どんなに辛くても、どんなに苦しくても。歩く。   作:シグザール

5 / 9
どうも、シグザールです。


さて、今回は最後らへんに絵名が登場します。
ちょっとしか出ませんけど。




絵名「もうちょっと出番増やしなさいよ!」





じゃあ次回予告お願いします。





絵名「えー,........まあいいけど。」


 


気を取り直して、どうぞ!!


第五話 はじめてのコト

彰人の部屋.......

 

 

 

 

 

 

 

彰人「......」

 

 

蒼芽「.........」

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、オレと蒼芽は互いに肩を掴み合っている。

別に、喧嘩をしているわけではない。

きっかけは昨日、蒼芽が「ある事」を言い出した。

それで、それをしようと半ぱ強引に約束をされた。

別に断ってもよかったんだが.....

正直、その「ある事」は、オレにとっても、ちょっとは考えていた。

しかし、オレは蒼芽と一緒にいるだけでいい。

別にその...........................

 

 

 

 

 

 

 

 

考えても仕方ない。

の前に、考え事も出来ないぐらいに頭と顔は真っ赤だ。

せめて、考え事が完全に出来なくなる前に、昨日の事を思い出しておく。

そう、これは蒼芽が言い出した事だった。

 

 

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

神山高校、1ーC........

 

 

 

 

昼休み、オレは蒼芽にこんな事を言われた。

 

 

 

 

 

 

蒼芽「はっ、あたしたち、恋人らしい事をしていない!?」

 

 

 

 

 

 

.......いきなり何を言い出すんだこいつは........

 

 

 

 

 

 

彰人「なんだ、藪から棒に?前にデートにいったろ?」

 

 

蒼芽「ううん、そうじゃなくて.....」 

 

 

彰人「.......まて。その先をここで発するな。言いたい事はわか....」

 

 

蒼芽「キス、してないな、って.......」

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

クラスメイト全員「えええええええええええっ!!!!?!??!」

 

 

 

 

 

 

 

 

耳が裂けそうな声でクラスメイトたちが騒いだ。

後になって思うが、よくこんな騒いで先生来なかったな.........

 

 

 

 

 

 

 

彰人「み、耳がぁ.....」

 

 

蒼芽「痛い.......」

 

 

 

 

 

 

 

このクラスの男子がオレに、女子が蒼芽に向かってきた。

そして質問攻め。

 

 

 

 

 

 

 

クラスメイト女子「蒼芽ちゃん、え、うそぉ!?あ、あんなに学校でイチャイチャしてるのに....?」

 

 

蒼芽「だ、だって.....恥ずかしいし.....」

 

 

クラスメイト女子「じゃあ、抱きついたりしてるのは.......?」

 

 

蒼芽「そ、それは、いつもしてるから....」

 

 

クラスメイト女子「ああ、もどかしい.....!」

 

 

 

 

オレはオレで質問攻めされたの、だが......

思い出したくもない。

会話の内容が明らかに上にすぎるのだ。

こう、言葉で言ってはいけないような.....

言葉にするのもおぞましい。

もう一度聞こうとも思わないし、聞きたくない。

 

 

 

 

 

 

 

この日の帰り道、並んで歩いているオレは蒼芽にこう言われた。

 

 

 

 

 

 

「明日、キスするからーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言った後、蒼芽は走り去って行った。

 

 

 

 

 

 

 

言うまでもなく、オレはその場に固まり、持っていた鞄を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

彰人「......無理だ。」

 

 

蒼芽「え......?」

 

 

彰人「別に、蒼芽と、がいや、って事じゃない。ただ.......」

 

 

蒼芽「ただ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彰人「........その。急にする、って言われて......心の準備とか出来てなかったし.....それに。オレがこんな事していいのか、って。ずっとオレが好きだった人と。オレは蒼芽がしたい事ならなんだってする、って決めてたのにな。いざ、こういう事するってなったら.....うまく出来るかだってわからねえし......」

 

 

蒼芽「.......らしくない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言った途端、蒼芽がオレに顔を近づけた。

そのまま口と口がくっついた。

柔らかった。

ずっとくっつけていたかった。

でも、その前に、オレの頭がパンクした。

 

 

 

 

 

 

 

 

彰人「は......っ!?」

 

 

蒼芽「そんなに考えなくていいよ。あたしは彰人が大好きなんだから。あたしだって、彰人がしたい事はなんだってするよ?だから.......。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言いながら上目遣いをされた。

吹っ飛びそうな理性をなんとか繋ぎ止め、蒼芽に顔を合わせる。

 

 

 

 

 

 

 

彰人「......いいんだな。本当に。」

 

 

蒼芽「うん。」

 

 

彰人「じゃあ、行くぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って、また、口と口がくっついた。

さっきみたいな、驚きみたいなのはもうない。

あったのは、ただ単に「幸せ」という言葉と気持ち。

ずっとこうしていたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

蒼芽はそう思ってくれているのだろうか。

こんなオレでも、ちゃんと幸せになってくれているだろうか。

そんな事も少しは考えた。

けど、すぐに考えるのはやめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、息が続かなくなってきたので、口をお互いに離した。

少し息を整えてから、互いの顔を見つめあった。

別に変なところはないのに、笑い合った。

理由は分からない。

けど、その笑いは心地良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、オレは蒼芽を家まで送った。

別れの際にもう一度した。

離れて、寂しい。と蒼芽が言ってきた。

けど、またいつでも出来る言ったら、「それもそっか!」と返してくれた。

 

 

 

 

 

 

ほんの少しだけ他愛ない話をして、オレは家に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰ると、ニヤニヤしながら姉貴が玄関に立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵名「あんた、たまにはやるじゃない。」

 

 

彰人「.......うっせぇ。」

 

 

絵名「あらあらあら、顔真っ赤よ?」

 

 

彰人「......今は勘弁してくれ。心臓破裂してしまいそうだからな。」

 

 

絵名「もちろん、後でちゃーんと、じーっくり聞くから♪」

 

 

彰人「.........最悪だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く!!




どうも、シグザールです。


さて、次回予告は約束通り、絵名が担当します。
後何か書こうと.....
ああ、そうそう、今回のカラフェスの穂波、当てました。
ダメ元で引いてみましたが、まさか当たるとは.....
読んでくれている皆さんも、どうか推しが当たるように祈っておきます。


では一足先に、シグザールでした!!




ーーーーー



絵名「よーし、ついに出番!次回予告!ついに一歩ずつだけど踏み出せたそーちゃんと彰人。そんな中、彰人たちには内緒で女子会を開く事に。そこで語られる蒼芽の彰人の好きなところ。それは、予想以上に多かった。
次回「検索 惚気話を止める方法」。お楽しみに!......こんな感じでいいのよね?」



カンペ「完璧」



絵名「ふっ、さっすが自分.....!!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。