龍園君と一之瀬さん   作:タティスJr.

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一之瀬&網倉潰し

 

 混合試験が終わって数日が経った。私一之瀬帆波は風邪気味である。理由は昨日翔と野外プレイしたからだよ。ちゃんと監視カメラないところでしたから大丈夫なはず。真冬の野外プレイはダメだね。ホント寒い。でもあのドキドキ感はたまらないけどね。誰かに見つかるかもしれないというスリル感がやばかった。春になったらまたしたいね。教室に着いたけどなんか騒がしいね。

 

「帆波ちゃん!」

 

みんな私の元にやってきたけどどうしたんだろ?

 

「帆波ちゃんとりあえずこれ見てよ!」

 

夢ちゃんが自分のスマホを操作し、画面を私に向けてきた。

 

・網倉麻子は中学時代万引きをしていた。

・一之瀬帆波は犯罪者である。

・一之瀬帆波は中学時代部活動で部員に向かって、ポンコツ、下手くそと言っていた。

 

 そこに書かれていたのは数々の汚名がつらつらと並べられていた。

 

 掲示板に投稿されたものだね。私いつの間にか犯罪者になってる。どうでもいいけどね。部活のは私が転校する前の学校のことだね。だって私のセットで決めきれなかったから、ポンコツと言ってなにが悪いんだろ?それより体が怠いから授業まで寝よう。麻子ちゃん落ち込んでるね。落ち込む必要ないのに。

 

「ごめん……みんな私に話しかけないでくれない……」

 

「帆波ちゃん……」

 

私はそのまま寝た。

 

「龍園の仕業だな。みんなBクラスに行こうぜ。」

 

「そうだよ。柴田君の言う通り龍園君の仕業に決まってるよ。行こう。」

 

AクラスのほとんどがBクラスに向かった。

 

1年Bクラス

 

「木下、龍園まだきてないけどどうしたの?」

 

「伊吹さん愛しの龍園君は、今日風邪でお休みだよ。」

 

 伊吹は顔を真っ赤にしながら否定した。

 

「そんなんじゃないから!ただなんで来てないのか聞いただけ。心配なんかしてないから!」

 

「伊吹さん、安定のツンデレ具合に安心した。あれ?Aクラスの人達ウチらのクラスに入ってきたけどどうしたんだろう?」

 

 Aクラスの生徒たちがBクラスの教室に怒りながら入ってきた。

 

「おい龍園はいるか?」

 

「龍園君は風邪でお休みだよ。柴田君。そんなに怒ってるけどどうしたの?」

 

 柴田はスマホを操作して、その画面を木下達に見せた。

 

「これ!酷いね。書いた人誰なんだろ。」

 

 柴田がキレ気味に

 

「龍園が書いたんじゃないのか?」

 

「はぁ!」

 

「龍園がわざわざそんな狡いことする訳ないじゃん。」

 

「は、どうだが?あの龍園のことだしてるに決まってる。」

 

「そうだよ龍園君のことだからしてるに決まってるよ。」

 

Aクラスのメンバーは、龍園がしたと決めつけてきた。その態度にBクラスのメンバーはキレかけていた。木下が落ち着くよう口を開いた。

 

「みんなとりあえず落ち着いて!勝手に言わせておけばいいよ。Aクラスから陥落するのが怖いから龍園君のせいにしてるだけだよ。」

 

 石崎も木下の発言に同意した。

 

「そうだぜ。こいつらは俺たちを恐れてるから、俺たちのせいにしようとしてるだけだ。言わせておけ。どうせこいつらじゃ俺たちには勝てない。」

 

「なら次の特別試験俺らのクラスと勝負しろよ。そこまで言うなら逃げるなよ。」

 

石崎はバレないように笑みを浮かべた。

 

「ああ!お前らこそ逃げるなよ。」

 

 坂上先生がやってきた。

 

「おや?Aクラスの皆さんホームルームの時間ですよ。Aクラスの生徒たちは教室に戻りなさい。」

 

 Aクラスの生徒は渋々教室に戻った。

 

「石崎やるじゃん。次の試験も勝ち決定だね。しかも」

 

伊吹が関心したように石崎を褒めた。

 

「ああ、しかも一之瀬さんが試験当日うちのクラスに来るというおまけ付きでな。」

 

 1年Aクラス

 

「Bクラスの連中ホントハラタツ。」

 

「柴田君の言う通りだよ。」

 

「お前らBクラスですごい揉めてたがどうした?」

 

「いろいろあったんだよ。とりあえず次の試験Bクラスと戦うことになった。」

 

神崎は呆れた目で柴田達を見ていた。

 

「柴田君この試験勝ってBクラスとの差を広げなきゃね。」

 

「そうだな。龍園達ボコボコにしてやろうぜ。」

 

星之宮が来てホームルームが始まった。

 

 次の日

 

 一之瀬と網倉は欠席した。一之瀬はただの体調不良だが網倉は噂が原因で休んだようだ。龍園はしっかり登校してきたようだ。

 

「お!龍園君体調大丈夫?野外プレイでもして風邪引いたの?」

 

 龍園は木下の発言に驚愕した。

 

「フフ、私気付いてるよ。私が寝てる時二人で育みしてるの?その時野外プレイする日程も、言ってたよね。」

 

 珍しく龍園は焦っていた。

 

「木下頼む。このことは誰にも言わないでくれ。」

 

「えー、どうしようかな。」

 

 木下が龍園をいじってると、Aクラスの生徒がBクラスの教室に入ってきた。

 

「おい龍園!お前のせいで一之瀬と網倉が学校来てないんだけど。」

 

「は〜、また来たの?」

 

木下は呆れた目で柴田達Aクラスのことを見ていた。

 

「あ?体調不良で休みなんじゃねぇのか?」

 

「ならこれはなんだよ?」

 

 柴田はスマホを開いて、掲示板を龍園に見せた。

 

「なんじゃこりゃ?知らねえな。坂柳の仕業じゃねえのか?」

 

「本当に知らねえんだな。坂柳のところに行ってみるか。」

 

「「うん」」

 

柴田達は、Cクラスの方へ向かって行った。

 

「チッ、一体何だったんだ?」

 

「龍園さん大変です。とりあえずこれを見てください。」

 

 石崎はスマホを開いて龍園に見せた。

 

・龍園翔は三股している。

・龍園翔と伊吹澪は肉体関係を持っている。

・木下美野里は中学時代援交をしていた。

 

「なんだこれ?」

 

「悲報、私いつの間にか援交していた。」

 

「龍園となら私……」

 

 3人とも特に気にしてなさそうでクラスのみんなは安心した。

 

「とりあえず、今回の騒動には関わるなよ。余計なことしてポイント減らしたら最悪だからな。」

 

「「はい」」

 

「よし!いい返事だ。伊吹と木下は大丈夫か?」

 

龍園は木下と伊吹のこと心配してるのか?念のため元気か確認してみた。

 

「私は全然大丈夫だよ。」

 

木下はウインクしながら答えた。

 

「私も大丈夫だけど、一之瀬はどうなの?学校休んでるって言ってるからさ。」

 

「これを見ろ」

 

伊吹と木下は一之瀬から送られてきたメールを見た。

 

 翔の可愛い彼女からのお願い♡

 

 私体調崩したから、ハーゲンダッツ10個と美味しいスイーツとコーラとポテチ買ってきてほしいな!あと!ジャンクフードも食べたいからハンバーガーもお願い♡私たちの関係がバレたらまずいから伊吹さんか木下さんに持って来させてね。

 

        翔の可愛い彼女の帆波より♡

 

 木下と伊吹は唖然とした。一之瀬のこと少しでも心配した自分達がアホだったと悔いた。

 

「龍園アンタ苦労してるね。」

 

「ああ、あいつあの噂をいい事に仮病でサボってるだろうな。」

 

 石崎とアルベルト、椎名が龍園達のところにやってきた。

 

「龍園さん!一之瀬さん欠席してるって聞いたんですが?大丈夫ですか?」

 

「心配です。」

 

龍園は椎名と石崎に一之瀬から来たメールを見せた。石崎と椎名も唖然とした。

 

「心配する必要ないですね。」

 

「椎名の言う通り心配する必要ないな。」

 

 坂上先生が来てホームルームが始まった。

 

 

 一之瀬帆波視点

 

 いやーまさか熱下がるとは思いもやらなかったよ。だけど学校は休んだけどね。仮病という病気でね。私は今春高のバレーをみてるよ。「思い出なんかいらん」カッコいいよー。でかい紙あったからアレに思い出なんかいらんって書いて飾ろうと。

 

 インターホンが鳴った。

 

 伊吹さんかな?私はドアを開けたらそこには綾小路君がいた。

 

「綾小路君どうしたの?」

 

「一之瀬お前!仮病か?」

 

綾小路はてっきり一之瀬は噂が原因で落ち込んで休んでると思っていたがそんなことは全くなく、机にはポテチとコーラがあって、TVは点けぱなしこれは仮病だなと綾小路は、判断した。

 

「にゃははは……昨日までは熱があったから念のため今日学校休んだだけだよ。」

 

「そうか、なら明日からは学校来れる感じか?」

 

「うん!明日からはちゃんと学校くるからね。心配かけてごめんね。」

 

明日から学校か、めんどくさいよー。綾小路君恨むからね。

 

「一之瀬一つ質問あるけどいいか?」

 

質問?なんだろ?

 

「うん!いいよ。」

 

「お前、裏で龍園と繋がってるのか?」

 

綾小路はいろいろ考えた結果正面から聞くことにした。

 

「うーん?なんでその結論に至ったか分からないけど、私と龍園君は裏で繋がってないよ。まず繋がってたら、今頃龍園君のクラスは.Aクラスになってると思うのは私だけかな?」

 

「そうか、分かった。余計な質問して悪かったな。俺はそろそろ行く。じゃあな。」

 

「うん!またね。綾小路君」

 

綾小路はドアを閉めた。

 

 まさか綾小路君に翔のこと質問してくるとは思いもよらなかったよ。まぁとりあえず伊吹さん待ってる間に書いとこう。

 

 綾小路視点

 

(龍園と一之瀬が繋がってることが判明したな。あの動揺は本物だ。一之瀬は気づいてなかったかもしれんが、いつもより早口で話してたし、目も泳いでた。この感情はなんだ。ニヤケがとまらない。ホワイトルームの教育を、あの二人なら否定してくれるかもしれない喜びか?それともあの2人と戦える楽しみか?分からないがこの事は俺だけの秘密にしとこう。さて次は網倉のところに行っとくか。)

 

次の日

 

 はぁ〜あと2日はサボるつもりだったのに。綾小路君め。

 

「帆波ちゃん学校きたんだね。私夢ちゃんと二人でホント心配したんだよ。」

 

「ごめんね。体調不良で休んでたんだ。」

 

二人ともどうしたんだろう?驚いた顔をして。

 

「帆波ちゃん!噂で落ち込んで休んでたんじゃないの?」

 

噂?なんかあったような気がするけど、あの時体調悪すぎて覚えてないや。

 

「噂ってなんだっけ?」

 

「分からないなら分からないでいいよ。ね!夢ちゃん」

 

「そうだよ。とりあえず教室に向かおうよ。」

 

「そうだね。」

 

私たち3人は教室に向かった。その途中坂柳さんと会った。

 

「おや?一之瀬さんごきげんよう。あの噂は本当なんですか?」

 

坂柳さんも噂について言及してるけど、噂ってほんとなに?

 

「坂柳さん、その噂ってなんなの千尋ちゃん達も噂について言及してたんだけど教えてくれなくてさ良かったら教えてよ。」

私はウインクしながら言った。なんか坂柳さん、呆れた目で私のこと見てるんだけどどうしたんだろう?

 

「え!一之瀬さん噂が原因で休んだわけじゃないんですか?」

 

「単純に体調崩して休んだだけだよ。」

 

「そうなんですね。」

 

坂柳は内心舌打ちした。まさか一之瀬に全く効果ないとは、この噂広げた意味がなかった。でも次の試験で綾小路と戦えるのでその点はよしとしようとする坂柳であった。

 

「じゃあ坂柳さんまたね。」

 

「ごきげんよう。」

 

「みんなおはよう。」

 

一之瀬が教室に入るとみんな安心したように笑顔を浮かべた。

 

「一之瀬来たか。やっぱリーダーのお前が来ないとクラスは引き締まらないな。」

 

「にゃははは…………神崎君昨日体調崩して休んだだけだから。」

 

「そうだったのか?お!網倉も来たようだ。」

 

 麻子ちゃん休んでたんだ。しょうがない麻子ちゃんのところに行きますか。

 

「麻子ちゃんおはよう。」

 

「帆波ちゃんおはよう。そしてみんな私はみんなに伝えないといけないことがあります。」

 

 網倉は教壇の前に立つと、Aクラスの生徒全員に頭を下げた。

 

「網倉何を頭下げてるんだよ。何も謝る必要ないだろ。なぁ?」

 

麻子ちゃんがまともすぎる。私は頭下げないのかって?めんどくさいからしないよ。あと謝る理由もないし。えへ。

 

「みんなに黙っていたことを、今から告白します。私中学の時噂通り万引きをしました。このことを知ってるのは帆波ちゃんと南雲先輩だけです。」

 

 網倉の告白にみんな茫然としてしまった。

 

あれ麻子ちゃん南雲先輩に伝えたんだ。まぁどうでもいいけどね。ここはフォローしときますか。

 

「麻子ちゃん顔を上げて、前にも言ったけどもう麻子ちゃんは十分償ったと思うよ。あと私たちのクラスで麻子ちゃんのこと軽蔑する人いないと思うよ。みんな麻子ちゃんのこと軽蔑しないしこれからも仲良くするよね。」

 

「当たり前だー」

 

 うるさ!そして仁美ちゃんからあんたは頭下げないのかという圧がきてるよ。私は仁美ちゃんにしないよというウインクをした。そんな呆れた表情しないでよ仁美ちゃん。しょうがない最後締めますか。

 

「よし!なんかさらにクラスの絆が深まったような気がするね。誰1人欠けることなくみんなで卒業したしようね。」

 

「うん」「ああ」

 

 我ながらクサイセリフを吐いたもんだ。麻子ちゃん泣きすぎ。星之宮先生来てるけど困惑してるじゃん。神崎君が今の状況説明してくれてるね。

 

 そこからホームルームが始まってこれ以上噂について言及したものはペナルティがあるらしいよ。さて今日も授業頑張りますか。

 

 

 

 

 




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