大切な人を守れる人間へ   作:紅しげる

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登場!マガマガアークザギ!!

〜ツルギ〜

「レン避けて!!」

 

私は何かを思い出したかのように叫んだ。叫んだ瞬間、レンが炎に飲み込まれた。

 

「上かッ!!」

 

ジャグラーがそう言い、全員の視線が上に行く。そこにはおびただしい数の竜と一匹の白竜が飛んでいて、その白竜の上には魔人族が乗っていた。そしてその竜達の口から【火球】のような物が放たれた。私達はバリアなどを張り、ユエ達を守った。

 

「まさか、私の竜達のブレスを直撃させても殺しきれんとはな……おまけに報告にあった強力な未知の武器に未知の存在……看過できない実力だ。ここで待ち伏せていて正解だ。お前達は危険過ぎる。特に、ブレスを直撃させても死ななかったその男に……貴様等、一体何者だ?いくつ神代魔法を取得している?」

 

そう言われ、レンがいた場所を見た。すると、空気や熱、マグマ、煙、炎が()()()()()()()()()()()()()()()()()。そして、炎などが消えて既視感がある怪獣がいた。背中から尻尾の先にまで続く緑色のクリスタルと翼にも見える緑色のクリスタル。両肘、両肩、両膝、お腹にある龍のような顔とその顔の額部分にある赤いクリスタル。胸のカラータイマーのような紫色のYの字から体全体にまで広がっている赤い血管のような模様。そして目が赤色で額から赤いクリスタルが突き出ていた。私には何処か既視感があった。

 

「ッ!私が夢で見たマガマガアークザギ!!」

「あれがマガマガアークザギ…魔王獣なんて可愛く見えるな」

 

マガマガアークザギの口にさっき吸い込まれていった物があった。

 

「ほぉ…人間をやめたか?」

 

そう言われて私達はお互いの顔を見る。

 

「………え、レンって人間なの?」

「レンさん人間だったんですね」

「人間といえば人間だけど…」

「いや、アイツが人間だったら他の人間も同じになるぞ」

「レッくんは人間よ!!」

 

私達がレンが人間なのか審議をしていると、《マガマガアークザギ》が竜達に向かって集めた炎を一気に放った。口から放たれた炎は周りの竜を一掃した。

 

「すごい…」

「これが《マガマガアークザギ》の力か…」

 

魔人族と白竜だけ無傷だった。そして何処からか竜が現れ、また魔人族の周りを飛んだ。

 

「私の竜を…何たる強さだ。気が変わった。貴様は私の名を骨に刻め。私の名はフリード・バグアー。異教徒共に神罰を下す忠実な『グルワァァァ!!』ッ!?」

 

魔人族、フリードが名乗っている最中に《マガマガアークザギ》の胸にエネルギーが集められ、体のクリスタルが輝き始めた。

 

「くっ…私が手に入れた神代の力を見せてやろう!!!」

「神代魔法か!」

 

フリードが詠唱を始め、竜達がフリードを守るように飛んだ。

 

「【界穿】!!」

 

詠唱が終わり、フリードと白竜が輝いて消えた。消えてすぐに《マガマガアークザギ》の後ろにフリードが表れた。

 

「くらっ?!」

 

《マガマガアークザギ》が出現した白竜の羽を尻尾で叩き、体勢を崩した。

 

「まさか、私が後ろに来るのを詠んでいたのか?!」

「ダークザギの未来予知か…」

「くっ…なら!」

 

フリードがそう言うと、《グリューエン大火山》全体が震え、凄まじい轟音と共にマグマが荒れ狂い始めた。

 

「何をした?」

「要石を破壊しただけだ」

「要石…?」

「そうだ。この火山を見て、おかしいとは思わなかったか?《グリューエン大火山》は明らかに活火山。なのに、今まで一度も噴火した記録がない。それはつまり、地下のマグマ溜まりの噴出をコントロールしている要因があるということ」

「…まさかっ!?」

「そう。マグマ溜まりを鎮めている巨大な要石を破壊した。間もなく、この大迷宮は破壊される。神代魔法を同胞にも授けられないのは痛恨だが……貴様等をここで仕留められるなら惜しくない対価だ。大迷宮もろとも果てるがいい」

 

それだけ言い、フリードが飛び去っていった。

 

「ティオ!今すぐに《竜化》して《静因石》を街に届けろ!」

「了解じゃ!」

 

ジャグラーがそう言うと、ティオが《竜化》して《静因石》を持ち、出口の方へと飛んでいった。そしてティオがいなくなると、《マガマガアークザギ》が光りだした。

______________________

〜蓮〜

 

「だぁおらぁぁ!!」

 

なんか意識失ってたけど、まぁええよな。

 

「…って、なんだこれ!?なんで火山震えてんだよ?!」

 

気がついたらなんかマグマの水域?上がってね?

 

「あ、蓮!戻ったのね!」

「雫、説明頼みたいんだけど」

「後で話すから、まずこっちに来て!」

「お、おう…」

 

雫達がいる黒い建物の方へといった。マジで何があったんだ。




あれだ。《マガマガアークザギ》のベースはアークベリアルで、両肩にマガクリスタル、へその辺りに新しく顔のようなもの、あと、背中以外のクリスタル全てマガクリスタルになり、額にマガクリスタルが出てるって感じ。

あらすじ紹介とかどうする?

  • ダークネスファイブが受け継ぐ
  • 蓮達に任せる

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