大切な人を守れる人間へ   作:紅しげる

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ユズ「前回のあらすじ。雫、母親になる。天之河、雑魚。グリーザ、登場」
零「雑すぎる」
蓮「なに、格の違いって…ハガレンでも読んだの?」
零「ただ《強さの違い》を《格の違い》ってやっちゃっただけだろう」
リク「格の違いって……そもそも、比べなくてもわかるだろ」
ユズ「そういうこと言うな。本編スタート」


VSグリーザ!格の違い

〜雫〜

レッくんによって地上に送られた。突然現れた私達に周りの人達は驚いていた。

 

「ジャグラーさん、レッくんの手伝いに行くのは駄目なんですか?」

「やめておけ、死にに行くようなものだ。アイツのように理を超えた力と次元を超えた力と宇宙の針を持ってない俺達ができることはホルアドの人間達の避難誘導だけだ」

 

ジャグラーさんが言ったことに遠藤くん達が顔を青ざめた。だけど、天之河さんは入り口のほうに走っていった。

 

「天之河さん?何してるんですか?今、ジャグラーさんが言ってたこと聞いてなかったんですか?」

「何を言っているんだ雫!あの()()は危険だ!()()の俺が倒さないと!!」

 

はぁ…駄目ですね。なんの話も聞いてません。

 

「はぁ…聞いてなかったんですか?私達では敵わない。死にに行くようなものってジャグラーさんも言ってたじゃないですか」

「雫?!なぜあんな男の言うことを聞くんだ?!」

「なぜ?それはレッくんにとって、オーブだった頃(一時期)の戦友、オーブだった頃(一時期)の旧友、ジードだった頃(一時期)の先輩、そしてゼット、ハルキだった頃(一時期)の上司であり、憧れの人だったからです」

「それは結月のだろ?君にとってのとは違うだろ!?」

 

天之河さん()()()をしていると、グリーザらしき大きな球体が迷宮から出てきた。グリーザに続くようにレッくんも出てきた。レッくんは右手にエネルギーを溜めて、グリーザを殴った。グリーザは吹き飛ばされた。グリーザは雲よりも上まで飛んだ。

 

「…って、ジャグラーさん!あれだと下の街に被害が出ますよ?!」

「チッ…仕方ねぇ、ちょっとだけ手伝うぞ。鈴と香織…だったか?お前らはできるだけ大きな結界を張れ。恵里はギャラクトロンをできるだけ蘇らせてバリアを張れ。雫、ツルギ、清水は変身。スライ達は元の姿に戻って巨大化、その後にバリアを下から抑えろ。ユエ、シア、ミレディ、ティオは避難誘導だ」

「ジャグラーさんはどうするんですか?」

「俺か?俺はゼッパンドンで出る」

 

そう言って赤いゼットライザーを出した。あれがレッくんが言っていたダークゼットライザーかな。ダークゼットライザーのトリガーを押そうとしたら、また天之河さんが何か言い始めた。

 

「なぜ君が指示をするんだ?ここは勇者である俺がみんなに指示を「一つ言っておく」…なんだ?」

 

この人、目上の人に対する礼儀を知らないのかしら。

 

「俺はあくまで()()に指示をしただけであって、仲間以外(お前ら)に指示をした覚えはないぞ?」

「なんだと?!雫達もお前達の仲間だと言うのか?!雫は()()()()()()()()()()()()だ!!」

「ジャグラーさん!早くしないと!」

「……そうだな」

 

ジャグラーさんはダークゼットライザーのトリガーを押して出現した謎の空間へと入っていった。ジャグラーさんに続いて私達も変身した。鈴と香織によって街に結界が張られ、恵里が蘇らせた白い龍のようなロボットが更に魔法陣のような結界を張った。スライさん達はデスレム、グローザム、メフィラスに似た姿、ヴィラニアスさんはテンペラー星人に似た姿、ジャタールさんは胸にカラータイマーのような物がついた姿に変わった。

 

『あれが彼らの本来の姿だ。暗黒四天王とは別だから警戒する必要はないぞ』

 

ヒカリさんにそう言われた。

 

『しかし、もう一人の私と共闘することになるなんて…世の中は広いな』

そんなこと言ってる場合なんですか?!

 

______________________

〜蓮〜

グリーザに一発だけ殴れたけど、そこからグリーザの攻撃力の速度が上がって近づけない。ベリアロクとイージスで攻撃を跳ね返しているけど、あまりそれをすると下の街に被害が出てしまう。

 

『コイツ、前のよりもウルトラ強くなってるぞ!』

『チッ、俺様でも近づけねぇぞ!』

ベリアロクで無理って、勝てねぇぞ。

 

俺がベリアロクのトリガーを2回押して【デスシウムファング】をグリーザに目がけて撃った。【デスシウムファング】はグリーザを食った。だけど、【デスシウムファング】の中からグリーザが出てきた。

 

『ちょ、なんかウルトラヤバそうな攻撃をするつもりだぞ!』

あれは【グリーザボルテックス】だ!

『おい!街に向かって撃つ気だぞ!』

はぁ?!!

 

ベリアロクの言うとおりグリーザは俺らではなく、下の街に向かって撃とうとしていた。

 

『フゥゥー』

 

グリーザの頭部から渦巻き状の光線が街に向かって撃たれた。俺は街を守ろうと光線の射線に入ってベリアロクで吸収しようとした。だが、グリーザの光線のほうが早かった。

 

ヤバい!!

 

光線が街に当たりそうになった時だった。魔法陣のような結界が張られていた。見れば隊長達がバリアを張っていてくれた。光線を防ぎきった隊長が右手で俺を指してきた。

 

『おい蓮!街は俺達に任せて存分に暴れろ!ただし、絶対にソイツを倒せ!!』

 

隊長にそう言われた。俺は頷いてグリーザを見た。俺は空中を蹴ってグリーザに急接近し、ベリアロクとニュージェネレーションイージスで斬り掛かった。斬られたグリーザの部分が光っていた。

 

殺るぞ!ゼット!

『意味違う気がするが…もちろんでございますよぉ!!』

『コイツ、まず言葉遣い少しおかしくないか?』

それは言うな。

 

ベリアロクのトリガーを3回押し、ニュージェネレーションイージスの剣先に力を込めた。

 

『【デスシウムスラッシュ】!!』

初めて使う技だが気にしねぇ!【イージススラッシュ】!!

 

【デスシウムスラッシュ】でZの文字に斬り、そのZを上から斬るように【イージススラッシュ】で斬った。斬られたグリーザ虹色に輝いて爆発した。

______________________

〜雫〜

レッくんがグリーザを倒した。グリーザを倒したら空に虹ができていた。私達は変身を解除して、迷宮の入り口で集まった。ちなみに天之河さん達もいる。

 

「ママー!おかえりー!」

「ゴモちゃん!ただいまー!」

 

私は走ってきたゴモちゃんを優しく抱き締めた。レッくんは人の姿に戻って私達のところに来た。

 

「「「パパぁ!!」」」

「よしよし、ユエ達の言うことをちゃんと聞いて、良い子にしてたか?」

「「「うん!」」」

 

レッくんがゴモちゃん達をそっと撫でてあげた。さっきまで煩かった天之河さんもさっきのレッくんの戦いを見てから黙っていた。

それから私、香織、恵里、鈴はレッくん達と一緒に行動することになった。どうやら、ミュウちゃんの故郷へ行くらしい。




3人「んで、ホロボロスは?」
ユズ「もうすぐだから安心しろ」
蓮「いや、だってホロボロスなんて名前一回出たぐらいだぞ」
零「出番ぐらい増やせー!」
リク「あと、俺らのほうも出せー!」
二人「ソーダ、ソーダ!!」
ユズ「俺に言うなよ!次回!《番外編!雫とのデート!》お楽しみに!」

皆さん、結月蓮の二番目の嫁は誰だと思う?あ、ただのアンケートなんで、その通りになるか不明です

  • ツルギ
  • ユエ
  • シア
  • ミレディ
  • ティオ
  • スライ
  • ジャタール
  • ヴィラニアス
  • グロッケン
  • デスローグ
  • 香織
  • 恵里
  • 園部優花(なぜ?)
  • 畑山愛子(なぜ?)
  • リリィ(なぜ?)
  • ジャグラー(擬人化しろよ)
  • ジャグラー(BL行っちまうか?)

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