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「話が逸れましたね、閑話休題…そう、そして貴女はベンタブラックよりも黒く見えるのです」
サルムは目を細めて晴明を睨み付ける
「人という変化し続ける美しき色合いの中に一滴でも貴女の色を混ぜれば忽ち全て、黒くなるのでしょうね…」
「それで…?私達をどうするつもりだい?」
「…この国から出て行って貰いたい、と言うのは土台無理な話でしょう」
「強行手段に出るつもりならそちらに勝ち目があるとは思えないけどね」
「まさか!私の目をもってして底の見えない貴女に勝てるなどとは思ってもいませんよ。私の十二天将でも歯牙にかけないでしょうに」
「…」
「ですので、貴女達の望みを聞きたい。その内容が問題なければ此方も干渉しないように呼び掛けるので」
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「この国の観光だよ、そも人を食おうだなんて考えてなかったさ。君達が先に手を出して来ただけでね」
「それは申し訳ない、しかし彼等としても貴女を放置する訳には行かなかったのでしょう…それ程に貴女は危険だ」
「それはまた随分と…早計過ぎないかい?」
「残り時間が不明な時限式の水素爆弾が歩いてれば当然危惧するでしょう?」
「水爆程度に例えられるなんて随分と精細さに欠ける能力なんだね?その目…」
晴明の額からはいつの間にか汗が滲んでいる
「……何はともあれ、其方がただ観光したいだけと言うのであれば問題はありませんね。本部にも私から報告しておきましょう」
「そうしてくれると有り難いよ」
「おや、感謝されるとは驚きましたね」
「彼とのデートに水を刺されたくはないから、ね…」
「左様ですか、それとこれを彼に…」
一枚の紙をサルムに向けて投げ、紙は無回転でサルムに向かって飛んでいく
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「…名刺ってやつかい?コレ」
「えぇ、申し訳ありませんが私が言ったとて組織の末端に迄話が及ぶには些か時間がかかります故、その時はそれを見せれば証明になるでしょう」
「ふーん…んれ〜」
サルムは名刺を舐る、晴明は突然の奇行を理解出来ず困惑する
「…一体何を─────うっぁア…!」
そしてサルムは名刺を破り捨て、晴明は胸を抑え始める
「確かに、連絡先や役職、組織名が書いてあるし彼にとっては有用だろうね。でも…夫婦の同行を逐一監視しようだなんて失礼じゃないかい?」
「がっァァ…何を、…?」
「理解し易く言えば呪詛返しだよ、逆に君の動向を逐一監視させて貰うだけさ。術を完全にする為にも君の心臓に刻ませてもらうけどね」
「!………規格外、ですね…しかし、破いて良かったので…?」
「もう覚えたから大丈夫だよ…それと───」
ちょっサルムさん!!?
北上から離れ、胸を抑える晴明に詰め寄り、すれ違いながら頬を舐め回す
側から見たら、何とも気色の悪い光景
「深淵を覗く時…だっけ?そんな『目』で覗き込むなら…こっちも覗かせて貰うよ」
「ッ!……藪蛇でしたね、ふふっ…後悔先に立たずか」
「安心しなよ、今苦しいのもじきに消えるし、お互い情報交換も終わった…元の場所に帰してあげるとも」
「………では、ま─────」
何処からともなく現れた襖に挟まれ潰される様に晴明は消えた