雷帝の龍と素晴らしき世界   作:とまとのそぼろにうどん

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カリュブディス?…プラズがヴェルドラの魔素抑えてたからいないよ。

映画見ましたか?作者は友達と

「やはり紅蓮の絆編か…いつ出発する?私も同行する」

してきました。




誘拐犯はギィっさ

 

 

あのあと、リムルたちと一緒に森へ帰った。

その後、オークたちの処分やらなんやらで成り行きでリムルがジュラの森大同盟の盟主になった。これは実質的にジュラの森の王になったのと同じである。

 

更に、魔王が来た。ミリムとか言ったけな。

初対面の私に

 

「久しぶりなのだー!」

 

といって抱きついてきた。

私は魔王とあったことは…あるなぁ…けど別人だよね…?

 

 

 

でもミリムはあのいけ好かない紳士風ではなく、子供である。そもそも性別からして違うし、強さも全然違った。

いやあ、危なかったよね。リムルが来るまで一対一で戦ったからね。

え?私じゃ魔王とは一対一では戦えないだろって?後で説明する。

ちなみにミリムとかいう魔王はリムルが手なづけた。子供は甘いものに弱い、はっきり分かんだね。ミリムはリムルと

 

 

「マブダチなのだぁー!うわぁーはっはっはー!」

 

 

といっていた。よく遊びに来るし、最近ではこっちに寝泊まりもしている。

とはいえ、風呂で泳ぐな。

 

 

 

 

 

さらにさらに、街にフォビオとかいうやつがめっちゃ偉そうにしてて

 

 

「ここはカリオン様が支配するにふさわしい…そうは思わんか?」

 

 

とリグルドに問い、

リグルドが

 

 

「ご、ご冗談を…」

 

 

と返したら殴ったらしい。

で、怒ったミリムにグーで制裁された。なおリムルがカリオン連れて出直せとか言ったらしい。度胸あるね。

今そんな状況じゃないけど。

 

ちなみにそのフォビオは後々とある魔人に騙されてまた魔王化して街を襲ってきたけど私が殲滅した。リムルはイングラシアに行ってたからね、しょうがないね。

なおフォビオは助けた。そしたらリムルから何かかり音が来たと可燃龍が飛んできたけど無視だ、無視。

え?そもそも魔王に私では勝てないだろって?

説明するって言ってんだろ。

 

 

まあとりあえず、私がなぜミリム相手に時間稼ぎをすることができたのか(ミリム曰く、結構強めにやったらしい。私まじで死ぬところだった危ない。)とか、なぜ魔王化してるやつを殲滅できたのかとか色々話そう。

 

その理由は、

 

 

「んで、なんでてめえがそんな事になってんだ?」

 

 

「ハハハ、よくわかんないんだよね。けどこの体にしたのはザードだからね?」

 

 

私の代わりに最強の魔王+竜種と話している、このプラズと言うやつである。

プラズ、めちゃくちゃ強い。使っている技もスキルも体も全部同じなのに出力がぜんぜん違う。本人は

 

『まあ僕だからね』

 

といっていたが、使うものの魂によってこんなにも差が出るのかと思ってしまう。理由を聞いてもプラズは

 

『使い慣れているから。ラズも、使い方を覚えれば簡単だよ。』

 

といっていたが全然できない。というか『空想之神』自体が難しい。

プラズは簡単に制御しているが、私は制御することで精一杯である。まあ力を開放するだけでも十分強いのだが。

ちなみに今やっているようにプラズと私は意識の切り替えが可能である。

 

 

そして、今目の前でプラズとお茶会をしながら話している赤い髪の男性はギィ・クリムゾンといい、最強の魔王らしい。隣に立っている女性はヴェルザードというらしく、この世に『4体』存在すると言われている竜種が一体で、長女の白氷竜というらしい。

 

なぜこの二人とお茶会をする羽目になっているか。

それは、突然のことであった。

 

 

朝、日課となっている散歩をしているとき。

 

 

「今日も風が気持ちよくて、いい天気でいいな〜♪」

 

 

風に揺れる葉っぱや、飛んでいる鳥を見ながら歩いていると。

いきなり風景が止まる。これは比喩表現ではなく、本当に空を飛ぶ鳥は空中で静止し、草木は一切動かず、魔法も何も発動しない。

そんな中で私は動くことが可能であった。

 

 

不思議に思っていると。

 

 

「よぉ、ちょっと話があるんだ、来てもらうぜ」

 

 

とうしろから声をかけられ、振り向くと手刀が迫っているのが見えたのである。

そこで私の記憶は途切れているが、その後の状況をプラズに見せてもらった。どうやらあの一瞬でプラズに切り替わり、手刀を掴んで止めたらしい。

立っていたのは赤い髪の男だった。

 

 

「なに?いきなり。」

 

 

プラズが必死に私の真似をしている。

正直に言うと面白い。

 

 

「ほほう、やるじゃぁねぇか。今から俺とお前とあと一人でお茶会でもしようと思ってな、拒否権はないぜ。おら、行くぞ。」

 

 

そしていきなり風景が氷でできた城に変化する。

そこで私の意識とプラズが切り替わったようだ。

 

 

「それで、要件は?」

 

 

「あぁ、ない。」

 

 

「え??」

 

 

「ちょっとギィ、言い方が悪いわよ。誰だって困惑するわ。」

 

 

 

「あー…簡単に言うと、お前に用はないが用はあるってことだ。まぁ言うよりも呼んだほうが早いか。ほーれ、でてこーい。」

 

 

 

でてこい?私の周りに何かが隠れているのだろうか。

そのまま数秒が立つ。何も出てこない。

 

 

「チッ…しょうがねぇな、いい加減出てきやがれ、『ヴェルプラズ』。話すことがあるんだ。」

 

 

すると、私の意識がまたもや落ちる。

そうして、この状況に至るというわけだ。

 

 

(さっきまで意識なかったのになんでいきなり?ていうか体の主導権プラズだし…)

 

 

『それについては、多分ラズが「慣れた」からじゃないかな。このまま慣れていけば、多分

あれを使うときや出力最大で技を打つときに制御がまあまあ楽になるよ?』

 

 

突然だが、私は普段スキルや技を使うときにはプラズに制御を手伝ってもらっている。

というかそうしないと私の『天空之王』が制御できない。このスキル、不思議なことに出力を最大にすると能力が変わって段違いに強くなるんだよね。

 

プラズによると、流石に出力は無限大ではないらしいけど、私のエネルギー量では半分も引き出せないほど。それでも国の一つや二つは一撃で消し飛ばせるから怖いんだけど。

前に、

 

『100%の出力見てみる?』

 

って提案されたけど、どこに打つ気なんだ。

 

 

話を戻そう。

プラズさん、ヴェルプラズって誰?

 

 

『ボクだよ。』

 

 

あなたって、もしかして竜種?

 

 

『企業秘密、といっておくよ。』

 

 

目の前の二人とはどういった関係で?

 

 

『友達と兄妹。』

 

 

女性の方ってどう見てもヴェルザード様だよね?

 

 

『そうだよ?』

 

 

つまり竜種だよね?

 

 

『…ナンノコトカナー、ボクチョットワカラナイナー。』

 

 

竜種ってヴェルドラ様、ヴェルザード様、ヴェルグリンド様、そして創造神ヴェルダナーヴァ様の4体って常識だよね?それ教えたのプラズだもんね?

 

 

『ほら、それよりも魔王様のお話聞こうよ?』

 

 

話しそらしてるよ…

まあ今は許してあげよう。

 

 

 

「おい、ヴェルプラズ。端的に言おう。ジュラの森大同盟とクレイマンの野郎のジスターヴが戦争状態に入った。それで、クレイマンの呼びかけで近々魔王たちの宴が開かれる予定だ。それに、俺と一緒に参加しろ。」

 

 

「ちなみにミザリー、レインと一緒に私も料理するわ。これでも練習していたのよ!」

 

 

 

 

 

え?!リムルたちとあのバカ魔王が戦争始めたの?!

なんで?!

 

 

『うん、まあ簡単に言うとあのバカめっちゃリムルにちょっかいかけたりファルムス操って戦争仕掛けさせたりして、リムルがキレた。ちなみに、ラズはだいぶ眠ってたから知らないと思うよ。』

 

 

ええ…

もしかしてリムルってそれに呼び出し食らってる?

 

『うん。まあ、魔王に覚醒したっぽいし大丈夫でしょ。』

 

え、覚醒したのか…覚醒ってなんだ…わからんことだらけだ…

 

 

 

「ほーほー。ちなみに、誰が賛同しているんだい?色々、説明がほしいな。」

 

 

「チッ、お前なら調べればわかるだろうがよ…まあいい、説明してやる。

まず、今回の提案者はクレイマンだ。傀儡国ジスターヴの王だな。

議題は、『魔王を名乗る不届き者への処分。』そいつがあいつと戦争しているジュラの森大同盟の盟主をやっている。なんでも、ヴェルドラを手懐けたそうだ。

で、賛同者はクレイマン、フレイ、そしてミリムだ。

不思議じゃないか?ミリムとフレイはかなり賢い。なのに、こんな薄っぺらい議題に賛同してるんだぜ?まぁ、ミリムの方はただただ暇つぶしの可能性もあるがな…」

 

 

 

 

「兄さんも探ってみて。ヴェルドラちゃん、復活しているでしょう?だいぶ反応が弱いから弱っているみたいだけ「いや、オーラを隠せるようになっているだけみたいだね。ヴェルザードを騙せるようになるとは、成長したね。」…兄さんが言うのなら、本当のようね。にしてもあの娘、暴れることしか興味ないと思っていたのだけどねぇ…?」

 

 

 

「うーん、まぁ参加するよ。で、それはいつからだい?」

 

 

 

「今からだ」

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

すると、横に扉と二人のメイド服を着た悪魔が出現した。

どうやらこの扉が会場へのテレポート用らしい。

 

にしても、あの二人強いなー。

見ればわかる、その練り上げられた魔力…貴様ら、原初の悪魔だな?

 

 

『そうだよ』

 

 

そうなの。じゃあ、二人が緑と青か。

他の5人にもあってみたいな。

 

 

『目の前の魔王が赤だよ』

 

 

え?

 

 

『黒にはいずれ会えるよ?』

 

 

そうなのか…

 

 

『ラズは一旦、寝てて!』

 

はい?

いくらなんでも話が急すぎる、チョット待てと講義しようとするが抵抗虚しく私の意識は闇に落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いきなり変わる設定にはなれてくださぁい


来週の雷帝の龍と素晴らしき世界は〜?
論破王リムル、
クレイマンフルボッコだドン、
もう一回遊べるドン!
の三本立てでお送りしまーす!

このあとヴェルプラズは魔王の宴の前に最古の魔王プラス竜種の内誰かに合わせようと思うんだけど誰がいい?ちなみにVSファルムスには不参加です。

  • ギィ&ヴェルザード
  • ギィ(単体)
  • ダグリュール
  • ミリム
  • ラミリス
  • ヴェルグリンド
  • イヴァラージェ

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