大切な人を守れる人間へ   作:紅しげる

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四人「名前からだいたいわかる件」
ユズ「前回はトリガーダークになった清水を仲間にしたら、ロリコゲフンゲフンボガールが出てきたんだっけ」
リク「ボガールモンスになっているのが気になるところだ」
零「それな」
蓮「つか、ゴモレングとボガールって相性わるすぎないか?ボガールって電気攻撃に弱かった記憶あるんだけど」


ツルギ覚醒!VSボガールモンス!

ボガールがゴモレング達に向かって口を広げながら急降下してきた。

 

「ゴモレング!グラキ!」

 

心配して近づこうとしたら、ゴモレングが頭部にエネルギーを溜め始めた。

 

「い、いやぁぁぁぁぁ!!!」

 

ゴモレングは無意識なのか、【エレキ振動波】をボガールに向かって撃った。

 

『ポギャァァァァ?!!!』

 

ボガールが急な攻撃に驚き、避けれずにあたり、地面に落ちた。

 

「…」

 

グラキが無言でボガールの落下地点の地面に穴を空けた。

 

「…ゴモ姉撃って」

「うん!【エレキ振動波】!!」

『ポギャァァァァ?!ポギャァァァァ?!!』

 

ボガールが怖かったのか、ロリコンみたいな行動に本能で動いて反撃しているのか、理由はどうあれボガールが二匹の子供(人間では5、6歳)に反撃されている光景に言葉を失う。土煙が晴れるとボガールが動かなくなって地面に這いつくばっていた。

 

「………え、仕留めた?」

「「パパァー!(泣)」」

 

さっきまで攻撃してた二人とまったく別人かのように泣いて俺に抱き着いてきた。

 

「……さっきまでと別人みたいですぅ」

「……ん。地面から土でできた杭で仕留めるのも」

「重力で押し潰せないの?」

「あんな化け物を倒すとは…なかなかやるのぉ」

 

『………この先のオチ、ボガールが電気耐性ついてボガールモンスになるんじゃない?』

やめろよ、メビウス。俺だってそう思ってたけど言ってないんだから。

 

「「違う。まだ死んでいないぞ!」」

「「「「?!」」」」

「だからボガール嫌いなだよぉぉ!!」

 

隊長とツルギがそう言うと、倒れたボガールが光りだして、ボガールモンスへと変わった。

 

「お前ってほんっっっとにしぶといよな?!!」

コロ…………ヤル…!!』

「ん?誰かなんか言ったか?」

「いや、何も言ってないぞ?」

「…ん。言ってない」

「言ってないですぅ」

「言ってないよ?」

「言ってないのじゃ」

「言ってません」

「「「言ったらお前に食い殺されるから俺ら言ってない」」」

「「「同じく私達も」」」

「……ボガールだ」

 

ツルギに言われて、ボガールに喋る個体いることを思い出した。

 

「………ボガールのロリコンやろー」

 

俺がそう言うと、ボガールモンスの目が真っ赤になった。

あ、コイツ完全に人間の言葉を理解してる。つか、ロリコンが何なのかわかるのか。

 

『クイコロシテヤル!!』

「来いよ!連続変身でエネルギー消耗めっちゃ早くなるけどぶっ倒してやる!ここじゃ普通に被害出るからメタフィールドに「待って!」ん?どうした?」

 

ツルギが服を引っ張ってきた。

すいません。そこ引っ張られると首締まってるんです。

 

「私も連れて行って!ボガールを私に倒させて!」

「わかった。ただ、危なくなったら俺も戦うからな?」

「それでいい」

「隊長、行ってきます」

「あぁ、行ってこい」

 

俺、ツルギ、ボガールモンスをメタフィールドの中に入れた。

 

『コイッ!ツルギ!!』

「みんなの敵…ここで討つッ!!」

 

ツルギがナイトブレードを出現させて、何倍の大きさのボガールに斬りかかった。

 

で、俺らどうする?

『見守るしか』

『援護射撃』

『聞いときながら、メビウスブレスを出してる理由は?』

念のため。つか、ボガールと言えばツルギとメビウスだろ?

 

そう思っていると、ツルギが俺の方に飛んできた。いや、飛ばされた。俺は飛ばされたツルギを捕まえた。

 

「ツルギ…」

『サァ、コイ。クイコロシテヤルッ!!』

「あぁ、すぐに死ぬなよ?メビウゥゥス!!!」

 

『すぐ死ぬなってどういうことだ?』

『さぁ?』

『ヒカリなしでメビウスフェニックスブレイブになったり?』

『メビウスの状態でウルティメイトイージスつけたり?』

『メビウスの状態でライトニングノア撃てたり?』

『『一瞬で死ぬんだが』』

 

インナースペースでウルトラマン達がなにか言っているのを横目にメビュームブレードを出現させた。

 

『行くぞ…ボガール』

『コイ!クイコロス!!』

 

ボガールに斬りかかった。ボガールもすれ違い際に攻撃してきた。メビウスブレスから開放したエネルギーを左腕に集中させて【ライトニングカウンター】をボガールに撃った。

 

『ポギャァァァァ?!!』

『なぁ、その鳴き声やめてくれないか?プギャーに聞こえるからやめろ』

『………ポ…プギャァァァァァ!!』

『殺す!!』

 

『このボガール、煽り力もあるぞ!』

『煽り力ってなんだよ』

 

『【流星キック】!!』

『?!』

からの【ライトニングカウンター・ゼロ】!!』

 

ゼロ距離で撃ったため、ボガールは防御できずに当たった。そこから【ライトニングスラッシャー】で斬りかかった。

 

『これでッ?!』

 

ボガールに重めの【ヘッドロック】をしようとしたときだった。俺の()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

『ヘェアァ?!!!』

 

触手は俺を背中から攻撃してきた。不意打ちの攻撃に対処できず、吹き飛ばされた。触手は攻撃してすぐに消えた。触手が消えたのと同時に、破れ目も消えた。

 

『今の…』

『ヨソミヲスルナァ!!』

 

形勢逆転したボガールが何度も攻撃してくる。

 

『いたっ?!おま、ちょっ』

 

ボガールは俺を食おうと口を大きく広げてきた。

______________________

〜ツルギ〜

目が覚めると、私が住んでいた村にいた。みんなもいる。ボガールに襲われる前の村だった。

 

「みんな…」

「■■■?どうしたの?そんな死んだ人を見たみたいな顔して…」

「って、どうした?!どこか痛いのか?」

「えぇ?!大丈夫?ほら、お家で回復魔法をしてもらおう?」

 

私の頬を涙が流れていた。ここにずっといたい。そう思った。でも、わかっていた。これは()なんだって、わかっていた。

 

ポギャァァァァ!!

セェアッ!!

 

空を見上げると、うっすらと何かが見えた。レンとボガールが戦っていた。

 

待っててレン…今行くから…ごめん。みんな…私、行かなきゃ…」

「行くってどこに?」

「私を…私を待ってる人のところに…!!」

 

私がそう言うと、祠の扉が独りでに開いた。そこに輝いてるナイトブレスが置いてあった。それを取ると、頭の中に何かが流れてきた。

 

「これって…」

「■■■!!」

 

振り返るとみんなが私を見ていた。

 

「みんな……ごめんなさい。私はここにずっといたい。けど、私を待ってる人がいるから…ここにいられない」

「………そっか」

 

お母さんとお父さんが私を優しく抱きしめてくれた。夢だとわかっているけど、この温かさは本物だ。

 

「「行ってらっしゃい」」

「ッ!!」

 

これが最後だろう。私にとって、最後の―――

 

「行ってきます!!」

 

私は最後にみんなの顔が見えた。

 

 

 

光が収まると、現実世界に来ていた。目の前では、レンとボガールが戦っており、ボガールの口にレンが捕まっていた。今にも食べられそうになっていた。

 

「もう誰も…私から奪わせない!」

 

右腕を胸の前にかざしナイトブレスを出現させる。ナイトブレスにナイトブレードを差し込んだ。ナイトブレスから放たれる光に包まれる。

______________________

〜蓮〜

えぇ〜現在。食われそうです。ヤバいです。あ、カラータイマー鳴っちまった。ヤバイヤバイ!!

『フルパワー充電は?』

無理

『他のウルトラマンに変身するのは?』

無理

『食われるのは?』

絶対に却下!

 

ボガールの口に閉じ込められそうになったときだった。

 

『ポギャァァァァ?!!!』

 

突然、どこからか光線が撃たれ、ボガールに当たった。光線があたったことにより、口から解放された。撃ってきたほうを見ると、《ハンターナイトツルギ》…いや、ヒカリがいた。

 

『ツルギ…?』

『レン、おまたせ』

『お前…変身できるように…なったのか?』

 

ツルギは俺にエネルギーを分け与えてくれた。

 

『…レン、一緒にボガールと戦って!』

『……あぁ、行くぞ!!』

 

『コイッ!ウルトラマン!!』

 

俺はメビュームブレード、ツルギはナイトブレードを出現させた。それを見たボガールが俺らのほうに向かって来る。

 

『ポギャァァァァ!!』

 

俺を踏み台にしてツルギが跳び、俺が前からボガールを斬りつけ、落下の勢いとともにツルギがナイトブレードでボガールを斬りつける。

 

『ポギャァァァァ?!!』

 

連携攻撃にボガールは怯み、後退る。それを見た俺はツルギにメビウスブレスを渡した。

 

『ツルギ、メビウスブレスをお前に一時的に渡す。ボガールを倒せ!!』

『……わかったわ!』

 

メビウスブレスとナイトブレスが合体し、ナイトメビウスブレスになった。そこから2つのブレードが合体した【メビュームナイトブレード】が出現した。

 

『ボガール…これで最後よ!!』

 

【メビュームナイトブレード】が巨大な刃へと変わり、ボガールを☆型に斬り裂いた。

 

『ポギャァァァァ!!!!!!』

 

ボガールはツルギと俺を道連れにして爆発しようとしてきたが、俺達は空間を切り裂いてメタフィールドから脱出した。脱出してすぐにエネルギー切れになり、変身が解除される。

 

「蓮!」

「隊長、なんとか倒せました……隊長、体の主導権ゼロに渡しておくんで……俺寝ますね………」

「あ、おい!!」

 

流石に連続の変身は無理だったかもしれない。物凄く眠たい。そこで俺の意識が落ちた。




ユズ「てことで、ハンターナイトツルギ編終了」
蓮「おつかれー」
リク「ボガールがやばいってことだけわかった」
零「ツルギか…一度見てみたいな」
ユズ「次回!《フューレンに帰ってきた!》」
リク「え、次の章の名前は?」
零「未定だとよ」
リク「ではでは〜!」
ユズ「知ってた?もうすぐ百話いくよ」
3人「早いな!」

ミュウ以外に誘拐された見たことある子供いるんだけど!

  • ザンドリアス
  • 魔王獣(グラキ以外)
  • リムエレキング

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