「鱗滝先生。こっちは焼き終わったよ」
「米も炊けた。真菰が帰ってきたらご飯にしよう」
「ただいま!!」
「真菰ちゃん。おかえり」
「天沙ちゃんもう帰ってたんだ。私より早いんじゃないの最終選別いけるの・・・」
「最終戦別?」
「鬼殺隊になるための試験だよ。鬼が苦手な藤の花で閉じ込められている所に七日間いて、生き残るっていう試練だよ」
「そうなんだ。あ、もうご飯できてるからね」
「はーい。さしぶりの魚。魚」
「いただきます」
「「「いただきます」」」
「ホクホク〜。やっぱお魚最高!」
「ほら。チャクロ」
「ニャー」
「ねえ。鱗滝先生。チャクロって最終戦別一緒に受けれる?」
「無理だな。任務時は一緒にこなしてもいいだろうが、最終戦別は無理だろう」
「そっか」
だめなんだ。じゃあ、七日間離れ離れ・・・。
「その間のチャクロの面倒は偎が見るから安心しろ。」
「はい」
「どんだけ先の話をしてるんだ?」
「それはそうだな。まずは鍛錬だ」
「はーい」
それから一年、二年、半年ぐらいもたった。
今まで色んなことがあった。鍛錬なら、真菰に常中を教えたり、水の呼吸の剣技を教えてもらったり、派生で困ってたときに龍大という男の子がアドバイスをしてくれて、天の呼吸を作った。そして、この半年前からこの目の前にある大きな岩を切るという課題を出された。日常なら、私の発言からを誕生日を予測して2月の15日に毎年祝ってもらったり、逆に真菰と錆兎と鱗滝先生のお誕生日を祝ったり、山菜を撮りに行って猪とバトルしたり、天の川が出る日は3人で仲良く過ごせるように願ったりした。けど、一つ不思議だったのは寝起きにたまーに霊的なものを感じたことかな。
そして今、私はさっきの岩の前にいる。ちなみに真菰は私の岩の横にある岩の前にいく。
「今日こ絶対切る!!」
「私も!!」
今日で176日。絶対切る!
しっかりと息こんで思いっきり左足を踏み出す
「天の呼吸 壱の型 天の声」
「水の呼吸 壱の型 水面切り」
パッカン
「「や。やったー。割れた!割れた!鱗滝先生に伝えないと」」
「ニャーニャン(お疲れ)」
「チャクロありがとう」
「天沙早く鱗滝先生に言いにいこ!」
タッタタ
走って家へ向かう。
「「鱗滝先生!岩。割れました〜!」」
「そんなに大声を出さずとも聞こえる。よくやった二人とも」
「てことは。私たちも」
「次の最終戦別に行くんだ。次は二週間後で、ここから藤の山までは二週間弱かかる。急だが明日出発だ」
「「はい!」」
「降りてきた所悪いが、中腹の所で錆兎が素振りをしているだろうから呼んできてくれ。そしたら、お風呂に入って休んどくように」
「「はい!」」
「じゃあどっちが中腹に先に行けるか勝負だよ!」
「もちろん!」
「321、0」
タッタタ
「ふー。引き分けかな?」
「だね。」
「二人とも走ってきてどうしたんだ?」
「ふふ。私たち岩を切ったから明日最終戦別に向かうんだ!」
「あれをか?」
「うん。多分錆兎も切ると思うよ」
「そうだな。それより、おめでとう。」
「ありがとう。で、鱗滝先生に錆兎を連れて帰ってくるように言われてたの」
「そうか。じゃあ降りるか」
「うん」
その後、お風呂に入って真菰と錆兎とお話してたらご飯ができた
「わー。鍋!」
「これを食べて英気を養うんじゃ」
「うん!ありがとう。鱗滝先生」
「偎ができることはそれぐらいだ」
「でも、嬉しいよ。ね。天沙?」
「うん」
はい。天沙の呼吸は天の呼吸です。
派生元は水
型数は今の所漆まであります。
出た順番で解説していきます
壱 天の声 片足で飛んで回転して切る技