ルーデウスとその妻たちが、洋食のねこやに行くだけの話。

※本家様が一番です。
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※ネタバレ注意

妄想をこれでもかと詰め込んだら書きすぎてしまいました。(笑)
・・・ですが、一つだけ、これだけは言わせてください。

無職転生は素晴らしいぞ。(アニメも最高だ。アニメも。)
異世界食堂も二期が始まるね。おめでとうございます。
後、この小説には他作品の異世界ものの人たちも出てきますよ~?
誰だかわかるかな?


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・・・ですが、一つだけ、これだけは言わせてください。

無職転生は素晴らしいぞ。(アニメも最高だ。アニメも。)
異世界食堂も二期が始まるね。おめでとうございます。
後、この小説には他作品の異世界ものの人たちも出てきますよ~?
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洋食のねこや

 

注意!無職転生は青年期のどこかです!(つまり、謎時空!)

作者のちょっとした妄想も含まれておりますのでご注意ください。

どの年代の方々にも読めるようにしておりますのでご了承ください。

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※本家様(一次創作作品)・「無職転生 -異世界行ったら本気出す- 」(作者様・理不尽な孫の手先生)

※同じく本家様・「異世界食堂」(作者様・犬塚惇平先生)

 

ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

ルーデウス・グレイラット。

前世が引き籠りオタクのニートだった元日本人であり、転生後に本気で世界を生き抜いた人物である。

人々は彼を学問の神だとか、玩具などの文化に大きな影響を与えた人物だとか、学校の教育そのものを一変させた人物、というような形で呼んでいる。

だが、彼の前世がまさか無職の男性だっただなんて、人々は知らないだろう。

そして、この話は彼の本気で生き抜いた人生のほんの一ページの物語だ。

さあ、開幕しよう。

 

「洋食のねこや編」

 

ーーーーーーーーー

 

ルーデウス・グレイラットはその日、早めにオルステッドらからの仕事を終わらせていた。

ただ、勿論の事ではあるが、人神への備えやオルステッドらとの協力も忘れてずにこなしている。

では、なぜ早く終わらせたのか?それは今日が三人の愛する妻とのデートだからだ。

無職転生を知っている人たちな分かるとは思うが、彼は愛妻家だ。

一人だけ幼子のような者も居るが、そのことを言うと最悪半殺しされるので注意しよう。

さて、そんなルーデウスだがすでにデートの場所は決めていた。

ズバリ、街での買い物と外食だ。

街で妻たちと楽しい買い物を楽しんだ後、おいしい食べ物で話に花を咲かせる。

我ながら完璧な作戦だとルーデウスは思った。

ちなみにルーシーをはじめとする子供達や妹のノルンやアイシャたちについてはリーリャらに任せてある。何も心配する必要はない。

「あっ!ルディ!おかえり!」

「ああ、ただいまシルフィ。」

家に帰ると初めに幼馴染でもあるシルフィが出迎えてくれた。

続いて、「ルーデウス!帰って来たのね!」と勢いよく後ろから誰かに抱き着かれる。

声の主は同じグレイラットの一族であり、ルーデウスと大冒険をしたこともあるエリス。

そして、「おかりなさいルディ。」と優しい声も聞こえてきた。こちらの声の主はロキシー。ルーデウスの師匠であり、現在はルーデウスも通ったラノア魔法大学の教師している。

さて、これで役者はそろった。

後は展開するのみだ。

ルーデウスはとりあえず今回することを詳しく三人に話す。

まずは街で買い物だ。ルーデウスも決してお金に余裕がないわけではない。ある程度は高価なものでも買うことが可能だ。欲しいものは何でも買ってあげるつもりで向かう。

次に食事だ。食事に関してはルーデウスはとある隠し料理店を見つけていた。一度、そこに弟子になっているザノバとともに行ったのだが、これが本当においしかったのだ。そのため、この店に行って妻たちと食事を楽しみたい。

と、いうのがルーデウスの計画である。

勿論、この計画が成功したら今日もいつも通り妻たちとの時間を楽しもう、、、、そう思ったのであった。

 

しばらくして、準備を整えた妻たちとともにルーデウスは出発した。

妻たちは出発に前に全員が口をそろえて「楽しみ!(です!)」と言っていたのでこのデートをきっと楽しみにしていたのであろう。

ルーデウスとしても妻たちとどこかに行くのは久しぶりの事なので、結構テンションは心の中では上がっていた。

(・・皆、楽しんでくれるといいな、、、)

そう思うと、ルーデウスに笑みが浮かぶ。

思えば前世ではまだ幼かったころに家族と近くのショッピングモールで買い物をし、ファミレスで外食をしたことがあった。

あの時のハンバーグをはじめとした料理の数々を忘れることはない。

やはり、地球のハンバーグやカレーライスは本当にうまかった。

だが、やはりこの世界ではそうゆうものが自分で作らないと食べれないのが残念でならない。

この世界で再現した日本料理は、卵かけ御飯に焼きおにぎり、味噌煮込みうどんにたこ焼きなど、数えるほどしかない。(詳しくは理不尽な孫の手先生の「無職転生 -蛇足編- 」をご覧ください。)

まあ、そんなこと考えていてもあの味が戻ってくることはないのだ。

ルーデウスはそう考えながら夜をバックに光り輝く街並みを見つめていた。

この後、予想しない方向に行くことも知らずに、、、、、、

 

買い物はとにかく妻三人がはしゃぎにはしゃいだ。

服や本や生活必需品の数々を次々と購入していく。ルーデウスはただそれを沈黙して見ているだけだった。

なぜかって?

ぶっちゃけると、ルーデウスに服のセンスというのはない。前世から変わっていない。断言できる。

だから、妻たちに服にいちゃもんをつける権利などない。本に関してもロキシーが読みたいものは読ませてあげたいしエリスが欲しい物があるんだったら買ってあげないと駄々をこねるかもしれないし、シルフィに関しては日ごろから頭が上がらない。

よって、ルーデウスは沈黙するしか選択肢がなかったのである。

エ「ルーデウス!この服似合う?」

シ「ルディ!このサイズだったらルーシーも大丈夫だよね?」

ロ「ルディ、この服はアイシャさんにどうでしょうか?」

こうして、妻たちの質問攻めがしばらく続いた後、ようやくルーデウスは立ち上がり、本日の外食場所に買い物を終えた妻たちを案内することにした。

 

シ「ルディと外食なんて初めてじゃない?」

ル「ん?、、あー、確かにそうだね、、、」

エ「あら?そうなの?私は昔、ルイジェルトとルーデウスと何度も外食(?)を食べているけどねっ!」

ル「あー、、、(確かに、、、でも、あれは外食じゃないような気が、、、)」

ロ「私はルディと結婚する前に何回か一人で外食には行きましたけど、、、一緒に食べるのは私も初めてですね。」

そんな他愛のない会話を彼らは繰り返していた。

やがて、ルーデウスは目的の場所に到着、、、するハズだった、、、

ル「よし!ここだ!」

ルーデウスは立ち止まって、目の前の店のドアを開けようとした。

だが、いくら引っ張ったり押したりしても、一向に開く気配がない。

おかしいな、、、と思っていると、ロキシーが扉の隣にある紙を指さしているのが眼に入った。

ル「ロキシー?」

ロ「ル、ルディ、、これ、、」

その紙には、「本日は家内の出産のため緊急休業」と人間語で書いてあった。

当然、ルーデウスの顔はサァ、、、と青白くなった。

これは完全に予想外だ。毎日のようにこの店はいつ、いかなる時にも営業していたのだから。

シ「ルディ?どうしたの?」

ル「ナ、ナンデモナイヨ、、、」(くそぉぉぉぉぉぉ!ヒトガミか?これはヒトガミの仕業なのかぁぁぁぁ!)

ロ「・・・」

エ「?」

ルーデウスは急いで辺りを見渡した。

何か、、何か、、この近くにいいお店は他にないかあっ!と、思いながら、、、、

と、近くの壁に一枚の扉があるのが見えた。

料理屋か?とルーデウスはその扉に近づいていった。

 

そして、その扉の看板に書かれていた文字にルーデウスは驚愕した。

その看板には、、、、「洋食のねこや」と、ルーデウスの前世の故郷の文字が刻まれていた。

ル「・・・・はっ?」

ルーデウスの体が震え、脳が一時期完全にストップした。

ル「に、、、日本語だ、、、」

シ「‥ルディ?」

エ「どうしたのルーデウス!」

ロ「この店、、、見慣れない文字ですね、、、」

ル「・・皆、ここに入りますよ。」

エ「えっ、、もしかしてこのお店なの!?」

ル「うん、、そうだよ、、(本当は違うけどね、、、)」

 

そんなこんなで、ルーデウスは妻三人とともにその扉の向こう側にへと入っていく。

この世界で日本語を建物の、しかも、看板で見ることになろうとは思いもしなかった。

この世界に来て初めて見た洋食の文字。

この場所には、きっとあの懐かしい故郷の味がある。

その期待を胸に膨らませながら、ルーデウスは顔に笑みを浮かべた、、、、、

 

 

 

 

 

チリンチリンと鈴の音が鳴る。そして、ルーデウスの前に現れる洋風の内装と「いらっしゃいませ!ようこそ!洋食のねこやへ!」と言うウェイトレスが四人を迎え入れる。そして、鼻をくすぐる香ばしい匂いや懐かしい和の匂いがルーデウスの食欲を湧き出させた。

よく見るとウエイトレスはヤギのような角と黄色い髪を持つ美女が一人と、如何にも無口そうな黒髪のエルフの少女(?)だった。(黒髪についてはとんでもなく強そうだった。)

「えっと、、四名様ですね!こちらへどうぞ!」

ル「ありがとうございます、、、、」

ルーデウス達は辺りを見渡しながら、案内された席にへと足を運んだ。

ついでに言うとルーデウスの心の中は熱狂で満たされていた。壁や天井にある近代的なライト。席やテーブルの手入れの良さ、さらに蓄音機をはじめとした綺麗で高級そうな品々。

ルーデウスの世界の食堂や店では絶対に置いてすらいない物ばかりだ。

そして、完全にルーデウスは確信する。

絶対ここは自分の日本(故郷)であると。

 

 

シ「ル、ルディ、こ、このお店すっごく高いんじゃないの?」

席に座りながらシルフィが恐る恐るルーデウスに話しかける。

まあ、日本を知らない異世界の人から見たらこうなるのは当然予想はできる。

すると、同じことを思ったのかは知らないが、エリスとロキシーも口を開いた。

エ「た、、、大したことないけど、、、すごい店ね」

ロ「(小声で)ルディ、、、とんでもない店入ってしまいましたよ!?いいんですか?本来、行くはずのお店だったんでしょう?」

ル「・・大丈夫。安心して!ここ(日本)の料理はそんな心配無用だから!」

三人「?」

ルーデウスの妻三人が頭にはてなマークを浮かべた時、先ほどの黄色い美女が一枚のメニュー表とおしぼり、氷の入った水を持ってやってくる。

それにロキシーは驚愕の表情を浮かべた。

ロ「氷水、、、すみません!まだ、注文も何もしていないはずですが、、、」

「あっ!大丈夫です!氷水はタダ(無料)ですので!」

ロ「タダ!??」

エ「すごい、、、こんな綺麗な水初めて見た、、!」

シ「・・冷たい、、、」

ル(そうか、、、この世界だとタダはあり得ないですよね、、、)

水は無料という日本人的な価値観をすっかり忘れてはいたが、それでも、「当然だろ?」と思ってしまう自分がいるルーデウスであった。

 

ル「あの、、すみません。ここの看板の文字なんですけど、、、日本語ですよね?」(日本語で話しかける)

「えっ、そ、その通りではありますが、、、お客さんどうして分かるんです?というか今、日本語でしゃべりましたよね?」

ル「ああ、実は自分、元日本人なんです。元々、クズなニートだったんですけど、トラックに轢かれて異世界で転生しちゃったんです。」

「そうだったんですかい?それは、まあ何というか、、、、ですが、ならばこう言うべきですね。おかりなさい日本へ。」

ル「ありがとうございます。あの、ちなみにこのお店から日本に戻ることって可能ですか?」

「・・・いいえ、本当に申し訳ないのですが残念ながらこの食堂から異世界の方が出ることは出来ないんです。」

ル「そうですか、、、」(ナナホシの帰還方法が見つかったと思ったが、どうもそう簡単にはいかないようだな、、)

ルーデウスは少し残念そうな表情を見せた後、ウエイトレスが持ってきたメニュー表を手に取った。

そこには懐かしい料理の名前があちらこちらに載っていた。

どれにしようかと迷いつつも、ロキシー達妻三人にも確認をとる。

ル「皆は何か食べたいものはある?」

ロ「・・私はルディが決めたものでいいですよ。」

シ「ハイ!僕もロキシーに同意見!」

エ「私も!」

ル「分かりました!すみません!じゃあ、カレーライスとハンバーグとステーキと卵かけごはん!それから焼き鮭とお寿司とかつ丼とポテトチップス!あと、コーラ一つとメロンソーダ三つでお願いします!」

元気良く、そして、ハキハキとした声でルーデウスは黄色い髪のウエイトレスに向けて注文する。

「かしこまりました!」と声がした数分後、早速、料理が始まった。

ああ、これだ。

昔、嗅いだことのある懐かしい匂いだ。

しばらくして、ドアから数名のお客さんが入ってきた。

ある客はは青い髪で黄色い目をした美少女だったり、薄黄色の髪をした美少年だったり、軍服を着た幼女だったり、果てはトカゲのような恰好の生物や鬼っぽい生物も入ってきたりしていた。

どうやら、この洋食屋につながっているのはルーデウスがいる六面世界以外にもあるらしい。

そんなくだらないことを考えていると、先ほどのウエイトレスがいい匂いを漂わせる物を持って近づいてきた。

ルーデウス思った。この時をずぅぅぅぅぅと待っていたと。

「お待たせいたしました!カレーライスとハンバーグとステーキと卵かけごはんとコーラ一つとメロンソーダ三つです!残りの物はもうしばらくお待ちください!」

ル「うわぁ、、待っていました!!」

 

湯気を出しながらじゅぅぅ、、、と鳴るハンバーグとステーキ。付け合わせのニンジンやブロッコリーとソース。黄色くてトロリとしたルーと粘り気と艶のある米が組み合わさったカレーライス。シュワシュワと音をたてていて、今にも飲みたくなるコーラとバニラアイスの入ったメロンソーダ。そして、何の変哲もない卵と清廉な白米。

まさしく定番メニューの最高峰である。

 

シ「すごい、、、こんな食べ物初めて見た、、」

エ「でも、すごくおいしそうね!」

ロ「すごくいい匂いもします!」

 

そして、ルーデウスは箸を持ち、妻三人はフォークとナイフを持って準備を整える。

ル「それでは、、、頂きます!」

ルーデウスのその合図をきっかけに食事が始まる。

ハンバーグとステーキの溢れ出る肉汁とうま味。

噛めば噛むほどその味は口の中にいっぱいに広がっていく。そして、付け合わせの野菜もいい味を出している。カレーもカレーで最高だ。ルーとうまく絡み合ったライスが口の中でスパイスのハーモニーを奏でる。

そして、卵かけごはん。これはルーデウスの世界でも作れる料理だが、やはり本家には敵うはずがない。卵と醤油とご飯の食感とおいしさ、あまりのおいしさに無言になってしまうのは仕方がないことであった。

ル(・・・ああ、本当に懐かしい、二度と喰えないと思っていた味だ、、、、おっと、目から水が、、、)

シ「おいしい、、、こんな料理初めて食べた、、、」

ロ「これはすごいです、、、私も、こんなにおいしいの初めて食べました、、」

エ「・・・はっ!おいしい過ぎて気絶していたわ!本当においしい、、、、」

 

どうやら妻三人もこの料理たちを気に入ってくれたみたいである。

ちなみにだが、三人はメロンソーダを飲んで少し痛そうな顔をしていたが、すぐに慣れてがぶがぶ飲んでいたらしい。

その後も、かつ丼、焼き鮭、お寿司、ポテトチップスと、多くの料理が運ばれてくる。

 

ル「・・・っ!うまい!」(まさか、コーラとポテトチップスの組み合わせがまたできるとは!)

どの料理も本当に絶品だ。まずいはずがない。当たりしかない。

その後もルーデウス達は最高の料理の数々を次々と空にしていった。

やがて、テーブルにあった全ての料理は食べ尽くされ、場には満足感を抱えたルーデウス達が居るだけになった。

 

ル「あー、おいしかった。」

ロ「ええ、とてもおいしいものばかりでした、、、」

エ「本当においしかった、、、」

シ「僕もう動けないよ~」

四人は幸せそうな顔でそれぞれの感想を口出していた。

やがて、ルーデウスが立ち上がり、その後に妻三人も続く。

ル「あの、、日本円じゃなくてもいいですか?」

「ああ、大丈夫だ。そっちの世界のお金で結構だぞ?」

ルーデウスは「ほっ」と一安心する。何せ、日本円なんて持っているはずもないのだから。

そんなこんなでルーデウスはきっちりとお金を支払う。

そして、ルーデウスは聞いておきたいことを黄色い髪のウエイトレスに尋ねた。

ル「えっと、ここの店って毎週来れますか?」

「ええ、七日に一度土曜の日に現れます!どうぞまたお越しください!」

ルーデウスはその言葉に笑みを浮かべながらその場をロキシーら妻三人とともにドアを開いて出ていった。

 

 

ルーデウスとヒトガミの戦いは彼の一生が終わるまで続く。

それでも、彼には安らぐ場所が必要だ。

その安らぐ場所の一つがこの「洋食のねこや」になろうとは、この時のルーデウスはまだ知らないのであった。

 

 

終わり

 

 



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