東方監視録   作:三次元大介

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二十話です…


審議

 

 

 

 

 

 ザワ…ザワザワ…

 

今回もしっかり集まってくれたな

え〜では…コホン

 

『お静かに願います。これより第43億8655万95回、神議会を開催致します』

 

私は拡声器を通して厳かに宣言をする

 

『今回の議題は、ある大妖怪が提唱した幻想郷についてであります。』

 

「幻想郷…?」

「忘れ去られるであろうものが辿り着く場所らしい」

「馬鹿馬鹿しい。そもそも妖怪の言った事を此処で議論するのが無駄じゃ」

 

騒がしいな。まだ本題に入っておらんというのに。私は議長席にいるアメノに目配せをした。アメノは頷きただ一言

 

「黙りなさい」

 

ザワザッ ピタッ

 

一瞬で静かになった。流石最高神なだけあるな

 

『えーでは、本題に入らせて頂きます。この幻想郷についてですが、時代と共に消え去る筈の生命が残留してしまうというのが懸念材料であります。これが神王法典第十三条に記載してある『生命の在り方を改変するべからず』に反しないか判断する必要が御座います。』

 

 

「むぅ…時代に反抗した存在か…」

「微妙なところではあるな…」

「妖怪の言う事など戯言だ!そんなの即刻却下に決まっておろう!」

 

一柱論外がいるな。私が聞いているのは妖怪だからどうこうの話じゃあ無いんだ。

 

数時間後

 

ふむ、そろそろいいか

 

『それでは、投票を決行いたします。幻想郷を認める者は青の札を、認めない者は赤の札を上げてください』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投票結果

 

賛成 795万8027 反対 4万1973

 

 

やはり少なからず反感はあるだろう

 

『反対意見の者の話を聞きましょう』

 

「妖怪の言う事など信用なりませぬ!」

「幻想郷など所詮一時的なもの。長続きはしませんぞ」

 

ここでアメノに代わってもらう

 

『諸君らの意見は尤もだね。だけど、殆どの神が法典に違反しないと判断した。少数意見を蔑ろにするつもりは無いけど、やってみる価値はあるんじゃない?』

 

そう言って奴は微笑む。その姿は男神や女神関係無しに見惚れてしまう程のものだった。

それにしても…最後少々軽すぎ無いか?

 

「ま、まぁ最高神様がそう仰るなら…」

「…特別に認めてやらんでも無い」

 

おいコラ ロリコン共

それでいいのか神たちよ

 

 

まぁ上手く(?)纏まったみたいだしな 良しとしよう

 

 

ではこの件の担当を決めなければな

私?お前らは私を忙殺させる気か 断固拒否する。

というよりまともに仕事している神の割合が若干少ないのは何故だ

粛正してやる

 

 

 

…話を戻そう。解析鑑定の結果、八雲紫は1200歳程度と見た。なら同年代くらいの神の方がお互いやりやすいだろう。

ちょうど都合のいい奴がいたな

 

「摩多羅隠岐奈。貴殿をこの件の担当に任命する」

「…え?」

「返事はどうした」

「あ、はい!承りました。この摩多羅隠岐奈、期待に添えるよう努力致します。」

「宜しい。これにて議会を閉廷する!それでは解散っ!」

 

 

 

 

 




ちょっと無理矢理感がありましたね

話を見返すと文章があまりに酷い箇所があるので、話に影響がない程度に大修正を行おうと思っていますが、どちらが良いでしょうか?

  • 今のままでいい(修正無し)
  • 直した方がいい(大修正)
  • どちらでも良い

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