レズ尊男卑世界でかっこ悪さを見せ続けるTS登山おまんまRTA配信者太陽ほとけ 作:ニャンコダウンロード
オドオドと他人に接する姿はさぞかし気持ちを隠す影となろう。
生まれ持つ顔立ちや髪質も、全ては自分のものだ。
お金の使い方や人生の使い方?
これで合っているし、これなら合っている。
会いたい人に会える喜びは多幸感を味わえる正に笑顔。
だから柿餅ララナという私はここにいる。
キタキツネ見たいな顔だと言われる私だが、配信者としての顔は何処かお金を求めなくなった別の仮面に似ていた。
登山が〜おまんまが〜RTAが〜などと視聴者人口は明らかにマイナー。
まあそれはそれとしてお金よりも愛情がたっぷりなのだと、時間が教えてくれたりね。
リアルの知り合いにのみ視聴制限をかけている私の配信では、視聴者の仲間が配信者のみとなっていた。
配信者の友達は配信者。
これも一つの配信者としての形なのだと言ってくれたのは、果たして誰だったのやら。
「ほとけ先輩、目が覚めましたか?」
「んぉ…?」
「あっ、起きましたね。よ、良かったです…」
「んはぁ〜。あぁ、ありがたい。ありがとね、ララナちゃん」
「いえいえ、後輩の役目ですよ。それに好きで着いてきたので…」
ほとけ先輩の声をボイスレコーダーで録音しつつ、私は自分の柿餅色の瞳で灰色に近しい先輩の目をゲス顔にならない様に微笑ましい感じで見つめた。
サディストストーカー柿餅ララナ。
そう視聴者に呼ばれ出してからまだ時間はそれほど経っていない。
先輩の汗をウェットティッシュで拭いて、その特徴的な緑の混ざる黒い巻き髪のある顔立ちを彼女の顔から離すと、少しもじもじして様子を見た。
視界に差し込む岩と木々の位置関係を何度か見て、数多くの葉っぱに埋もれた今日の到達点も幻視する。
「ララナちゃん、少し休憩する?大丈夫?私は大丈夫だけど…」
この広大な雲の上の景色には蜘蛛の巣や熊でさえも何処にも居ない、そんな景色だろう。
ブラックアウトの復帰直後特有のほとけ先輩のゆったりとした弱気な気配に少し舌なめずりした私だったが、直ぐにリップを貼り直してどう答えようかと答えを考え、そして仄めかす。
上昇志向の愛を持って、キタキツネらしい笑顔で唇を開いた。
「今の感じだと後どのくらいで着くでしょうか?(まぁ20分くらいかな?)」
「えっ?あ〜、多分30分くらいじゃない?最近軽い山が楽でね〜」
「(ここは軽そうだし、でも、先輩の負担にならないといいけど…)はい、私もそういう山が好きなのでもう時間なんて気にしなくていいかもしれませんね?」
「あははは、まあまだ昼くらいだし大丈夫だよ。大丈夫大丈夫」
愛が側にいる…なんらかの波動を感じる。
灰色に近しい色の瞳をした私の先輩は、緑の混ざる黒い巻き髪の他にコウテイペンギンみたいなちょっとだけ偉そうな顔立ちをしている。
ボイスレコーダーから聞き取れるその声は顔立ちに反して偉っぽそうではなく、相手を安心させる様な優しい声だ。
直ぐ怒りっぽい感じにはなるものの、先輩は三十路だからそれは仕方ないよねと既に諦めムード。
そんな弱気なほとけ先輩が可愛いから、私はストーカーとして付き纏っている…と、視聴者が言っていた。
今もこの付けているゴーグルから流れるコメントは落胆や同意、関係ない雑談にネタや会話の誘導など愛情含めた様々なそれが飛び交っている。
私以外にほとけ先輩に愛を向けてくる存在が当然いるものの、私だって負けていない。
太陽ほとけ先輩は私の。
うん、私のだから。
ふぁっきゅーOK?
愛らぶふぁっきゅーファンタスティックッ!
「じゃ、のぼろっかララナちゃん」
「はい、そうですね(先輩の心の山頂に登りたい…)」
「汗拭いてくれて、ありがとね。あれっ?これもう言ったっけ?」
「イカせたいですね…(いえいえ)」
「んっ?」
「あ、いえ大丈夫です。後ろから着いていきますね」
「げっ、今日全方位カメラのバッテリーの減り早いかも。まだ確かめてないけど」
「(先輩と確かめ合いたい…)あ…、それなら既にモバイルバッテリーで充電しておきましたよ?(今日はどの手を使おう…)」
「う…ぉ。あ、ありがとねララナちゃん」
切ないという感情はどうしてこうも動き回るのか。
ほとけ先輩からくらった笑顔で私の心が学校のテストが全てを終わりノートをその日の内の夜に捨てた様な多幸感のステージを味わう。
あるいはスーパーで特売品や半額シールの物を3個手に入れた感情の矢が立つ。
正に何度でも噛めるファンタスティック。
非常に素晴らしい事や人や物、感動的で夢のように幻想的な意味を持つ言葉やその日常が善意で同行を願い出たここにある。
キスしたい。
「え、いえ…。好きでやってる事ですから…」
ほとけ先輩は自分のゴーグルに映るコメントへの返信に時間をさきつつもまた傾斜を登り始めて地面を靴で踏み締める。
本当に求めている事は極限で究極の純愛だが、それには物語という思い出が必要になる。
ディスカバリーで、オデッセイで、カップリングでおまんまを分け合って食べ合う山頂の2人。
RTAとしておまんまを山頂で食べる事に結果を求められるが、たとえ沢山時間がかかってもほとけ先輩となら大丈夫。
愛がモチベーションというのは素晴らしい事だと思います。
→ララナちゃん戦地に行きそうな目してる
→これもうキタキツネでしょ
→柿餅色の可愛い瞳と言ってね
→可能性の獣の瞳でしょ
→山頂まだですか?
→もう着きましたよ
→それ幻覚ですよ
→水分ちゃんととってね
→RTA中に水分補給などっっ!?
→水分ハラスメントはやめようね
「あっ、てんとう虫ついた」
「ほとけ先輩の人徳かもしれませんね(クソが。野郎…舐めた真似をしてくれましたね…)」
「またまたー。褒めても何も出ないよ?」
ほとけ先輩への愛とは褒めたり何かに対して大きな感動や驚きを表現するポジティブな言葉を全てを捧げる覚悟で言わないと…と錯覚するが、そんな事を何度もやれば私の体が持たない。
先輩という女の子を抱く為に少し前は上腕二頭筋を鍛えて筋肉の組織あるいは繊維を来る戦いに向けて馬力を見せつける先輩への愛を放出しようとしたが、急いでは駄目だ。
近頃ブラックアウトした先輩の呼び名をほっとけちゃんと呼ぶ奴がコメントでいたそうだが、私の知り合いが後からアカウント削除依頼を連打したらしいと聞いて心を安心させた。
直ぐにレズから襲われそうな先輩を守る事も後輩の大事な使命、こうして今日も善意の塊と称して食らいついていく。
さて、そろそろあれを先輩に聞こう。
「あの…ほとけ先輩」
「んっ、どうしたのララナちゃん」
「今日の山頂おまんまはどれをする予定ですか?」
→やっとか
→今日聞きたかった言葉はそれなんですよ
→遅いからもうおまんま食べながら見てる
→少しは我慢しては?
→我慢は三十路の敵
→34歳には辛いです
→18歳なら大丈夫という事ですか?
→ならララナちゃんはおまんま抜きね
→こけて怪我しないようにゆっくり登ってね
→12時近くか
→大丈夫まだ行けます
ほとけ先輩は登山おまんまに対して性格上もっと美味しく作れるかな?みたいな考えてからくる創作料理が多い。
あらゆる登山おまんまRTAに環境適応出来ないほとけ先輩だけど、配信に視聴者が枠争い込みで訪れてきてくれるのにははっきりとした太陽ほとけ先輩としての魅了があるからだ。
山頂であっても持ってきた食べ物を美味しく作って食べようとするその本心が見てる側の気持ちを応援させるのだろう。
偏頭痛と疲労による極度のブラックアウト体質があるせいで頑張る程に失敗してしまう所があるのは、かっこ悪さと一生懸命な性格をかき混ぜたほとけ先輩らしい愛らしさそのものだ。
登山おまんまRTA配信者であり視聴者でもある私がそう思うのだから間違いない。
岩の隙間の側に咲いている深いピンク色の小さな花、その中心にある白い部分を通り過ぎながら軽く見て前方のリュックを背負ったほとけ先輩の返答を待つ。
こういう登山おまんまRTAでの何気ない目線移動での風景がストーカーとしての心に染みる。
サディストなのかは視聴者が勝手にそう言っているだけなのだが、果たして本当にそうなのだろうか?
そろそろ優しく押し倒したい。
いや、我慢だ我慢。
あせったらカップリングの夢を仕損じる。
「今日はスープ系でいこうと思うんだよね。水筒に入れてきたんだ〜」
「じ、事前に挿れてきたんですね(ほとけ先輩の下着の中に私も手を入れたいんですよ…)」
入れると挿れるが勝手に脳内変換されてゆく。
私の配信者の知り合いにのみ視聴制限設定しているゴーグルの方の流れるコメントが、そろそろシャブ入りかっ!?とザワッと広がりソワソワしだす。
柿餅ララナちゃんである私と視聴者の気持ちはここで1つになる…。
シャブ、私もそれを期待している。
そう、スープと言えば立派なメジャー登山おまんまの1つ。
混ぜる可能性はゼロじゃない。
私が生きているこの世は痴漢、監禁、ストーカー、正直レズ尊男卑世界なのだが、遥か昔から先祖代々シャブが出回っている。
シャブは相手側から使うのはNGだが、自分から使うのは合法。
中毒性がないから警察官も検察官も裁判官も政治家だって皆やってるし、自分が食べるおまんまにも混ぜ込む人気もの。
それはありきたりで常識で当たり前の世の中だ。
ほとけ先輩は…中々してくれないけど。
シャブは自動販売機を含めて市販品としての販売でも広く出回っており、脳が気持ちよくなれる娯楽としてレズの間で高い人気を未だに得ている感じ。
レズが仕切るこの世界はシャブが粗末なものから上質なものまであるが、最近はその社会での役目が犯罪対策としてネットと共に発達しだしたSNSで話し合われている。
私もSNSでは人どころか相手側のAIとレスバをしている時もある。
AIはシャブをキメれないから人の心が分からない。
SNSで論破無双してくるAIにはシャブで対抗するしかない。
人間を舐めないでね。
…。
なに?今のおどおどするフリやめてってコメント。
脳ある18歳は爪を隠すの。
なんか需要がありそうなので続く