Leo/needと幼馴染お兄ちゃん。   作:シグザール

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どうも、シグザールです。


今回はライカーくんの目の前であった事を書いていきます。
日記に書いてあることを次回の穂波回で書こうと思います。
なので、今回まじで短くなると思います.....
ついでにすごく遅くなりましたが、ライカーくんの事も書いておこうと思います。


では、どうぞ!


第十五話 ライカー、ある日の記録

ライカー

 

 

波志が拾ってきたライオン型ロボット.......らしい。

よく街や近くをうろついては見かけた出来事をライカー専用の日記帳に書いている。

性格は波志よりかは熱血で、困った人を見過ごせない。

なので、よくご近所さんからは「また助けてもらっちゃった」と何故か波志に言われる。

体はロボットみたいだけど毛はふわふわで、こっそり撫でてみた志歩が「持って帰りたい」というぐらいの触り心地。

食べるものは基本何でも食べる。特に波志にもらったりんごが大好き。

 

 

 

 

 

 

 

実は波志のお父さんが作ったロボットで、完成して起動したら逃げ出した。

雨の中走り続け、そのまま機能停止するかと思ったその時に波志と出会った。

そのため、波志には大きな忠誠を誓っており、日記帳に丸ごと波志の素晴らしさを書いているページもある。

ちなみにあのふわふわの毛はあまり触れてはいけないラインのルートにあるのだとか.....

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

○月□日

 

最近、ご主人様の周りに女の人がいっぱいいる。

その方たちは人様の言葉で「幼馴染」というらしい。

少しご主人様のパソコンを拝借して調べてみた。

どうやら昔から一緒にいる友人、という意味らしい。

まぁそんな事は置いておいて,,...

ある日、その幼馴染の1人が、ご主人様と一緒にどこかに行っていました。

その後、帰ってきたご主人様はすごくやつれていました。

心配になって駆け寄って、ご主人様はこういいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダイエット......おそる、べし........」

 

 

 

 

 

 

 

 

譫言のように呟いたご主人様を部屋まで運んで、またまた携帯を拝借して、メッセージアプリの記録をチェックしました。

そこに書かれていた内容を要枠すると、「最近体重が増えてきて、それを解消するためにダイエットに付き合って欲しい」とのことでした。

意気揚々と引き受けたはいいものの、どうやらそのダイエットが自分の限界を超えたものらしく。

その幼馴染は難なくこなしていたようですが.....

それでも「負けるかぁ!」とムキになって、こうなった、と......

 

 

 

 

 

 

 

ご主人様は無理しすぎなのです。

自分のことより他人を思い、その思ったことを忠実にしてしまうんですから。

でも、その行動で自分が救われたのも事実。

なら、その御恩に報いるためにも。

この不肖、ライカー!

ご主人様の疲れをどうにか解消してみせましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

波志「ん......?あれ、ここ僕のベット.....。」

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと、見慣れた天井。

頭の下には柔らかい感触。

いつも使っている枕の感触だ。

つまり........僕の部屋ということだ(??)

 

 

 

 

 

 

ライカー「ガォォッ!」

 

 

波志「え!?まさか.....ここまで運んだの?」

 

 

ライカー「ガオッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだよー!と言わんばかりに雄叫びて答えてくれた。

しかもいつもみたいに歯をにかっ、とさせて。

そんなライカーが可愛すぎてたまらん。

 

 

 

 

 

 

 

 

波志「マジかぁ......、ライカー、こっちきて?」

 

 

ライカー「?」

 

 

 

 

 

手招きをして、ライカーをこっちに寄せる。

そして、思いっきり全身をわしゃわしゃした。

 

 

 

 

 

 

波志「ライカ〜〜!ありがとうーー!!」

 

 

ライカー「ガォォッン!!」

 

 

 

 

 

そのわしゃわしゃが数十分続いて、眠くなってきたので今日は早めに寝た。

あー........ライカーの毛気持ちいい......

終始その言葉しか浮かんでこなかった。

しかし、寝る直前、ふとこんなことを思いだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ。

お父さんのご飯、作り置きしかないや。

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

翌日......

 

 

 

お父さん「ちくしょー!なんで昨日飯なかったんだよっ!?」

 

 

波志「ライカーと寝てました......」

 

 

お父さん「わ、わたしとは遊びだったのね......!?ひどいわっ!」

 

 

波志「違うってば.......」

 

 

お父さん「さよならっ.....!!」

 

 

波志「ま、待って、今日お父さんの好きなもの作るから!」

 

 

お父さん「え?マジで?じゃあシチューで。」

 

 

波志「お父さん、いつもそれだよね......」

 

 

お父さん「いいだろうが、好きなんだから。」

 

 

波志「はいはい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ライカー「(さて、今日はどこに行きましょうか......)」

 

 

 

 

 

続く!!

 

 

 

 

 




どうも、シグザールです。


次回、穂波回になります。
内容はライカーくんの日記の内容を詳しく、そして波志が倒れるまでを書いていきます。


では、シグザールでした!!

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