前回はミオしゃがご飯を持ってきてくれたのとスキルの確認をしただけでしたので今回はしっかりと入学前の準備をしていきましょう!
寝たのは朝だったので目が覚めると太陽はすでに登りきって外は凄く明るかった。
「そういえばご飯を持ってきてくれてたな。」
ミオが持ってきてくれたご飯を取りに冷蔵庫へと向かい取り出した。
「…美味し」
貰ったご飯を食べるととてもおいしかった。
「後で返しに行こう。」
そう言って全部、残さず食べると水につけた。
「さーて、どうしようかな。」
街へ出かける
身体を鍛える
読書をする
身体を休める
ここはアイテムなどの装備品を整えていきましょう!
ということで街へ出かけましょう!
出かけるために目に入った適当な服を着て、必要な財布や携帯を身に付けると家を出た。
「さぁ、どこに行こう。」
雑貨屋さんに行く
本屋さんに行く
武器屋さんに行く
ここは一旦本屋さんに行きましょうか。欲しいと思っているものがなかったら他の2つのとこに行きますが。
「本屋さんに行ってみるか」
行くところを決めて本屋さんに向かおうとすると天気が少し危ない気がした。
天気が悪そうだ、外出をやめるか?
多分大丈夫。雨は降らないはずだ。
ここでも選択肢ですか?上を選ぶと家での行動とスキルポイントがもらえて、下を選ぶと恐らくホロメンとのイベントがおきますね。
こんなの下一択ですね!
「そういえば……」
(今日の天気は一日晴れです。)
「って言ってた気がするな。」
そういうと傘も何も持たずに出かけた。
ピロン
『4/2本日の天気は雨です。外出する際には傘を持ち歩くことをお勧めします。』
スマホにそんな通知が来ていたことも知らずに。
「よーし、到着!」
家を出てから20分程のところにある本屋さんに到着すると中には行っていった。
「さーて、どんな本があるかな。」
そうして店内を見て回ると面白そうな本を見つけた。
「罠設置の作り方?なんか面白そうだな。」
よっしゃ!お目当ての本を一発で見つけることができました。寛貴くんは変身ができれば負けませんが逆をいうと変身できなかったら今の状態じゃ危ないんですよね。
というわけでこの罠設置を使えるようになるスキルが欲しかったんですよ!これがあれば時間稼ぎをすることもできますしね、空を飛ばれない限り。
「お?これは……」
そうして手に取ったのは表紙が黒く塗りつぶされ開くことのできない本だった。
「何だこれ?これも買っとくか。」
レジへと持っていくと店員さんに驚かれた。
「これを買うんですか?私達も内容のわからないのに。」
「はい、大丈夫です。」
「……万が一何かあっても返品を受けませんからね。」
大丈夫というと、念を押すように言われそして店員さんの顔は少し明るかった。
(やっと不安なものが売れた!)
少し悪寒が走ったが、
そうして2冊の本を買い店を出ると外に出ると土砂降りの雨が降っていた。
「嘘だろ!天気予報は晴れって言って…たの…に」
スマホを見るとそこには通知が届いていた。
『4/2本日の天気は雨です。外出する際には傘を持ち歩くことをお勧めします。』
「ハァー、雨宿りするかぁ。」
店の外についているベンチに座るとさっき買ったばかりの本を読み始めた。
「雨、止まねえ!」
そう、買った本を読み雨が止むのを待っていたが一向に雨が止む気配がしないのだ。
「どうする、濡れながら帰るか?嫌でも、本が濡れるしなー」
そうして悩んでいると後ろから声を掛けられた。
「あの~どうかしましたか?」
後ろを振り向くとそこにはいつも見ていた黒い耳ではなく白い耳がぴょこんと動いていた。
「お困りでしたら、傘に入ります?」
その白い耳の少女は俺に救いの手を差し伸べてくれた。
「へ?いいのか?」
「構いませんよ。困ってるときはお互い様ってよく言うじゃないですか。」
「じゃあ、お言葉に甘えておねがいします。」
そうしてその少女の傘に入れてもらうことにした。
「どうして、あそこで座ってたんですか?」
「今日は雨振らないと思って傘を持ってなかったんだ。」
「え!でも今日の天気予報は雨って言ってましたよ。」
「やっぱ、そうなのか。じゃあ俺が見たと思ってた天気予報は、何だったんだ?」
「ちなみにその見たっていう天気はどうだったんですか?」
少し笑いそうになりながら聞いてくる。
「一日晴れって。」
「それ、昨日の天気ですよ!」
遂に笑うことを隠そうともせずに笑ってきた。
「何だよ、笑わなくたっていいだろ。」
「いや、でもだって、ふふっ。一日ズレた天気予報見てるなんて、あははっ!」
そんな話をしているうちに天気はいつの間にか良くなっていた。
「あっ!晴れましたね!じゃあ、白上はこっちなので、また会いましょう!」
「あっ、ちょっとまって!」
「はい?なんですか?」
「名前、名前を教えてほしい。俺は宝生寛貴。君は?」
その少女は顔をニコッと笑うと名前を教えてくれた。
「私は白上フブキっていいます。よろしくお願いしますね!」
そういうと手を振り去っていた。
「またね!」
「ああ、またな。」
《白上フブキと知り合った。》
ちょっと予想外なとこから来ましたね。この間知り合ったトワ様かししろんかとおもいましたが白上フブキこと
フブちゃんでしたね。それにしても相合い傘なんて、羨ましいですね。
まぁ、今回は目的の本とフブちゃんと知り合うことができたので良かったです。
ということで、今回はここで終わろうと思います。
See you Next Game