東方監視録   作:三次元大介

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十一話じゃけぇ


直談判

 

 

 

 

ブォン

 

私は神兵の記憶を探って一気に大和の王宮まで侵入した 全く目が痛くなる程無駄に豪華だな。アメノの部屋の方が多少マシだ

 

あれか あの変なしめ縄女

 

 

「ッ⁉︎何者だッ!」

 

こいつも神兵か

 

「おい!聞いているの「黙れ」ゴハッ!」

 

突っ込んで来たので裏拳を喰らわしてやる

 

「な⁉︎兵隊長級が⁉︎」

「おい」

「!貴様何者だっ‼︎」

 

この姿では分からんか 私は背後に光背(仏や神が纏う光の輪)を出現させ、神力を放つ

 

「あ、あぁ…!この神力は……」

「"我"は監視者、神を裁く者なり。言葉には気をつけよ」

 

奴は頭を垂れた

 

「神奈子様⁉︎」

「聞きたいことは色々あるが。一つずついこう」

「はい…」

「まず、今回の戦争について貴様直々に出るそうだな」

「仰る通りです」

 

ここは問題ない ここまでは唯の神同士の戦争であるからな

 

「だが神同士で戦争する際は最低一ヶ月前には通告をせよと法典に書いた筈だが」

「それは…」

「完全な不意打ちだな」

「申し訳有りません…」

 

問題は次だ

 

「では二つ目。なぜ兵士の中に神界の者が紛れている。他の人間の兵士も改造したな」

「⁉︎」

 

これは『神王法典』第四条に生命の進化や構造に過度に干渉する事を禁じた筈だ。

これはアメノが最初にやった禁忌でもある為、最悪消滅もあり得る

 

「お、お待ち下さい‼︎私はそのような事は存じておりません‼︎」

 

何だ 悪足掻きか?

 

「私は戦神であります!戦いに誇りを持ち、兵士達を愛しております‼︎我が子を甚振るような真似はしませぬ‼︎」

「先程不意打ちをしようとした者とは思えない発言だな」

「うっ」

 

だがその言葉に嘘は無いな 嘘をついた様子も無い

あとさっきから動揺した脳波を放っている奴がいるな

 

「そこのお前、止まれ」

「!な、何でございましょう?」

「貴様は八坂神奈子の眷属神か?」

「は、はい」

「貴様だな?神兵を招き入れたのは」

「⁉︎」

 

大体目星は付いていたが、一応確認はしておかないとな

 

「トガミ⁉︎お前なのか……?」

 

トガミ…それなりの軍神だったか

 

「何故だ…!何故こんな事を‼︎」

「……何故か、だと? フハハハハ!アハハハハッ!」

「何が可笑しい!」

「もう古いんだよ!その法典とかなんとかって」

「私が頂点に立ち!全てを作り替える!その為の足掛かりだ

 いずれ貴様や監視者、最高神でさえ殺せるように力を溜め続けて来た!」 

 

なるほど そういう魂胆か

 

「計画は狂ったが、今此処で貴様を消せばほぼ野望は達成されたも同然!死ねぇ!監視者ぁ!」

 

トガミの姿が禍々しい容貌に変わっていく 

かの軍神の見る影もないな

 

「『天災龍』厄砲!」

 

そんじょそこらの神なら消し飛ぶくらいのエネルギー砲が放たれる

 

「八坂神奈子。防御壁を張っておけ。全力でな」

「へ?あっはい!」

 

久々に楽しめそうだ

 

 

 

 

 

 

 




キリ悪くてすみません

話を見返すと文章があまりに酷い箇所があるので、話に影響がない程度に大修正を行おうと思っていますが、どちらが良いでしょうか?

  • 今のままでいい(修正無し)
  • 直した方がいい(大修正)
  • どちらでも良い

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