【巨人録巨人戦争編】
卵があった部屋に戻ると、セゼが椅子に座りミコにも座るように促す
「それで君を呼んだ理由だけどね、私は主神になりたいんだ」
「何言ってんだあんた」
「話は最後まで聞け!それで続きだけど、この世界には私以外にも神様が居る、火の神とか水の神とか色々沢山。そんな沢山いる神様が500年に1度、主神の座を競って争うんだ、で、今の主神が影の神カルちゃん、主にドワーフと人間に信仰されている」
「ドワーフ居るんだ」
「すぐ話の腰を折る!ええっと、彼女が主神になれたのは、今の巨神界にある30の国の内、25の国の基礎を築いたからだ!私が主神になるにはこの功績を超えなくてはならない!」
「大変だね」
「他人事みたいに言うけど君にも関係あるよ!」
「なんでさ」
「よくぞ聞いてくれた!主神になれるのは、優れた功績を残した神だけだ、君の体は、最強の肉体を持つ龍を素体に私と風の賢者が共に作り上げた最強の生命体!」
「風の賢者?」
「本来龍には魂がない」
「無視すんなよ」
「しかし!人間の魂を龍に入れることで真の龍人を作ることができる!私がひとりで君を作ったことにすれば主神に一歩近づく事ができる!」
「クズじゃん、それにしても、そんな簡単に作れるならほかの神様も作ってそう」
「無理だね!勝手に魂を操ると冥府の神に殺される」
「ならどうやって俺を作ったの?」
「冥府の神が管理しているのは、この世界の魂だけ!だから別の世界から持ってくればいい!」
「なんで俺なの?」
「たまたまだね!」
「酷い理由だ、俺にも元の世界での生活が「大丈夫!」」
「死んだ人間の魂を呼んでるから!」
「はぁ!?俺死んでんの!?」
「うん」
「死因は?」
「そこまでは知らんよ」
「無責任な!なんて適当なやつ!第一にお前!ほんとに神様なのかよ!さっきから聞いてりゃ訳の分からん事を!クソほど胡散臭いぞ!」
「胡散臭いとはなんだ!人間風情が!それが神に対する態度か!このクソガキが!」
2人が言い争ってると扉を蹴破り薄緑色のローブを纏った男が入ってくる
「ストップ!これ以上醜い言い争いはやめろ!」
「おお!やっと来たか!遅かったじゃないかナナフシ!」
「賢人会への言い訳に時間が掛かっての、少し遅れた」
「賢人会?また知らん単語が出た」
「で!その子が」
「そう!真の龍人!ミコちゃんでーす!」
「そうか!初めまして儂はナナフシ、風の賢者じゃ、それでどこまで話が進んだのかな?」
「殆どは話した、だがまだ重要なことを話してない」
「まだあるのかよ!」
「すまんのミコ君もうちょっと聞いておくれ」
「分かった!」
「物分りがいいんだか悪いんだか」
「なんか言ったか?」
「話していいかの?よし、早速じゃがここから逃げにゃならん」
「まじ!?」
「お主が驚いてどうする!良いか死神に感ずかれた」
「死神って何?」
「冥府の神の眷属じゃ。死神と言うが正確には神ではない、おっと!話が逸れた、これから儂とセゼ殿で死神を倒す、冥府の輩に気づかれぬようにな」
「ミコはどうする?」
「わしの部下がここから逃がす、入って来い!」
ナナフシがそう叫ぶと黒い外套を身につけ頭巾で顔を隠した男が入ってくる
「儂の私兵、黒外套の副隊長クローバー君じゃ!」
「クローバー君!ミコ君連れて逃げなさい、もう時間が無い」
「では、ゆくぞセゼ殿」
ナナフシとセゼが洞窟の外へ向かう
「我々も行きましょうか、ミコ様」
少し書き方を変えてみました