解釈違いがあるかもしれせんので、自衛は各自でお願いします。
私はマヒロが大好き。
だって何にも無い私の事を好きって言ってくれるから。
マヒロと出会って色々なことがあった。
最初は私が好きになって色々な所までずっと追いかけてた。
何ヵ月か経った所でマヒロに告白してみた。
だけどマヒロは直ぐには返事を返してくれなかった。
私はマヒロの事が大好きなのに、マヒロは私の事はその他大勢の一人なのかと思ったら胸が締め付けられるように痛かった。
私がこれほどマヒロの事を想ってても、マヒロは全然相手にしてくれなかった。
もうマヒロは諦めようとした思った時にマヒロから呼び出された。
これは先延ばしにされてた断りの返事をされるもんだと思ってた。
でも、最後の思い出と思って精一杯のおめかしして夏祭りに出掛けた。
マヒロもいつもと違って何かぎこちなかった。
やっぱり断るのに気を遣ってるのかなって思ったし、自分もそれを思ってか全然一緒にいて楽しいとは思えなかった。
でも、最後だからって良く居るカップルのように射的や金魚すくい何かをしながら楽しもうとは努力した。
祭りも終盤に差し掛かったところでマヒロが私の手をとって祭りの会場を見下ろせる高台に引っ張ってった。
マヒロの顔は凄く真剣な顔をしてたから「やっぱりか」と思いながら、マヒロに「今まで楽しかった...ありがとう...」って伝えようとした。
そうしたらマヒロが私の言葉を紡ぐ前に話し始めた。
「あすか...俺はあすかから告白されたとき凄く嬉しかった。でも、あすかから告白されるのは違うと思ってた」
「マヒロ...もう良いよ...今まで凄く楽しかったよ...これからは私の事なんか忘れ『ちがう!!』...」
私の言葉に被せるようにマヒロから否定された。
「俺はあすか、お前の事が好きだ!!!!」
「えっ...」
なに言ってるか一瞬私には理解できなかった。
「俺は最初からお前の事が好きだった。だからこそ告白するには自分から言いたかった!」
「だからこそ聞いてくれ。」
「俺はお前が好きだ!今まで色々な人と出会ってきて、あすかお前と居る時が一番楽しかった。だからこれからは隣で一緒に歩んで欲しい!」
「そんな...」
マヒロがそんなこと思っていたなんて全く考えてなかったし、告白の返事が直ぐに帰ってこなかった時点で諦めてたので頭が真っ白になった。
「あすか、俺と一緒にこれからの人生を歩んでくれますか」
私は嬉しくて気付いたら涙を流していた。
「マヒロ、私で良いの」
直ぐにでも良いよって言いたかったのになぜだか私の口から出たのは確認の言葉だった。
「お前だから良いんだよ、むしろお前としかこれからの人生を想像できない」
「うっ...」
「私もマヒロが大好き...だから...絶対幸せにしてくれる...?」
もう、私は嬉しすぎて自分で何を言ってるか理解できてなかった。
「絶対幸せにするから」
マヒロがいきなり私を抱き締めて耳元で言ってくれた。
「うん...」
抱き締めてたマヒロが私の返答を聞くなり口づけをしてきた。
「んっ...」
ちょうど祭り会場では花火が上がり初めて、まるで私たちを祝福してくれてるみたいだった。
私は嬉しさと恥ずかしさとがごっちゃ混ぜになってもう何も考えられなかった。
何分そのままだったのか覚えてないのだけど、気が付いたら高台のベンチでマヒロの肩に寄っ掛かっていた。
花火も全て打ち上がり会場は片付けが始まってた。
これからは色々なことして今までの辛かったりした思いをマヒロとの思い出で、塗り替えていくんだと思ったら顔が熱くなった。
帰り道私は緊張からか腰が抜けてしまって足が動かなかったのでマヒロにおんぶしてもらった。
マヒロの背中は大きくてもっとずっと居たいと思ってしまった。
「マヒロ...ずっと一緒にいてね」
いつの間にか私は小さな声でそう言ってしまっていた。
マヒロには多分聞かれてなかったとは思うけど恥ずかしくて顔を背中に埋めていた。
マヒロといつまでもこんな関係でずっと死ぬまで居たいと思いながらマヒロの背中で私は眠りについてしまった。