大切な人を守れる人間へ   作:紅しげる

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S「前回のあらすじをする前に、一つ報告がございます。デスローグ」

D「―――」

SVJ「…………」

G「えぇーっと、作者から伝言です。『2022年9月13日から色々変えました。
毎週月曜日『これがありふれてたらよかったのに』or『光の巨人(仮)』or何かを投稿
毎週火曜日『ありふれない人間?は世界最恐』or『やっぱりメカ最高(仮)』or何かを投稿
毎週水曜日『ありふれない名も無き英雄は世界最強』or『ヒーローよりのヴィランのほうが好き』or何かを投稿
毎週木曜日『大切な人を守れる人間へ』or『怪獣の力でヒーローに』or何かを投稿
毎週金曜日『光と闇はありふれる』or『感情が壊れてもヒーローはなれるだろ?』or何かを投稿
毎週土曜日『黄色いタコよりも早いスピードを出す人?がE組卒業してありふれた異世界へ』or何かを投稿
毎週日曜日『異世界は怪獣とヒーローとともに』or何かを投稿します。時間はいつもどおり不明で、何話ずつ投稿するかわかりませんが1話は投稿したいです。もし、何も投稿されなかったら休んでるか、忘れている。もしくは非公開の《何か》を投稿していると思います』と言っているぞ」

J「デスローグだった意味は?」

V「なしだな」

S「では、前回のあらすじです。もう一人の蓮殿下はまさかの寄生虫に寄生された別世界の蓮殿下でした。ノアが渡したあの武器は対デスフィア用だったのかもしれまっせんね」

J「では、本編どうぞ」


色々カオスな訓練所

《ナースデッセイ号》に残っていたデータを隊長達には見せたが、ツルギには見せなかった。理由はなんとなく、見せたあとに向こうの雫に怒られてしまいそうだからだ。

 

『まさか、俺達があそこまでボコボコにされてたとは…』

『見ろよ、俺なんて海の上だぜ?』

『ハハハ、僕は地面埋まってるよ…』

『貴様らはまだいいだろう、ウルトラマン共。我らは月の表面で倒されてるんだぞ』

『知らねぇよルギエル』

ヤバい、俺の中の光と闇が喧嘩を始めようとしてやがる…あ、そうだ。ここは一つ、提案をしよう。おい、お前ら。

『『『ん?』』』

デスフィアにやられたんだ。やられた分をデスフィアに倍返しで返してやろうぜ!

『そもそも勝てるのか?』

うぐっ…!?

『場所わかってるのか?』

えっと…ですね。

『イフになるかもしれないぞ?』

あぁ〜…っと……よし、この話はなしにしよう。

 

「あ、レッくん!」

「ん?」

 

後ろから雫に呼ばれた気がして、振り返った。遠くに雫が走ってきたのか、少し息切れをしていた。

 

「はぁ…はぁ……やっと見つけた…」

「何かあったのか?」

「うん、光輝達が色々と混乱してて、教会は爆発してイシュタルさん達は死亡、愛ちゃんは教会に囚われていたとか、あれは並行世界のレッくんだとか…説明するのが難しくて…」

「はぁ…アイツ、成績優秀スポーツ万能の勇者のはずだろ…」

 

俺は少し呆れながら雫に案内されて天之河達がいる訓練所へと向かった。天之河達がいる場所では、スライ達が何やらキレていたり、鈴が香織にセクハラしていたり、一部女子がシアの耳を堪能していたりと、色々カオスな状態だった。

 

「雫、ここで何があった?」

「えっと、まず、龍太郎達がスライさんのことをネコ、グロッケンさんのことをサメ、デスローグさんを骨、ヴィラニアスさんのことをザリガニ、ジャタールさんのことを虫って言って、笑っちゃって…それでスライさん達が怒っちゃって…鈴がセクハラするのはいつも通りだから無視するわね…えっと、みんながシアのことをバニーガールのコスプレって言って…それでシアのウサミミが本物かどうか確かめるために触ってる…んだけど、ウサミミがすごすぎて、みんな離れなくなっちゃったって感じ…かな?」

「とりあえず、坂上達に《EXレッドキング・ナックル》の腹パン刑だ」

「程々に……って思ったけど、全力でやっちゃって」

 

俺はスライ達に《ナースデッセイ号》の修理を任せ、坂上達の腹に一発一発、EXレッドキングの拳で殴ってやった。リリィが途中でやってきたため、腹パン刑は中止した。

 

「さて、で?聞きたいことっていうのは?」

 

俺が天之河と腹を抑えている坂上達にそう聞いた。

 

「あの…鈴と俺達との対応の仕方が違う…」

「んなことはどうでもいいんだよ。で、何が聞きたいわけ?」

 

そして天之河達にこの世界のことなどを聞かれ、素直に全て答えた。すると、女子達は口を抑え、坂上達男子は怒りの炎を燃やし、天之河は何故か震えている。

 

「…んだよ…」

「あ?どした?」

「なんだよ…それ!俺達は、ずっと神様の手の上で踊っていただけだって言うのか?!なんでもっと早く言ってくれなかったんだよ!?オルクスで再会したときとか!言ってくれても良かったんじゃないのか?!なんとか言えよ!結月!!」

「ちょ、光輝!!」

「光輝さん!!」

 

天之河は俺の胸ぐらを掴んできた。雫とリリィが止める入るが、天之河は真っ直ぐ俺のことを見ていた。

 

「それで?」

「それで…ってなんだよ!」

「もっと早くに言ってもよかった。オルクスで言っても良かった。だが、言って何になんるんだ?そもそもお前は俺を信じたのか?」

「そ、それは…そんなの……その神を倒して!この世界を救うに決まってるだろ!!」

「もう一人の俺のことも忘れるな。なら、神殺しはお前らでやってくれ」

「なんでそうなるんだ!?一緒にやればいいだろう!!」

「断る。俺には別で殺らなくちゃいけねぇのがいる」

「えっと…それってデスフィア?」

 

雫にそう言われて、俺は横に首を振った。

 

「シアを助けたとき、シアの家族はある者達に連れていかれた」

「「…あ!」」

「えっと…そこって?」

「…ん。()()

「そうだ。俺の次の目標は帝国に連れていかれたシアの家族を取り戻す!ついでに帝国は一つで十分って理由で帝国を地図から消す。

「あ、帝国と言えば、一つお伝えしたいことが…」

 

何かリリィが言いにくそうな感じだった。

 

「えっとですね…私、帝国の王子と政略結婚を…考えてま「やめたほうがいい」え?!「その身を滅ぼすだけ」ちょ「あんなところに行くべきではないですぅ!」あの「帝国行くぐらいだったら独身を貫きなさい」…ぐすん…勇気を出して言ったのに…」

 

リリィがツルギ達に色々言われ、泣きそうになっていた。

 

「あ、帝国と言えば雫ちゃん、皇帝陛下に求婚されてたよね」

「あ、鈴!それは…!」

「ほぉ…鈴、その話詳しく」

 

鈴によると、皇帝陛下とやらがこの城で雫と一騎打ちをし、そこで雫に負けて、雫に求婚したとのことだった。雫はもちろん断ったらしい。だが、実は何度か贈り物のような物が届いているらしい。雫は届いてすぐに燃やしたとかなんだとか。

 

「よし、次の目的地は帝国だ。目標は皇帝だ。人の嫁を奪おうとするクソッタレはグリーザを使って消滅させないといけない」

「私の家族も忘れないでくださいね?」

「わかってるよ。あ、リリィ、お前は今すぐにここで待つか、それとも帝国に政略結婚しに行くか、どっちが「政略結婚で!魔人族が来るかもなので、戦力を上げないとです!」………マジかよ。なら、お前ら出発は二日後だ!」

「その間、どうするの?」

「取り敢えず、荷物整理ぐらいかな」

 

そして、雫に皇帝陛下に求婚されたことについて色々問いただし、改めて帝国を潰すことを決意した。そして、スライ達によって《ナースデッセイ号》が色々と強化された。

帝国をどこまで破壊する?

  • 帝王ボッチまで跡形もなく
  • 帝王ボッチで半壊
  • 帝王ボッチで帝国無傷

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