星野アイの10年 ~目覚めたら1週間しか経ってない~ 作:アストラッド
僅差なんです、でも多いなら書かないとって。
なので、この話はスキップして良いですはい。
なんなら短いです、だって苦戦する要素がないので。
「はぁはぁ……」
男は走る、呼吸も荒く必死にその場から
逃げる様に走る。
「どうなってる、どうなってんだ!」
「どうなってると思います?」
「!?」
男は上を見上げる、女だ。
女がこちらを見下ろしている、ただし
建物の上からではない。
空中だ、何かに吊るされているのではないか
と思うくらいに浮いている。
「いやーやっとですよ、こちらの神とやら
に気付かれないように探すのは面倒で」
ゆっくりと地面に降りた女はスーツ姿だった、
それだけを見れば敏腕女性弁護士そのもの。
ただ1つ違うのは、その身から放たれる威圧感
だけだ。
「あれだけ痛め付けてもまだ動きますか、
参りましたね」
「何が目的だ?僕を殺す事か?」
「いえ、痛めつけてから殺す事です」
ー パチン ー
女が指を鳴らす、それは合図だ。
男の足が凍りつく、それはまるで魔法の様で
神秘的だった。
「どうなって!?」
「うるさいですねぇ、喉を潰しますか」
ー パァン ー
女は今度は両手を叩く、すると男は喉に激痛を
覚え声が出せなくなる。
「今のは生体電気を操作して、貴方の喉を
焼き潰しました。
悲鳴って聞き飽きましたし」
これでは助けを求める事も、悲鳴をあげる事も
出来ない。
「貴方、星野アイを殺そうとしてますね?
しかも他人を利用して、直接手を汚さずに
殺そうと……してますよね?」
男は反応しない、しかしこれは諦めではない。
隙を伺っている、その首にナイフを突き刺す
その瞬間の為に。
だが、女はそれをお見通しだ。
「やめてくださいよ、めんどくさい」
ナイフが熱を持つ、持っていられない……いや
形を保っていられない程だ。
「っっっっ!?ーーーー!!」
「痛め付けるといっても、私も仕事があります
し親戚の子を可愛がりたいですから。
そうだ、免疫不全って分かります?」
なんだ!?腹が焼けるように痛い!
男は苦痛に苛まれた、腹の中をあの不思議な
力で焼かれたのか?それとも凍らされた?
「実は、胃液で胃が溶けないのは粘膜のおかげ
なんです。
けれども免疫不全によって胃にカビが生えた
りとか、胃液で溶けたりするんですよね」
男は返事をしない、したくても出来ない。
喉は潰され腹の中から激痛が走る、おまけに
足は凍ってる。
意識を保ってるのも不思議なのに……いや、
意識を保たされてる。気絶できないのは目の前
の怪物のせいだと、男はようやく気付く。
「さて、最後は一瞬で終らせてあげますよ。
これを生き残れたら、貴方は勇者です。
万が一も無いですけどね」
瞬間、男の視界はとてもとても遅くなった。
どういう事だ、心臓の音だけが響く。
違う、心臓の音がうるさすぎる、なんだこれは
なんだ!
何かがくる、やめろ、僕は僕の価値を。
生きてる実感を、自分の人生を、それを
「エスカトンジャッジメント」
そこには、禁忌の鱗に触れた哀れな男の
哀れな末路が残されていた。
「貴方の体感では何時間か知りませんが、
私の体感では一瞬ですので」
まるで……神による天罰かの様だった。
________________________________________________
「みと姉さん」
「なんですか?」
「私の演技、どうだった?」
「良かったですよ、前に言ってた合わせる
感じが出来てました」
「本当?なら良かったわ」
あぁいけません、この娘の持ち味はそこでは
ないのですが……しかし、私が介入するのは
解釈違い。
「私ね、有名になるから。
そしたらこの事務所のCMとか、担当したい」
「良いですねそれ、お願いしますよ」
あ"あ"~勇者にしてぇぇ!貴女の真価を、
あらゆる存在にみせつけたいぃぃい!!
あ、あの親子に刺激して貰いましょう。
「貴女は世界でも売れる女優になれますよ」
「うん……そうだよね!頑張るよみと姉さん」
そうですそうです、貴女はなれますよ。
貴女は太陽、
それに成るために……私、いつか貴女へ素敵な
刺激を与えます。
勇者を育てた、更なる勇者を。
よーし、原作編を書き貯めしなきゃ!!
やーっと推しの子の二次創作らしくなるぞぉ!!