巨人の大地   作:砂入ばけつ

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負傷した巨神は眠りにつき、その体は徐々に砕け散る血は海と川になり巨神の肉は大地を作り、バラバラになった魂は神になった
【巨人録大地と神の誕生】


逃走

ミコはクローバーに連れられ出口とは反対に進んでいた

「あのークローバーさん、ちょっといいですか?」

「なんです?」

「雰囲気的に聞けなかったけど、なんで俺は死神に狙われてんの?異世界の魂は管轄外じゃないの?」

「あぁ、なるほど説明されてないんですね」

まったく他の方たちはと呆れた顔で言う

「冥府の神は魂の世界間の移動を禁止してます」

「なんで?」

「自分が管理出来ない魂が存在することが許せないのです、異世界から来た魂は感知できませんから」

「じゃあなんでバレたの?」

「冥府の神は以前からセゼ様を危険視していたのです、恐らくこの洞窟に..」

突然立ち止まる

「どうし「静かに!」」

「ゴーストがいます、この感じだと裏口に待ち構えているようですね」

「何も見えないけど、なんかいるの?」

「見えないと言うことは魔力が扱えていない?」

「まりょく?なにそれ?」

「後で教えましょう、取り敢えず新しく出口を作ります、離れていてください」

ミコが離れるとクローバーが手を前に出す、すると手の平に風が集まりその風を壁に向けて放つと爆音と同時に土煙が舞う

「何今の!?」

「魔法を見るのは初めてですよね、今のは風の魔法、風を生み出し操ることができます、さて!行きましょうか」

土煙が晴れると壁には大人1人が通れそうな穴か空いていた。

穴を通った先には広大な樹海が広がっていた。

「この森の中を行くの?」

やだなーといいながらクローバーの後について行く

 

 

「無事に逃げれたようだね、さすがクローバー君」

セゼが喋る

「いい部下を持っているね、羨ましい」

「ミコ君も、いずれはセゼ殿を支える、良い眷属になるでしょう。じゃが...まずは冥府の輩に報告される前に、この死神共をを倒さなくてはな」

死神は冥府の神ルデスルにより作られた眷属たちの総称だ。彼らの役割は魂の回収をし冥府へと送り、魂の循環を支えるだけでなく、魂の循環を妨げようとする不穏分子を監視、殺害することも担っている。また回収した魂をゴーストとして利用することもある

「ゴーストが3匹、死神が1匹...儂が死神を相手しましょう」

そう言うと死神の方へ向かう

「ナナフシの奴、楽な方選びやがったな!ゴーストは倒すのが面倒なのに...まぁいいや」

面倒くさそうにゴーストを睨む、まずは一匹!そう叫びながらゴーストの顔を掴むとそのまま握り潰す。あと2匹、こいつには勝てないと気づいた残りのゴーストはその場から逃げ出した。

「逃がさねぇよ!」

左に逃げ出すゴーストを地面に叩きつけ力任せに押しつぶす

「あと1匹どこに行った!?」

最後のゴーストは木々を通り抜け必死に逃げる。それに追いつこうと木を薙ぎ倒しながら追い立てる。

「!?」

突然、突風が吹きゴーストの動きが止まる

「誰だ!?」

風が飛んで来た方を睨みつける

「お待ちくだされ儂ですじゃ!」

杖をゴーストに向けたナナフシが慌てた様子で言う、ナナフシか、そう呟くと、風をゴーストの頭上に生み出し切り刻む

「これで最後!で?そっちは?」

「何とか倒しましたよ、下位の死神で良かった」

杖をローブに仕舞いながら言う

「楽な方選びやがってこの狸が」

「賢者はみーんな狸ですよ、よく知ってるでしょう」

「1人ぐらい可愛いやつが居てもいいでしょう!? どいつもこいつも可愛くない!」

「無駄話は程々に、速く合流しましょう!」

(話しそらしたな此奴、まぁいいや)

「そうね。速く行きましょ」

 




セゼの口調が安定しない
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