陰陽大戦記 天ノ川の怪談   作:黒忍

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第1怪の参「母の日記と降神!黒鉄のフジ!」

 

 

 

【昇降口付近の廊下】

 

 

 

ハジメはさつき達が逃げるのを見ると、鬼に向かってお札を投げた。

 

投げられたお札から文様と共に【炎】の文字が浮かぶと、札は炎になって鬼に向かっていくが、鬼が手を一振りしただけで、炎は掻き消された。

 

 

ハジメ「ちっ!やっぱり札じゃダメか……なら!」

 

 

ハジメは再び鬼に向かってお札を投げると、お札から文様と共に【壁】の文字が浮かび、鬼の前で文様が大きくなって結界を張り、その隙にハジメはさつき達の許に向かった。

 

 

鬼「ふんっ!結界か……。だが……

 

 

鬼がニヤっと嗤うと結界を殴ると、結界に大きなヒビが出来た。

 

 

 


 

 

 

レオ「ハジメ!こっちです!」

 

 

ハジメが部屋の扉から顔を出して小声を出して手招きするレオを見つけ、部屋に入ると同時に結界が砕ける音が聞こえた。

 

 

ハジメ「みんな!端に寄れ!」

 

 

ハジメは小声でそう言って、さつき達と共に端によると、手に持った3枚の符だから文様と共に【隠】の文字が浮きかび、ハジメ達を囲んだ。

 

 

鬼「……どこに行った!?

 

 

結界を破壊し、歩いてきた鬼は部屋の窓からこちらを見るも、ハジメの張った結界で見えなかったのか、素通りして行った。

 

 

さつき達「「「「「ふ~~~っ」」」」」

 

カーヤ「ミャ~~ン!」

 

さつき達「「「「「ん?」」」」」

 

 

鬼が通り過ぎた事に緊張の糸が切れたさつき達はため息を出すと、部屋の中からカーヤの鳴き声が聞こえ、さつき達は改めて部屋の中を見渡した。

 

 

さつき「ここ、校長室だわ……」

 

ハジメ「そう、みたいだな……」

 

 

さつき達が部屋の奥に進むっと、歴代の校長の写真が並んでいる壁側の床にカーヤを見つけた。

 

 

さつき「こんな所で何してたの?……ん?」

 

 

さつきがカーヤを抱き上げてそう言い。

 

カーヤがいた場所に、母に似た女性の校長の肖像写真を見つけた。

 

 

さつき「ママ?……んっなわけないか」

 

 

さつきは引っ越しのトラックの中で、父が母方の祖母が昔校長をしていた事を話していたのを思いだしていた。

 

 

さつき「……似ていたって聞いていたけど、ここまでそっくりだったなんて」

 

ハジメ「ん?その写真がどうしたんだ?」

 

さつき「うん……」

 

桃子「あっ!」

 

さつき「?どうしたの?」

 

 

さつきが見つけた校長の肖像写真をハジメ達も見ると、桃子が写真を見て声を出した。

 

 

桃子「その写真……。私、去年一年間東京の病院に入院していて、その時優しくしてくれた患者さんにそっくりで……」

 

さつき「桃子さん、その患者さんの名前は?」

 

桃子「……佳耶子さん」

 

敬一郎「ママだよそれ!」

 

桃子「え?……あっそれで宮ノ下。こんな偶然ってあるんですね」

 

ハジメ「……いや、偶然じゃないかもな……」

 

敬一郎「え?」

 

 

ハジメの言葉に敬一郎はハジメの方を見ると、ハジメは敬一郎の頭を撫でながら、微笑んで言った。

 

 

ハジメ「二人の母ちゃんがオレ達を引き合わせてくれたのかもな?」

 

さつき「私も、ママが引き合わせてくれたんだっと思う」

 

敬一郎「ママが!」

 

鬼「ニヒヒッ!見~つけた!

 

 

敬一郎が嬉しそうな表情をした瞬間、鬼が顔面で扉を破って入ってきた。

 

 

ハジメ「このっ!」

 

 

ハジメはコート掛けで窓を壊そうとするが、不思議な力によって窓を壊せなかった。

 

 

さつき「ハジメ!さっきのお札は!?」

 

ハジメ「さっき隠れる時に使ったのが最後だ!」

 

鬼「無駄だ、お前達は一生ここから、出られないのさ!

 

ハジメ達「「「「「わ(きゃ)ああああぁぁぁ!!?」」」」」

 

 

鬼が迫ってきた為、ハジメ達は壊れたドアの穴から隣の職員室に逃げた。

 

鬼は職員室に逃げたさつき達に聞こえるように鬼は「友達になろう……」っと言った。

 

 

レオ「も、もう駄目だ!」

 

さつき「あっ!」

 

 

レオが恐怖で涙目でそう言い、敬一郎も恐怖でさつきに強く身を寄せると、さつきは祖母のの肖像写真を落としてしまった。

 

肖像写真が落ちると、落ちた拍子に肖像写真の額縁の底板が外れ、中から一冊の本と二つの古い札が貼られた黒い石が出てきた。

 

 

ハジメ(なんだ?この石?)

 

敬一郎「あっ!ねぇ、この絵あのお化けだよ!」

 

桃子「……本当」

 

 

ハジメは額縁から出てきた黒い石を気になったが、敬一郎が落ちた際に開いたページにあの鬼が描かれているのを見つけ、ハジメも本の方を見た。

 

レオが本に書かれた鬼【天の邪鬼】の名を読むと、さつきは本を持って読み始めた。

 

 

さつき「3月15日、天邪鬼が出た魔法陣で火を囲んで『じゃくじゃく眠れ』と呪文をとなえたら、裏山の大くすの木の中に入って霊眠してくれた。

 

桃子「霊眠って?」

 

レオ「お化けを浄化して、眠らせる事です」

 

ハジメ「じゃ!それと同じことをすれば!あいつを眠らせられるんじゃ!」

 

 

ハジメ達が再び校長室の方を見ると、天邪鬼は「へへへっ!楽しいぜぇ~!」っと言いながら、こちらに来ようとしていた。

 

 

レオ「やってみましょう!僕、魔法陣は書けます!」

 

桃子「でも火は?」

 

さつき「理科室!理科室に行けば!」

 

ハジメ「!そうか!アルコールランプ!」

 

 

天の邪鬼を倒す方法を知ったハジメは、二つの黒い石を拾ってさつき達共に理科室に向かった。

 

ハジメ達は理科室に向かおうとすると同時に、校長室にいた天の邪鬼が入ってきた。

 

 

鬼→天の邪鬼「逃がすかーーー!!

 

 

 


 

 

 

【理科室】

 

 

 

理科室に到着したレオを除いたさつき達は、魔法陣の為の場所を開けると同時に出入り口にバリケードを作り、レオは慣れた手つきで魔法陣を書き始めた。

 

その間にハジメがアルコールランプを見つけた。

 

レオ「できました!」

 

天の邪鬼「うあああぁぁぁっ!!!

 

 

レオが魔法陣を完成させると同時に、天の邪鬼が入口にバリケードを破壊しても雄たけびを上げて入ってきた。

 

 

さつき「みんな!魔法陣の中へ!」

 

 

さつき達が魔法陣の中に入って、ハジメがアルコールランプを置き、桃子が火を付けようとするが、最悪な事にずっと使われてなかったマッチは湿気って火が点かなかった。

 

 

ハジメ「!くっそおおおぉぉっ!」

 

さつき「ハジメ!?」

 

 

へへへっ!」っと嘲笑いながらさつき達に近づく天の邪鬼を止めようと、ハジメは理科室の椅子を持ち、天邪鬼に向けて投げるが、天邪鬼は余裕に飛んできた椅子を払いのけた。

 

 

天の邪鬼「へへへっ!なんだお前、またオレと遊んでくれるのか?

 

ハジメ「ああ!今度はトコトン付き合ってやるぜぇ!」

 

 

ハジメはそう言いながら拳を鳴らし、天の邪鬼が壊した机の脚を拾い構えて、天の邪鬼に立ち向かった。

 

しかし、天の邪鬼はそれを避けると、巨腕でハジメを払い飛ばした。

 

 

ハジメ「ぐあっ!?……こんの!!」

 

 

払い飛ばされたハジメは、起き上がって再び天の邪鬼に立ち向かった。

 

天の邪鬼はそんなハジメを、巨腕で叩き飛ばしたり、叩きつぶしたりしてなぶり始めた。

 

 

さつき「ハジメ!!!」

 

天の邪鬼「へへへっ!楽しいねぇ!

 

 

なぶられ、壁に叩きつけれられたハジメの体からは至る所から血が出て、ボロボロの状態で壁に座り込む様に崩れた。

 

 

天の邪鬼「ひひひっ!そろそろ……殺してやろうかな?

 

 

天の邪鬼はそう言いながら舌を回して、ハジメに近づき、ハジメは立ち上がろうとするが、大量出血で脚に力が入らず、動けなかった。

 

 

さつき「ハジメ!」

 

敬一郎「お兄ちゃん!」

 

レオ「ハジメ!」

 

桃子「早く!早く付いて!!!」

 

 

さつき、敬一郎、レオは助けたいが、恐怖で動けずハジメの名を叫び、桃子は焦りながも必死にマッチに火を付けようとしていた。

 

そして、天の邪鬼がニヤニヤッ!と嘲笑う表情で、ハジメの頭を掴もうとした瞬間……。

 

 

さつき「やめてえええぇぇぇ!!!」

 

 

さつきの悲痛の叫びに応えるように、ハジメのズボンのポケットから赤い光が溢れ出した。

 

 

 


 

 

 

天の邪鬼がハジメを殺そうとした瞬間、さつきの叫び共鳴するようにハジメのズボンのポケットから赤い光が溢れ出た。

 

 

天の邪鬼「な!?なんだこの光は!?

 

ハジメ「こ、これは?」

 

 

ハジメは辛うじて動く腕で、中に入れていた黒い石を取り出した瞬間、黒い石に貼られていた札と石が砕け、黒い石の中から機械的な何かが出てきた。

 

ハジメがその機械的の何かを見た瞬間、ハジメの脳裏に見覚えのない記憶が脳内を駆け巡った。

 

……奴婢の頃の記憶……闘神士の訓練……相棒との出会い……相棒との戦い……自分の最期……そして、相棒の名……。

 

それらの記憶を思い出し、自身の前世を思い出したハジメ、そしてハジメは皆を守る為、そして生き残る為に、1000年の時を超え神操機(ドライブ)を展開させた。

 

神操機を展開させた瞬間、ハジメの前に大襖が出現し、そこに一体の影が現れた。

 

 

○○「お主か、拙者と契や……」

 

ハジメ「フジ…か?」

 

○○→フジ「!?どうして、拙者の名を?」

 

 

襖の奥の相手、フジは自身の名を言い当てられた事に動揺するが、ハジメは苦笑いしながら答えた。

 

 

ハジメ「へへっ、何年一緒にいたと思っているんだ?相棒の名を忘れる訳ねぇだろ?まぁ、思い出したのはついさっきだし、千二百年前の事だとしな……」

 

フジ「あ、相棒……千二百……まさか!!?○○○○か!!!?」

 

ハジメ「ああ、フジ、久しぶりだな。」

 

 

ハジメは前世の名を言われ、気さくに返事すが、襖の奥のフジは体を震わすと、大襖から剣が突き破って伸び、ハジメの真横を突き抜けた。

 

 

ハジメ「フジ?」

 

フジ「……なぜ?……なぜあの時、拙者を逃した!!!!そのせいでお主は!!!!お主…は…ぐうううぅぅぅぅっ!!!!」

 

 

唖然とするハジメをよそに、突き刺した刀身が震え、声が涙声になりながらフジはそう叫び、涙を流した。

 

フジは自分のせいで、前世のハジメを死なせてしまったと思い、自責の念に囚われていた。

 

そんな苦しそうなフジを見て、ハジメも辛そうに言った。

 

 

ハジメ「悪いフジ、オレのせいでお前を苦しめちまったな。でもあの時、オレはお前を名落宮に落したくなかった。お前はオレにとってたった一人の家族だから……」

 

フジ「!?」

 

ハジメ「ごめんフジ、本当に、ごめん。でも今はお前の力を貸してくれ!今、オレ達は天の邪鬼に襲われてるんだ!このままじゃあいつらも殺されちまう!だから、もう一度オレと契約してくれ!」

 

 

ハジメはフジに謝って現在の状況を説明し、再契約をお願いすると、フジは大襖から剣を抜き、一間開けてフジはこう言ってきた。

 

 

フジ「………一つだけ、約束させろ」

 

ハジメ「?」

 

フジ「二度と自分を犠牲にするな!今度は必ず守り通す!だからもう二度と、自分を犠牲にするな!!!」

 

ハジメ「!ああっ!約束する」

 

 

ハジメはフジと約束すると、神操機をフジに向け、叫んだ。

 

 

ハジメ「今のオレは青山ハジメ!黒鉄のフジ、契約する!」

 

フジ「承知したああああぁぁぁっ!!!!!」

 

 

契約が成立した瞬間、場所が変わり、月明かりが照らす夜の式神界の川の上をフジは走り抜け、川の上に鬼門の文様が出現し、中央の大輪太極図の窓が開く。

 

窓の奥に天の邪鬼がいるのを確認すると、フジは背に収めていた陰陽大剣 右兵衛・左兵衛を柄を握り、窓から出ると同時に天の邪鬼の胸をすれ違い様に切り捨てた。

 

 

フジ「黒鉄のフジ!見参!

 

 

 


 

 

 

天の邪鬼「ぐああああぁぁぁっ!?な、なんだそいつは!?

 

 

フジに斬られた天の邪鬼は斬られた胸を押さえて後退った。

 

 

さつき「え?な、何あいつ!?」

 

レオ「ロボット!?いや、アンドロイド!?何なんですかあれは!?」

 

敬一郎「か、かっこいい!!」

 

桃子「早く!早く!早く!」

 

 

さつきとレオは突如現れたフジに驚愕し、敬一郎はヒーローの様に現れたフジに目を輝かせた。

 

そして、桃子は必死にアルコールランプに火を付けようと、10本目のマッチを擦っていた。

 

 

フジ「○…ハジメ!印は?」

 

ハジメ「大丈夫だ、神操機の印も習得している!」

 

フジ「承知した!なら、いくぞ!」

 

ハジメ「おうっ!」

 

 

フジはそう確認すると双剣を構え、ハジメは神操機を構えた。

 

 

天の邪鬼「この~、よくもやりやがったな~!

 

 

天の邪鬼は振り上げた右拳をフジに目がけて振り落とすが……。

 

 

ハジメ「【震】【離】【兌】【離】!」

 

フジ「必殺……」

 

 

ハジメが印を切ると、フジは右兵衛・左兵衛を逆手に持ち……

 

 

フジ「【逆手下克上】(さかてげこくじょう)!!!」

 

 

頭上で旋風させて、天の邪鬼の腕を逆に弾き飛ばした。

 

 

天の邪鬼「ぐあっ!?

 

さつき「きゃっ!?」

 

 

右手を弾き飛ばされた反動で、天の邪鬼は教室の端までぶっ飛ばされた。

 

更に、旋風の風圧でさつきのスカートがめくれ、水色の水玉柄パンツが露出し、さつきは慌ててスカートを押さえた。

 

 

桃子「付いたわ!」

 

 

フジが技を終えた後、やっとマッチに火が付き、桃子はアルコールランプに火をともした。

 

 

レオ「!皆さん、魔法陣の中に!」

 

さつき「ハジメ!」

 

 

レオと敬一郎は先に魔法陣に入り、さつきはハジメに肩を貸し、ハジメを魔法陣の中に連れて行く。

 

 

天の邪鬼「に、逃がすかー!

 

 

教室の端までぶっ飛ばされた天の邪鬼は立ち上がると、ハジメ達を逃さんと腕を伸ばしてきた。

 

 

ハジメ「っ!フジ!」

 

フジ「承知!」

 

 

それを見たハジメがフジの名を叫び、答えたフジが、ハジメ達の前に立つと、ハジメは更に印を切った。

 

 

ハジメ「【坎】【離】【坎】【兌】!」

 

フジ「必殺……」

 

 

ハジメが印を切ると、フジは頭部の大顎で迫ってきた天の邪鬼の腕を大顎で挟んだ。

 

 

フジ「【百戦錬磨金剛郷】(ひゃくせんれんまこんごうきょう)!!!」 

 

天の邪鬼「ぐあっ!?は、放せぇっ!?

 

フジ「断る!」

 

 

挟まれたあまりの痛みに、天の邪鬼は腕を抜こうとするが、フジは体を踏ん張り決して放そうとしなかった。

 

 

ハジメ「今だ!さつき!」

 

さつき「ええっ!みんな呪文を!」

 

 

フジが天の邪鬼の動きを止めたているうちに、さつき達は呪文を唱えた。

 

 

さつき達「「「「「じゃくじゃく眠れ!じゃくじゃく眠れ!」」」」」

 

 

さつき達が呪文を唱えると、魔法陣が光り、アルコールランプの火が激しく燃え上がると、フジが挟んでいた天の邪鬼の腕が粒子化して消えて行った。

 

 

さつき達「「「「「じゃくじゃく眠れ!じゃくじゃく眠れ!」」」」」

 

天の邪鬼「ぐああぁぁっ!?おまえら!どこでその呪文を!?はっ!それは!?

 

 

天の邪鬼は崩壊しながら、さつき達が自分の霊眠させる呪文を知っている事に驚くと、さつきが持っているおばけ日記を目にした。

 

 

天の邪鬼「や、やめろ~~~~!!!

 

さつき達「「「「「じゃくじゃく眠れ!じゃくじゃく眠れ!」」」」」

 

 

そして最後、魔法陣の光とアルコールランプの火と共に天の邪鬼は消えた。

 

 

さつき「消えたの?」

 

 

さつきがそう言うっと、敬一郎を除いた全員が力が抜けてその場に座り込んだ。

 

 

レオ「呪文が効いたようです」

 

桃子「そのおばけ日記のおかげね……」

 

 

レオは呪文が効いたことに安堵し、桃子はおばけ日記を見ながらそう言った。

 

 

さつき「ええ、でも何でこんな日記が額の中に……」

 

 

さつきはそう思いながら日記の裏返した。

 

 

さつき「ママだママの日記が書いてある!」

 

 

日記の裏には、さつきの母の旧名・神山加耶子の名が掠れているが書かれていた。

 

 

敬一郎「じゃ、これママの日記なの?」

 

さつき「そうよ敬一郎、ママは私達を見守ってくれているのよ……」

 

 

敬一郎がさつきに近づくと、さつきは敬一郎を寄せて、母が自分たちを守ってくれたと思いうれし泣きをした。

 

 

ハジメ「……ふぅっ。なぁフジ」

 

フジ「ん?」

 

 

ハジメはさつき達の方を見て安堵し、フジに声をかけた。

 

 

ハジメ「また、よろしくな!」

 

フジ「ああっ!」

 

 

ハジメが笑いながらそう言うとフジも微笑みながら返事を返した。

 

 

 

つづく

 

 

 







次回予告



フジ「天の邪鬼の霊眠に成功するさつき達、しかしその霊眠は間違えだった」

フジ「ケガをしたハジメは病院に運ばれ、治療を受けて自宅で安静にするように言われる」

フジ「お見舞いに来たさつき達にハジメは自身とフジの前世を説明する」



次回 第2怪の壱「ハジメの前世と封印されし天の邪鬼」



フジ「印を切れ、それが我らの力だ!」



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