家庭教師ヒットマンREBORN 〜リボーンに新しい教え子ができた話〜   作:リュウセイ太郎

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標的6 格闘娘と遭遇!

「はっ!!」

 

グハー!!

 

「とりゃー!!」

 

グフッ!!

 

目の前の金髪の女子生徒はどんどん男たちを倒していたが

 

「はあ...はあ...」

 

微かに息切れしている。このままだと押し切られる!

 

「お、おい!!」

 

ヤベェ!つい反射的に叫んでしまった!

 

「あぁ!?なんだテメェは!?」

 

「!?(あの制服、僕と同じ!? まずい!!)」

 

まずい!助けようとは言ったものの、この人数を俺と瑞樹だけで!?

 

「ええい!!テメェらも殺してやる!!」

 

男がバットで俺の頭を殴りつけようとしていた

 

ヤベェ!!身体が動かない!!死ぬ!!

 

俺は恐怖のあまり目をつむった

 

「ガハー!!」

 

しかし、どこも痛くない、あれ?

 

恐る恐る目を開けると

 

「え!?」

 

男がうずくまっていた

 

「下がって、あなたは私が守る」

 

そういう瑞樹の手には日本刀が握られていた

 

女の子に守ってもらうのは男として少し情けねぇが、仕方ねぇ...

 

だが、少しでも俺に出来ることはないのか?

 

そうこう考えていたら

 

「おい!!アイツらもマフィア学校の生徒だ!!ぶっ殺せ!!」

 

オラーーー!!!

 

リーダー格の大柄の男の号令と共に一斉に男たちがこちらに襲いかかってきた!

 

すると、金髪の女子生徒が

 

「僕が時間を稼ぐ!早く逃げろ!」

 

ダメだ!逃げたら、この子は絶対助からない!

 

「いや、俺たちも戦う!お前を放って置けねぇ!」

 

俺がそう言うと続いて瑞樹も声を上げた

 

「元よりあなたを助けるつもり、いまさら引くつもりはない!」

 

「君たち...

 

分かった!恩に着る!」

 

金髪の女子生徒も改めて臨戦体制をとる。

 

「くたばれ!!」

 

男の1人が鉄パイプで金髪の女子生徒を殴ろうと振りかぶる

 

「お前、危ねぇぞ!!」

 

しかし、

 

ガキーン!!

 

金髪の女子生徒が蹴りで向かってきた鉄パイプを破壊した!

 

そしてそのまま、

 

「とりゃ!!」

 

グハー!!

 

後ろ回し蹴りで男の腹を蹴り飛ばした!

 

強い!だが、鉄パイプを破壊するなんて、いくら何でもおかしいだろ!?

 

そう思いながら、彼女の足元を見ると黄色い炎を纏っていた

 

「あれは死ぬ気の炎!?」

 

そういえば、瑞樹が死ぬ気の炎は7種類あると言っていたな。

 

ん?炎?匣?

 

そうじゃん!俺も戦えるじゃん!瑞樹からもらったリングと匣使えば!!

 

よーし、それじゃあ早速、リングに炎を...

 

...あれ、どうやるんだ!?

 

気づけば見る見る男たちは倒されていった。

 

残ったのはリーダー格の大柄の男だけとなった。

 

 

 

「残りはあなただけ」

 

瑞樹が遠回しに投降を促すが、男は聞く耳を持たず、

 

「この...クソアマァ!!」

 

男はサーベルを取り出し、瑞樹に斬りかかった!

 

すると、瑞樹は呆れるように

 

「剣は振り回せば良いわけじゃない」

 

と言い放ち、瑞樹は日本刀を構え、男に向かっていった。

 

「時雨蒼燕流 攻式八の型...」

 

「死ねぇ!!」

 

男がサーベルを振り上げたと同時に

 

「グハー!!」

 

男は瑞樹の斬撃を浴びた

 

「....篠突く雨」

 

それを見た俺は思わず

 

「す、すげー....」

 

と口に出していた

 

それに続くように金髪の女子生徒も

 

「(この剣士、出来るな...)」

 

と心の中で思った。

 

何とか終わったかー!でも俺、何の役にも立たなかったなー....

 

でもまあ、この娘は助けられた

 

「お前大丈夫か?」

 

俺は金髪の女子生徒に声を掛けた

 

「ああ、おかげで助かった、改めて恩に着る!」

 

元気な返事が帰ってきた

 

「俺は北見和彦、こっちは宮永瑞樹」

 

俺は自己紹介をした

 

「僕は佐々木 遥だ。よろしく!」

 

なんて会話をしていたら、

 

「皆さーん、そろそろ学校へ向かいましょう!」

 

運転手が俺たちを呼んだ

 

「あ!そういえば!、良かったら佐々木も乗ってくか?、瑞樹良いだろ?」

 

「構わない」

 

「なら、お言葉に甘えるよ」

 

こうして、俺は瑞樹と佐々木と共にようやく学校についた!


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