一人の魔法厨がロリBBAに脳を焼かれます。
滅びた都市、その廃墟の建物に一人の少年がいた。彼の手に握られたチョークで壁一杯に描かれた不可思議な数式を見ながら首を傾げていた。
「ハア…物理破壊に対する術式を組み込めたのはいいけど更に空間阻害をつけたのが悪かったのかな?…お陰で都市は滅びるし両親は死ぬし…明日から食事や身の回りの事もやらないと駄目か…ハア〜、研究の時間が減ってしまうよ」
一夜にして故郷や家族を失った少年に悲壮感はなく、あるのは研究とやらに費やす時間が減ることの心配だけであった。
少年は魔法が好きだった、だが現在の時代では禁忌であり使える者も限られている。だが齢7歳にして魔法を使え、更には数多の魔法を独学で習得する天才だった。
故に都市の権力者も彼の研究を黙認していた。しかし、少年にあったのは故郷を護る使命感でも家族への愛でも無かった。あったのは魔法という未知に対する知的好奇心だけである。
「まぁ、滅んだなら仕方ない…別の国や都市にでも「オイ、この数式や外の結界はお前の仕業か?」!!?」
自身の魔力探知や結界を掻い潜り後ろに立つ、突如現れた存在に驚き目を向けた。
その瞬間を彼は後に語る
「彼女との出会いは文字通り、衝撃だったよ…女神なんて信じていなかったが真逆、自身の前に現れてくれるなんてね」
ゼーリエはその日、一つの都市の前に立っていた。この都市は周りが魔族の進行で滅びる中、この地方で唯一残る人類の生存圏であった。だがつい先日滅びたと聞きゼーリエは見に来ていた。
「ふむ、成る程…対物理破壊に対する結界か、だが後から空間阻害の術式を組み込もうとしたのか…それが原因で結界が崩れ滅びたのか…何処の馬鹿かは知らないが間抜けも良いところだな」
見るものは見れたので立ち去ろうとした彼女が違和感に気がつく
「何故、未だに結界が生きている?使い手が生きているのか…」
ゼーリエが魔力探知の精度を上げると…見つけた、自分が見逃すほどの魔力の隠蔽と特殊な探知結界の中に潜む者を
「ほぉ~、面白そうな奴じゃないか…どれ、一つ挨拶でもしてやるか」
ゼーリエが飛び立ち、結界を掻い潜ると1人の少年が壁に魔法の数式を書き込み何やら頭を悩ませていた。
(間違いないな、結界はコイツの仕業か…歳は10歳ほどが、いい指導者か…独学か…何れにしても恐ろし才能だな、コレだけで100年学んだエルフと同等か)
「オイ、この数式や外の結界はお前の仕業か?」
驚愕したかと思った途端に呆然としている少年にゼーリエは気にすることなく話しかける。
「ハハ、先ずは初めましてだな…私は大魔法使い「私の名はアビス、趣味は魔法探求と筋トレ、好きな食べ物はメロンパン、結婚の日取りはどうしますか?子供は何人ほど欲しいですか?私としては男が10人女が10人の大家族にしたいのですが…いかがですか?」??…お前、イカれているのか」
「失礼ですね…純愛です!♥」
一話目から明言を出せて満足しています!作者は呪術明言を出していきます。
主人公、アビスくん。乙骨の純愛と羂索の好奇心を併せたやべー奴になります。夏油要素を入れて近接もこなせるゴリラになる予定です。
アビスの好物ですが、彼は現代の知識で食事を作ったりしてたので幾つかは都市の名物になったりしています。彼の生まれた時代はフランメより3000年前になり食に乏しいので色々作っています。