お喋りエアリアルちゃん(君?)   作:アストラッド

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 ミ「てかグエルの上司って人を想像できないわね。
   エアリアルは知ってる?」

 エ『僕は見てないけど、学食で他の人のご飯にガム
   を吐いた女子生徒を全治1ヶ月になるまでボコ
   したらしいよ』

 ス「え!?イチゴくれる優しいひとなのに!?」

 ミス((餌付けされてる……))


ラービフはスレッタの為に丁度いいと思うエアリアル

 

 僕は今、スレッタにどんな事を提案すれば良いか

 ……とても迷っている。

 

 「どうすれば良いと思う?エアリアル」

 

 『うーん』

 

 事の発端は、ミオリネがスレッタに手料理をふる

 まったのが始まりだった。

 トマトを育て始めたスレッタだったけど、すぐ

 にはお返しが出来ないからどうしようか悩んでい

 るらしいんだけど……トマトだけじゃダメなんだ

 ろうかと思ってる、正直。

 

 「ミオリネさんには色々と貰ってるから、私も

  その分のお返しがしたいんだ」

 

 『そっかぁ、じゃあお茶会はどう?チュチュや

  ニカも呼んでジョシカイを開けばいい』

 

 「断られないかなぁ?」

 

 『大丈夫だよ、友達と婚約者だもん』

 

 「そ、そうだよね?なんとか誘ってみる!」

 

 『あ……行ってしまった』

 

 お菓子とお茶の用意か、ラービフに頼んだらすぐ

 用意出来るかな。取りあえずスレッタにはお茶会

 は、明後日くらいにして貰えるようにメールしと

 こっと。

 

 『……もしもし?』

 

 【はい、どうしましたファスポド様】

  ※ファーストスポンサードの略

 

 『明後日にお茶会をする事になったんだけど、

  何か良いお菓子と飲み物はないかい?

  格式ばったものじゃなくて良いんだけど』

 

 【そーですねぇ、そろそろスポンサーの皆様に

  配当の一部である作物をおくるんですが】

 

 『何か良いのがあるのかい?』

 

 【特別に、それらを使ったお菓子やケーキをお

  届けしますよ】

 

 『それは良いね!飲み物は何かあるかい?』

 

 【それでしたら、飲み比べる果汁セットという

  のがありますよ。果物をそれぞれ10%、15%、

  100%のジュースにしております】

 

 『なるほど……オレンジとアップルがあるならそ

  れを1セットづつお願い出来る?』

 

 【ご用意しますね、スレッタ壌にお届けすれば

  よろしいですか?】

 

 『お願いね、楽しみにしてる』 

 

 さて、スレッタを事あるごとに餌付けするミオリ

 ネを唸らせる物はとどくかなぁ?

 

 しかし、ラービフ社は良いね。日用品から嗜好品

 までラービフ商品で賄える。

 家庭料理も高級料理もインテリアも、ラービフな

 ら揃えられる。とはよく言ったものだねぇ。

 

 スレッタが7歳の頃かなぁ、たまたまラービフの

 新プロジェクトに投資したのが始まりだった。

 冥王星のテラフォーミング、今じゃ過酷な環境ゆ

 えの糖度の高い作物が作れる星にまで整えられた

 環境だけど、まさかラービフがMSをテラフォー

 ミング用に作るなんて驚いたなぁ。

 

 そう言えば、別部門だと畜産もやってた筈。

 お肉も注文しようかなぁ……火星に施設を作った

 とか聞いたなぁ。 

 

 『肉とか魚も用意出来る?来月くらいでいいん

  だけどさ』

 

 【肉や魚ですか?なら新しい投資の話も込みで

  どうです?】

 

 『面白そうなのがあるのかい?』

 

 【他惑星における養殖ですが、どうです?】

 

 『へぇ……後で資料を送って』

 

 【火星で試験養殖した鮭と鰻を特別にお送りし

  ますよ】

 

 『ありがとう、それじゃあ』

 

 【これからも御愛好のほど、よろしくお願い致

  します】

 

 『もちろん、それじゃ』

 

 通話を切る……やはりラービフは上手で美味しい。

 利益も出てるしなかなかだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジェターク社 CEO室

 

 いやはや、ジェタークの御曹司が罰ゲームで農業

 なぞ噂になれば会社に泥を塗るかと思ったが。

 ラービフならば別だ、あそこは今やベネリットグ

 ループに並ぶ大きいな会社だ。同じ市場にいない

 のが救いだと何度思ったか……そうなれば、私は

 間違いなくラービフについていただろうな。

 

 「ジェタークCEO」

 

 「なんだ」

 

 「ラビッツ・バイオテック・フーズ様からお届け

  物が」

 

 「そうか、持ってきてくれ」

 

 「かしこまりました」

 

 来たか、今月はサツマイモと豚肉に複数のレトル

 ト食品だったな。これがただのレトルト食品なら

 ば食べもしなかったが、ラービフの商品は違う。

 

 行きつけの高級レストランには劣るが、この商品

 ……〖ちょっと贅沢食堂シリーズ〗は栄養と味を

 とことん追及したレトルトだ。

 とある栄養士は、このレトルト商品を毎日三食に

 置き換えても健康に過ごせると言うほどだ。

 

 「お待たせしました」

 

 「む、ご苦労……今日はもう下がっていいぞ」

 

 「かしこまりました」

 

 ……行ったか、では確認してみるか。

 ほほう、今回は代用肉のレトルトも入っているの

 か。比較用に通常のも入ってるじゃないか!

 ん?来月の予定は鰻か、楽しみが増えるじゃない

 か……なに!?火星でマグロの解体だと!?

 

 ……特に予定はないな、良い機会だ。ラウダとグエ

 ルにもラービフとの繋がりの重要性を教えるのに

 最適だな。

 

 さて、確認はここいらで良いだろう。お楽しみの

 サツマイモだ、これをラービフ製のキッチンペー

 パーを水に濡らし巻き、さらにアルミホイルを巻

 く。

 

 そしてこれだ、ラービフ製の遠赤外線トースター。

 これで30分程ほど焼けば完成だ……本当はピザ窯が

 欲しかったんだが、大きすぎた。流石にこの部屋

 に置けない物は買えない、家に置いてもなかな帰

 れないのがネックなのだ。

 

 サツマイモの良い匂いだ、焼けるのが待ち遠しい。

 

___________________________________________________

 

 

 〖ラービィサツマイモ〗

 

 焼いて食べれば芋羊羹、と言われるほどの少しの

 歯ごたえと甘い蜜が評判のサツマイモ。

 普通のサツマイモの1.5倍の価格だが、一般家庭で 

 も人気だがあえて生産数を下げている為に入手が

 困難である。

 

 融資額の大きいスポンサー、ファーストスポンサ

 ードには優先的に購入権が発生するがそれを持っ

 ている人間は少なく、ベネリットグループ関係者

 でも三人ほどである。

 

 地球にあるラービフ直営店カフェで提供される

 「ウサギ印のラービィパフェ」は毎日50食限定の

 幻の大人気パフェはこのラービィサツマイモが

 一食に1.5本も使われている。

 

 ヴィム・ジェタークは一度だけ食べた事があるが

 、あまりの美味しさに三時間ほど喋れなくなった

 (味を反芻していて喋りたくないだけ)。

 

 





 エアリアルが格納庫から動けない為に、スレッタとミオリネが動かしづらい。学園の施設がわからないから端末に移しても、今のところメリットがない。

 むしろラービフが動くんだが?便利かよ農業。

 どうせだから、次はエアリアル抜きでやるか

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