それでは、本編どうぞ。
side蓮
・・・どうも、あれから仲違いがなくなってすごく嬉しそうに話してる穂波を見てます。・・・あ、でも時間がそろそろですかね?皆さんも戻らないと保護者の方に心配かけますし、咲希はお兄さんが黙ってないですからね。
蓮「皆さん、そろそろ帰らないと時間が危ないですよ。」
一歌「え?・・・あ、本当だ。結構経ってる・・・。」
咲希「え~!もっとお話したいよ~!」
蓮「そうは言ってもですね・・・咲希の場合、お兄さんが・・・。」
志歩「あぁ、そうだったね。あの人、咲希のことになると過保護だからね。」
穂波「そうだね~。まぁ、いい人ではあると思うんだけど・・・。」
蓮「まぁ、そういう訳です。帰りましょう。私もご飯を作らなくては。」
咲希「む~・・・そうだね。じゃあ、また明日ここで話そうよ!」
蓮「いいですよ、放課後になったらいらっしゃい。」
咲希「うん!じゃあ、またね!れーくん!」
一歌「またね、蓮。」
志歩「また明日。」
穂波「またね。それと・・・ありがとう。」
蓮「えぇ、また明日。」
―――――さて、帰ってこれましたね。・・・仲違いがなくなって穂波も志歩もいい表情をするようになりました。この前までは固い表情だったんですけどね、今は柔らかい表情です。
奏「あ、お帰り。蓮。」
蓮「ただいまです。」
・・・奏に会うのがなぜか久しぶりに感じます。おかしいですね、数時間しか経ってないんですが・・・。
奏「・・・?蓮、どうかしたの?」
蓮「あ、いえ、なんでもないです。ただ、晩ごはんは何にしようかな、と。」
奏「なら、今日は麺類がいいかな。最近食べてないし。」
蓮「あなたの場合、その麺類の大半がカップ麺なのがなんとも・・・。」
奏「う・・・。」
蓮「・・・すこしからかっただけですよ。麺類ですね、分かりました。」
奏「う、うん、お願いね。」
・・・特にごまかす必要もないんですがごまかしてしまいました。まぁ、別に気にすることじゃないのでいいでしょう。それよりご飯です、ご飯。麺類とのオーダーが出たのでそれに従いましょう。そうですね・・・冷やし中華でいいですかね。そうと決まればさっさと作りにいきましょう。
―――料理作成中・・・
ほい完成。・・・今更ですが晩ごはんに冷やし中華っていいんですかね?大体は昼食だと思うんですが・・・。まぁ、美味しければいいでしょう。私は感じませんが。
蓮「奏ー、できましたよー。」
奏「あ、わかった。」
2人で席につきまして・・・
蓮・奏「「いただきます。」」
奏「・・・うん、おいしい。ありがとう。」
蓮「料理人としてはそれは最高の褒め言葉ですよ、ありがとございます。」
今回も美味しくできてたそうです。味見せずともレシピ通り作れればいけるものですね。
奏「・・・蓮、また何か嬉しいこと、あった?」
蓮「・・・なんで分かるのかはさておき、ありましたよ。」
奏「そうなんだ・・・。どんなことがあったの?」
蓮「ほら、この前穂波と話すって言ってたじゃないですか。それができたのと、この前まで言っていた問題・・・これが解決したことですね。穂波もこれからは柔らかい表情をするようになると思います。」
奏「そっか・・・よかったね。」
蓮「えぇ、本当に。」
奏「・・・そういえば、結局問題って何だったの?」
蓮「・・・あれ?言ってませんでしたっけ?」
奏「言われてない。ただ、重要なことって言うことしか。」
蓮「それは失敬。穂波とその幼馴染の仲違い・・・すれ違いともいいますね、そのことですよ。」
奏「・・・望月さんが、仲違い?」
蓮「彼女は優しいんですが・・・まぁ、それを目の敵にする輩が居たんですよ。それで、何を信じたらいいのかわからなくなった、と言う感じです。」
奏「そっか、ありがとう。・・・優しくするだけでそんなことになるなんてね。」
蓮「まったくですよ。と・・・ごちそうさまでした。」
奏「あ、ごちそうさまでした。」
2人同時に食べ終わったようです。喋りながらだったのでペースが同じになったんですかね。
蓮「それじゃあお皿、洗っときますから。もう戻ってもいいですよ。」
奏「うん、わかった。じゃあ、また部屋で。」
そう言って奏は部屋に戻っていきました。・・・それじゃあ、私も食器洗いしますか。
―――食器洗い中・・・
ホイ完了。人数少ないのですぐ終わりますね。さて、それじゃあ奏の部屋に行きますか。
蓮「奏ー、来ましたよー。」
奏「・・・あ、いらっしゃい、蓮。じゃあ、よろしく。」
蓮「了解しました。」
そう言った後、奏の隣に座って・・・
蓮『こんばんは。今どうですか?』
瑞希『・・・お、ペルソナじゃーん♪やっほ~、今は自分達で作業してるよ~。』
絵名『・・・あ、いらっしゃい、ペルソナ。』
まふゆ『・・・こんばんは。』
奏『・・・じゃあ、これから何する?作りたくても、昨日大体終わっちゃったからやることは少ないんだけど・・・。』
蓮『あ、そうなんですか?』
瑞希『あー、確かにそうだね~・・・どうしよっか?』
絵名『私は絵を描けるからいいけど・・・流石にねぇ?』
まふゆ『・・・私は何でもいい。』
蓮『雪さんは平常運転ですね・・・。』
奏『・・・なら、セカイに行って歌でも歌う?』
瑞希『ん~、ボクとしては全然アリだな~。みんなは?』
絵名『まぁ、いいんじゃない?』
まふゆ『皆に合わせるよ。』
蓮『特にこだわりはないので、それでいいかと。』
奏『わかった。じゃあ、セカイで集合ね。』
瑞希『りょうか~い♪』
絵名『ん、わかった。』
まふゆ『・・・じゃあ、またね。』
・・・そうして数分後、ナイトコードからメンバーが抜けました。
蓮「じゃあ、私達も行きますか。」
奏「うん、わかった。」
奏はUntitledから、私は念じていきます。・・・私だけファンタジーしてる気が・・・今更ですね。
蓮(誰もいないセカイ)
―――――よし、無事につきました。まぁ、ミクのことなので失敗はないと思いますがね。
瑞希「・・・お、いたいたー。おーい奏~、蓮~。」
奏「・・・もう皆集まってる?」
蓮「そのようですね。」
ミク「久しぶりに、皆がここに来てくれた・・・♪」
・・・誰ですかここのミクは感情が薄いって言った人。すごく嬉しそうにしてますよ?
まふゆ「・・・それで、何歌うの?」
絵名「あ、そうよねー。私は特に考えてなかったけど、あんたは?」
瑞希「ボク?ヤダな~考えてるわけ無いじゃん。奏と蓮は?」
奏「特に何も・・・。」
蓮「右に同じく。・・・あぁ、皆考えてないんですね。」
絵名「みたいね・・・。」
ミク「・・・なら、私が決めてもいい?」
奏「私は構わない。みんなは?」
瑞希「いいんじゃない?ボクもミクが決める歌、興味あるし♪」
まふゆ「・・・どうでもいい。」
絵名「どうでもいいって・・・まぁ、私も構わないわよ。」
蓮「異議なし。」
奏「じゃあ、ミク。決めていいよ。」
ミク「うん、じゃあ・・・また、あの曲を歌いたい。」
蓮「・・・『悔やむと書いてミライ』のことですか?」
ミク「うん。ここには皆いるし、ちょうどいいかなって。」
瑞希「うん、ボクもそれがいいな!」
奏「・・・じゃあ、これにしようか。」
蓮「そうですね。・・・本当に、ここってどうやって音楽流してるんですかね?」
まふゆ「・・・さぁ?」
絵名「ちょっと、始まるわよ?」
・・・そこからは歌って、瑞希が「どうせならこれも動画にあげようよ!」と言ったので全員また現実に戻りました。
―――――まぁ、私もそろそろなれてくる頃なので動画の編集自体はすぐ終わりましたね。
瑞希『んん~っ、お疲れ~皆~。』
絵名『・・・眠い。』
まふゆ『今日はもう終わり?』
奏『うん、そうだね。それじゃあ、おやすみ。』
蓮『おやすみなさい。』
瑞希『おっやすみ~。』
絵名『・・・』無言で落ちる
まふゆ『おやすみなさい。』
・・・はい、皆さん落ちましたね。
蓮「それじゃ、私達も寝ましょう。」
奏「うん、そうしよっか。」
このあとはいつも通り、奏を抱きしめながら寝ました。・・・あれ?今更ですが絵面は犯罪・・・?
―――そして翌日
咲希「―――でね!今日はこんな事があって・・・!」
蓮「落ち着いてくださいよ、それ4回目ですよ?」
一歌「あはは・・・みんなといられるようになってからずっとこの調子で。」
志歩「・・・まぁ、蓮といるときが1番すごいけどね・・・。」
穂波「蓮くんとは会えるけど、私達みたいに長くいれないからかな?」
咲希のマシンガントークを聞いてる人です。どうやらみなさんと仲違いがなくなってからずっとハイテンションなんだとか。それで、あまり会えない私に会うとそれがさらに上がるとか。彼女たちはそう言ってます。
蓮「・・・あぁ、そうでした。聞きたいことがあるんですよ。」
咲希「・・・あ、何々れーくん!」
蓮「いや、バンド名は何にするんだろう、と。」
志歩「・・・そういえば決めてなかったね。どうする?」
穂波「私はみんなと関わりがあるものが入ってるといいなぁ。」
私の質問により、バンド名を考える時間になりました。
咲希「関わり、かぁ・・・いっちゃん、なにかいいものない?」
一歌「え?えっと・・・あ、星とか、星座は?」
蓮「・・・いいんじゃないですか?このセカイでも見ましたしね。」
志歩「そうすると・・・しし座流星群?」
一歌「あぁ、確かに。私達の1番の思い出ってそれだもんね。」
穂波「しし座かぁ・・・ちょっと待ってて。」
そうすると穂波はスマホで何かを検索し始めました。
穂波「しし座は英語で・・・Leonids。スペイン語で・・・レオニード(打ち方分かんなかったんでカタカナ表記、許してby作者)だって。」
一歌「レオニード・・・!」
咲希「いいじゃんいいじゃん!レオニード!」
志歩「・・・英語で書いたらなんか良さそう。Leoneedってなった。」
蓮「needってたしか・・・必要とする、でしたっけ?このメンバーが必要とされる、と考えれば良さげになりますね。」
一歌「うん、すごくいいと思う。」
咲希「あ、じゃあここにビッてやって・・・。」
そうしてできた文字は・・・『Leo/need』
咲希「いいでしょ、これ!流れ星だよ!」
志歩「へぇ、いいじゃん。」
穂波「うん!なんだかステキだなって思うよ!」
蓮「・・・なら、今日から『Leo/need』ですか。」
一歌「うん!Leo/need、か。大切にしたいな・・・。」
蓮「あなた、Needleのときも言ってませんでした?それ。」
一歌「そ、そういうことは言わないお約束でしょ。」
蓮「はて、そんな約束ありましたかねぇ?」
一歌「むむぅ・・・!」
蓮「・・・はいはい、分かりましたから。だからそんなむくれた顔で見ないでください。」
咲希「む~・・・れーくんといっちゃんがイチャイチャしてる~!」
一歌「さ、咲希!?そんなイチャイチャなんて・・・///」
蓮「そうですよ、私のことを好きになる人なんていませんし、一歌は幼馴染ですよ?」
一歌「・・・む~っ!」
蓮「あ、ちょっと一歌。なんで頭をそんなグリグリしてくるんですか。ちょっと、ねえちょっと。」
咲希「む~っ!私もれーくんと居たい―!うりゃうりゃ~!」
蓮「あ、咲希あなたもですか。危ないから、そろそろ転びそうだから止めなさい。」
志歩「・・・」無言でひっつきに行く
蓮「ええい、志歩、あなたもですか。いや、本当に危ないから、本当に転ぶから離れなさいって。」
穂波「じゃ、じゃあ私も・・・!」
蓮「穂波までですか。ちょ、あ、本当に・・・!」
ズドーン・・・
蓮「だから・・・転ぶって言ったでしょうに・・・。」
咲希「・・・そうだけど~!」
一歌「・・・わ、私、何してるんだろう・・・恥ずかしい・・・///」
志歩「・・・」無言で抱きついている
穂波「あ、あはは・・・」
蓮「はぁ・・・まったく。それと志歩、何気にあなた抱きついてきてるんですね。」
志歩「・・・落ち着くから、悪い?」
蓮「いや、別にそうは言ってませんが、時と場合というものがありまして・・・。」
志歩「ふーん・・・なら、それさえわきまえればいいんだ?」
蓮「えぇ、まぁ、そうですね。」
志歩「わかった・・・言質は取ったからね?」
蓮「はいはい・・・ほら、皆も離れてください。起き上がれません。」
3人「「「はぁ~い」」」
蓮「子供じゃないんですから・・・。」
そうして起き上がった私達はお互いを見合って・・・
一歌「・・・ふふ。」
咲希「アハハハ・・・!」
志歩「・・・あの時みたいだったね。」
穂波「アハハ・・・うん、本当だね。」
蓮「こんなのであの時を感じないでほしかったですねぇ・・・。」
一歌「ははは・・・まぁ、とにかく、これからもよろしく、みんな。」
咲希「うん!もう離れ離れにはならないもんね!」
志歩「よろしく、リーダー。」
一歌「り、リーダー!?」
穂波「あ、確かに一歌ちゃん、私達の真ん中にいるもんね。じゃあよろしくお願いします、リーダー♪」
蓮「穂波・・・さては楽しんでますね?」
・・・まぁ、とにかく。
こうしてわたしたちのバンド・・・Leo/needは始まりました。
28話目でした。まぁだいぶ間隔開けてしまいました・・・理由?前書きの内容もそうですが次どこと絡ませるか決めてたんですよ。・・・まぁ、1番違和感なくストーリーに入れるのはあそこしかなかったし、主人公くんのさらなる能力のためにもあの人に会わせたかったのであの場所に・・・いや、グループかな?ワンダショに決まりました!次のグループで半分、ここからどうなるのか・・・それは作者さえも知らない。
それでは、また次回。