星野アイの10年 ~目覚めたら1週間しか経ってない~   作:アストラッド

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 すいません、遅くなりました。
 動くモチベーションが低くなり、腕を動かすのがもうね。
 


妖怪ではないです、教官です

 

 「うち、寿みなみ言います。

  よろしゅー」

 

 「へぇ……グラドルやってるの!?きわど」

 

 「本人の前で調べるのは条約違反やない?

  むっちゃハズいんやけど……」

 

 「きっかけとかあるの?スカウトとか」

 

 「うーん、憧れの人に会いたいから……その

  人、芸能界で有名なトレーナー?的な人

  でな?

  お話してみたいなーとずっとおもててん」

 

 「へー、それにして関西弁なんだね。

  やっぱ天然物はちがうわー」

 

 「これエセ、事務所の方針なんよ」

 

 「え"っ!?」

 

 娘が友達を作る瞬間

 

 

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 side:No

 

 MEMちょは混乱していた、自分はドッキリ

 番組にでも掛けられたのかと。

 

 しかし、あれを見て驚いたり笑ったりしない

 人間は流石にいないので、あれは妖怪の類い

 だと彼女は思うことにした。

 

 (内緒にしてね⭐)

 

 (口パクで語りかけきたぁ!!声が出せる感じ

 の妖怪だーー!!)

 

 口パクと声が出せるかは関係ない、だが彼女

 にはそれを理解する冷静さはなかった。

 MEMちょがウツシに気付いたのは、本当に

 ただの偶然だった。その18年(300ヵ月)の経験とバズり

 の才能、そしてたまたま上を見たから気付け

 た……宝くじレベルの偶然なのだ。

 

 そして、MEMちょがなんか青い顔をしてる

 のはうまく隠してはいるのだが。

 

 (なんで顔が青いんだろ、上見てる……何も無

  い、お腹痛いのかな)

 

 黒川あかねという観察眼オバケだ、しかし

 そんな彼女でもウツシの事を認識できてい

 ないのだから恐ろしい。

 

 勿論だが認識して顔を青ざめるMEMちょを

 見ているあかねは、声には出さないが心配

 している。

 しているが撮影中なので、余計な事を言う

 のは流石に控えている。

 

 (まさかバレるなんてね、これは俺も修行が

 足りないって事かな!!)

 

 これ以上の隠密性を求めるウツシは、果た

 してどこに向かっているのか……向かっても

 大丈夫なのだろうか、疑問ではある。

 こうやって彼が天井に張り付いているのも

 息子のアクアの様子を探る為だが、DやP

 に怒られないかでいうとスポンサー側に味

 方がいるため万全である。

 

 この為にミヤコ社長は交渉した、かなり難

 航したせいで最近は飲みまくっている。

 ※ちゃんとウツシの奢りで飲んでいる

 

 (怖いよぉぉぉぉぉ!?)オロロロ

 

 (どんどん青く……どうしよう)オロオロ

 

 (次はもっと隠密しないと!)キラーン

 

 当人達だけがカオスな現場、これは番組が

 終わるまでウツシが潜む初日にしか過ぎな

 いのだった。

 

 

 

 

 

______________________________________________

 

side:ミヤコ

 

 「ほんっっっと手が掛かる子達ね!!」

 

 「飲み過ぎですよお客様」

 

 「飲まなきゃやってらんないわよ……」

 

 ほんっっっともう……やることがさぁ。

 うちの稼ぎ頭なんだけどさ、大黒柱だけど

 さ、あんな無茶振りするのはどうなのよ!

 

 分かるわよ、アクアが何かこそこそしてる

 のはなんとなく知ってたし、それが気にな

 るのも分かりますけどね!

 

 子供なんて知らない所でも育つわよ!

 子供なりのプライベートがあるし、色恋と

 かケンカとかエロ本とかもあるし。

 親の見てる所、他人の見てる所、自分しか

 見てない所、成長する時間なんて沢山ある

 わよ……誰がオムツ換えてたと思ってんの。

 

 「ほーんともうね!ほんとね!」

 

 「そうですね」

 

 「あ……その、はい!」

 

 「ねー……誰?」

 

 「ウヒィ!?」

 

 ま誰でもいっか、話聞いてくれるだろうし。

 

 「貴女きいてよ、私ね社長なの」

 

 「そ、そうなん、ですね」

 

 「社員の為にさ、頭だって下げるのよ。

  必要ならいくらでも下げる訳らよ」

 

 「それはすす凄く良い社長さんなんですね。

  あれ、その……なので、凄いいいです」

 

 「ありがおぅ……でもね、だからって自分

  の子供のぉ!現場にぃ!忍び込む許可を

  私が取るのおかしいとおもららない?!」

 

 「おお、お子さん思いなんですね?」

 

 「きゃ保護しゅぎるのよ!!そりゃ私だっ

  てあの子達を実の子供のように思っとる

  わい」

 

 「あ、あの」

 

 「でもさー、あんまり過干渉だと良くない

  じゃないのよ。

  あの子達は美少女だしイケメンだし、で

  も要らん心配ってのがあるでしょうそりゃ!」

 

 「あ、その、そうd」

 

 「てか、最初は社長なんてねぇ……やる筈

  じゃなかったのぉ。

  イケメンと出会う為にぃ、契約結婚して

  ぇ相手が失踪してぇ……でもあの子達を

  ほっとくなんてねぇ!出来ないわよ!

  我が子同然なのよぉ、それにアイ……あの

  子の目つきが変わってて、幸せそうで。

  それで、それで……守らなきゃってぇ」

 

 「そう……なんですね」

 

 「でもぉ、私が守るまでもなくてぇ!

  みんな自分で稼いでてぇ!守るなんて、

  そんな偉そうなぁ事できなくてぇ。

  大口叩きよ私はぁ!!口だけねぇ!!」

 

 本当……なにもしてないわね。

 あの子達はあの子達で、アイもウツシも自

 分の力だけで。

 

 「そんな事、無いんじゃないですか?」

 

 「……そう?」

 

 「はい、その人達の為に頭を下げるのは凄

  い事です。

  きっと、自分で自覚できない知らない所

  でその人達の助けになることを、貴女は

  出来てると思います」

 

 「……そうだと、良いわね」

 

 「大丈夫、大丈夫です」

 

 「……のんで」

 

 「はい?」

 

 「おごるからぁ、のーんで?」

 

 「あ、その、わわわ悪いですから!

  わ、私が、奢ります」

 

 「はぁ!?おとなしく奢られなさいよ!」

 

 「ヒィ!わかりましたぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……ん?ここどこ?」

 

 てか……誰?このイケメン。

 女の子?……飲み過ぎた?

 

 「膝枕……柔らかい」 

 

 

 

 

 

 




 
 はい、というわけでね。
 前のアンケートで言った、人生が狂う人が出てきましたね。誰だろうねぇ、もう本当ねぇ。

 狂う筈じゃなかったんですがね。

 そしてミヤコ社長、安心してください。
 貴女に相手がいないのは不自然なので、出会いを生みました……性別はおいといて。

 次回は過去編を1話挟みます、たぶん。
 じゃないと命の重みが出ないので。
 あとルビーが大変なんですね、この世界線……アイは生きてるしウツシいるし、つまりウツシを父として向かえるエピソードなんですわね必要なの。
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