真実×嘘〜光を灯せ〜   作:わむ

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初めまして、こんばんは♪
この度プロセカの二次創作を投稿させて頂きます!
至らぬところばかりですが、読んでもらえると嬉しいです。

ではどうぞ!


00 プロローグ

今日も学校の1日が終わる。

まぁこの後すぐに予備校に行くので家に帰れる訳では無いが。

私は準備を終えると、同じ予備校に通っている『朝比奈まふゆ』に声をかけた。

 

「ねぇ、まふゆ!そのまま予備校に行くよね?一緒に行こう!」

 

「うん。ちょっと待ってね。よし、それじゃあ行こうか」

 

まふゆは準備を終わらせると私と並んで歩き出した。

 

まふゆとは小学生の頃からの幼馴染だ。

普通じゃない私に普通に接してくれた唯一の子だ。

まぁ高校に入ってからはみんなと仲良くしているから、小学校のように話す相手がまふゆだけ、なんて事は今は無いけど。

 

 

 

 

 

こうやっていつも通り学校に行って、まふゆと一緒に予備校に行って、家に帰る。

家には年の離れたお兄ちゃんの奥さんがいる。

私から見たら義姉にあたる人だ。

兄夫婦と一緒に暮らし始めたのは一昨年の夏からだ。

私はそれまで…

 

 

 

       孤児院で生活していた。

 

小学4年生の時だった。両親が車の事故に遭って亡くなってしまった。

私は留守番をしていて、当時高3だった、お兄ちゃんは友達と遊びに行っていたから、私たち兄弟は無事だったけど。

 

行きたい大学に受かったお兄ちゃんは、私を置いて一人暮らしを始めてしまった。

私は『本当に』独りになってしまった。

 

それからは孤児だからといじめられて、孤児院では中途半端な年齢だったから、自分が任された家事の上に先輩達の仕事も押し付けられた。

出来なかったら大人の見ていないところで殴られる、蹴られる。

痣が出来た時もあった。

でも大人達は私の痣になど全く気付かなかった。

 

…もう、いいや。

他人に頼るのは辞めよう。

誰も信じない、もう二度と。

何事も疑って。

 

 

 

 

 

 

 

 

予備校から帰って来た私は、自室に行く。

休憩代わりにあそこに行くことにした。

私は慣れた手つきで『untitled』を再生する。

目の前を光が包んだ。

 

 

 

目を開けると、見慣れた真っ黒な世界が広がっている。

 

「零花、いらっしゃい」

 

「?…ミク」

 

ミクの声が聞こえて私は振り向く。

この世界には人の想いの数だけ、セカイというものが存在する。

そして、そのセカイに存在する1人、ミク。

セカイの想いによってミク達の姿形は変わる。

私のセカイのミクは、簡単に言えば黒だ。

ツインテールと服が真っ黒。

 

ミクの方を向いた時、見えた背景に違和感があった。

 

「ミク、あの差し込んでる光は何?昨日来た時は無かった。もし消せるなら消して欲しい」

 

邪魔だから、とその後小声で言う。

 

「あれは……消せない」

 

「…なんで?」

 

「あれは零花にとって大事な物。あの子達と零花を繋ぐもの」

 

「よく分からないけど…ミクが言うなら。ねぇミク、今日はラフ画を持って来たから見…」

 

て、と言う言葉は眩しすぎる光で言えなかった。

急に何だろう?今までこんな事無かったのに。

 

かろうじて目をうっすら開けると、さっきまで光が差し込んでいた穴が大きくなって、人影が見えた。

 

 

 




どうでしたか?

次のイベントえななんバナーですよね。
凄いニーゴ早いんですが、、、
イラスト凄い良かったですけどね。
えななんと幼稚園児が一緒に絵を描いてるの。
なんだかほんわかします…!

ではまた!

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