カゲヒサのハチャメチャな日常   作:黒い幻想

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氷の剣客

 

~???~

 

「ギャアアアアアア!」

 

ヤクザ「ア、アニキイイイイ!」

 

???「もう一度聞く。ゼノンは何処にいる?若頭なら知っているのだろう?府露斗会若頭・蝮谷キワミチ!」

 

キワミチ「がはっ・・・もうやめてくれ・・・俺はゼノンなんて知らない・・・」

 

???「だが貴様が猛毒を操る者と戦ったと風の噂で耳にした・・・ゼノンは何処にいる?」

 

キワミチ「あれはカレコレ屋のカゲチヨだ!ゼノンじゃねえ!」

 

???「チッ・・・どうやら本当に知らないらしいな・・・おい!」

 

キワミチ「ひ、ひぃっ・・・」ガタガタ

 

???「生きている間にゼノンという者に会ったら伝えておけ!精々首を洗って待っていろと・・・」

 

キワミチ「わ、分かった・・・」

 

???「そして私の事は表沙汰にはするな・・・もし私相手に貴様の勢力を使おうものなら、貴様の首と胴体は泣き別れになると思え!」

 

キワミチ「~~~~~!」

 

 

ヤクザ「大丈夫ですか?」

 

キワミチ「ハハ・・・ハハハハハ・・・まさか氷の剣客が殴り込みに来るなんてなァ・・・」

 

ヤクザ「あの白い長髪で隻眼の和装の男・・・ザンシローと言いましたっけ?アニキをこんなにしておいて、只で済むとでも」

 

キワミチ「思ってるからやってんだよ。良いか?手出すんじゃねえぞ。」

 

ヤクザ「はい?一体なぜ・・・」

 

キワミチ「アイツはこっちとは次元の違うバケモンだ・・・タマ取られなかっただけでも俺は悪運が強い・・・ハハハハハ・・・」ガタガタ

 

~通学路~

 

カゲチヨ「アー・・・やっと学校が終わったぜ。帰ったらゲームすっか!」

 

ヒサメ「その前にカレコレ屋があるでしょ?今日はシディいないから私達で頑張らなくちゃ!」

 

カゲチヨ「ええ~?」

 

???「ぐっ・・・ああっ・・・クソッ!」

 

ヒサメ「貴方は・・・!」

 

カゲチヨ「なっ!?」

 

キワミチ「久しぶりだなァ・・・ハハハハハ・・・」包帯まみれ

 

ヒサメ「だ、大丈夫ですか!?」

 

カゲチヨ「(超人の域に入っているアイツがボロボロに・・・誰にやられたんだ!?)」

 

キワミチ「職業柄狙われやすくてな・・・ちとボコられちまった・・・」

 

ヒサメ「その傷・・・不良にでもやられたんですか?」

 

キワミチ「不良・・・?」

 

カゲチヨ「へぇ?お前みたいなやつが子悪党にでもやられた・・・」

 

キワミチ「ふざけんじゃねえ!」

 

カゲチヨ・ヒサメ「は?」

 

キワミチ「テメエらわかって言ってんのか!?アイツは子悪党なんかじゃねえ!」

 

カゲチヨ「アイツ・・・?」

 

ヒサメ「どうしたんですか?落ち着いて下さい!」

 

キワミチ「分かってない・・・分かってねえぞコイツら!氷の剣客・ザンシローの恐ろしさを!しかもこの辺りに潜伏しているとか冗談じゃねえ!またやられてたまるか・・・」

 

ヒサメ「え?ザンシロー?」

 

カゲチヨ「何だ?お前はソイツにやられたのか?」

 

キワミチ「・・・!」

 

カゲチヨ「おい、聞いてんのかー?」

 

ヒサメ「カゲ・・・そんな態度は」

 

キワミチ「忘れろ。ま、一つ忠告出来ることがあるとすりゃ・・・ザンシローにだけは何があっても関わるんじゃねえぞ、じゃあな。」

 

ヒサメ「えっ、ちょっと!?」

 

カゲチヨ「あの男があんなに恐れる程の相手・・・どんなバケモンなのか想像したくもねーし、関わりたくもねーな。」

 

~カレコレ屋~

 

カゲチヨ「そこらで名を上げている半グレ集団にカップルが襲われた事件・・・」

 

男性「はい。2人は今も集中治療室・・・後遺症が残るかもしれないと医者はいっていました。」

 

ヒサメ「酷い・・・」

 

男性「2人は私の幼なじみで結婚の約束もしていて幸せになる予定だったんです・・・どうか半グレ集団に復讐を」

 

カゲチヨ「分かった。」

 

ヒサメ「カゲ?」

 

カゲチヨ「けど、俺達じゃダメなら諦める。それが条件だ・・・」

 

男性「わかりました!ですが、あの集団は刀を使う用心棒を雇っているという噂があります。どうかお気をつけて・・・」

 

カゲチヨ「その点なら大丈夫っす。俺、普通じゃないんで!」

 

そして

 

カゲチヨ「ここがあの半グレ集団のアジトか・・・っていうか、」

 

ヒサメ「どうしたの?」

 

カゲチヨ「なんでヒサまで着いて来てんだよ!」

 

ヒサメ「だってカゲがまた無茶するかもしんないじゃん!だから私、心配で・・・」

 

カゲチヨ「………ヤバいと思ったら逃げろよ?」

 

ヒサメ「分かってるよ。」

 

カゲチヨ「(そういやキワミチが氷の剣客ってほざいてたな・・・刀を使う用心棒・・・いや、偶然だろ。)」

 

~半グレ集団 アジト~

 

リーダー「ハッハッハッハ!まさかザンシローさんがこんなクズ集団の味方についてくれるなんてな。何かありました?」

 

ザンシロー「名前は忘れたがあの極道の言葉通りなら、いずれカレコレ屋も出てくるだろう。ソイツらがここに潜伏しているというゼノンを知っているなら好都合だ・・・」

 

リーダー「ゼノン・・・?何ですかソイツ?」

 

ザンシロー「私の右目を潰した男の名だ・・・私がここに来たのはゼノンを見つけ次第、八つ裂きにする為!」

 

リーダー「へえ・・・あのザンシローさんをやったやつなんて逆に見て」

 

「ギャアアアアアア!?」

 

リーダー「!?」

 

~外~

 

リーダー「おいおい・・・」

 

半グレ共「」

 

ザンシロー「敵襲か。」

 

リーダー「なんで部下が全員やられてんだ?」

 

ヒサメ「貴方がリーダー?」

 

カゲチヨ「悪いが、アンタが好き勝手してきたツケ・・・利子つけて返すときが来た見てーだな。」

 

ヒサメ「今までの罪、たっぷり反省しなさい!」

 

リーダー「ひぃぃぃっ!カレコレ屋のカゲチヨとヒサメだ!」

 

ザンシロー「カレコレ屋のカゲチヨ?サワキチとかいう極道の言っていた者か。」

 

リーダー「ザンシローさん!無茶ですって!いくらなんでもカレコレ屋に挑むなんて・・・」

 

ザンシロー「面白い・・・丁度コイツらに会いたかった所だ!」

 

ヒサメ「(ザンシロー!?まさかあの人の言っていた・・・)」

 

カゲチヨ「(しかも俺たちに会いたかったってマジかよ!最悪だな・・・)」

 

ザンシロー「さあ来い!貴様からゼノンの名を聞き出してやろう!」抜刀

 

ヒサメ「えっ、ゼノン!?」

 

カゲチヨ「来るぞ!」

 

ガキイイイイン!

 

カゲチヨ「・・・!」

 

ヒサメ「速い・・・それにこの太刀筋、少し遅れたらヤバかった。」

 

カゲチヨ「(しかし何でだ?コイツにもウイルス効かねーのか?)ヒサ、作戦があるんだ!」

 

ヒサメ「・・・!?」

 

ザンシロー「何を喋っている!」シュイン

 

ヒサメ「(斬りかかってきた!)」

 

カゲチヨ「やべえ!ヒサ!」

 

ザンシロー「このまま叩き斬ってくれよう!」

 

ヒサメ「(ヤバっ・・・ガードが間に合わない、斬られる!)」

 

ジュウウウウウ!

 

ザンシロー「!?」刀身で受け止める

 

ヒサメ「今のレーザー・・・まさか!?」

 

???「チッ、仕留め損なったか。」

 

ザンシロー「相変わらずの卑怯者だな・・・ゼノン。」

 

ヒサメ「はあああああ!」冷気

 

ザンシロー「何!?」

 

カゲチヨ「おらよ!」血液の拳

 

ザンシロー「がはっ・・・」

 

リーダー「ひぃぃぃぃっ!?だから言ったんですよ!」

 

 

 

カゲチヨ「直接ブチコむウイルスは空気感染より強力・・・これで終わりだろ。」

 

ヒサメ「ん?何か寒くない?」

 

カゲチヨ「ヒサが散々冷気使ったからだろ・・・って、おわっ!?」

 

ヒサメ「カゲ!?なんで指が凍りついて・・・」

 

カゲチヨ「やべっ、こうなったら痛まねえようにサクッと切り落とすか!」

 

ゼノン「再生できて良かったなマジで・・・」

 

 

カゲチヨ「何とかイケたわ・・・」

 

ヒサメ「これは仕方ないよね。っていうかゼノン!なんでこんな所にいんの!」

 

ゼノン「それはこっちの台詞だ!カゲヒサお前、なんでザンシローなんか相手にしてんだよ!よりによってこの世界で俺が一番関わりたくないやつNo.1を!」

 

カゲチヨ「お前、アイツと何があったんだよ?」

 

ヒサメ「そもそもザンシローって何?」

 

ゼノン「知らないのか?ザンシローは裏世界では名の知れた剣客・・・用心棒をやっていて雇う金額はかなり取られるが、実力は異宙人とタメを張れるほどらしい。」

 

カゲチヨ「マジかよ・・・キワミチってやつがボコられるわけだ。」

 

ゼノン「それにアイツはしくじって冷気を操るフェンリルの爪を受けて生死の淵をさまよった事があるらしくてな・・・そのお陰で冷気を扱えるようになり、それを剣術に混ぜて使うことから『氷の剣客』と呼ばれている。体温が極低温になってしまった事で定期的に特殊な興奮剤をうって体を暖めないと死んじまうリスクこそあるがな。」

 

カゲチヨ「通りで俺の指が凍りついたわけだな。」

 

ヒサメ「思い切り殴ってたしね・・・そのザンシローになんでゼノンは恨まれてるの?」

 

ゼノン「実は夜逃げ屋の用心棒を引き受けた事があって・・・それを知った追っ手のヤクザが雇っていたのがザンシローで、あまりの実力の前に俺は正攻法で勝てないとみて心臓を狙おうと毒のレーザーを放ったが、狙いをはずしてしまいアイツの右目をうっちまった。」

 

カゲチヨ「あの隻眼はそれでか。」

 

ゼノン「何とか用心棒は成功したが、ザンシローにとってはそれが屈辱だったらしい。ま、でも結局俺の不意討ちが原因でザンシローはカゲヒサの手でくたばったってわけだ。ありがとなカゲヒサ!」

 

ヒサメ「何かゼノンに礼言われると複雑・・・」

 

ゼノン「なんでだ!?」

 

カゲチヨ「・・・」

 

ヒサメ「どうしたのカゲ?」

 

ゼノン「カゲチヨも文句あんのかよ?」

 

カゲチヨ「(おかしい・・・相手はキワミチをボコったやつだ。そんな奴がこんなにあっさりやられるなんて事があるか?)」

 

ヒサメ「後は・・・貴方だけだね。」

 

リーダー「ひえええええ!?許して下さいいいいいいい!」

 

ヒサメ「今まで苦しめてきた人の痛み、思い知」

 

カゲチヨ「・・・!ヒサ、危ねえ!」

 

ヒサメ「え?」

 

ザシュウウウウ!

 

カゲチヨ「ぐふっ・・・ヴェアアアアア!」

 

ヒサメ「カゲエエエエエ!」

 

ピキピキ・・・

 

ヒサメ「何これ?体が凍りついて・・・」

 

カゲチヨ「(回復しねえ・・・ヒュドラの毒か!?)」

 

???「カレコレ屋とあろうものが敵の実力を見誤るとはな・・・心底失望したぞ。」

 

ゼノン「ザンシロー・・・なんでやられてねーんだよ!カゲチヨのウイルス食らったのに!」

 

ザンシロー「生憎だが私に毒や呪いの類は効かないのだ・・・貴様に苦汁を舐めさせられた後に手に入れた妖刀・魔血大蛇(まけつのおろち)の恩恵でな!」

 

ゼノン「(魔血大蛇・・・毒や呪いを食って自分の物にする異宙の妖刀じゃねえか!只でさえ鬼つえーザンシローがあれを持っているなんて・・・)」

 

ザンシロー「あの男に入れた毒はサワキチを斬った時に得た物・・・話が反れたがゼノン、貴様をあの世に送る事をどれ程心待ちにしたか・・・」ジャキン

 

ゼノン「悪いが俺は捕まるわけにはいかねーんだよ!」

 

ボオオオン!

 

ザンシロー「煙玉か!前が見えん・・・ぐうっ!?まずい、興奮剤を」

 

カゲチヨ「フーッ・・・フーッ・・・」

 

ヒサメ「(ダメ、電気を出そうにも寒さで力が入らない・・・)」

 

ザンシロー「おのれ・・・」

 

リーダー「あの・・・コイツらはどうするんですか?拷問でもします?」

 

ザンシロー「良い考えだ・・・この二人を縛り上げろ。私も聞きたい事がある!」

 

カゲチヨ「(クソッ・・・)」

 

ヒサメ「(ゼノン・・・)」

 

~~

 

カゲチヨ・ヒサメ「・・・」

 

※カゲチヨは上半身裸、ヒサメは上半身がブラのみの状態で鎖で縛り上げられ、お互いの片腕同士を鎖で繋がれて猿ぐつわを噛まされている。

 

リーダー「あの・・・なんで片腕同士を繋いでいるんですか?」

 

ザンシロー「そのうち分かる。」

 

リーダー「はい・・・貴方からどうぞ!」

 

ザンシロー「それはありがたい。おい!ゼノンは何処を根城にしている?」

 

カゲチヨ・ヒサメ「・・・」

 

ザンシロー「言っておくが、今の私は興奮剤をうったばかりだ。何をするか分からんぞ?」

 

カゲチヨ・ヒサメ「・・・」

 

ザンシロー「喋らないつもりか?」

 

ヒサメ「(ゼノンが私とカゲを見捨ててにげるはずがない!)」

 

カゲチヨ「(ああ、アイツらの後ろのロッカーにハエが入っていくのを見た。恐らくゼノンは彼処に・・・)」

 

ザンシロー「なら私が神経を狂わせる毒を纏った妖刀で貴様らの結ばれた手の甲を切り裂く。ゼノンのアジトを喋るまでな!喋らないのなら貴様らの親しい者を皆殺しにしてやろう!喋れば命だけは助けてやる。」

 

カゲチヨ・ヒサメ「・・・」

 

ザンシロー「言っておくが、これを試すのは貴様らで2回目だ。」

 

ザシュウウウウ!

 

カゲチヨ・ヒサメ「~~~!」

 

ザンシロー「辛かろう・・・何せ手の甲の神経を操作され、指を斬り落とされたかのような苦痛が走るのだからな。それに私は他人の神経を勘で見抜く事が出来る・・・」

 

カゲチヨ・ヒサメ「~~~!」

 

ザンシロー「これを初めて試した時は実に愉快だった。急所の神経を斬っただけでサワキチが死にかけの虫ケラか犬っころみたいに苦しみ、転げ回ったのだからな・・・」

 

カゲチヨ・ヒサメ「~~~!」

 

ザンシロー「どうだ?喋る気になったか?いや、これでは喋れないな。」

 

リーダー「なら外しましょう。」

 

カゲチヨ・ヒサメ「ハァ・・・ハァ・・・」

 

ザンシロー「いや、その必要はない。そこに隠れているのだろうゼノン?」

 

カゲチヨ・ヒサメ「!?」

 

ヒサメ「えっ・・・」

 

カゲチヨ「なんでだよ・・・?」

 

ザンシロー「先程から拷問をしている私ではなく、後ろの方を見ていたので気になっていてな。無意識に助けでも求めていたのだろう?」

 

カゲチヨ・ヒサメ「・・・!」

 

ザンシロー「だとしたら話は早い!」

 

ザシュウウウウ!

 

カゲチヨ「(ヤバい、妖刀がロッカーに・・・)」

 

ヒサメ「(ゼノン・・・!)」

 

ゼノン「ギャアアアアアア!」

 

ザンシロー「ハハハハハハハハ!苦しかろう!神経を操る毒の妖刀で急所を斬りつけているのだからなあ!」

 

ゼノン「ギャアアアアアア!」

 

ザンシロー「ハハハハハハハハハハハ!苦しいか!何とか言ってみろゼノン!ハハハハハハハハ!」

 

グサッ!ドシュ!ズブ!

 

カゲチヨ「ゼノオオオオオオン!」

 

ヒサメ「酷すぎるよ・・・こんなのあんまりだよ・・・」

 

リーダー「ひぃぃぃぃっ!?」

 

半グレ達「あ・・ああ・・・」

 

カゲチヨ「(半グレ集団も怯えてやがる・・・もう狂犬じゃねえか。)」

 

ゼノン「ギャアアアア・・・アアアア・・・ア・・・」

 

ヒサメ「ゼノン・・・本当に・・・」

 

カゲチヨ「おいゼノン!生きてたら返事しろ!」

 

ゼノン「・・・」

 

ザンシロー「残念ながら頼みの綱は切られたようだな・・・私に嘘をついた罰だ、貴様らはあの世に送ってやる。」

 

ガチャ

 

ザンシロー「さて、無残な死体を拝むとしよう・・・?」

 

ゼノン人形「ギャアアア・・・アア・・・」

 

ザンシロー「!?これは・・・人形!どういう事だ!?」

 

???「こういう事だよ・・・冷え性野郎。」

 

バキッ!

 

ザンシロー「!?ごはあっ!」

 

ヒサメ「ゼノン!」

 

カゲチヨ「お前・・・生きてたのか・・・」

 

ゼノン「勝手に殺すんじゃねえ。(空間移動があって良かったな・・・物体錬成でゼノン人形も作れたし。)」

 

ザンシロー「冷え症野郎だと・・・無礼千万!」

 

ゼノン「それと気を付けた方が良いぜ?カゲヒサは相当おかんむりだ。」

 

ザンシロー「何・・・?」

 

リーダー「ウギャアアアアア!」

 

ザンシロー「!?」

 

カゲチヨ(暴走)「よくもやってくれやがったな・・・不味い血飲ませやがって。」

 

ザンシロー「貴様・・・何だその姿は!」

 

カゲチヨ(暴走)「おらあ!」

 

ドガアアアア!

 

ザンシロー「速い・・・ぐわあああああ!」

 

ヒサメ「私も!」

 

ザンシロー「お前も高速移動を使えるのか!」

 

ヒサメ「はあああああ!」電撃

 

ザンシロー「ぐああああああ!」

 

ヒサメ「言っとくけど・・・私が使えるの、冷気だけじゃないんだ。」バチバチ

 

カゲチヨ「さてと・・・次は今度こそお前らだな?」

 

半グレ集団「ひぃぃぃぃっ!?」

 

~~

 

半グレ集団「」氷漬け

 

カゲチヨ「これで終わったな・・・あとは。」

 

ザンシロー「・・・」

 

ヒサメ「ザンシローをどうするか・・・だね。」

 

ゼノン「言っとくが警察はダメだ。多分アイツを制御できねえ・・・殺すか?」

 

ヒサメ「あんな悪人でも殺すのは良くないと思うよ・・・」

 

ゼノン「けど全員顔見られてるし、生かしておいたら面倒な事になるだろ。最悪トッププレデターに見つかって・・・」

 

カゲチヨ「………俺に良い考えがある。ゼノン、空間移動出来るか?」

 

~~

 

ゼノン「本当に良いのかよ?キワミチの時も失敗したんだろ?」

 

カゲチヨ「ああ。ボロボロのうえに極低温体質も持っている状態で雪山に放り込まれたら、流石にコイツも」

 

ヒサメ「カゲ、それってこの人を殺・・・」

 

カゲチヨ「分かってる。でもこれしか思い付かねーんだ。」

 

ヒサメ「なら約束して。もしそれで死んだら見ていた私やゼノンも共犯だから一人で勝手に罪悪感抱え込まないって・・・」

 

カゲチヨ「ヒサ・・・」

 

ゼノン「よし、放り込んでやる。」

 

「カゲ・・・チヨ・・・ヒサ・・・メ・・・ゼ・・・ノン・・・許さ・・・ん・・ぞ・・・」

 

カゲチヨ・ヒサメ「!?」

 

ゼノン「いいから黙ってろ!」ワープゲートに放り込む

 

 

ゼノン「これで転送は出来た。あとは自然が解決するのを待つだけだ。」

 

ヒサメ「そっか。」

 

カゲチヨ「………じゃあな、氷の剣客。」

 

 

~数日後~

 

ゼノン「ほんとに毒の影響はないのか?」

 

カゲチヨ「大丈夫だ。毒ぶちこまれるのは慣れてる。」

 

ヒサメ「一応診てもらったけど、問題はないって言ってたよ。軽めの毒だったみたい。」

 

ゼノン「軽めの毒であれか・・・おっかねぇな。」

 

カゲチヨ「っていうか、お前見てたなら助けろよ!」

 

ゼノン「無茶言うなよ。俺一人でザンシローに勝てるとでも思って・・・」

 

ヒサメ「ただいまシディ。」

 

カゲチヨ「今、帰ったぞ。」

 

ゼノン「おい無視すんなよ!」

 

~カレコレ屋~

 

カゲチヨ「返事がねーな・・・おーい、なっ!?」

 

ヒサメ「何かあったのかな・・・えっ。」

 

ゼノン「どうしたカゲヒサ・・・何だこりゃ!?」

 

 

シディ「うぅっ・・・」

 

ヨーメイ「・・・」ガクガクブルブル

 

ヒサメ「何これ・・・酷く荒らされてる・・・」

 

ゼノン「何かの嫌がらせ・・・いや、この散らかりようは誰かと戦ったのか?」

 

カゲチヨ「おいシディ・・・何があったんだよ!」

 

ゼノン「(そういえばエアコンつけてないのにやけに寒い・・・まさか!?)」

 

ヒサメ「ヨーメイちゃん!何があったの!?」

 

ヨーメイ「いやぁ・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

 

カゲチヨ「シディ!お前がこんなになるなんて・・・何が」

 

シディ「カレコレ屋に包帯を巻いた隻眼で冷気を操る和装の男が来て暴れて・・・ホルスの力で撃退できたが、取り逃がした。」

 

カゲチヨ「おい・・・ソイツって。」

 

ヒサメ「気のせいだよ!ゼノンが放り込んだもん!」

 

ゼノン「あ、ああ・・・他に特徴は?」

 

シディ「刀を持っていて・・・最後にこう言っていた。」

 

「カゲチヨとヒサメ、ゼノンに会ったら伝えておけ。私は帰ってきた、これから仲間諸共じわじわと痛め付けてやる。」

 

カゲチヨ「はぁっ!?」ゾクッ

 

ヒサメ「ま、まさか・・・」

 

ゼノン「ソイツの名前とか分かるか?」

 

 

 

シディ「確か・・・ザンシローと名乗っていた。」

 

カゲチヨ・ヒサメ・ゼノン「!?」

 

 

 

 

「貴様らは許さん・・・死んだ方がマシとも呼べる程の地獄を見せてやろう。」

 

 

 

~終わり?~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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