と言うことで早速スタート!!
ハジメ達は準備を終えオルクス大迷宮から脱出するための魔方陣の前にいた
ハジメ「よし、お前ら準備は良いか?」
空「ふん、言われるまでもない」
ユエ「ん、準備万端」
ハジメ「俺達の力は地上では異端だ、教会や国が黙ってる事は無いだろう」
すると空は笑いながら言う
空「ならば全て潰すまでだ、教会も国もな」
その言葉を聞きハジメは呆れながらも笑った
ハジメ「ふっ、そうだな、そんなの今やらだ、邪魔する奴らは潰せば良い」
3人は魔方陣に飛び込んだすると外に繋がり久しぶりの自然の太陽を見ることになる
ハジメ「よっしゃあ!!地上だ!!」
空「暑い」
空は洞窟の生活にすっかり慣れてしまっていた為久しぶりの太陽に暑さを感じていた
ハジメ「なんだよ久しぶりの外だぞ、もう少し嬉しそうにしろって」
空は黒鬼の外套のフード部分を深く被り言う
空「嬉しくはあるが暑いのは嫌いだ、特に夏なぞなにもしたくなくなる」
ハジメ「あ~、それはわかる、まぁ、行くか」
空は無限収納から一台の超大型バイクを取り出し3人が乗り込みハジメが運転する
空「全くこんなもの造りおって、大体免許もない上乗ったことも無いのに何故造った、これなら空でも飛んだ方がマシだ」
ユエ「空だけに?」
空「今のは洒落ではない」
ハジメ「そう言うなよ、これも浪漫だろ?、それにずっと空飛んでる訳にはいかないだろ、出来るだけ目立たない方が良いんだ、これならアーティファクトって事に出来る」
空「それもそうだな、ん?」
すると遠くから大きな魔物と良く見ると足元に人サイズの何かが向かってくるのが見えた、次第に近づき人の姿が現れた、しかしその頭にはウサギの様な耳が生えていた
???「あ~!!、漸く見つけた~!!、助けて下さい!!」
空「ほう」
ハジメは無視して進もうとアクセルを全開にするが空がその人物の首根っこを掴み一緒に連れていく
???「うげっ!!」
謎の人物は首が締まり変な声をあげた、ハジメも空の行動に異議を立てる
ハジメ「ちょ!!、おい空!!、変なもん拾うな!!」
空「まぁ、そう言うなハジメ、こいつは拾っておいて損はない」
ハジメ「何?」
空「こいつは恐らく亜人だ、この世界の亜人は魔力を持たないのが基本だ、だがこいつ魔眼で見たところ魔力の反応を示した」
ハジメ「!?」
空「ああ、こいつはレアケースだ、しかもさっき見つけたと言っていた、恐らくこいつには未来が見えている、俺程ではないがな」
???「は、はい!!、私シアって言います!!、未来が見える凄いウサギです!!」
ユエ「?、空も未来が見える?」
空「ああ、未来だけでなくその人物の過去も前世も、更には来世すらも見えるぞ?」
そこでハジメが言う
ハジメ「それならこいつ要らなくないか?」
シア「ひう!!、ひ、酷いですぅ」
空「お前が浪漫がどうのこうと言っていたではないか、なら未来が見えると言う浪漫のあるウサギを拾ったって良いではないか」
シア「マントの人は優しいですぅ」
空「そう言えば此方の紹介がまだだったな、俺は空、こいつはハジメでこっちがユエだ」
シア「は、はい!!、よろしくお願いします!!」
空の言葉にハジメはため息をつき
ハジメ「分かった、とりあえずこいつは連れていく、でも4人じゃ、こいつには乗れない」
ハジメが言うと空はバイクを戻し代わりに大型車を取り出す
空「よし、行くぞ!!」
4人は乗り込み車を走らせるのだった
と言うことで今回はここまで!!、次回もお楽しみに!!