青薔薇の少女達と紡ぐ病み物語:N   作:ka-主

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皆さん、以下がお過ごしでしょうか?
この作品は、『青薔薇のベーシストはヤンデレなのか?』のNルートとして位置づけ、青薔薇のベーシストの時間軸はそのままで、登場人物諸々多く登場します。おいおい当作品のRoseliaメインのストーリーは、別の方で更新しますのでご了承ください。
また、当作品『青薔薇のベーシストはヤンデレなのか?』のURLを貼って起きますので、良ければそちらもご覧ください。
『青薔薇のベーシストはヤンデレなのか?』URL
https://syosetu.org/novel/250453/

それでは本編をどうぞ!


序章
0話


6年前……。

 

 

(???)『神楽(かぐら)……ホントに行っちゃうの?』

 

(神楽)『うん……お父さんとお母さんの、仕事の都合で……』

 

(???)『ヤダ……神楽!行っちゃヤダ!神楽が行くなら、アタシも行く!!』

 

(???)『リサ……我儘言わないで。私だって……神楽ともっといたい……!』

 

 

とある住宅街の公園の前にて、3人の男女が話していた。歳はどちらも12歳程。男の子はどうやら、両親の都合上引っ越すことになったそうだ。

そして、引越し当日。恐らくは幼馴染みであろう2人の女の子と、別れの挨拶を3人で遊んだ公園でしていた。

やはり別れるのが惜しいのだろう。リサと呼ばれた栗色の髪の女の子と銀髪の髪の女の子の2人は、泣きながら神楽に訴えていた。

 

 

(神楽)「俺だって……リサと友希那と別れたくないよ……!」

 

 

しかし、とうの神楽も同じ気持ちだったのだろう。2人に自分も別れたくないと訴えていた。

 

 

「神楽〜!そろそろ出発するわよ〜!」

 

(神楽)「ごめん……そろそろ行かないと。でも、長野県に居ても、2人の事は忘れないから。3人で交わした『約束』……果たす為にここに、羽丘に戻ってくるから!」

 

(リサ)「ホント……?約束だよ?」

 

(友希那)「約束忘れたりしたら……承知しないからね?神楽!」

 

 

互いにそう言葉を交わして、神楽は両親が乗る車に乗った。

その瞬間……神楽が車に乗ろうとした直前、神楽が何か思いついたのか、2人の元へ戻ってきた。そしてーーーー

 

 

(リサ)「か、神楽!?///」

 

(友希那)「く、苦しいわ神楽……!///」

 

 

ほんとに最後の別れ……なのだろう。神楽は2人を思い切り抱きしめた。

 

 

(神楽)「必ず帰ってくるから。帰ってきて……『約束』を……2人を幸せにするって約束……果たしに、絶対かえってくるから!」

 

(リサ)「うん…!うん……ッ!約束だよ、神楽!」

 

(友希那)「絶対に……戻ってきてね、神楽……!」

 

(神楽)「ああ、それじゃあ……行ってくる!」

 

 

そう言って神楽は、今度こそ車に乗った。

神楽を乗せた車は、神楽が乗った事を確認して直ぐに、公園から離れていった……。

その際……リサと友希那は、泣きながら……しかしどこか微かに期待している顔で、手を振りながら神楽を乗せた車を追いかけている姿が、ルームミラーとサイドミラーに映し出されていたのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(リサ)「神楽……行っちゃたね……」

 

(友希那)「そうね……。でも、神楽は必ず帰ってくるわ。

私とリサの3人で交わした『約束』を果たしに……」

 

(リサ)「そぉだね……約束だよ神楽……必ず……帰ってきてね?待ってるから……!」

 

 

車が見えなくなって、2人は走るのをやめて、互いにそう言葉を交わした。

何時か帰ってくるであろう……愛し(・・)の幼馴染みが去っていった先を、期待の瞳で……少し目を濁らせ(・・・・・)ながら見つめていた……。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、6年の時が過ぎーーーー現在……3月。

 

 

『まもなく……東京新宿行きの新幹線が到着いたします。ご乗車の方はーーーー』

 

(神楽)「よし……荷物の最終チェックよし。母さん、そろそろ時間だから行くね?」

 

 

早朝……朝5時頃の上田駅の新幹線乗車券売り場の前にて、荷物の最終チェックを済ませた少年、大江(おおえ)神楽は見送りに来た母親に別れの挨拶をした。彼の服装は、早朝というのもあって、黒のジャケットに黒のジーンズ。右肩にはボストンバッグをさげて、左手には同じく黒のキャリーケースがあった。

 

 

「いざ当日この瞬間になると……別れるのがおしくなるわね……東京に行っても連絡は定期的にするのよ?何かあってからじゃ、遅いんだから……あとーーーー」

 

(神楽)「大丈夫だよ母さん。持ちきれなかった荷物や最低限の家具とかは既に引越し屋の人が手筈通りに置いてくれてるんだから……着いたらおいおいやるつもり。それに……着いたらあの2人の両親に挨拶は忘れずにするつもりだよ」

 

「ご両親だけじゃなくて、リサちゃんや友希那ちゃんにも……可能なら新宿に着いたら連絡するのよ?一応向こうには今日そちら側に来る事を連絡してあるから……大丈夫だろうけど……」

 

 

どうやら彼は、単身で東京へ引っ越すらしい。生活に困らない程度の荷物は既に引越し屋の人が運んでくれたとの事だ。

にもかかわらず、どうやら彼の母親は極度の心配性なのか……実の息子が旅立つ直前になって色々と心配になっているそうだ。

 

 

(神楽)「そんなに心配しなくてもいいよ、母さん。俺は自分の夢と……2人と交わした『約束』を果たす為に東京……羽丘へ帰るんだ。大丈夫、母さん達に心配書けるようなことは万一でも内容にするからさ」

 

「それを聞けて嬉しいよ。あと神楽が2人に交わした『約束』……貴方も男の子なんだから、余り長引かせちゃだめよ?女の子は、そうなると取り返しがつかなくなる生き物なんだから」

 

(神楽)「うん、善処するよ」

 

 

母親がそう指摘すると、神楽は苦笑いでそう返事した。

そう返事した直後、遠くの方からキィィィィィィーーーー……ッというブレーキ音が聞こえだ。

それを聞いた神楽は、ボストンバッグを下げ直し、キャリーケースを左手にもって母親に別れの挨拶をした。

 

 

(神楽)「それじゃあ母さん……行ってくる」

 

「行ってらっしゃい、神楽」

 

 

母親に手を振って、俺はホームに続くエスカレーターへ向かっていった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『○○号東京新宿行き。此方の列車はーーーー』

 

 

車両内で放送されているアナウンスをBGMに、神楽は自分の座る席の荷物置き場に荷物を置き、席に着いた。

程なくして、新幹線が動き出した。

 

 

(神楽)「さよなら、俺の第2の故郷。そして……」

 

 

そう呟いた神楽は、首に下げていたロケットペンダントを取り出して開いた。

そこには、幼き姿の神楽とあと2人……同じ年頃の女の子2人。

 

 

(神楽)「夢を叶えるために……『約束』を果たす為に……今戻るからな、俺の故郷……」

 

 

そうつぶやき、ロケットペンダントを仕舞い、スマホに入れた音楽を聞きながら、目的地に着くまで車両内で一息着いたのだった……。

 

 

 

〜END〜




どうも、ka-主です!あと7話くらい序章は続くと思います。どんなキャラが出てくるかは……今後のお楽しみという事で(タグ見ればわかるかな?)
感想、高評価等お待ちしております。
それでは、また次回お会いしましょう。
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