とあるぼっちの東横さん   作:stright
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俺ガイル二期。これからが本番ですね。
早く八幡のあのシーンが見たいです。


そして彼女の物語は始まりを告げる

「私は君が欲しい!」

 

 

…は?

 

 

午前最後の授業が終わり、教室にいる全員がお昼モードに入ろうとしているのを背にいつものベストプレイスに行こうと教室のドアを開けようとした時。唐突にドアが開かれ、開口一番にこんなことを言われた。

 

 

…いやいや。待て落ち着け。状況を整理しよう。

 

私の名前は東横桃子。今年私立鶴賀女子学園に入学した1年生。炊事洗濯掃除も出来る今時みないくらいの超優等生。実際中学の時は文系科目の成績は飛び抜けていて、国語だけなら常に学年トップを維持していた。数学?何それおいしいの?

 

欠点と言えば友達がいないことと、目がちょっーと腐っているように見えることと、友達がいないことと、そして存在感が少し、ほんの少ーーーし薄いことぐらいだ。

 

べっ別に友達が出来ない訳じゃないんだからね!?ただ声を掛けても気付かれないだけなんだから!私の隠密性超タカイ。

 

まあ、たとえ気づいて貰えたとしてもだいたいの人がこの目を見て逃げていくんだけど。

 

…いやいや。それ駄目じゃん。とか思った?いいんだよ!別に!基本的にハイスペックだし私は。きっとこの目を許容してくれるどこかの、具体的には年収1000万位稼げる人と結婚して専業主婦になるから。ぼっち最強。ぼっち最高。

 

 

…なんか自分で言ってて悲しくなってきた。

 

 

現実逃避はここまでにして現在の状態を振り返ってみよう。

 

 

  昼休みになった。

  

  ぼっちの私がここに居ると気を使わせて申し訳ないなー。いつものとこ行こっと。

 

  ドアを開けると先輩らしき人が「私は君がほしい!」

 

  立ち尽くす私と先輩←今ここ

 

…やべえ。意味分かんねえ。どうなってんの?これ?

 

 

互いに呆然と見つめ合っていると先輩の方が先に正気に戻ったのか、声を掛けてくる。

 

「あにょ。…ごほん。あの」

 

…!?今噛んだ?今噛んだよね、今!

 

「あ、あの今」

「何か?」

「えっと、その」

「何か?」

「...なんでもありません」

 

…怖ええええ!何この人。笑顔なのに全然笑っているように見えない。背中から嫌な汗がだらだら出てくる。

 

何も言わなくなった私に、満足げな顔で先輩は話し掛けてくる。

 

「そうか。ならいい」

「はあ」

 

てか本当に何しに来たんだこの人。

 

それが顔に出ていたのか、先輩は少し慌てた様子で私に聞く。

 

「いや、すまない。…私は3年の加治木由美という。このクラスの東横桃子さんに用があってきたんだが」

「東横は私っすけど」

 

そう答えると先輩は満面の笑顔を浮かべた。

 

「おおっ!そうか。君がか。やっと見つけたよ」

「…やっと?」

 

どういうことっすか?と私が尋ねる。すると

 

「ああ。実は4日前から君のことを探していたんだよ」

「4日前?」

 

はて?何かあっただろうかと考えていると先輩は

 

「君、4日前にコンピューター室のパソコンで校内アカウントを使って麻雀をやっていただろう?その時対戦していた内の一人が私なんだ。私は麻雀部に所属していてね。あんなに強くて、しかも調べてみたら新入生だというじゃないか。これは勧誘しない訳にはいかないと思ってね」

 

 

そういうことか。確かに私は4日前の昼休み、暇だったのでコンピューター室のパソコンを使って麻雀をしていた。…とはいってもそれは自身の有り得ないくらいのその存在感の無さを利用してでの不法侵入だったのでバレたら少し、いやかなりまずいことだったのだが。

 

…いや、ここまでくるとこれってなんか一種の才能じゃない?某希望の学園があったら新入生に選ばれてるレベル。

超高校級の影無し。なんかカッコよくない?カッコよくないね。うん。

 

ん?その前にこの人変なこと言ってなかったか?

 

「あの。調べたって?」

「ん?ああ。あの麻雀のアプリは校内ネットとつながっているからね。学園内のパソコンは校内アカウントを使わないと使えないし、校内アカウントを使ってログインすると対戦記録に打った人の学年とクラス、出席番号が残るようになっているんだよ」

 

 

なっ!なんだってーーー!?

それはつまりあの日に私が不法侵入してパソコンを使っていたことがバレているってことじゃないか!

まずいよまずいですヤバすぎですーーーーー!!

くそっ!油断していた。まさかこんなことで見つかるなんて。ただでさえこの学園は校則が厳しいほうなのに!しかもあの生活指導の先生は何故か私に目をつけてるし。こんなのバレたら反省文だけで済むかどうか!

なに?じゃあ私はこれから先生の元に連れていかれて叱られるってことですかやだー!

 

 

そんな私の焦りが伝わったのか加治木先輩は少し笑みを浮かべて

 

「心配しなくていい。私はまだこのことを先生方には伝えていない。無論、平塚先生にもだ」

「…本当っすか?」

「もちろん。その代わりに少し話を聞いてもらうがな。やっと捕まえたんだ。それくらいはいいだろう?」

 

 

よ、よかった…。本当に助かった。いやマジで。もしもバレていたら抹殺のセカンドブリットをくらうところだった。(ちなみに既にファーストは入学式の日に1人タバコをふかして佇んで「ああ…。結婚したい」と呟いていた平塚先生に向かって思わず「アラサーって大変なんすね」と言ってしまった時にくらった。…そんなこというからだって?いやだって今まで家族以外の誰かの近くで何か呟いても気付かれたことなかったんだもん)

 

とにかく加治木先輩はまだ先生に話してはいないらしい。

それならとその話しを聞くことにした。

 

「それはよかった。半分脅すような形になってしまってすまない」

「いえ。私も助かったっすし。いいっすよ」

「そうか。では放課後に部室に来てくれ」

「了解っす」

「ああ。ありがとな」

 

そう言って加治木先輩は帰っていった。それじゃ改めてベストプレイスに行くかと教室から出ようとした時。

 

ふと思った。

 

 

 

…私、麻雀部の部室のある場所知らないじゃん。

 

 

 

 

 




この作品では俺ガイルのキャラはそんなに出す気はありません。平塚先生はでますが、あとは…。


まだまだ稚拙ですが、よろしくお願いします。







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