。
────遅過ぎるな、何もかも。
だから、一人で、折れてくれ。死んでくれ。ワシも子供も道連れにできぬ絶望を抱え、逝ってくれ」
マダラ「俺をまだ愛してるんだろう?なあ」
柱間♀「そう。そうだ。だから、殺すしかない状況を作り上げたお前を許せんのぞ。
殺すしか選択肢がない惨い状況を生み出しておいて、そうやって幸せそうにその道をひた走るお前が、憎いんぞ。
死は救済ではない。決別の儀ぞ。
だというのに、お前は、お前という奴は、ワシの信念を覆さざるを得ない状況を生んでおきながら、そうやって……」
マダラ「そうか、そうか。愛してくれているのか。嬉しい、嬉しいぜ、柱間────だったら猶更一緒に死ねよおおッ!!!」
柱間♀「できぬと言うておろうに!」
マダラの願いは全員死ぬ事でしか叶わないし、柱間♀の幸せは全員生きてこそなんだけどね。
致命的に噛み合ってなくて辛いですね。
尾獣を制御する為にチャクラを消費しながらマダラを斃さねばならんので、大変でしたね。
マダラもマダラで瞳力の使い過ぎで消耗していて、泥仕合になっていたね。
柱間♀「仮に我が命を奪おうとも、すぐさま扉間に穢土転生してもらう手筈ぞ」
マダラ「…………は?」
柱間♀「もしもお前に殺されるような事があれば、預けておいた血液からワシを穢土転生して欲しいと頼んでおる。
……恐らく、あの子の分もな。どこかで上手いこと採取しておるはず。
(子供に届かないよう音量は抑えているが、果たしてこの努力は叶っているだろうか。聞かれていれば、また、あの子に叱られてしまう…)」
マダラ「な、んで、そんな、酷い真似ができるんだ、あ、ああ、あ、ああ、ひ、酷い、酷過ぎる、そんな、無体な!あんまりだ!!!
(己が業を完全に棚上げし、まるで自分が究極にして絶対の被害者であるかの如く、顔をくしゃくしゃにして慟哭しながら、矛先を子供から柱間♀へと軌道修正する)」
子供「(母が何を言ったのかはわからない、わからないが、まだイザナミを解除できない……あ、あの人、何なんだよ……あんな奴の血が、この体に流れているのか……!?)」
柱間♀「そう。ワシは酷い、
お前の望みがわかっておるから、あえてその望みを断つ事を考えられるし、弟に頼んでおる。
この魂、あの子の魂、お前と共に冥途へと渡させはせぬぞ。
これは罰だ。一人で死ね、マダラ」
マダラ「愛してるんじゃないのかよおお!!!!!」
柱間♀「愛しているからこそ、こうやって叱ってやっておるのだぞ!
愛しているなら止めねばならぬ、矯めねばならぬ、叱らねばならぬ!だが、その為に……一番やりたくなかった方法を取るしかならぬのだぞ!
お前を愛しているからこそ、お前に最もしたくない手段で叱らねばならぬのだぞ!」
覚悟を決めてはいるのね。
……決めてはいる、けど。
柱間♀にとって、殺すってのは、マイナスの意味だからね。決別とか、死なねば禊げぬ罪を清める為だとか、憎悪による拒絶だとか。
それを、愛しているのにやらなきゃいけないってのは、かなりのストレスなのよ。
愛しているから止めたいけど、その手段が殺す以外ないってのはね、本当にね。
マダラ「(苦しそうな、柱間の顔。なんて、悲しそうだ。里も、弟も、そして子供も、自分の命も、失っていないのに……今後、何を手に入れても、絶対に二度と幸福にはなれぬのだと物語る、顔。
俺こそが、柱間の幸せだったという、何よりの証を見て、俺は……俺は……)
っ、しみったれた説教を垂れ流しておいてッ、ざまぁねぇ……!
(嬉しい、嬉しいぞ、柱間。
俺が死ねば、俺が一人ぼっちで死ねば、お前は不幸になるんだな。
それが堪らなく愉快だ。幸せとは程遠いのに、笑えて仕方ない。
一秒でも早く、浄土へ来い。俺と同じ地獄へ落としてやる。
相思相愛なのに一緒に死んでくれなかったお前を、地獄へ落としてやる。
三途の川など渡らない、渡ってなるものか、待ってやる、待ってやるからな、呪ってやる、柱間……!
幸せになんぞしてやるものか。
一生苦しめ、死んでも苦しめ、苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんでくれ、俺の為に。
俺は、お前のせいで幸せになり損ねるんだ。
だから、お前も……)」
完全に自分を棚上げして、自分を刺して勝利した事で茫然としながら見下ろす柱間♀を見上げながら、マダラは笑いながら死ぬんだよね。
無敵のメンタルに見えるけど、柱間♀が一言「愛していない」と告げていれば、マダラを完全に絶望させられた訳で。
だけど柱間♀は、マダラが愛してくれている限り、愛してしまう性質を持っている訳で。
なんだ、この、呪い合うような相思相愛は。
純愛に善悪はないんですね。
柱間♀「気にするな、〇〇〇。母上はな、わかっておるんぞ。お前が本気で、ワシに意地悪を言うたのではないと、ちゃあんと、わかっておるからな。
謝るのはワシの方ぞ。すまんかったな。せっかく、楽しみにしとったのにな。
すぐにとはいかぬが、祝い事を、やり直させてくれるかの?」
子供「うん、うん……ごめん、ごめんなさい、母上……
(母に抱き着いて顔を隠すのは、顔を合わせる事に罪悪感があるのもあるけど──あの男によく似た自分の顔を、母に見せるのが、嫌だったからだ)」
扉間「(死体蹴りをしてしまいたいなあ、と思いながら、冷淡にその男の死体を見下ろした)」
あんだけ散々やらかしたマダラにまだ未練はあるけど、柱間♀は離婚処理をちゃんと行ったよ。
柱間♀がやったと言うより、扉間がさっさと話を進めた感じに近いけど。
柱間♀は特に反対せずに受け入れながらも、満月でもないのに、例え新月であっても夜空の月を探しては、じいっと見上げていくんだよ。
その月から呪われているような感覚を味わいながら、逃れられないんだよ。
苦しくて不幸だけど愛している。
うわ~!!!!!!!(項垂れる)
こんなん扉間も子供もさっさと再婚勧めるよ!もっといい男いるよ!ミト♂はいい人だよ!!!!
なお10年の歳月の差の関係上、ミト♂の連れ子は色々あって居なくなっております。
……愛の形は違えど、愛する者を守れなかった者同士、仲良くやっていくんじゃないかな。
さて。ここで、このエンディングに実は分岐がある事を解説しますかね。
この状況からでも入れる保険があるんですよ的なノリで、実はマダラ生存の望みがあるんですよね。
柱間♀があの状況から何とかなったように、マダラも実は何とかなるんですよね。事前にフラグを重ねておく必要がありますがね。
どうせ里抜けするんだと諦めず、ひたすらに好感度を爆上げさせましょう。
選択肢を一つも間違えない。攻略本を読んだ方がいいってレベルで完璧な受け答えをしましょう。
するとね、柱間♀が「やっぱり殺せない!」となって気絶させて終わらせるんですよ。
マダラの好感度を上げる事で、柱間♀自身のマダラへの好感度も上がり切って、殺せないって選択肢が出るんですよ。
トドメを刺さねばと頑張るけど、柱間♀が精神的に耐えられなくなって行動不能になります。だけど子供や扉間は全力で止めるという。
柱間♀「扉間、〇〇〇……愚かな姉を、母を、許さないでくれ……
……で、できぬ。できぬのだ。
この男を許せぬ。然れども、独りぼっちで死ぬのは、あんまりではないか……ッ!」
マダラを殺すのが本当にストレスだったのだと判明する。ゲーム的には、選択肢を全問正解したご褒美エンドみたいなものですね。
誰へのご褒美なのかがさっぱりですね。
各里への被害は相変わらず深刻で外交も財政もヤベェし人柱力も殺害済みだけど、でもマダラは生存するよ!!!
里人みんなから石を投げられても当然の罪人を柱間♀が庇うとか、扉間の胃袋にかかるストレスが尋常じゃねーわこれ。
表向きには死亡扱いで、実際には扉間の私的な実験施設の奥に幽閉されている。全身拘束具だよ。封印術も満載だよ。自害だけはさせない。
扉間的には姉者にも子供にも面会させたくないけど、二人とも会いたがるもんだから……ね……辛い……辛い……仕方なく面会させるが、特に子供の場合は目が離せないよ……。
柱間♀「マダラよ。いいか。他里への襲撃及び尾獣を抜き出す為に人柱力を殺害した事、それと木ノ葉への反逆、そして、初代火影……ワシと、ワシらの子への暗殺未遂。
お前がしたのは、悪い事なんぞ……?
(幼子に倫理を諭すような、大の大人に対してはあまりにも馬鹿にした態度なのは重々承知しているが、命を拾わせて以降のマダラの様子から、思わずこんな態度になってしまっている)」
マダラ「わかっているぞ」
柱間♀「わかっていて、なぜやった?」
マダラ「世間的には悪いことだが、俺は悪いことだと思っていない」
柱間♀「道徳は、わかっておるのだな。そうか……。
(未成熟なのかと疑うまでに拙い倫理観を披露され、頭を抱えたくなる。言葉だけを取れば、広く、漠然としているので、共感できる部分はある。だが、やらかした所業が洒落にならない)」
マダラ「……あいつが生まれたての頃に出て行った事を、そんなに怒ってんのか」
柱間♀「喜ばしい筈がなかろう」
マダラ「だよな。お前は喜ばない。苦しかったよな」
柱間♀「わかっていて、なぜ、できるのだ」
マダラ「…………俺の足を止める程のことじゃ、なかったんだ。
ただ、そうまでして歩みを進めても、俺の求める夢の叶え方は、どこにもなく。わからず。
ありもしない夢の叶え方の為に、お前や子供と過ごすはずだった日々をふいにしたのかって思うとな、もう、心中しかねぇなって。
俺が理想とする夢を実現させる手段はどこにもなかったが、でも、柱間、里は不完全なシステムだから、壊さなきゃって」
柱間♀「待て、待つのだマダラよ、なぜその結論に至るのだ」
マダラ「……?」
柱間♀「頼む、できる限り言語化してくれ。頼む、頼む。
わからないのでは、真っ当に叱る事もできんではないか」
道徳:社会において善悪を弁え正しい事を成す為のルール
倫理:人として守るべきルール
上記ぐらいの意味で使い分けているんですが、だからどうした!だからどうしたってんだよ!!!
マダラの口調が対柱間♀だと若干舌足らずなのが辛い、辛い!辛い!!!!!
もしかしたら扉間がマダラを常に弱らせておく為に痺れ薬を盛り続けているだけなのかも知れんけどさぁ!!!
子供の手前では無理しているけど、柱間♀の前では力を抜いているだけかも知れんけどぉ!!!
だがそれ以上にやらかした事がデカいし、やらかした事に対する罪の意識の無さがゾッとするし!!!!!
あの世でイズナがどつくし、タジマも全力で殴りかかってくるんじゃないですかね!!!!!
原作に寄せた時間軸や人間関係で攻略しようとすると、マダラはメンタル的に無敵になってしまうのか。
手段が思いつかないだけで無限月読的な事を考えてる……こういう事を考えてる矢先に手段について記されてる石碑を読んじゃったら原作ルートになるって訳ね……???
でも、なかったから、ヤケクソになっちまった、と……。
残念ながらこのマダラ、おヤバいですわ。
『心中できなかったけど、頑張って生きれば柱間♀と同じ時期に死ねる』と前向きな希望を抱いて幽閉されているので、子供の憎悪がえらい事になっているよ。
柱間♀が子供産みたての頃に出て行ったっきりだから、ほぼ初対面な上、印象も最悪の底を抜けて下回っているよ。
柱間♀がたまに面会しているから、自分も会っておいて確認せねばという義務感が強い。と言うか、その義務感がなかったら耐えられない。
里抜けした時点でマダラの精神的崩壊は決定付けられているから、残念ながら改心は……も、もしかしたら、将来的にはあるかも知れないけど、このゲーム内で把握できる時間軸的にはきついですね……。
ただ、個人的に、改心というのは、改心前に自らが犯した悪行に対し、どう向き合っていくのかってのもセットになると思っているので。
柱間♀理論に則ると、命を以てして償うしかないって結論になりそうなのだが。
どうなるんだろう。そこの所。
マダラ「〇〇〇。親が褥でまぐわってるのを盗み見たい願望があるのか?」
子供「母上と何を話されているのか質問しただけで、なぜ、そのようにつけあがった台詞がすらすらと出てくる?」
マダラ「父様と母様の関係に割って入ろうとするな。お前は、俺達の血を分けた大切な子供だが、しかし……しかし、話すなと、他ならぬ母様から口止めされている。父様に、約束を破らせるんじゃない。
(水をぶっかけられるが、構わずに喋り通した)」
子供「ッ、その大切な子供を、大変だった頃に置き去りにして出て行った男が、ぬけぬけと……!
(叔父上というリミッターが同席していなければ、とうに掴みかかっていた。リミッターが同席していても、この程度なら許されている。
……叔父上のそれが甥への情なのか、ろくでもない父親を持った子への憐みなのか、判断がつかない)」
だ、駄目だ……。
マダラよ……お前のメンタルはボロボロなのか強いのか脆いのか強靭なのか、はっきりさせてくれ……。
相思相愛の自信を得ているこの男は無敵だな……???
だからって子供を置き去りにしたり、他里にカチコミしに行ったり、柱間♀と子供を巻き込んで壮絶な心中をかまそうとしたり、そういうのはやめてくれ……後生だから……。
子供氏はたぶん素顔を褒めてくる人は母親を除いて好きになれないし、母親に対しても微妙な気持ちになる。
成長する毎にマダラ似の美男子になっていくから、鏡を筆頭に自分の顔を認識させてくる全てが嫌いになりそう。それが高じて変装の達人になりそう。暗部みたいに仮面をいつもつけているかも知れん。変化の術で別人になっていてもいいのよ。
今後続いていく人生の中で何か奇跡的なイベントが起こり、吹っ切れて素顔を好きになれるかも知れないが、もうそこまで行ったら柱間♀が主人公の乙女ゲームの範疇から懸け離れて別のゲームと化しているね。後日談の後日談ぐらいの離れた立ち位置だわ。
とりあえず、子供に好きな人ができるとしたら、盲人か美醜に囚われない価値観の持ち主か、そういう方向性になるな。
柱間♀「お前が望んでおる構想とは、お前が理想とする誰もが幸せになれる世界とは、天上の園とは懸け離れた、魂の死せる廃墟の都ぞ」
マダラ「…………それの、何に問題が?俺達、一緒に死ぬだろう?」
柱間♀「(どこだ。どこを起点に話せば良いのだ、マダラよ……)」
マダラ「……綺麗だな、柱間」
柱間♀「その。マダラ。さすがのワシでも、情に訴えられ、絆されるほど、安直ではないんぞ?」
マダラ「現実はこのザマだって叩きつけられても、ずーっと、綺麗だな、お前は……お前なら、婆さんになっても、ずっと綺麗かもな……。
だから、その時でいいぜ、一緒に死ぬのは」
柱間♀「未来の話など、今されても困るんぞ。
(そうか、と応じられない。マダラとの心中を受け入れる訳にはいかないから。だが、かと言って、何も反応を返さぬ訳にもいかなかった)」
これが……これが、相思相愛の男女の会話なのか……?
マダラは満足そうに微笑んでいるが、柱間♀が非常に理解に苦しんでいる。
対話しようと頑張っているのがお辛い。
そんな柱間♀を陰から見守る扉間の表情もお辛い。
大名や他里への謝罪や賠償金で事態は収められたものの、それでも損害がデカいんだよって憤る気持ちと、だけど柱間♀のおかげでその程度で済まされたのだというカリスマ性への畏敬の念がグッチャグチャだよ。
カリスマ性っつか、賠償金で済んで且つ現実的な金額内で収まったのは、『マダラは柱間♀に止められたが、じゃあ柱間♀は誰が止められる?』って各国・各里の偉い人達が判断したんだよね。
吹っ掛けるだけ吹っ掛けようぜ!!!って提案した人はそれぞれ絶対に居たと思うが、上記の論法でみんなシン…って静まり返ったと思うよ。
単体でヤバい被害を出したマダラを止めた柱間♀を自暴自棄になるまで追い詰めたら、もうね、ヤバいからね。
柱間♀「もう40を目前にして見合いとな?」
扉間「そうだ。相手は渦の国のミト殿。歳は姉者より3つほど上だ」
柱間♀「ワシが言うのもなんだが、ワシのような後家に婿入りするミト殿とは何者ぞ?」
扉間「渦潮隠れの里長曰く、嫁を取る気もない親不孝者だそうだが」
柱間♀「ううむ。まあ、お前が良しとした相手なのだ。承諾しよう。
しかし、こんな時に見合いとは……」
扉間「こんな時も何もあるか。
マダラは表向きには討たれたという扱い。それから半年も経過している。離婚の処理も滞りなく済んだ。
姉者が操を立てる必要などあるまい。
あの男の妻だったと、後家の立場に甘んじ続ける必要などあるまい。
マダラに殺されかけた体を引きずり、大名に、各里の長に頭を下げに行かされて、それでも尚も引きずって────まだ、軽くならんのか」
柱間♀「ワシの回復力は全盛期よりちと落ちたが、次の日にはピンピンしとったろう?
それに、大名殿も他里の影達も、もう良いとすぐに許してくれたしの」
扉間「姉者の人となりと境遇が憐憫を疼かせただけだ。賠償金はきっちりと支払わされただろうが。
マダラを生かしていると知られれば同情なんぞ全て吹っ飛び、里の財政が再興不可能になるまで傾きかねんのだぞ」
柱間♀「お、怒っても当然とは思っておるが、ちと堪えるんぞ」
扉間「マダラは、姉者が自分を見放すわけがないと高を括っている。だからあんなにも余裕なのだ。実の子に憎悪の眼差しで貫かれても、さも幼い頃より共に過ごしてきた父のような舐め腐った態度を取れるのだ。
舐められているんだぞ、他ならぬあのマダラに……ッ!!!」
柱間♀「……年を重ね、感情を出す事がめっきり減ったお前に、そこまで怒らせてしまうとは。
もっと早くに、マダラを止められとったらな。
もっと早くに……こんな事になる前に、叱る事ができておったならば。
……どこの国の話かは忘れたが。大罪により絞首台へと送られる男が、嘆く母にこう返したそうだの。『なぜ、犯す罪がまだ小さかった頃に止めようとしてくれなかったのか』と」
扉間「ワシ好みとは言えんな、そのような寓話。罪への自制心の希薄さを、教育者たる親の責任と擦り付けているだけだ。
(離縁しておきながら、なぜ、この人は。社会的な正しさだけの問題だけではない。感情的にも、限界を迎えていて当然の筈だろう。
あんな男の、何に、どこまで、惚れておると……)」
柱間♀「むう。そうか。……そうかの」
たぶん、柱間♀が恋をした、あの日河原で出逢った男の子はもうどこにも居ないんだよ。
あのマダラは、かつてその男の子だった何かっていう認識には至っているんだよ。
でも、愛し合っているから。愛されているから。
愛されているなら愛するのに充分だから、理由足り得るから。
これ二回目だけどさ、呪い合いみたいだね。
解呪できる人は居るんですかね……居るのかな……?ワンチャン子供が解呪できるのか……?いやでも想像できねぇぞ……???
う~~~~ん。このご褒美エンドを解放すると、なぜだか謎の小話がエクストラにこっそりと置かれているんですよね。
マダラが里抜けしたと思いきや数日で帰ってきた的な。それただの散策や。
これはあり得る可能性なの?私がルートを開拓できなかったけどあり得る可能性としてお出ししてくれたの?
それとも、柱間♀が見ている叶わぬ夢という名の悪夢?
前者と思っておきましょう!!!後者だと苦しい!!!!!辛い!!!!!!
マダラ「おい、〇〇〇」
子供「えっ、なんでアカデミーまで迎えに来たの!?」
マダラ「用のついでだ。来ちゃ悪いか?
(第二子の乳飲み子を抱っこ紐を利用して前側から抱えている)」
子供「つまり妹を連れての散歩ついでにわざわざ来たって訳だろ!?
やめてよ!週5ぐらいの頻度で迎えに来てるじゃん!親離れできてないって笑われてんだから!友達ともうかうか放課後遊べないよ!」
マダラ「…………そうか(しゅん)
……あんまり、遅くなるなよ(踵を返そうとする)」
子供「(う、うわ、面倒臭ぇ~!そんな深刻な反抗期起こされましたって顔すんなよ~!でも実際友達と約束してるし、一緒に帰れないし……)
あ、待って。今度の誕生日、母上は来られそう?」
マダラ「(立ち止まる)お前の母様は、今度こそ休暇をもぎ取ると約束していたぞ」
子供「母様って言い方やめてよ、子供っぽくてヤなんだよ。母上って呼んでんだからさ」
マダラ「……(しゅん)」
子供「(め、面倒だ……母上も落ち込み癖があるけど、父上はもっと酷い……)
来られなくてもいいからねって伝えといてね」
マダラ「必ず来ると言っていたぞ。信じろ」
子供「火影で忙しいの知ってるし、毎年父上が絶対に居るんだからあんまり寂しくないし」
マダラ「…………今年は、柱間が来るっつってんだろうが(少し照れつつ、そっぽを向く)」
子供「あー、うん、そうだね…(父上が寂しいだけなんじゃなかろうか…)
扉間叔父上も来られるの?」
マダラ「(嫌そうな顔)」
子供「や…やめてよその顔!扉間叔父上のこと好きなんだから!」
マダラ「都合がつけば、母様が呼ぶだろうよ」
子供「そ、そう」
マダラ「(乳飲み子がぐずり始めたので、人差し指を咥えさせてあやしつつ)
誕生日、何を食いたい。希望してみろ」
子供「ケーキ焼いてよ」
マダラ「………………知らんぞ、そんな料理」
子供「よその国のお菓子なんだって。食べてみたい。カステラとかどらやきの生地とかに近いらしいよ。で、それに牛乳の脂肪を固めたクリームを塗ってるんだって。果物も乗せてるらしいよ」
マダラ「(全く想像力が働かないが、息子が食べたがってるんだしな。しかしどんな菓子なんだ。誰に聞けばいいんだ。柱間は外交の一環でしょっちゅう他国の物を口にしているし、寄って聞いてみるか……)
わかった。善処する」
子供「ん、よろしく」
マダラ「それはそうと、あんまり遅くなるなよ。門限を守らん奴はな……」
子供「わかった、わかってるって」
マダラがお父さんしてる!しゅごい!!!
妹ちゃん!!!妹ちゃんがおる!!!!!
妹ちゃんの御顔わかんない!マダラも柱間♀も黒髪だからどっちに似てるのかわからん!!!
散々なマダラを見せられた後だから、スゥーッと心に効く~!!!!!
ただマダラが主夫っぽい辺り、言っちゃアレだが政務からは離されていて、立場的には柱間♀の夫+うちはの族長って感じに留まっているんだろうな。
だけど子供と幸せそうにしてるからヨシ!!!
マダラが家に居る事が多いからか、子供は何だかんだ言いつつマダラに懐いているようだ。
日頃寂しさを感じる環境でもなさそうだし、仮に柱間♀が誕生日に間に合わなくても拗ねる事は……いや拗ねはするけど、マダラが凄いフォローしそうだな。
……穏やかそうな顔だけど、目に光があるのか微妙なんだよね。ハイライトどうなってる?
真っ黒で真っ暗ではないんだけども、光の加減のせいかな。ちょっと穏やか過ぎて心配になる。
水面が凪いでいるだけだよね?そんな不安が付き纏う。
武人として生き生きしていたマダラが、死んだ目はしていないけど、生きているのかと不安になる程の穏やかな様子で生活をしているのが、平和なのに不穏だ。
ま、まあ、思う所があるにせよ、頼む、このまま主夫を続けてくれ……!里で、畳の上で寿命を迎えてくれよォ……!!!
子供「ただいまー」
マダラ「お帰り、〇〇〇。
(台所にて。乳飲み子が寝ているのを振り向きながら確認しつつ、野菜を切っている。白い割烹着姿で、髪を結い上げてポニーテールにしている)」
子供「(この家に来ているお手伝いさんは、俺と同い年かそれより下の子ばかりだ。子供はもう帰れという名目で、父上は夕方になると来ている子達をみんな帰してしまう。
大人は、母上か叔父上か、族長代理のヒカクさんぐらいしか来ない。
乳母は……雇えそうな気がするんだけど、どうやら、代用乳を分け与えてもらうまでで留まっているらしい。
嫌がらせ……と言うより、むしろ……)」
マダラ「あと少しだ。部屋で待っていろ」
子供「いや、妹は俺が見るよ。父上はそっちに集中してて」
マダラ「……そうか。助かる」
子供「父上。アカデミーの、火遁の演習なんだけど」
マダラ「特別臨時講師として招かれる以上、俺はお前を息子として扱ってやれんからな」
子供「周囲はフツーに息子扱いしてくるけど」
マダラ「俺は無理だ」
子供「先輩達がさ、例年招かれる父上の火遁は凄いヤバいって騒ぎ立てるんだけど、それってマジ?俺らの学年ってまだ誰も見た事ないからさ、わかんないんだよ。
風呂焚きや竈の火付けにちっちゃい火を噴いてる所しか見たことないから、本当に凄いのかって聞かれても答えようがないんだけど」
マダラ「演習の日まで待て」
子供「ンー、ま、いいんだけど……」
マダラ「(例年、誰も質問しに来ない。やり方を師事して貰おうとする砂利が、一人も居ない。火を噴いて終わり。それで給金が出るんだから、容易い小遣い稼ぎと思わねばやってられん、が……。
こいつは、来るだろうか。
息子としてではなく、〇〇〇一個人として接する俺を見て、こいつはどう思うか。
怖がられたら、その時、考えるか。今は考えたくない…)」
おっと……どうやら、族長も名ばかりになっているようですね……一族から距離を置かれているご様子……。
子供の交友関係もうちはに限定すると偏っていそう。カガミとは仲良しかも知れない。
だが白い割烹着にポニーテールのマダラはしゅきです。しゅき。
しかし、子供の名前がプレイヤーの名前で良かったですよ……子供にイズナって名前を付けてたら、ちょっと心配だったよ……。
風習的には亡くした身内から名前を取るとかそんなにおかしい事じゃないけど、こちらとしては心配ですよ……。
プレイヤーの名前はセーブデータ管理用と割り切ってる人は、子供がえらい名前で呼ばれて感動も何もかも吹っ飛びそうですね。
私は吹っ飛びました。
最初はマダラが急になんか『AAAA』って場の空気をぶっ壊す勢いで英単語を使い始めたな~ってビックリしましたよ。その後気づいて思わず叫んじゃいましたよ。
途中からでも名前変更できる機能を搭載しなきゃって頑張らざるを得ない動機になりましたね……変えなきゃ……。
どうしてこうなってくれなかったんだ!!!!!
さて。以上を持ちまして、ぼちぼち終わりますかね。
基本的に暗くて重くて、胃凭れしそうでしたよ。
最後の小話に救われましたね……。
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ここから先、劇場型物語とは無関係の、筆者としての私の意見を並べさせて頂きます。
重いんだよ!!!!!!!!!
私が書きてぇのは!!!もっとこう!!!ギャグマンガ日和みたいなノリなんだよ!!!!
そういうふわっとした感じの!政治なんてライトな添え物程度の!!!そういう!!!気軽な!!!!!
銀魂みてぇなよぉ!!!!!!
木ノ葉の国防なんて一切考えずお互いの一家全員で温泉旅行行こうよ~!!!!!
戦国時代で生きていけねぇってレベルの潔癖症を発動し、猿と混浴できる温泉と知った途端に温泉から逃げ出すタジマのネタだけはくっきりはっきり鮮明に浮かんでいるんだよ!!!!!
タジマが私のフリー素材と化しているよォ!!!!!
それ以上に仏間がフリー素材な気がする!!!!!!
いやまあシリアスな話からでしか得られない栄養素があるから、小説パートとか頑張っている訳だけどね。
私の心が乱気流に突入しておるので、以下に謎の節分行事的な会話文を置いて締めさせて頂きます。
柱間♀とフリー素材と化したタジマのやり取りにマダラを添えたよ。
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柱間♀「年齢の数×3の福豆ですぞ!(袋ごと置く)」
タジマ「今なんと?
(ここに居る全員分の年齢分よりも大量の福豆が入っていそうな袋をどんっと置かれて、それが全て自分の分だと告げられて困惑している)」
柱間♀「いえ、ですから、健康の御祈願にと」
タジマ「それはこちらにも存在する風習ですがね、多くないですか。どうして3倍にするのですか?」
柱間♀「長生きするようにと」
タジマ「理屈はわかる気がしますが…………マダラさっきから何をしているんですか」
マダラ「俺が煎ったんだ、父上(それはさておき自分の分をポリポリと)」
タジマ「……だからどうしろと?
あなたはいいですよね、20前後の若造なんですから。
私の歳知ってますよね?その3倍ですって?今日はもう豆以外食べるなと?豆だけでお腹いっぱいになって本日を終えろと?そんな貧相な栄養バランスで本日を終えろと?」
柱間♀「千手の方の父上でしたら問題ありませんでしたが、うむ、義父上はお嫌いでしたか。ではこちら側の常識に則り1/3に減らしますんぞ」
タジマ「ええ、お願いします。
(乗るな……乗るんじゃない、私……あの男と張り合う必要はない……)」
マダラ「(父上が凄く耐えている……)」
柱間♀「それはそうと義父上、今晩のお食事についてですが、本当に具は豆腐と長ネギとキノコだけでいいんぞ?もうちょっと、こう、食材がもしないのであれば鴨でも捕まえて参りますが」
タジマ「足すんじゃありません。ただでさえ、あなた達がここへ来訪すると、予想外にも間食してしまうのですからね」
マダラ「(文句言いつつ、食ってる……嬉しい……)」
柱間♀「うむ!(庭先へ出て、一等立派な梅の木の皮をべりべりと剥がす)」
タジマ「何をやっているんですか!?あと少しで咲きそうなんですけど!?私それ楽しみにしているんですけど!?
まさか視力ガタ落ちしているから何やってもいいって思っています!?やめてくださいよ一応まだ見えてるんですよ!あと香りを楽しむとかそういうのがあるんですよ!
あなたが生やしてくれたからってあなたが何でもしていいって事はないと思うんですが!?」
柱間♀「みそ汁のダシですぞ」
タジマ「は?」
マダラ「樹皮がダシになるって初耳なんだが(さすがに口を挟む)」
柱間♀「ほら、木の芽みたいなものぞ!香りづけぞ!」
マダラ「え、そうなのか」
タジマ「なんでそう押しが弱いんですかマダラ!!!疑問を持ちなさい!!!木の芽みたいなもんじゃないですよ全く違いますよ!!!!!」
柱間♀「あとついでに佃煮のようにしまして出しますからの!楽しみしていて欲しいんですぞ!(べりべり)」
タジマ「まさか食用に生やしてくれたんですか!?あなたにしては気が利いている方だと好意的に解釈しておりましたが、そういう事だったんですか!?」
柱間♀「そうですぞ?なのにいつまでも枯れておりませぬから、どうやら知らぬようで。美味しいですぞ~!!!」
タジマ「私もマダラもシカじゃないですよ!!!」
柱間♀「あとキノコですが、その辺でツキヨタケでも採取してきますぞ!
(豆知識:ツキヨタケとは、見た目がムキタケ・ヒラタケ・シイタケに似過ぎていて誤食率がえげつない毒キノコである)」
タジマ「事前に申し上げた材料なら既に用意されておりますよ!!!
私を素知らぬ顔で無知や異文化を装って暗殺するつもりですか!?それとも千手独特の方言で、私の知っているツキヨタケとは別の種類ですか!?私の知っているツキヨタケは夜になると光る毒キノコなのですが……ッ!!!」
柱間♀「ワシの知っておるツキヨタケも夜に光りますんぞ!」
タジマ「同じじゃないですか!!!私より先に毒見係がお陀仏になりますよ!!!」
柱間♀「確かに生煮えだと少々体に悪うございますが、その、死ぬんぞ?ちょっと腹痛がする気が致しますが、それだけですぞ?」
タジマ「頑強な肉体が妬ましいッ、妬ましい妬ましいッ、何なんですか千手って!!!(だんっだんっと床へ拳を叩きつける)」
マダラ「お前……それでよく、扉間を病弱扱いしてたよな……」
柱間♀「いや実際病弱だったんぞ」
マダラ「信じられねェよ。とにかく、材料は基本揃ってるから外出すんなよな。ある物で何とかしてくれ」
柱間♀「うむ!わかったんぞ!」
タジマ「(……木の皮で佃煮……佃煮?木の皮で!?わ、私は何を食べさせられるんですか……!?)」
何だかんだと言いながら全部食べようと頑張ってくれる辺り、だいぶ仲良しだね。
でも木の皮は果たして大丈夫なのかな。セルロースだけ抽出できれば意外といけるらしいが。
そのままで食べる場合、味が凄まじくて哲学について思いを馳せられるというメリットがあるらしいが。デメリットはそれ以外の全部らしいが。
まあ、柱間♀が食べられると確信しているなら、きっとこの世界には木の皮専用の料理法があるのだろう。少なくとも柱間♀は知ってるみたいだし、それでいいか。
(ここで終わり)
心の中で感情がギャグとシリアスを反復横跳びしていますね。