逆行者   作:Yasu/堂廻上山勝縁

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第十二話です。


第十二話 兄妹再会?

 

竈門禰豆子には違和感があった。

冨岡義勇という人が来た時にどうしても初めて会った気がしなかったからだ。

次の鱗滝との出会いもそうだった。

その違和感がなくなったのは最終選別の時だった。

 

その日、禰豆子は鬼に傷をつけられてしまい、出血がなかなか止まらない。

死を覚悟したその瞬間。

彼女は突発的に、爆血と叫んだ。

自分でもなんで叫んだかは不明だったが、

その瞬間に鬼は燃え、そのまま死んでいった。

そして、

 

「お、、お兄ちゃん、、、鱗滝さん、、、義勇さん、、、カナヲちゃん、、、善逸さん、、、親分、、、」

 

 

彼女は前世を思い出した。

 

止血をした後、彼女は無事、選別を攻略し、隊士となった。(初期服は破廉恥な作りだったので鱗滝さんが燃やした。)

 

そして、、、、

 

「わあ、、、懐かし、、、」

今、那田蜘蛛山にいる。

 

_______

 

累「なんて奴だ、、、、」

炭「どうも、こんにちは、月がきれいだね。」

 

炭治郎はそういうと、ゆっくりと、下弦の伍を見た。

 

累「姉さん、、、、父さん、、、、」

累の偽家族は先ほど、炭治郎が炎の呼吸と水の呼吸で骨まで燃やし尽くした。

 

炭「累、君の家族絆は偽物だ。ここで、お前を斬って、正しい方向に戻す。」

累「黙れ!君の方こそ!何様のつもりだ!」

 

血鬼術 刻糸牢

ヒノカミ神楽 円舞

 

血鬼術 殺目籠

ヒノカミ神楽 碧羅の天

 

炭「累、君はちゃんと、家族に謝らないといけないよ。」

累「はあ?寝言は寝て言え!謝るのはお前だ!」

 

血鬼術 刻糸輪転・最大強固

 

スウぅぅぅぅぅぅ、、、、

 

炭「炎の呼吸 新十の型、、、、、」

 

炎炎地獄門・斬

 

累「は?糸が斬れ、、、」

 

炭「ヒノカミ神楽 斜陽転身」

 

累は天地が逆転したことが分かると、涙を流して、消えていった。

 

炭「・・・・次、生まれてくるときは、鬼になんかなりませんように、、、、、」

 

その時、

 

禰「おにいちゃああん!」

 

と、声が聞こえた。

 

炭「あ!禰豆子!お前、隊士になれ、、、」

禰「今すぐ逃げてえええ!」

炭「え?」

 

禰豆子は炭治郎を瞬時にお姫様抱っこし、走る。

 

炭「禰豆子!??いったい何が、、、」

禰「火事!火事!那田蜘蛛山が大炎上してるの!」

炭「え?」

 

炭治郎は目を丸くする。

 

禰「もともと、木が枯れていて、燃え広がりやすくて、、、出火の原因は不明!」

炭「・・・・・・・・禰豆子、それたぶんお兄ちゃんが炎の呼吸使ったからだと思う。」

禰「はあ?」

善「あっ!禰豆子ちゃーん!炭治郎!こっち!こっち!挨拶は後で!今、隊士助けるので手いっぱい!」

冨「むっ!炭治郎!禰豆子!」

炭「義勇さん!」

冨「いやな予感がして来て見てよかった!早く逃げるぞ!こっちにまで広がる!」

炭・禰「はい!」

 

その後、那田蜘蛛山は丸焦げになったそうな。

 

 


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