東方監視録   作:三次元大介

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七話〜


反省

 

 

 

 

やってしまった

流石に骨はやり過ぎた 剣術を見た限りかなりの実力者っぽかったし、"人間だから"という理由で舐められたのでついつい力が入ってしまった。大人気なかったな。私の開心流剣術を見せれずに終わってしまった。

 

 

「後で謝らないとな」

 

 

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研究所

 

 

 あの後、永琳からの勧めで研究所の空き部屋の一角を使わせてもらっている。窓から発展した都市を見ながら茶を飲む。割とここでの暮らしも悪くない。

 

 それはそうと、決闘だったとはいえ乙女の骨を数本折ってしまったのだ。見つけたら謝らなければ。

 

 

「む…茶が切れた」

 

 

 予備は何処にあったか。共用の談話室だったか?そう思い、立ち上がって部屋の外に出る。談話室に続く長い廊下を進む事約2分。

 

 

「「あ」」

 

 

 談話室のドアを開けると、ソファに腰掛けている綿月姉妹がいた。少し気まずい雰囲気が流れた

 

 

「依hi」

 

 

「申し訳ありませんでした‼︎」

 

 

えぇ…なんかいきなり謝られた。こちらが先に謝罪しようとしたら目に見えぬ速度でスライディング土下座をかまされた。辞めてくれないか、めっちゃ他の人に見られてるから

 

 

「貴方を同じ人間だという理由で侮ってしまったことについて謝罪したく思います‼︎」

 

「あぁその事か。あれは私も大人気なかった。すまんな。もう痛まないか?」

 

「は、はい!あ、後少しお話が…」

 

 

 ん?話?なんか大体見当はつくが…

 

 

「私を…弟子にして下さい‼︎」

 

 oh…本日2度目のスライディング土下座。これ決闘の時より速いんじゃないか?

 

まぁいいか

 

「…私も仕事があるし、教えれる時は限られるが、それでもいいか?」

 

「は、はい!」

 

 

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 それから神域と都市を行ったり来たりして、仕事をしたり、稽古をつけてやったりした。

 

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「はぁっ!!」

 

「脇が開きすぎた。もっと剣筋を絞れ」

 

「ぐっ…!はい!!…そこッッ!!」

 

「それは残像だ」

 

「え」

 

「隙あり」

 

 

 バシイィィィイイン!!!

 

 

「あだぁ!?」

 

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「月読、今回の事はもういいからしっかり部下の手綱は握っておけよ?」

 

「はい…申し訳有りません…」

 

「じゃあ…ほれ、罰則の書類だ」ドサッッ

 

「何ですかこの量⁉︎摩天楼ですか!?」

 

「アメノがサボっていた分だ。安心しろ、私もやる。だが暫くは寝れるとは思うな?」

 

「そ、そんなぁ…」

 

 

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 今まで過ごした48億年よりも濃密な気がする。今まではただ神域で回された仕事を淡々とこなすだけだったからな。

 

…これを機に地上で生活するのも悪くないな

 

その事をアメノに話すと

 

「えーーっ!?ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダァ‼︎」

 

 やだ七回言ったな。流石に多すぎる

 

「なんでだ?」

 

「なんでってジンがいないとつまらないじゃん!」

 

 私も好かれたもんだ。だが私はお前以上につまらん生活を送ってたぞ。そんな鬱憤をぶつける意味も兼ねて揶揄ってみる

 

「ん?もしかしてアメノは私のことが好きなのか?」

 

「あっいやっこれは……」

 

 なんだその反応は。揶揄う気で言ったのにこっちが困るじゃないか。それにお前は俺の倍以上生きてても見た目がアウトだ。もしもしポリスメンされてしまう

 

「まぁ一生の別れって訳じゃないんだし、いずれ会えるさ」

 

「うー…じゃあ私も行くっ!」

 

「その書類の山を見てから言え」

 

 ちなみに私のノルマは終わらせた

 

 それが終わってからな 頑張れアメノ

 

「いつかいくからね!」

 

「はいはい。頑張れ頑張れ」 

 

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しかし完全に地上に降臨すると神域に行くのが面倒になるな

 

 

作るか世界

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁこんなものではないだろうか。こんな軽いノリで作ってしまったが、中々の出来だ。

 この世の真理や知識が集まる世界 後に哲学者プラトンが提唱する、その名も『英知界』…とは言っても何もないから真っ白な世界だが

 

 

 だがこの世界なら全てが私の思うままだ。試しに頭の中で都市で見たオフィスをイメージしてみる。

 

 

 ガタッ…ゴトゴトッ……!

 

 

 すると床から生成されるように、家具や機材が揃っていく。数秒もせずに立派な部屋が出来上がった。

 無限に広がる白い世界に、一つの部屋がポツンとあるのは違和感があるが、この際目を瞑ろう。それに様々な情報が入ってきて仕事がやりやすい。見た目はどうだっていいだろう。創って正解だ

 

 

 

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月読の館

 

 

 それは突然の事だった。

 

 

 

「月へ行く?」

 

「はい。私の力では穢れを浄化しきれないので」

 

 穢れ……妖怪のことか 人の負の感情から生まれ、人に仇なす存在には知恵を持つ大妖怪もいうのもいるらしい。自分達から生まれた存在から逃げる為に飛ぶとは皮肉なものだ

 それに…きっと戦争が起きる

 

 知恵ある妖怪ならわかるはずだが、自信を構成する負の感情を出す人間が月に行ってしまえば自身の存在が危うくなる。それに気づいてコイツは言っているのか

 

 まぁ何が起ころうと私には関係ない。たが突っかかってきたら相手をしてやろう

 

 

 

 

 




前にアメノの性別は無いと言いましたが、話の都合上女性に致しました

感覚としては諏訪子みたいな感じです

話を見返すと文章があまりに酷い箇所があるので、話に影響がない程度に大修正を行おうと思っていますが、どちらが良いでしょうか?

  • 今のままでいい(修正無し)
  • 直した方がいい(大修正)
  • どちらでも良い

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