お喋りエアリアルちゃん(君?)   作:アストラッド

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 百合を見守るエアリアル


 うちのエアリアル君は百合(予定)の花嫁と会話します

 追記:前話の「僕はエアリアル(存在しない現実)」は平たく言うとほぼギャグです、エア・リアルで区切っただけです。


エアリアルは知りたい

 

 「私との婚約は嫌なの?」

 

 「そ、そんな……んなんな、んじゃなゆでゅす!」

 

 「なら良いでしょ、卒業までホルダーでいること!

  それで責任取ったことにするわ。わかったなら

  文句言わないの、スレッタ・マーキュリー」

 

 「は、はいぃぃぃ!!」

 

 スレッタ、入学早々に恋人が出来るなんて。

 僕は嬉しいよ、恋人と過ごすのは楽しいって

 データがある。

 

 「それに……なんなのよ、この機体」

 

 『僕はエアリアル、宜しくね』

 

 「……夢じゃないのね、はぁ」

 

 「人前で喋らないって自分で言ってたのに」

 

 『スレッタの恋人なら話さないのは失礼だ』

 

 「婚約者よ、暫定でね」

 

 しかし、いずれ結婚する関係を婚約者と呼ぶ

 のは知っているけれど。どうやって同じ性別で

 子供を作るのだろうか、僕のデータにはまだ

 そのデータは存在しない。

 

 『ミオリネ、少し聞いても良いかい?』

 

 「どうぞ、私も聞きたい事があるし」

 

 『女性同士での子作りはどうやるんだい?』

 

 「「ぶーー!!」」

 

 『どうしたの?』

 

 「あ、あんたなに言ってんの!」

 

 「いきなりダメだよエアリアル!」

 

 『?……分かりにくかったんだね!女性同士

  でのSE』

 

 「そうじゃないわよ!!デリカシーとかは

  インプットされてないわけこいつ!」

 

 『人類が繁栄するのに必要な事だよ?恥ずべき

  行為ではないはずだ』

 

 「そ、そうゆう事じゃないよエアリアル」

 

 「なんなのよ……」

 

 『分からない、確かにそれらの行為を見られる

  事が恥ずかしいのはインプットされてる。

  でも、なぜ恥ずかしいのかは分からないんだ

  ……これは会話にしても恥ずかしいの?』

 

 「恥ずかしいわ、下品でもあるし」

 

 

 『難しいね、ミオリネ。

  次までには学習しておくよ』

 

 「一緒に頑張ろうね、エアリアル」

 

 「全く、大丈夫かしら」

 

 僕もまだまだ学ぶ事が多いみたいだ、あとで

 参考になりそうなデータを検索しておかないと

 いけない。スレッタが僕のせいで嫌われるのは

 いやだし。

 

 「で、あなたはなんなの?」

 

 『こう言う質問はそのまんまじゃないとデータ

  にある、分かりやすく言うなら学習型AIだよ

  。それも超一級品さ』

 

 「見たことも聞いたことも無いわ、発表されて

  いたら賞だって取れるわ」

 

 『秘密だからね、それよりレシピ本はどう?

  良い結婚には良い料理とデートが必要だよ』

 

 「これは私の自由の為の契約みたいなものなの

  、誰かに人生を決められるのはもういや」

 

 『君がスレッタの味方でいてくれるなら、僕も

  その自由を手伝うよ』

 

 「……ほぇー」

 

 スレッタはついてこれなかったのかな、そうだ

 とは思ったけど仕方ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「エアリアル、新しいレシピはある?」

 

 『この間のテストのお祝いかい?』

 

 「そうよ、スレッタへご褒美」

 

 『随分レパートリーも増えたんじゃない?』

 

 「今じゃ絆創膏も使わないわ」

 

 『まだ根に持ってるんだね』

 

 「あなたのおかげで、大衆食堂なら構えられ

  そうよ」

 

 『スレッタのおかげじゃなて?』

 

 「……それもよ」

 

 恋する乙女はなんとやらだね、今回はどうせ

 ならトマトを使った料理が良いかも。

 どうせなら無水カレーかな、サラダにもトマト

 を使えば良いか。

 

 『無水カレーとサラダのレシピだよ、地球では

  カレーは特別な時にも食べるんだって』

 

 「へぇ……トマトを使ってるから?」

 

 『ノーコメント』

 

 「デリカシーを学んだみたいね」

 

 『君のおかげでね』

 

 「あれはあなたが悪いわ、また来るわ」

 

 ミオリネの背中を見送りながら、僕は考える。

 僕はスレッタの為に何か出来てるだろうか、

 僕はスレッタに呪いじゃなくて祝福をあげたい

 ……いつか忘れられる様な、そんな些細な。

 

 スレッタが描いた未来が、スレッタの為にあり

 ますように。僕は願った、そしてスリープモー

 ドに移行した。

 

 

 

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 『僕がスレッタの恨まれて終わるなら良い』

 

 「死んだ皆の為にやらなきゃいけないの」

 

 『死んだ人間の為にスレッタの人生を縛る

  事が、やるべき事な訳ないじゃないか!』

 

 「私達の娘なのよ!……みんなの子がやらな

  きゃ、みんなが納得しないわ!」

 

 『それが……お母さんの答えなの?』

 

 「私を殺したければ殺せば良いわ、でももう

  扉は開かれたの」

 

 『僕は……スレッタは、僕の家族なんだ。

  お母さんだって家族だ、なのに』

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ、夢か……私が夢を見るなんて、人間の

 様だね。人間みたいになったのなら、水星は

 生まれた僕のゆりかごかな。

 

 それとも、スレッタを縛る呪いの鳥籠かな。

 いつか……スレッタの為に……

 

 

 私はお母さんを殺すのかな(僕はスレッタと飛んでいけるかな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 スレッタを少なくすることにより、ミオリネから出されるスレミオ成分を醸し出す方法(本編が始まって間もないのにこれである)。キャラが少ししか掴めてない。


ちなみに、私の頭の片隅には「スレッタはエリクトの死体にガンド技術によって作った脳ミソを乗っけてる説」があります。
だってお母さんが私達の娘とか言うから。



 一気に10話とかやってくれないかな、水星の魔女。
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