東方監視録   作:三次元大介

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上がらない文章力… どうしよう


厄神

 

 

 

 

「余所見とは余裕だなぁ⁉︎」

 

禍々しいエネルギー砲が私に向かってくる

 

「岡様!」

「心配するな」

 

私は空間からいつぞやの仕込み杖を取り出し構える

仕込み杖は直刀である為、普通の刀の様に腰で切る事ができない

よって私は杖を左肩に添える独特な構えを取る

 

そして鍔を切り重力に任せて抜く 肩を体ごと捻り一閃

切られたエネルギー砲は真っ二つになり、そのまま霧散する

 

「‼︎ 霊力を切るなんて馬鹿げてるねぇ…」

「何、昔からこういうのは得意なんだ」

 

これぞ都市で見せる事の叶わなかった剣術

恐らくこの世で最も古い武術 "開心流"

40億年もかけて確立した甲斐があったな

 

「もう終わりか?」

「‼︎抜かせ!」

 

奴は恐ろしい速度で踏み込み私の懐まで入ってきた

そして生やした凶悪な爪で切り裂こうとする

 

「チィッッ!」

「おっと…」

 

中々に速いな 油断してたら服が裂けるところだった

 

 

…都市にいた時には否定したが、どうやら私は戦闘狂(バトルジャンキー)らしい

今こうして戦っているとういうのに高揚感が抑え切れん

"消滅"を使えば一瞬で終わるだろうが、それでは面白く無い

丁度いい機会だ 偶には近接戦闘もやっておきたい

 

「…っ!舐めてんじゃねぇぞ!」

「おっ?」

 

しまった 態度に出ていたか

怒らせてしまった様だ

 

「ウオォォォォッ!」

「フン…」

 

段々奴が怒りに呑まれ、攻撃がワンパターンになってきたな

ただ奴が振るう爪を刀で弾く、今度は上からの大上段 

それも飽きた そしてまた弾く

つまらん そろそろ終わらせるか 八坂神奈子(コイツ)も限界みたいだしな

 

「悪いが、そろそろ終わらせて貰おう」

「あぁっ!?防戦一方の奴が何言ってんだ!」

 

私は納刀し、構える 

 

「何だ?降参か?」

「今終わらせてやると言ったばかりだろう。頭の悪い奴め」

「…死ね」

 

よし 飛び掛かってきたな

刀にある力を纏わせる

 

「ふッッッ」

「があっ!?」

 

トガミの体に一本の切り傷がついた

 

「何だぁ?脅しておいてこんなものか?」

 

私は黙って納刀する

 

スーーー チンッ

 

すると

 

「な、なんだこれは!」

 

奴の体が傷を中心に分解されていく

 

「これは…消滅かッッ!」

「これは"消滅"の下位互換"分解"だ。」

「ぶ…分解だと……?消滅じゃないのか…⁉︎」

「"消滅"は概念、存在そのものを消すことが出来る。掛かれば転生も出来ん。

しかしお前に掛けた"分解"は相手を粒子級にまで破壊するものだ」

「普通の生物に掛ければ即死だが、神は分解された程度では死なん。

これがどういう意味か分かるか?」

 

するとトガミは顔を真っ青にし

 

「ま、まさか!」

「察しの良い奴だ。つまるところ、貴様は生きる事も出来ず死ぬ事も出来ない無限地獄に堕ちる訳だ」

「よ、よせぇぇぇ!やめろぉぉお⁉︎」

「もう遅い」

 

もう殆ど消えかかっている

 

「い、いやだ!誰かあぁぁぁ……」

 

そう言って奴は目の前から姿を消した

任務完了だ さて神奈子は…

 

「ブクブク…ビクンッ」

 

…耐えれんかったか 仕方ない、待つとしよう

 

話を見返すと文章があまりに酷い箇所があるので、話に影響がない程度に大修正を行おうと思っていますが、どちらが良いでしょうか?

  • 今のままでいい(修正無し)
  • 直した方がいい(大修正)
  • どちらでも良い

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